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横になっている累を抱き起こすと、隆は自分の体で包み込むように彼女を座らせる。そしてその方の下に唇をはわせ、そこを吸い上げた。
「あっ……隆……。」
僅かな痛みが心地いい。唇を離すと、その白い肌に赤い跡が付いた。
「俺のものっていう証のようだ。」
藍も同じようなことをいっていた。そして藍はそれを全身に付けた。あとでシャワーを浴びて、彼女はそれを不思議に思ったのだ。こんなことをしないと、自分をものにしたと思えなかったのだろうか。
あのころ、そんなことをしなくても藍のものだと思っていたのに。
「累?」
「ごめんなさい。少し思い出してしまって……。」
「藍のことか?」
「……はい。」
「これを付けるの好きだったのか?」
「……最後にしたとき、全身に付けられました。」
戸惑っている。それを付けたことで藍をまた思い出したのだろうか。
「累。このまま責めたいと思っていたが、やはり駄目だな。俺はお前の顔が見たい。」
そう言って彼は彼女の正面に向かう。すると彼女を抱き起こし、膝で立たせた。そしてその小さな膨らみに手を伸ばす。
「ん……。」
「我慢しないでいい。」
「くすぐったくて……あっ……そこをそんなにしたら……。」
親指と中指で乳首を挟み、人差し指でその先をいじる。少し湿っているような感覚で、そこをぐりっと摘むとさらに声を上げた。
「あっ!」
「いい顔をしている。」
舌をのばすと、その乳首の先を舐める。すると彼女はぴくっと体を反応させる。
「あっ……隆……。」
乳房を掴みながら、乳首を吸い上げる。舐めたり、軽く噛む度に彼女が彼の首に回している腕に力が入った。そして彼の性器のあたりに露がしたたり落ちてくる。
「駄目……隆……立ってられません……。」
舌を離すと、彼は彼女を見上げる。
「まだここしか触ってない。」
「でもすごく……感じる。あまりいじると……。」
「苦しそうだな。ほら。ここがすごく濡れてる。」
僅かな茂みの奥に、彼は指を這わせた。するとそこからぐちゃっという音が二人の耳に届く。
「こんなに濡れて……ここが大洪水だ。」
そしてその上にも指を這わせた。するとごりっとした感触が指を伝ってくる。
「あぁ……。隆……。駄目……。たって……んっ……。」
「しがみついて。そう……。腕を回すんだ。」
倒れ込みそうなくらい意識がどこかへいきそうだ。指が堅いところ、そしてその中にも進入してくる。
「あぁっ……。」
しがみつくその胸の先にも彼は指を這わせた。
「あっ……あっ……。」
すでに性器に触れる手はぐっしょりと濡れていて、露が彼も濡らしている。それでもやめないで、指を入れた。二本目の指が入ったとき、彼女の吐息が漏れる。
「あぁっ!」
太股ががくがくと震えてきた。そして彼女自身も腰を動かし、彼を少し離すと唇を重ねてくる。
舌と、乳首をいじる指と、性器の中に入れている指。すべてが気持ちいい。やがて彼女は唇を重ねたまま叫び声と吐息を漏らす。
「ああああっ!」
指がぐっと押し出され、彼女の中から愛液が漏れた。
がくがくと彼女は膝を折り、彼にしがみつくように抱きしめる。
「ん……イく……イく……。」
譫言のように彼女はつぶやき、少し落ち着いて彼から離れた。
トロンとした顔。そして膝やその下のシーツまで派手に濡れている。肩のあたりで吐息を感じて、思わず彼女を抱きしめた。
「隆……。」
吐息を漏らし、その快感の余韻を感じていた。だがその性器はまだ満足していない。
「はっ……はっ……。」
息を切らせて、彼女はしがみつく。
「……累。顔をこっちに。」
そう言って彼は彼女に顔を向ける。すると彼女も赤い顔をして彼を向けた。そしてどちらとも無く唇を重ねる。何度も重ねて、彼は彼女を押し倒した。
「何?」
「もっとしたい。」
足を持ち上げてる。そしてその足を彼女に持たせる。すると性器も、その尻の穴まですべてが彼の前に表れた。性器もそこもすべてがひくひくと汁を垂らしている。
「いやです。この格好。」
そう言って手を避けようとした。しかしそれを彼は止める。
「この綺麗なところを見せて。ほら。こんなに……。濡れてて。」
次々に溢れてくる露に、舌をのばした。ねっとりと舐めあげて、彼女はまた声を上げる。
「ひゃっ……あっ!んっ!そこ……あっ。おかしくなりますから……。」
「なって。俺だけに見せて。」
隆はそう言って、また舐め始める。そのたびに彼女は声を上げて、彼を求める。
「隆……あっ!だめっ!あっ!」
口を離すと、指で這わせ、その中をかき回す。そのたびに彼女は声を上げて、気がおかしくなりそうだ。
「やばい。累。もう俺がちがちだ。一度出したのにもう入れたい。」
「はい……もう……駄目です。私も……。」
そう言って彼は自分のその堅くなったものを彼女の入り口にすり付ける。
「累。」
入り口にすり付けて、そして彼女の中にそれを入れていく。
「ん……すご……絞まる……。」
鬼頭がやっと入り、それから奥を目指す。壁をこすりながら進んでいく感覚。たまらず声を上げた。
「隆ぁ……。」
赤くなっていく表情。彼女はそれでも彼を求めるように足から手をおろして、彼の体に手を伸ばす。すると彼はその手に手を重ねた。よく似ている手は、荒れている。
「……奥……まで入ったな。」
彼の頬も赤くなっている。今すぐ射精できるくらい絞めている。無意識に彼女自身が絞めているようだ。
「少し力抜いて。これじゃ打ち込めない。」
入れただけで軽く絶頂に達したらしい。彼女の目が半開きになっていた。
「あっ。」
その意識を取り戻すように足をあげて、彼女の体を僅かに起こすと唇にキスをした。
「もう大丈夫です。ありがとうございます。」
すると彼は少し笑う。
「こんな時にもありがとうなんだな。お前は。」
頬を軽く撫でる。そして僅かに緩くなったそこに彼は打ち込んでいった。
「あっ……あっ……。」
奥を突く度に彼女はあえぎ、そこからは水の音がする。
「あぁ。すごい。ますます濡れてきた。ぐちゃぐちゃだ。」
ここに藍も、そして彩も入れ込んだのだ。そう思うとますます激しく動きたくなる。
「累……。」
抱き起こすといったんそこから抜いた。そしてうつ伏せにさせて、尻だけを起こす。
「この格好……いやです。」
「なんで?」
「全部見えるから……。」
「何を言ってるんだ。見せろ。ほら……ここ。すごい垂れてる。」
「あっ……触るなんて……。」
そして彼はその細い腰を掴むと、彼女の中にまた入れた。
「あっ!」
「声が違う。どっかいいところに当たったのか?」
「わからないです……でも……あっ!だめっ!自然に声が出るんです。」
すると彼は彼女の手を引き両腕を掴むと、またそこに打ち込んでいく。
「あっ……奥に……奥が……。」
「すごいな……ほら……ここ……。」
「気が狂いそうです。駄目……おかしく……あっ!おかしくなる!」
「なれよ。俺もなるから。累。好き。あぁっ!」
「ああああ!」
また彼女は絶頂に達したらしい。
乱れ放題乱れ彼が彼女の中に射精したとき、彼女は少し気を失っていた。何度も射精し、その倍は彼女が絶頂に達したからだろう。
そっと布団を掛けて、彼はその頭を撫でた。
この温かさが自分だけのものだと思いたい。藍がどんなに欲しがっても、彼女を渡したくなかった。
「あっ……隆……。」
僅かな痛みが心地いい。唇を離すと、その白い肌に赤い跡が付いた。
「俺のものっていう証のようだ。」
藍も同じようなことをいっていた。そして藍はそれを全身に付けた。あとでシャワーを浴びて、彼女はそれを不思議に思ったのだ。こんなことをしないと、自分をものにしたと思えなかったのだろうか。
あのころ、そんなことをしなくても藍のものだと思っていたのに。
「累?」
「ごめんなさい。少し思い出してしまって……。」
「藍のことか?」
「……はい。」
「これを付けるの好きだったのか?」
「……最後にしたとき、全身に付けられました。」
戸惑っている。それを付けたことで藍をまた思い出したのだろうか。
「累。このまま責めたいと思っていたが、やはり駄目だな。俺はお前の顔が見たい。」
そう言って彼は彼女の正面に向かう。すると彼女を抱き起こし、膝で立たせた。そしてその小さな膨らみに手を伸ばす。
「ん……。」
「我慢しないでいい。」
「くすぐったくて……あっ……そこをそんなにしたら……。」
親指と中指で乳首を挟み、人差し指でその先をいじる。少し湿っているような感覚で、そこをぐりっと摘むとさらに声を上げた。
「あっ!」
「いい顔をしている。」
舌をのばすと、その乳首の先を舐める。すると彼女はぴくっと体を反応させる。
「あっ……隆……。」
乳房を掴みながら、乳首を吸い上げる。舐めたり、軽く噛む度に彼女が彼の首に回している腕に力が入った。そして彼の性器のあたりに露がしたたり落ちてくる。
「駄目……隆……立ってられません……。」
舌を離すと、彼は彼女を見上げる。
「まだここしか触ってない。」
「でもすごく……感じる。あまりいじると……。」
「苦しそうだな。ほら。ここがすごく濡れてる。」
僅かな茂みの奥に、彼は指を這わせた。するとそこからぐちゃっという音が二人の耳に届く。
「こんなに濡れて……ここが大洪水だ。」
そしてその上にも指を這わせた。するとごりっとした感触が指を伝ってくる。
「あぁ……。隆……。駄目……。たって……んっ……。」
「しがみついて。そう……。腕を回すんだ。」
倒れ込みそうなくらい意識がどこかへいきそうだ。指が堅いところ、そしてその中にも進入してくる。
「あぁっ……。」
しがみつくその胸の先にも彼は指を這わせた。
「あっ……あっ……。」
すでに性器に触れる手はぐっしょりと濡れていて、露が彼も濡らしている。それでもやめないで、指を入れた。二本目の指が入ったとき、彼女の吐息が漏れる。
「あぁっ!」
太股ががくがくと震えてきた。そして彼女自身も腰を動かし、彼を少し離すと唇を重ねてくる。
舌と、乳首をいじる指と、性器の中に入れている指。すべてが気持ちいい。やがて彼女は唇を重ねたまま叫び声と吐息を漏らす。
「ああああっ!」
指がぐっと押し出され、彼女の中から愛液が漏れた。
がくがくと彼女は膝を折り、彼にしがみつくように抱きしめる。
「ん……イく……イく……。」
譫言のように彼女はつぶやき、少し落ち着いて彼から離れた。
トロンとした顔。そして膝やその下のシーツまで派手に濡れている。肩のあたりで吐息を感じて、思わず彼女を抱きしめた。
「隆……。」
吐息を漏らし、その快感の余韻を感じていた。だがその性器はまだ満足していない。
「はっ……はっ……。」
息を切らせて、彼女はしがみつく。
「……累。顔をこっちに。」
そう言って彼は彼女に顔を向ける。すると彼女も赤い顔をして彼を向けた。そしてどちらとも無く唇を重ねる。何度も重ねて、彼は彼女を押し倒した。
「何?」
「もっとしたい。」
足を持ち上げてる。そしてその足を彼女に持たせる。すると性器も、その尻の穴まですべてが彼の前に表れた。性器もそこもすべてがひくひくと汁を垂らしている。
「いやです。この格好。」
そう言って手を避けようとした。しかしそれを彼は止める。
「この綺麗なところを見せて。ほら。こんなに……。濡れてて。」
次々に溢れてくる露に、舌をのばした。ねっとりと舐めあげて、彼女はまた声を上げる。
「ひゃっ……あっ!んっ!そこ……あっ。おかしくなりますから……。」
「なって。俺だけに見せて。」
隆はそう言って、また舐め始める。そのたびに彼女は声を上げて、彼を求める。
「隆……あっ!だめっ!あっ!」
口を離すと、指で這わせ、その中をかき回す。そのたびに彼女は声を上げて、気がおかしくなりそうだ。
「やばい。累。もう俺がちがちだ。一度出したのにもう入れたい。」
「はい……もう……駄目です。私も……。」
そう言って彼は自分のその堅くなったものを彼女の入り口にすり付ける。
「累。」
入り口にすり付けて、そして彼女の中にそれを入れていく。
「ん……すご……絞まる……。」
鬼頭がやっと入り、それから奥を目指す。壁をこすりながら進んでいく感覚。たまらず声を上げた。
「隆ぁ……。」
赤くなっていく表情。彼女はそれでも彼を求めるように足から手をおろして、彼の体に手を伸ばす。すると彼はその手に手を重ねた。よく似ている手は、荒れている。
「……奥……まで入ったな。」
彼の頬も赤くなっている。今すぐ射精できるくらい絞めている。無意識に彼女自身が絞めているようだ。
「少し力抜いて。これじゃ打ち込めない。」
入れただけで軽く絶頂に達したらしい。彼女の目が半開きになっていた。
「あっ。」
その意識を取り戻すように足をあげて、彼女の体を僅かに起こすと唇にキスをした。
「もう大丈夫です。ありがとうございます。」
すると彼は少し笑う。
「こんな時にもありがとうなんだな。お前は。」
頬を軽く撫でる。そして僅かに緩くなったそこに彼は打ち込んでいった。
「あっ……あっ……。」
奥を突く度に彼女はあえぎ、そこからは水の音がする。
「あぁ。すごい。ますます濡れてきた。ぐちゃぐちゃだ。」
ここに藍も、そして彩も入れ込んだのだ。そう思うとますます激しく動きたくなる。
「累……。」
抱き起こすといったんそこから抜いた。そしてうつ伏せにさせて、尻だけを起こす。
「この格好……いやです。」
「なんで?」
「全部見えるから……。」
「何を言ってるんだ。見せろ。ほら……ここ。すごい垂れてる。」
「あっ……触るなんて……。」
そして彼はその細い腰を掴むと、彼女の中にまた入れた。
「あっ!」
「声が違う。どっかいいところに当たったのか?」
「わからないです……でも……あっ!だめっ!自然に声が出るんです。」
すると彼は彼女の手を引き両腕を掴むと、またそこに打ち込んでいく。
「あっ……奥に……奥が……。」
「すごいな……ほら……ここ……。」
「気が狂いそうです。駄目……おかしく……あっ!おかしくなる!」
「なれよ。俺もなるから。累。好き。あぁっ!」
「ああああ!」
また彼女は絶頂に達したらしい。
乱れ放題乱れ彼が彼女の中に射精したとき、彼女は少し気を失っていた。何度も射精し、その倍は彼女が絶頂に達したからだろう。
そっと布団を掛けて、彼はその頭を撫でた。
この温かさが自分だけのものだと思いたい。藍がどんなに欲しがっても、彼女を渡したくなかった。
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