72 / 88
第72話 【閑話】絶望のイライザ⑤
しおりを挟む
◇◇
私、イライザが酒場で働き始めてから早数ヶ月がたとうとしていた。
しかし相変わらず奴隷のようにこき使われる日々。
未だにエンシェント・ブラックドラゴンの召喚方法すら分かっていなかった。
「はぁ……。この本もダメね。ふんっ。王都一の蔵書量っていうからわざわざ出向いてあげたのに。なんなの? 使えない本ばっかじゃない!」
王立図書館の一角で嘆く私の声がやまびこのようにこだまする。
図書館の利用者や司書たちの視線が一斉に私に向けられた。
「ふんっ! 何よ! 私が絶世の美女だからって見ないでくれる? それとも鑑賞料を払ってくれるのかしら?」
無意味と分かっていても、悪態が口をついて出てくる。
ああ、もうほんとイライラするわ。
今日もクソ男どものビールに雑巾を絞って出てきた水をたんまり入れてやるんだから。
読んだ本をテーブルに置きっぱなしにしたまま、その場を立ち去ろうとしたその時。
「待ちなさい」
ねっとりとまとわりつくような声が背後からかけられた。
どうせ司書が「本を元のところへ返しなさい」と注意してきたに違いない。
私は振り返らずに返した。
「あら? その本ならもう読んだから、元のところへ戻しておいていいわよ」
「ほほ。この本ねぇ。難しい単語を並べてる割には、内容は薄っぺらい。王立図書館のレベルが知れるから、返すくらいなら焼き払った方がまし、と思いません?」
私は思わず振り返った。
紫の口紅。黒いアイシャドーに黒いドレス。
どこから見ても図書館の司書ではなさそうね。
「あんた何者?」
「エンシェント・ブラックドラゴンのことをよく知ってる者――とだけ言っておけば気が済むかしら。イライザ・アロエ卿」
「ふん。私ってば、いかにも怪しげな女にまで名前が知られてるなんてね。これだから有名人は困るわ」
女がニヤニヤしながら私との距離をつめてきた。
背筋に一筋の冷たい汗が落ちる。
私ともあろう者が得体の知れぬ恐怖を感じるだなんて。
この女、なかなかやるわね。
「そう怖がらなくてもよくってよ。わたくしはあなたの味方ですから」
「味方? だったらまず名乗るのが礼儀ってものでしょう?」
「ほほ。そうでしたわね。すっかり忘れてましたわ。わたくしの名はカトリーナ」
「どこで何をしてるか言いなさい」
「王都からずっと離れた寒村で『犬』を飼って暮らしていた、と申しておきましょう」
「暮らしていた? 過去形ね」
「ええ。引っ越しましたの」
「どうして?」
「犬が殺されてしまいましてね。ただの通りすがりの男に」
「ふーん」
「でももう殺されても問題なかったの。それに引っ越したおかげで、こうしてあなたに会えたのですから。むしろ幸運でしたわ」
意味が分からないわ。
それにすごく怪しいし。
でもなぜか、その細い瞳に吸い寄せられる感覚に陥っていた。
そしてカトリーナと名乗った女はいつのまにかすぐ目の前までやってきて、私のあごに細い指を滑らせた。
「あなたなら召喚できるわ。ガルーを」
「ガルー?」
「ええ。ガルー。エンシェント・ブラックドラゴンの名前ですわ」
「そんなの初めて聞いたわよ」
「ほほ。そうよね。もはやこの世界にマリウスが使役していたモンスターの名前を知っている人間なんて、わたくしを除いて存在すらしていないもの」
「ならなんであんたは知ってるのよ?」
「今はそんなことを知る必要がありまして?」
ニヤニヤしながら首をかしげるカトリーナ。
確かにそうね。
今、私が興味あるのはエンシェント・ブラックドラゴンをいかにして召喚するかってことだけだもの。
「わたくしの後をついてきてくださるかしら?」
そう問いかけてきたカトリーナは、私の返事を待たずしてカツカツと歩き出した。
怪しすぎる。
でもこんなところでくすぶっていても何も始まらない。
それに今の私には失うものなんて何一つないもの。
「いいわ」
そう短く返事をして、私はカトリーナの背中を追った。
◇◇
カトリーナに連れられてやってきたのは王都から少しだけ離れた村だった。
一面の畑が連なっている。けどところどころ手入れがされていないみたい。
それに人の気配がまったくしないのは気のせいじゃないはずだわ。
「こんな広いところだけど、今は無力なおばあさんが一人しかいないの」
「どうして?」
私の問いにカトリーナはニタリと口角を上げただけで何も答えようとはしなかった。
あまり深く詮索しても意味はなさそうね。
その後は黙って彼女の後ろをついていくと、小さなほこらにたどりついた。
「ここよ」
「こんなところにエンシェント・ブラックドラゴンがいるというの?」
「ええ。かつてマリウスはアルゼオンを封じた後、故郷だったこの村に戻ってガルーをここに封印したのよ。そして村の住人たちを封印の護り手にした。ほほ。今は誰もいなくなってしまいましたけどね」
「あんたそんなことまで知ってるのね。それで。この後どうするわけ?」
もはや疑問を持つことすら無意味に思えてきた私は先を促す。
するとカトリーナは緑色に光る石を手渡してきた。
「……これってアルゼオンを復活させた時の石じゃない⁉ なんであんたがこれを持ってるのよ?」
「そんなことどうでもいいでしょう? さあ、その石にあなたの魔力を流し込んでから、くぼみにはめなさい」
「嫌よ! 怪しすぎるもの!」
「あら? 本当にいいの? わたくしは別に他の人にやってもらってもいいのよ。でもそうなるとあなたが困るんじゃない?」
「ぐっ……」
「わたくしは待つのはあまり得意でないの。だからすぐに決めてくださらない? やるか、やらないのか」
カトリーナが手のひらを上に向けて、「さっき渡した石を返して」と言わんばかりに私につきつけてくる。
でも、私にはもはや選択の余地なんて残されていなかった。
「や、やるわよ! やればいいんでしょ!!」
ニヤっと笑ったカトリーナ。正直言って、すごくムカつく。
でも一度やると決めたらもう後戻りはしないわ。
ええ、やってやるわよ!
エンシェント・ブラックドラゴンを召喚したら、まずはこの女をひざまずかせてやるんだから!
「エンシェント・ブラックドラゴンよ! 我が求めに応じて姿をあらわせ!!」
かつてピートが言ってたセリフをそのまま叫ぶ。
あ、でも彼は一度もこのセリフで召喚を成功させたことはなかったわね。
まあ、いいわ。
私があいつよりも有能であることを示すには絶好の機会よね!
さあ、召喚されなさい!
エンシェント・ブラックドラゴン!!
――ピカッ!
握りしめていた石が眩しい光を放つ。
「今よ!! はめなさい!!」
カトリーナの声に後押しされるようにして、私はくぼみに石をはめた。
ほこら中に光が充満する。
「くっ……」
眩しすぎて思わず目をつむってしまった。
そしてしばらくしてから、ゆっくりと目を開けた。
すると目の前にガタイのいい青年が立っていたのである。
「てめえか。俺様を召喚したのは」
「あんた誰よ?」
「ああ? 俺様のことを知らないで召喚したっていうのか? 俺様はガルー」
そう名乗った直後、彼はみるみるうちに巨大な黒龍に姿を変えた。
「伝説のエンシェント・ブラックドラゴンとは俺様のことだ。小娘よ。俺様と契約せよ」
やったわ……。
ついにエンシェント・ブラックドラゴンの召喚に成功したのね!
「ははははっ! ざまぁみなさい!! これが私の実力よ!!」
自然と喜びと感動が口をついて出てきた。
……が、その直後、ガルーは聞き捨てならないことを言いだした。
「小娘。俺と契約するのか、しないのか、はっきり答えよ」
「契約ですって? どんな契約よ」
「主従契約だ」
「主従契約……。ははっ。そうね。私が主人で、あんたが奴隷ってことね」
「違う。逆だ。俺様が主人で、小娘は従者。それが嫌ならば帰らせてもらおう」
私がモンスターごときの奴隷ですって!?
そんなの許せるはずないでしょ!
けど私が反論する前に口を挟んできたのはカトリーナだった。
「ほほほ。ガルー様。もちろんそのつもりで召喚いたしましたの。ささ、早くこの娘と主従契約を!」
「ちょっと待ちなさいよ! 私は嫌よ! 絶対に――」
そう言いかけたとたんに、強烈な眠気が襲ってきた。
視線をカトリーナに移す。
口と鼻をスカーフで覆った彼女の手には眠り薬の小瓶。火であぶって魔法の煙を出すタイプのものだ。
「や、やめて……」
「ほほ。あなた、自分でやったことをもうお忘れかしら?」
私がやったこと?
ああ、あいつか……。
ピートを眠らせたことね……。
くっ……。あいつめ……。
どこまで私の足を引っ張れば気が済むのよ……。
私の記憶はそこで途切れた。
そして目を覚ました私の目に飛び込んできたのは、ありえない光景だったのである――。
私、イライザが酒場で働き始めてから早数ヶ月がたとうとしていた。
しかし相変わらず奴隷のようにこき使われる日々。
未だにエンシェント・ブラックドラゴンの召喚方法すら分かっていなかった。
「はぁ……。この本もダメね。ふんっ。王都一の蔵書量っていうからわざわざ出向いてあげたのに。なんなの? 使えない本ばっかじゃない!」
王立図書館の一角で嘆く私の声がやまびこのようにこだまする。
図書館の利用者や司書たちの視線が一斉に私に向けられた。
「ふんっ! 何よ! 私が絶世の美女だからって見ないでくれる? それとも鑑賞料を払ってくれるのかしら?」
無意味と分かっていても、悪態が口をついて出てくる。
ああ、もうほんとイライラするわ。
今日もクソ男どものビールに雑巾を絞って出てきた水をたんまり入れてやるんだから。
読んだ本をテーブルに置きっぱなしにしたまま、その場を立ち去ろうとしたその時。
「待ちなさい」
ねっとりとまとわりつくような声が背後からかけられた。
どうせ司書が「本を元のところへ返しなさい」と注意してきたに違いない。
私は振り返らずに返した。
「あら? その本ならもう読んだから、元のところへ戻しておいていいわよ」
「ほほ。この本ねぇ。難しい単語を並べてる割には、内容は薄っぺらい。王立図書館のレベルが知れるから、返すくらいなら焼き払った方がまし、と思いません?」
私は思わず振り返った。
紫の口紅。黒いアイシャドーに黒いドレス。
どこから見ても図書館の司書ではなさそうね。
「あんた何者?」
「エンシェント・ブラックドラゴンのことをよく知ってる者――とだけ言っておけば気が済むかしら。イライザ・アロエ卿」
「ふん。私ってば、いかにも怪しげな女にまで名前が知られてるなんてね。これだから有名人は困るわ」
女がニヤニヤしながら私との距離をつめてきた。
背筋に一筋の冷たい汗が落ちる。
私ともあろう者が得体の知れぬ恐怖を感じるだなんて。
この女、なかなかやるわね。
「そう怖がらなくてもよくってよ。わたくしはあなたの味方ですから」
「味方? だったらまず名乗るのが礼儀ってものでしょう?」
「ほほ。そうでしたわね。すっかり忘れてましたわ。わたくしの名はカトリーナ」
「どこで何をしてるか言いなさい」
「王都からずっと離れた寒村で『犬』を飼って暮らしていた、と申しておきましょう」
「暮らしていた? 過去形ね」
「ええ。引っ越しましたの」
「どうして?」
「犬が殺されてしまいましてね。ただの通りすがりの男に」
「ふーん」
「でももう殺されても問題なかったの。それに引っ越したおかげで、こうしてあなたに会えたのですから。むしろ幸運でしたわ」
意味が分からないわ。
それにすごく怪しいし。
でもなぜか、その細い瞳に吸い寄せられる感覚に陥っていた。
そしてカトリーナと名乗った女はいつのまにかすぐ目の前までやってきて、私のあごに細い指を滑らせた。
「あなたなら召喚できるわ。ガルーを」
「ガルー?」
「ええ。ガルー。エンシェント・ブラックドラゴンの名前ですわ」
「そんなの初めて聞いたわよ」
「ほほ。そうよね。もはやこの世界にマリウスが使役していたモンスターの名前を知っている人間なんて、わたくしを除いて存在すらしていないもの」
「ならなんであんたは知ってるのよ?」
「今はそんなことを知る必要がありまして?」
ニヤニヤしながら首をかしげるカトリーナ。
確かにそうね。
今、私が興味あるのはエンシェント・ブラックドラゴンをいかにして召喚するかってことだけだもの。
「わたくしの後をついてきてくださるかしら?」
そう問いかけてきたカトリーナは、私の返事を待たずしてカツカツと歩き出した。
怪しすぎる。
でもこんなところでくすぶっていても何も始まらない。
それに今の私には失うものなんて何一つないもの。
「いいわ」
そう短く返事をして、私はカトリーナの背中を追った。
◇◇
カトリーナに連れられてやってきたのは王都から少しだけ離れた村だった。
一面の畑が連なっている。けどところどころ手入れがされていないみたい。
それに人の気配がまったくしないのは気のせいじゃないはずだわ。
「こんな広いところだけど、今は無力なおばあさんが一人しかいないの」
「どうして?」
私の問いにカトリーナはニタリと口角を上げただけで何も答えようとはしなかった。
あまり深く詮索しても意味はなさそうね。
その後は黙って彼女の後ろをついていくと、小さなほこらにたどりついた。
「ここよ」
「こんなところにエンシェント・ブラックドラゴンがいるというの?」
「ええ。かつてマリウスはアルゼオンを封じた後、故郷だったこの村に戻ってガルーをここに封印したのよ。そして村の住人たちを封印の護り手にした。ほほ。今は誰もいなくなってしまいましたけどね」
「あんたそんなことまで知ってるのね。それで。この後どうするわけ?」
もはや疑問を持つことすら無意味に思えてきた私は先を促す。
するとカトリーナは緑色に光る石を手渡してきた。
「……これってアルゼオンを復活させた時の石じゃない⁉ なんであんたがこれを持ってるのよ?」
「そんなことどうでもいいでしょう? さあ、その石にあなたの魔力を流し込んでから、くぼみにはめなさい」
「嫌よ! 怪しすぎるもの!」
「あら? 本当にいいの? わたくしは別に他の人にやってもらってもいいのよ。でもそうなるとあなたが困るんじゃない?」
「ぐっ……」
「わたくしは待つのはあまり得意でないの。だからすぐに決めてくださらない? やるか、やらないのか」
カトリーナが手のひらを上に向けて、「さっき渡した石を返して」と言わんばかりに私につきつけてくる。
でも、私にはもはや選択の余地なんて残されていなかった。
「や、やるわよ! やればいいんでしょ!!」
ニヤっと笑ったカトリーナ。正直言って、すごくムカつく。
でも一度やると決めたらもう後戻りはしないわ。
ええ、やってやるわよ!
エンシェント・ブラックドラゴンを召喚したら、まずはこの女をひざまずかせてやるんだから!
「エンシェント・ブラックドラゴンよ! 我が求めに応じて姿をあらわせ!!」
かつてピートが言ってたセリフをそのまま叫ぶ。
あ、でも彼は一度もこのセリフで召喚を成功させたことはなかったわね。
まあ、いいわ。
私があいつよりも有能であることを示すには絶好の機会よね!
さあ、召喚されなさい!
エンシェント・ブラックドラゴン!!
――ピカッ!
握りしめていた石が眩しい光を放つ。
「今よ!! はめなさい!!」
カトリーナの声に後押しされるようにして、私はくぼみに石をはめた。
ほこら中に光が充満する。
「くっ……」
眩しすぎて思わず目をつむってしまった。
そしてしばらくしてから、ゆっくりと目を開けた。
すると目の前にガタイのいい青年が立っていたのである。
「てめえか。俺様を召喚したのは」
「あんた誰よ?」
「ああ? 俺様のことを知らないで召喚したっていうのか? 俺様はガルー」
そう名乗った直後、彼はみるみるうちに巨大な黒龍に姿を変えた。
「伝説のエンシェント・ブラックドラゴンとは俺様のことだ。小娘よ。俺様と契約せよ」
やったわ……。
ついにエンシェント・ブラックドラゴンの召喚に成功したのね!
「ははははっ! ざまぁみなさい!! これが私の実力よ!!」
自然と喜びと感動が口をついて出てきた。
……が、その直後、ガルーは聞き捨てならないことを言いだした。
「小娘。俺と契約するのか、しないのか、はっきり答えよ」
「契約ですって? どんな契約よ」
「主従契約だ」
「主従契約……。ははっ。そうね。私が主人で、あんたが奴隷ってことね」
「違う。逆だ。俺様が主人で、小娘は従者。それが嫌ならば帰らせてもらおう」
私がモンスターごときの奴隷ですって!?
そんなの許せるはずないでしょ!
けど私が反論する前に口を挟んできたのはカトリーナだった。
「ほほほ。ガルー様。もちろんそのつもりで召喚いたしましたの。ささ、早くこの娘と主従契約を!」
「ちょっと待ちなさいよ! 私は嫌よ! 絶対に――」
そう言いかけたとたんに、強烈な眠気が襲ってきた。
視線をカトリーナに移す。
口と鼻をスカーフで覆った彼女の手には眠り薬の小瓶。火であぶって魔法の煙を出すタイプのものだ。
「や、やめて……」
「ほほ。あなた、自分でやったことをもうお忘れかしら?」
私がやったこと?
ああ、あいつか……。
ピートを眠らせたことね……。
くっ……。あいつめ……。
どこまで私の足を引っ張れば気が済むのよ……。
私の記憶はそこで途切れた。
そして目を覚ました私の目に飛び込んできたのは、ありえない光景だったのである――。
0
お気に入りに追加
168
あなたにおすすめの小説
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【完結】家庭菜園士の強野菜無双!俺の野菜は激強い、魔王も勇者もチート野菜で一捻り!
鏑木 うりこ
ファンタジー
幸田と向田はトラックにドン☆されて異世界転生した。
勇者チートハーレムモノのラノベが好きな幸田は勇者に、まったりスローライフモノのラノベが好きな向田には……「家庭菜園士」が女神様より授けられた!
「家庭菜園だけかよーー!」
元向田、現タトは叫ぶがまあ念願のスローライフは叶いそうである?
大変!第2回次世代ファンタジーカップのタグをつけたはずなのに、ついてないぞ……。あまりに衝撃すぎて倒れた……(;´Д`)もうだめだー
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる