復讐の果てに

ごま塩風味

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家族の未来

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翌日、敬子は大学に行くと言って来た、俺はもう少し落ち着いてからでも良いと思うが敬子が行くなら応援しようと思う



ただ、俺は学内までは着いて行けないので、綾ちゃんに連絡してフォローしてもらう事にした



車で大学まで送ると校門に綾ちゃん達が待っててくれた、俺は車から降り綾ちゃん達にお願いすると、敬子は心配し過ぎと照れられた



送り出した俺はそれでも心配で大学の近くで時間を潰した、過保護なのは解ってる、俺は今回の事でいろいろ考えさせられた、紗栄子の事もそうだ、紗栄子がおかしかった時に何でちょっと話さなかったのか、あの時に話し合って至ら違う未来が有ったのかも知れない、本当は俺が怒りに任せて行動した事は俺も反省しなければ成らない、今日敬子に大学を卒業したらやりたい夢が有るのか話し合ってみよう、今度こそ幸せに成る為に俺も変わろ



その頃、敬子はやはり男子が近くに来ると怖かった、ただ綾ちゃん達が守ってくれるので大丈夫だ、でも皆に迷惑かけちゃったな、私もくよくよ考え無い様にしなきゃ、私も迂闊だったまさか亮平くんがあんな事するとは思わなかった、修一さんにも迷惑掛けたし、お父さんが言うには修一さんの家の中がめちゃくちゃだったと言っていたので早く掃除しなきゃ、本当は私、大学何か辞めて修一さんの奥さんに成りたい、それで子供が大きく成ったら、2人でカフェでも出来たら良いな、今講義中だった、両親がお金出して貰って要るのだからしっかり勉強しなきゃね





俺は校門から出て来る敬子を見て、何かほっとした、敬子も俺を見付けると駆け寄って来てくれた、俺も嬉しくて抱きしめてしまったら、綾ちゃん達に白い目で見られてしまった



綾ちゃん達にお礼も兼ねてカフェに誘ったが、邪魔しちゃ悪いからと断られ、敬子がからかわれ真っ赤顔してた、可愛いなと思って要ると、助けてくれないと拗ねた



俺の家に帰るとリビングが酒の空き瓶等が散乱してるのを忘れてた、敬子が大学に行って要る時に片付けに戻れば良かった



でも最初は怒られたけど、片付けてる敬子は何か嬉しそう、俺は敬子にどっぷりはまって要るな、夕食は敬子が作ってくれると言ってくれたので、一緒にスーパーマーケットに行き、買い物しながら話した



「敬子ちゃんは俺と付き合わ無ければ、どんなところに就職しようと思ったの」



「私、何にも考えて無かったの、普通にOLに成って結婚して子供を育てて家族と幸せに家庭を創る事が夢なのかな」



「やりたい仕事は無いの」



「修一さんのお嫁さんに成りたかったよ、でもいつか修一さんとカフェをやりたいな」



「カフェか良いね、千夏の為に美容院用の土地が有るからそこでやるのも良いしね、敬子ちゃんが良いなら俺の仕事を手伝って欲しいな」



「私ね、裏の畑って何もして無いなら私に家庭菜園にして野菜作りたいの、それで修一さんが美味しいって食べてくれたら嬉しいな」



「良いよ使って、あそこの畑は母家壊さないと何も出来ない土地だから使って使って、やる前に知り合いに頼んで機械で耕して貰うよ、それとその人にいろいろ聞くと良いよ」



「凄く楽しみ」



「卒業までまだ1年有るから、これからいっぱい話し合って一緒に未来を作ろうね、これまで俺は敬子ちゃんに頼りきりだったと思うからこれからは俺ちゃんとするから」



「うん」



涙ぐむ敬子ちゃんを抱き寄せると、周りから暖かい目で見られ俺達は恥ずかしく成りそそくさと買い物を済ませ家に帰った



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