復讐の果てに

ごま塩風味

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嵐の前触れ

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俺は基本的に金が有ってもあまり使わない、小さい時から祖父母両親に土地は売れば無くなり、金は使わず子孫繁栄の為に使えが家訓の様に成っていた、妹は影響が少なかったのか洋服にお金を掛けてるみたいだが、血なのかしっかり将来の為に貯金している



だから俺は困っている、女大生とデートとか言われても着て行く服がないし、解らない、仕方なくデパートに見に行くが店員怖い、Tシャツ1枚に2万ってぼったくりですか、今着てるTシャツ5枚は買えるし、マンションの掃除お願いしてるおばちゃんの3日分の給料って、おかしいでしょ、さて困った誰にも相談出来ない



あ、一人いた、うちの税理士の息子が俺の2歳上でちゃんと税理士の仕事はしてるけど、お洒落してチャラチャラしてるのが連絡して教えてもらお



早速、連絡したら親父に内緒にしてくれるなら、午後から買い物に付き合ってくれると



やっぱり洋服は高いね、でも靴から小物まで勝手しまったが

男の俺にスカーフは必用なのか疑問で仕方ない



お礼に飲みに行く事に成ったが2軒目が無理矢理、女の子の居る店に連れて行かれた



接待で連れて来て貰った事は有るけど、今の俺にはきつい



仕方なく飲むしか無いかと思ったら、この野郎俺が離婚して寂しいとか余計な事言いやがって、女の子達何か目が変わったぞ、やっぱり女は怖い、俺は鴨に見えるのか、何故俺の個人情報を聞いてくる、でも何だかんだ言って、女の子がコロコロ変わるから助かる



その中にレナさんって言う、店の中ではちょっとお姉さんな子が、



「離婚は大変だったでしょ、多分だけどお兄さんのせいじゃ無いでしょ、女の勘だけどね」



俺は何も言うつもりはなかった



「多分、俺にも問題が有ったんだよ、もう終わった事だし」



「今日は楽しく飲みましょ」



俺もその場かぎりだし、楽しく会話だけだしと思いちょっと楽しんだ、これがまさかあんな事に成るとは



それから2ヶ月は何も無く、敬子ちゃんと遊びに行ったりして俺も落ち着いてきた、勿論敬子ちゃんに手は出してません



しかし、ある日俺の所有するマンションの前で女の子が泣いていた、話しを聞くとせっかくママに買って貰った洋服を男の子に泥で汚されたとママが一緒懸命働いて買ってくれたのにと、また泣き出した



俺もどうしたら良いのか、直ぐにクリーニング出せば落ちるだろうしと思い俺は女の子に一緒に

「ママに謝ってあげるから一緒に行こうね、クリーニング出せば大丈夫だからね」



一緒に部屋に謝りに行くとママが出てきて、事情を話した

ママも優しく許してくれて、俺も帰ろうとしたら、お茶に誘われた、だが大家と入居者の関係出しと思い断った



しかし、ママに



「お久しぶりですね、覚えてませんか、こんなところで会う何て偶然ですね」



「?????」



俺は基本入居者と接点無いし、家賃の振込も会社名義出し、何故俺の名前を



「覚えてませんか、今あまり化粧してないから解らないか」



「すみません、どこかでお会いしましたか」



「お会いした、時はレナと名乗りました」



「レナさん??・・・あ」



「思い出してくれました」



「はい、思い出しました」



で、強引にお茶に誘われ部屋入り」



俺は退室の立合でも無いのにきょろきょろしてしまい



「散らかってるから、あまり見ないで」



「すみません、綺麗に使ってくれて居るので、ありがたいなと思いまして」



そこから、俺が大家だと解り、世間は狭いですねると話し始まり、レナさんん改めて桜井さんも離婚してみかちゃんを一人で育てていると話しを聞いた



みかちゃんも洋服が綺麗に成ると喜び、さっきまで泣いて居たのに今はニコニコしながらおやつ食べてる



俺もお茶をごちそうになり直ぐに部屋を去った



それからもみかちゃんは見かけても桜井さんに会う事もなかった、あの時までは







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