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遂に登場! 生徒会! の! 会計!!

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「何奴!?」
「ん? どうしたの? 竿乃君。気でも触れた?」

 やはり、助平すけひら 睦莉むつり には聞こえてないらしい。
 つまり、僕は突然 独り言を呟き出した危ない奴なのだ。
 だが、そんな誤解を解く間も無く【DEVAGAMEデバガメ】からは謎の声が聞こえて来る。

【お前の行動は一部始終 見させて貰った】

「ええっ!? エッチ! バカ! 変態! 信じらんない!」
「やっぱり、気が触れたのね」

 割と酷い言われようだが それどころでは無い。

【校内で堂々と口内射精とは、やはり、お前は危険だ。粛清せざるを得ない】

 念のため、本当に気が触れた可能性も探ってみた。
 僕は ちらりと竿を見る。
 勃っていた、━━ 正常だ。
 間違い無く【DEVAGAMEデバガメ】から声が聞こえているのだ。

「だ、誰っ!? 斬子きるこさんはっ!? 斬子きるこさんは どうしたんですか!?」

【ふっ、さぁて……すべては お前次第であると答えておこう】

 こっそり作った超小型ドローンを他の誰かに使わせるとは考え辛い。

 それを意味するのは、つまり ━━。

「どう言うことだってばよ!?」
「それは、こっちのセリフなんですけど!? 大丈夫!? 竿乃君!? 主に頭!」
「大丈夫だぁ!」
「だ、大丈夫だぁ!? ……そ、そう。大丈夫そうに見えないけど。その勃起チンポに免じて信じるわ」

 そんな やり取りをしている間に 騎城頭きじょうず 芦子あしこ が 勅使呉てしご 希望きぼう に駆け寄る。

勅使呉てしご、無事……か?」
「めっちゃ、苦い」
「か、感想は聞いて無いぞ。……それよりも、お前。……顔が真っ赤だぞ。まさか、お前……チンポ入れて欲しくなったとか?」
「そ、そ、そ……そんな訳 無いでしょ!?」
「そうだよな。……そんな、無理矢理 口内射精させられて……レイプ紛いでチンポを好きに なるなんてな……」
「そ、そ、そ、そうよ! そんなの、ただの変態じゃないの! ……ははっ……」
「よし、立てるか?」
「勃てる!? ナニを!? ……い、いや……何を!?」
「ん? いや、お前が立てるか、と……」
「あっ! あぁ……ははっ! 立てる立てる! 立てるの得意だし!」
「得意? ……そ、そうか……まぁ、良いけど。……プランBに移行するぞ」
「ぷ、プランB!? ……わ、分かった」

 性徒会役員の二人は僕たちから距離を取る。
 騎城頭きじょうず 芦子あしこ は虚空に叫んだ。

棒珍ぼうちんさん!」
「分かった。……竿乃玉之助!」

 ふたたび【DEVAGAMEデバガメ】から声が聞こえて来る。

【……竿乃玉之助! お前のスマホを見るんだ】

「スマホ? ……何ですか? 連絡先でも交換します?」

 僕は制服の上着のポケットからスマホを取り出した。
 すると、何も操作をしていないのに勝手に起動する。

「何もしてないのに壊れた!」
「待って、竿乃君! それは、老害よ!」

【その通りだ、竿乃玉之助】

「ええっ!? 竿は こんなに勃ってますから! 若いですって!」
「そ、それもそうね。……確かに、説得力はある」

 僕の反り上がる びんびん竿を見て 助平すけひら 睦莉むつり は大きく頷いた。
 すると、ここで唐突にスマホのホーム画面が切り替わる。

「えっ!?」
「どうしたの?」

【わたしだ】

 そこに映ったのは一人の女子だった。
 思わず僕は前のめりで前屈みになる。

「ええっ!? 僕のスマホにエッチな女の子がっ!?」

【え、エッチ!?】

「僕のスマホに こんな機能が あったなんて……たまらーん!」
「あれ? この人……棒珍ぼうちんさん じゃない」
「えっ? 棒珍ぼうちんさん?」
「そうそう。生徒会 会計の シャブル棒珍ぼうちん さん。ハーフよ」
「ハーフ! ……だから、エッチなのか……」

【は、ハーフだからエッチ……?】

 そう、ハーフはエッチ、━━ それは世のことわりだ。
 外国人と日本人のみならず、異世界人とのハーフ。
 獣人とのハーフなどネコ耳だ。
 狐耳も犬耳もウサギ耳も良いぞ!
 それらは、すべてハーフなのだ。
 総じて、エッチなのだ!
 田室たむろドンキーニもエッチだったのだから間違い無い。

「たまらーん!」
「さ、竿乃君!? ……さ、竿乃君のマラが たまらんことにっ!」

【な、何だ……何が起きてるんだ?】

 困惑の表情が また何ともエッチだ。
 コンロに点火しそうな勢いである。

「エチチチチ?」
「勃っ! ……はっ!? そ、そうだ! メイド! メイドの格好して下さい! ハーフはメイド! それが世の常、人の常!!」

【えっ? ……は? はぁ!? め、め、め、メイド!? 何で わたしがメイドの格好なんか……】

「今から そっち行くんで待ってて下さい!」

【は? えっ? く、来る? こっちに?】

 ハーフのメイドが待ってるならばイクしかない。
 性徒会室でイクしかない。

「行って、イクのね! ダブルミーニングとは さすが竿乃君」
「いやぁ、お恥ずかしい」

 褒められ慣れてないので照れてしまう。
 竿も恥ずかしそうに縮こまっていた。
 すると、性徒会の二人から辛辣なツッコミが入る。

「いや、びんびんだぞ」
「そうね、わたしの口に突っ込んだ時から ずっと びんびんね」

 まるで、僕が性獣とでも言いたげだ。
 甚だ遺憾である。
 そう言えば、この二人は何しに来たのだろうか。

「おいぃっ!」
「お、お前を呼びに来たんだよ!! 一緒に来いって言っただろ! つい、さっき!」
「く、来るって言うなら……わたしがフェラチオさせられた意味って……」
「ただの、性処理だったな。……まぁ、庶務だから諦めろ」
「あ、アンタ……他人事だと思って……!」

 性徒会二人の間に険悪なムードが漂う。
 きっと、一人だけ竿を咥えた庶務を書記が羨んでいるのだろう。

「羨むかっ!」
「何故っ!?」
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