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紫陽花シーズンの封滅②
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学校からほんの数分の距離の鶴岡八幡宮にかなりの遠回りで二人は戻ってきた。
若葉としては最短移動距離にしたかったのだが、明月院の申請をした後に鶴岡八幡宮のスポットが入ってきてしまったのだ。
まあ、情報が前後することはどうしようもない。現実はままならないこともあったりする。
正面の鳥居をくぐって舞殿までくると今日は、そのまま本宮まで上がらず右手の若宮の裏手に回った。
少し辺りは薄暗くなってきている。
生徒の封滅許可時間ギリギリだ。
「今日はあいつだな」
若宮の裏手奥の色魅の姿を若葉も感覚で確認すると、静かに手を地面につけて結界を張る。
「お姉ちゃん?」
「若葉?」
そう若葉の背中に声がかけられた。
振り返ると結界の中に二人の女性が入っていた。
一人は若葉よりも若いセーラー服姿の少女、そしてもう一人は、真っ赤な口紅に真っ赤なスカーフだけに赤を留めている占い師『赤のアイーシャ』だった。
今日はプライベートなのだろう。
全身赤ずくめではないようだ。
「双葉? お母さん?」
何でこんな時に?
なんてめちゃくちゃタイミングの悪い二人なのだろう。
当の本人たちは全く思ってないようだが。
特に母の絶妙な間の悪さは相変わらずのようだった。
「何やってるのお姉ちゃん?」
双葉が不思議そうな顔をしている。
(まずい……)
色染師の話を知っているのは家族では父と祖母だけだった。
双葉には何も話していない。
家族には話してもいいが秘密厳守の話をするようにと入試課のスタッフには言われていた。
だから、もう少し双葉の心が安定したら話そうと父と祖母と決めた。
幸い最近の双葉は母の家に入り浸りで、ほとんど藤沢の家には帰ってはこない。
もしかしたら卒業まで話すことも知られることもないのかもしれないと思っていた。
だから今ここで会うとは夢にも思わなかった。
しかも母も一緒に。
「新堂行くぞ!」
蒼騎に促されて、一瞬気が逸れてしまった若葉も五色札をかまえた。
「若葉、あなた何をしているの?」
「話は後! 二人ともそこを動かないで!」
蒼騎は素早く色名刀を出すと相手に切りかかった。
だが今日の獲物は小物の割に素早かった。
見習い色染師が相手をする色魅の中でも少し格上のようだ。
明月院の色魅より強敵な感じが肌を通して伝わってくる。
ひょいっと蒼騎の一閃をかわすと、逆に双葉と母の方へ向かって飛び込んでいった。
色染師ではない普通の人間は、色魅たちの格好のエサだ。
「え?」
「お母さん! 双葉!」
思わず若葉は二人の前に身を投げ出していた。
「新堂!」
蒼騎も素早く向きをかえたが、一拍遅かった。
細長い小枝のような指にみえた透明でふわふわしている部分が、鞭のようにしなやかに伸びて若葉の左胸の校章をつかんだ。
ふいをつかれた若葉が思わずその指を離そうとつかんだが、がんとして動かない。
蒼騎も若葉ごと切れないので、動きが止まる。
瞬間―。
思いっきり細長い透明な指が校章をもぎとった。
「新堂!」
「いやああ~!」
その場にしりもちをつく。
校章から若葉色の札が浮き上がる。
それはまだ使ったことはないが若葉の色名札だった。
そのまま色魅が若葉色の札をつかんだ瞬間、自身も若葉色に染まった色魅はほころびかけた結界から素早く逃げていった。
「くそっ! 新堂!」
色名刀を慌てて自分の胸に収めた蒼騎は若葉に駆け寄った。
「新堂! 大丈夫、か?」
「はい。大丈夫です」
ふらつきながらも蒼騎の手を取った若葉は、その自分の手を見て蒼白になった。
「嘘……」
手の色が薄くなって透けてきている。
立ち上がると、スカートからのぞいている両足の肌も透けてきている。
「どういうこと?」
「わからない」
「お姉ちゃん、透けてきてるよ」
「若葉、どうしたの? どうなってるの? あなた一体何をしたの?」
何をした、ではなく何かされたのだ。
説明をしたかったが、複雑すぎてどこから何を話せば良いのか若葉はわからず、さらにじわじわと透けていく自分の体に驚いて、すっかりパニックになっていた。
色名札を奪われたらすぐに本部に連絡を、とは、生徒手帳の要注意事項の項目に赤字で書いてあったが。
つかんでいる若葉の手の感触はあるのに、その色はどんどん薄くなって透けていく。
見ている顔も肌の色が薄くなってもう少しで背後の景色が透けて見えそうなくらいだ。
自分を落ち着かせるために蒼騎は、深呼吸を一つした。
(嫌な予感がする)
顔まで透けてきていると言ったら、若葉は完全に我を失ってしまうだろう。
年上として若葉の色導師として自分が冷静にならないと。
しかも、若葉の家族まで見ているのだから。
蒼騎は軽く若葉の肩をたたいて落ち着かせると本部に電話をした。
本部からの指示は簡単だった。
今度は蒼騎が結界を張って、そこを動かないように待機しているように。
そちらへ迎えの者が行く。
蒼騎は素早く五色の札で結界を張りなおした。
「若葉、どうしたの? 何があったの?」
心配そうに若葉を挟んで蒼騎の向こうから若葉の母親が声をかけている。
「あの、姉とあなたは一体何をしていたんですか?」
母親の後ろに立っている少女が蒼騎をにらみつけてくる。
「姉と同じ制服を着ていらっしゃるようなので、姉と同じ高校の方ですよね?」
「俺は、新堂さんと同じ高校の三年で……」
色染師の話を知らないらしい二人にどこまで話したものか、蒼騎は逡巡した。
「姉の彼氏ですか?」
ずばりと聞いてくる。
その単刀直入な聞き方は若葉と同じだ。
何も知らないということは、そう思われても仕方がない。
「違います」
「放課後ここで何をしてたんですか? なぜ姉の姿がこんなふうになっていくんですか?」
「あの」
何をどう話せば良いのだろう。
さらに迷う蒼騎。
「ふふふ」
若葉が笑う声が聞こえた。
だがその声はいつもよりも弱々しい。
「お姉ちゃん!」
「若葉!」
「新堂!」
三人が同時に反応した。
「李先輩、困ってる」
見たことないくらい蒼白で緊迫している。
若葉はそれどころではないはずなのに、なぜか笑いがこみ上げてきた。
そしてこの非常事態に、事情を知っている父や祖母ではなくて何も知らない母と妹がいる。
もう笑うしかない。
「若葉、あなたどうしたの? 一体さっきは何をしていたの?」
「お母さん、多分これは緊急事態なはず。詳細は李先輩からじゃなくて、関東本部の誰かに聞いて」
「お姉ちゃん?」
「双葉、ごめん。詳しい話は今はできない。多分、後からくる人にお母さんと話をきいて。父さんとおばあちゃんは知ってたんだけどね。双葉に話してなくてごめん」
「お姉ちゃん……」
「先輩、本部からは何て?」
「もうすぐ迎えがくるそうだ」
「そうですか。母と妹をよろしくお願いします」
「わかった」
若葉はすっとそのまま目を閉じた。
これ以上、透けていく自分の体を見ている自信がなかった。
(怖い)
一体自分の身に何が起こっているのか?
蒼騎の腕に支えられている体の感覚は確かにあるはずなのに、目に映る自分はどんどん透けていく。
(リアル透明人間になるって、笑えないな)
自嘲する。
色染師の活動やりすぎ、ということなのだろうか。
体が小刻みに震える。
誰も何もできない。
ただただ、消えていきそうな若葉を見守るしかなかった。
若葉としては最短移動距離にしたかったのだが、明月院の申請をした後に鶴岡八幡宮のスポットが入ってきてしまったのだ。
まあ、情報が前後することはどうしようもない。現実はままならないこともあったりする。
正面の鳥居をくぐって舞殿までくると今日は、そのまま本宮まで上がらず右手の若宮の裏手に回った。
少し辺りは薄暗くなってきている。
生徒の封滅許可時間ギリギリだ。
「今日はあいつだな」
若宮の裏手奥の色魅の姿を若葉も感覚で確認すると、静かに手を地面につけて結界を張る。
「お姉ちゃん?」
「若葉?」
そう若葉の背中に声がかけられた。
振り返ると結界の中に二人の女性が入っていた。
一人は若葉よりも若いセーラー服姿の少女、そしてもう一人は、真っ赤な口紅に真っ赤なスカーフだけに赤を留めている占い師『赤のアイーシャ』だった。
今日はプライベートなのだろう。
全身赤ずくめではないようだ。
「双葉? お母さん?」
何でこんな時に?
なんてめちゃくちゃタイミングの悪い二人なのだろう。
当の本人たちは全く思ってないようだが。
特に母の絶妙な間の悪さは相変わらずのようだった。
「何やってるのお姉ちゃん?」
双葉が不思議そうな顔をしている。
(まずい……)
色染師の話を知っているのは家族では父と祖母だけだった。
双葉には何も話していない。
家族には話してもいいが秘密厳守の話をするようにと入試課のスタッフには言われていた。
だから、もう少し双葉の心が安定したら話そうと父と祖母と決めた。
幸い最近の双葉は母の家に入り浸りで、ほとんど藤沢の家には帰ってはこない。
もしかしたら卒業まで話すことも知られることもないのかもしれないと思っていた。
だから今ここで会うとは夢にも思わなかった。
しかも母も一緒に。
「新堂行くぞ!」
蒼騎に促されて、一瞬気が逸れてしまった若葉も五色札をかまえた。
「若葉、あなた何をしているの?」
「話は後! 二人ともそこを動かないで!」
蒼騎は素早く色名刀を出すと相手に切りかかった。
だが今日の獲物は小物の割に素早かった。
見習い色染師が相手をする色魅の中でも少し格上のようだ。
明月院の色魅より強敵な感じが肌を通して伝わってくる。
ひょいっと蒼騎の一閃をかわすと、逆に双葉と母の方へ向かって飛び込んでいった。
色染師ではない普通の人間は、色魅たちの格好のエサだ。
「え?」
「お母さん! 双葉!」
思わず若葉は二人の前に身を投げ出していた。
「新堂!」
蒼騎も素早く向きをかえたが、一拍遅かった。
細長い小枝のような指にみえた透明でふわふわしている部分が、鞭のようにしなやかに伸びて若葉の左胸の校章をつかんだ。
ふいをつかれた若葉が思わずその指を離そうとつかんだが、がんとして動かない。
蒼騎も若葉ごと切れないので、動きが止まる。
瞬間―。
思いっきり細長い透明な指が校章をもぎとった。
「新堂!」
「いやああ~!」
その場にしりもちをつく。
校章から若葉色の札が浮き上がる。
それはまだ使ったことはないが若葉の色名札だった。
そのまま色魅が若葉色の札をつかんだ瞬間、自身も若葉色に染まった色魅はほころびかけた結界から素早く逃げていった。
「くそっ! 新堂!」
色名刀を慌てて自分の胸に収めた蒼騎は若葉に駆け寄った。
「新堂! 大丈夫、か?」
「はい。大丈夫です」
ふらつきながらも蒼騎の手を取った若葉は、その自分の手を見て蒼白になった。
「嘘……」
手の色が薄くなって透けてきている。
立ち上がると、スカートからのぞいている両足の肌も透けてきている。
「どういうこと?」
「わからない」
「お姉ちゃん、透けてきてるよ」
「若葉、どうしたの? どうなってるの? あなた一体何をしたの?」
何をした、ではなく何かされたのだ。
説明をしたかったが、複雑すぎてどこから何を話せば良いのか若葉はわからず、さらにじわじわと透けていく自分の体に驚いて、すっかりパニックになっていた。
色名札を奪われたらすぐに本部に連絡を、とは、生徒手帳の要注意事項の項目に赤字で書いてあったが。
つかんでいる若葉の手の感触はあるのに、その色はどんどん薄くなって透けていく。
見ている顔も肌の色が薄くなってもう少しで背後の景色が透けて見えそうなくらいだ。
自分を落ち着かせるために蒼騎は、深呼吸を一つした。
(嫌な予感がする)
顔まで透けてきていると言ったら、若葉は完全に我を失ってしまうだろう。
年上として若葉の色導師として自分が冷静にならないと。
しかも、若葉の家族まで見ているのだから。
蒼騎は軽く若葉の肩をたたいて落ち着かせると本部に電話をした。
本部からの指示は簡単だった。
今度は蒼騎が結界を張って、そこを動かないように待機しているように。
そちらへ迎えの者が行く。
蒼騎は素早く五色の札で結界を張りなおした。
「若葉、どうしたの? 何があったの?」
心配そうに若葉を挟んで蒼騎の向こうから若葉の母親が声をかけている。
「あの、姉とあなたは一体何をしていたんですか?」
母親の後ろに立っている少女が蒼騎をにらみつけてくる。
「姉と同じ制服を着ていらっしゃるようなので、姉と同じ高校の方ですよね?」
「俺は、新堂さんと同じ高校の三年で……」
色染師の話を知らないらしい二人にどこまで話したものか、蒼騎は逡巡した。
「姉の彼氏ですか?」
ずばりと聞いてくる。
その単刀直入な聞き方は若葉と同じだ。
何も知らないということは、そう思われても仕方がない。
「違います」
「放課後ここで何をしてたんですか? なぜ姉の姿がこんなふうになっていくんですか?」
「あの」
何をどう話せば良いのだろう。
さらに迷う蒼騎。
「ふふふ」
若葉が笑う声が聞こえた。
だがその声はいつもよりも弱々しい。
「お姉ちゃん!」
「若葉!」
「新堂!」
三人が同時に反応した。
「李先輩、困ってる」
見たことないくらい蒼白で緊迫している。
若葉はそれどころではないはずなのに、なぜか笑いがこみ上げてきた。
そしてこの非常事態に、事情を知っている父や祖母ではなくて何も知らない母と妹がいる。
もう笑うしかない。
「若葉、あなたどうしたの? 一体さっきは何をしていたの?」
「お母さん、多分これは緊急事態なはず。詳細は李先輩からじゃなくて、関東本部の誰かに聞いて」
「お姉ちゃん?」
「双葉、ごめん。詳しい話は今はできない。多分、後からくる人にお母さんと話をきいて。父さんとおばあちゃんは知ってたんだけどね。双葉に話してなくてごめん」
「お姉ちゃん……」
「先輩、本部からは何て?」
「もうすぐ迎えがくるそうだ」
「そうですか。母と妹をよろしくお願いします」
「わかった」
若葉はすっとそのまま目を閉じた。
これ以上、透けていく自分の体を見ている自信がなかった。
(怖い)
一体自分の身に何が起こっているのか?
蒼騎の腕に支えられている体の感覚は確かにあるはずなのに、目に映る自分はどんどん透けていく。
(リアル透明人間になるって、笑えないな)
自嘲する。
色染師の活動やりすぎ、ということなのだろうか。
体が小刻みに震える。
誰も何もできない。
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