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第一章 苦悩
屈折 ②
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先程トレーニングジムで視線があった50代くらいの兄貴が丁度シャワーからバスタオルで体を拭きながら出てきた。
兄貴は股間には重量感があるドス黒いものをぶらぶらとさせて、バスタオルで頭をがしがしと拭いている。
左右に動く、兄貴のチ◯コを見て和也はドキドキし、股間が反応しかけた。
兄貴たちは全員で5名、皆が大胸筋はパンパンに張りケツもプリっと筋肉質であった。
兄貴たちは筋肉具合を自慢したいのか、確かめたいのかで、互いの体、胸や腹、肩甲骨のあたり、尻、太ももなどを触り合い、声高らかと筋肉の話題で盛り上がる。
更衣室内が兄貴たちの熱気と存在の圧迫感が充満しているような雰囲気となっていた。
和也はその圧迫感に、身の置き所がなく、角の方でそそくさと着替えをしていた。
着替えをしている和也に1人の兄貴が話しかけてきた。
さっきから何度か視線が重なった、50代と思われる兄貴だった。
「お兄さんいい体しているね、鍛えればもっといい体になるよ、何か運動していたの?」
「えっ?あっ、学生時代にラグビーをやっていました、今は腹も出ちゃってお恥ずかしい体型です・・・」和也は突然話しかけられて驚いたが何とか返答した。
「ラグビーをやっていました・・・」和也の声を聞いていたのか、聞かなかったのかはわからないが、他の4人のマッチョ兄貴達が一斉に和也に視線を向けた。
和也はマッチョ兄貴4人の眼光の鋭さに気まずさを感じた。
「ヤバい・・・早く帰らないと!」和也はその場を早く逃げたい衝動にかられた。
「ラグビーっすか?カッケ~!だから体つきいいんすね!」30代くらいの兄貴が和也に話しかけてきた。先程の鋭い視線とはうってかわった人懐っこい笑顔だ。
他のマッチョ兄貴3人も何となく輪に加わり、和也を囲んで筋トレの話しが盛り上がってしまう。
「どうして俺が輪の中心になっているんだ?!でも帰るタイミングを言い出せない・・・」和也は顔が引き攣らないように必死に繕う。
「お兄さん、今度一緒に筋トレやらない?」50代の兄貴が和也に声を掛けた。
「えっ?あっ・・・はい・・・」和也は咄嗟に返事をする。
「よっしゃぁ!じゃあ決まりだな!」マッチョたちは歓喜に湧いた。
「俺は、啓太郎、古淵啓太郎と言います」50代の兄貴は和也に自己紹介をした。
「さ、相模和也です。よろしくお願いします」和也は自己紹介をし返した。
啓太郎から連絡先の交換を提案され、和也は啓太郎とメアド交換をした。
「来週は来ますか?」啓太郎は和也に話しかける。
「来週の日曜日は今のところ特に予定はなく・・・えぇ、来れると思います」和也は返答した・・・
和也はジムを後にした。
茂からの返信がなく、そのまま家に帰った。
茂から返信がきたのは、夜になってからだった。
「マッサージのアルバイトで今日はお客さんが途切れず返信が遅くなってしまいました・・・」
「和也さん、会いたかった!ごめんなさい」
「茂君。大丈夫だよ、また今度、会いましょう」和也は茂にメールを打った。
和也はそう言えば智成にもメールの返信をしていなかったのを思い出し。
「中々会えないね、そんなことしてないよ」和也は智成にもメールの返信をしたのだった。
兄貴は股間には重量感があるドス黒いものをぶらぶらとさせて、バスタオルで頭をがしがしと拭いている。
左右に動く、兄貴のチ◯コを見て和也はドキドキし、股間が反応しかけた。
兄貴たちは全員で5名、皆が大胸筋はパンパンに張りケツもプリっと筋肉質であった。
兄貴たちは筋肉具合を自慢したいのか、確かめたいのかで、互いの体、胸や腹、肩甲骨のあたり、尻、太ももなどを触り合い、声高らかと筋肉の話題で盛り上がる。
更衣室内が兄貴たちの熱気と存在の圧迫感が充満しているような雰囲気となっていた。
和也はその圧迫感に、身の置き所がなく、角の方でそそくさと着替えをしていた。
着替えをしている和也に1人の兄貴が話しかけてきた。
さっきから何度か視線が重なった、50代と思われる兄貴だった。
「お兄さんいい体しているね、鍛えればもっといい体になるよ、何か運動していたの?」
「えっ?あっ、学生時代にラグビーをやっていました、今は腹も出ちゃってお恥ずかしい体型です・・・」和也は突然話しかけられて驚いたが何とか返答した。
「ラグビーをやっていました・・・」和也の声を聞いていたのか、聞かなかったのかはわからないが、他の4人のマッチョ兄貴達が一斉に和也に視線を向けた。
和也はマッチョ兄貴4人の眼光の鋭さに気まずさを感じた。
「ヤバい・・・早く帰らないと!」和也はその場を早く逃げたい衝動にかられた。
「ラグビーっすか?カッケ~!だから体つきいいんすね!」30代くらいの兄貴が和也に話しかけてきた。先程の鋭い視線とはうってかわった人懐っこい笑顔だ。
他のマッチョ兄貴3人も何となく輪に加わり、和也を囲んで筋トレの話しが盛り上がってしまう。
「どうして俺が輪の中心になっているんだ?!でも帰るタイミングを言い出せない・・・」和也は顔が引き攣らないように必死に繕う。
「お兄さん、今度一緒に筋トレやらない?」50代の兄貴が和也に声を掛けた。
「えっ?あっ・・・はい・・・」和也は咄嗟に返事をする。
「よっしゃぁ!じゃあ決まりだな!」マッチョたちは歓喜に湧いた。
「俺は、啓太郎、古淵啓太郎と言います」50代の兄貴は和也に自己紹介をした。
「さ、相模和也です。よろしくお願いします」和也は自己紹介をし返した。
啓太郎から連絡先の交換を提案され、和也は啓太郎とメアド交換をした。
「来週は来ますか?」啓太郎は和也に話しかける。
「来週の日曜日は今のところ特に予定はなく・・・えぇ、来れると思います」和也は返答した・・・
和也はジムを後にした。
茂からの返信がなく、そのまま家に帰った。
茂から返信がきたのは、夜になってからだった。
「マッサージのアルバイトで今日はお客さんが途切れず返信が遅くなってしまいました・・・」
「和也さん、会いたかった!ごめんなさい」
「茂君。大丈夫だよ、また今度、会いましょう」和也は茂にメールを打った。
和也はそう言えば智成にもメールの返信をしていなかったのを思い出し。
「中々会えないね、そんなことしてないよ」和也は智成にもメールの返信をしたのだった。
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