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第24話
(25)
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傍らに置いたハンカチを開いた賢吾は、花びらを軽く掴み取り、思いがけない行動に出た。しどけなく開いたままの和彦の両足の間に、振り撒いたのだ。慌てて足を閉じようとしたが、賢吾の腕に押さえられて動けない。
「何、してるんだっ……」
「桜の花を愛でてるんだ。先生に似合うかと思ったが……なかなかのもんだ」
濡れそぼった和彦のものに花びらが張り付く。さらに賢吾はおもしろがるように、数枚の花びらを先端に擦りつけてくる。刺激に声を上げそうになった和彦は必死に唇を噛み、顔を背ける。しかしそれが、さらに賢吾を煽ったようだ。
片足を抱え上げられ、内奥の入り口をまさぐられる。まさか、と思ったときには、指を挿入されていた。すぐに指は引き抜かれたが、再び挿入され、それを何回も繰り返される。わずかな違和感があった。いや、異物感というべきかもしれない。
ハッとして賢吾を見上げると、のしかかられ、唇を塞がれる。一方で、内奥を指でまさぐられ――桜の花びらを押し込まれる。
鳥肌が立つような倒錯的な悦びと興奮を覚えていた。
「うっ、あぁっ――」
賢吾の指を締め付けて、和彦は絶頂に達していた。賢吾は、和彦のその反応に悦びを覚えたように、官能的なバリトンを耳に注ぎ込んできた。
「もうイッたのか。堪え性のないオンナだ。それとも、桜の花びらとも相性がいいのか?」
少し意地の悪い囁きに、和彦の理性は陥落する。賢吾の首にしがみつき、懇願していた。
「……早、く……、賢吾さん、早く中にっ……」
「中にもう入れてるだろ。指も、桜の花びらも」
もう一度桜の花びらを内奥に押し込まれる。焦れた和彦は、癇癪を起こしたように賢吾の背を殴りつける。ようやく体を起こした賢吾が、もったいぶるように浴衣の帯を解いた。
裸の熱い体にのしかかられ、夢中になって背の大蛇を両手でまさぐる。内奥の入り口に賢吾の欲望が押し当てられて、潤んだ吐息が洩れていた。
「んっ、くうぅっ――……」
圧倒的な存在感を持つものに内奥をこじ開けられ、襞と粘膜を強く擦り上げられる。さらに今日は、粘膜と粘膜の間には桜の花びらがある。和彦はビクビクと腰を震わせながら、夢中で賢吾の腰に両足を絡める。抉るように内奥を犯しながら賢吾が言った。
「桜の花びらは、気に入ったようだな」
奥深くまで突き上げたあと、あっさり欲望が引き抜かれる。賢吾は緩んだ内奥に花びらを詰め込み、また犯し始める。和彦は、首を左右に振りながら乱れていた。
「あっ……ん、あっ、あっ、んうっ」
乱暴に突き上げられるたびに、精を放ったばかりだというのにもう身を起こした和彦のものが揺れる。内奥も、力強く脈打つ賢吾のものを花びらごときつく締め付け、歓喜している。
「気持ちいいか、先生?」
優しい声で賢吾に問われ、和彦は夢中で頷き、大蛇が息づく背に爪を立てる。すると、内奥でひときわ賢吾のものが大きくなる。
荒々しい嵐に巻き込まれているようだった。容赦なく内奥を突き上げられ、掻き回され、両足を大きく左右に開いた姿勢を取らされて、賢吾の眼差しを受けながら、熱い精を注ぎ込まれる。和彦は、悦びの証として二度目の精を噴き上げ、下腹部を濡らしていた。
散らされた桜の花びらを自らの精で汚し、ひどく申し訳ない気持ちになったが、一方の賢吾は、楽しげに口元を緩める。
「――いい光景だ」
賢吾の洩らした一言に、和彦は羞恥のあまり蒸発しそうになる。緩慢な動作で賢吾の肩を押し上げようとしたが、反対に両手首を掴まれて布団に押さえつけられ、深い口づけを与えられる。
汗に濡れた体を擦りつけるように抱き合いながら、舌を絡め合う。そうしているうちに賢吾のものはすぐに力を取り戻し、それを感じた和彦は小さく喘ぐ。
「しっかり尻を締めてろ。今度は、後ろから愛してやる」
露骨な囁きに身じろいだときには、賢吾のものが内奥から引き抜かれていた。
和彦は腰を突き出した姿勢を取らされ、内から溢れ出ようとするものを押し戻すように、すぐに背後から貫かれる。
「ううっ……」
内奥深くを突き上げられて、苦しさに和彦は呻く。それでも呑み込まされたものを拒むことはできず、むしろ媚びるように、襞と粘膜を使って逞しい欲望に奉仕する。褒美のつもりなのか、賢吾の手が体に這わされた。
触れられないまま硬く凝った胸の突起を抓られ、和彦は鼻にかかった声を洩らす。内腿を撫でられ、欲望を軽く上下に扱かれ、ここで腰を抱え込まれて一層深く繋がる。
「ひっ……、くっ、うぁ――」
布団を鷲掴んで和彦が背をしならせると、ふいに賢吾が話し始めた。
「やっぱり、惜しいことをしたな。この体にしっかりと、俺のオンナだっていう証の刺青を入れてやればよかった」
「何、してるんだっ……」
「桜の花を愛でてるんだ。先生に似合うかと思ったが……なかなかのもんだ」
濡れそぼった和彦のものに花びらが張り付く。さらに賢吾はおもしろがるように、数枚の花びらを先端に擦りつけてくる。刺激に声を上げそうになった和彦は必死に唇を噛み、顔を背ける。しかしそれが、さらに賢吾を煽ったようだ。
片足を抱え上げられ、内奥の入り口をまさぐられる。まさか、と思ったときには、指を挿入されていた。すぐに指は引き抜かれたが、再び挿入され、それを何回も繰り返される。わずかな違和感があった。いや、異物感というべきかもしれない。
ハッとして賢吾を見上げると、のしかかられ、唇を塞がれる。一方で、内奥を指でまさぐられ――桜の花びらを押し込まれる。
鳥肌が立つような倒錯的な悦びと興奮を覚えていた。
「うっ、あぁっ――」
賢吾の指を締め付けて、和彦は絶頂に達していた。賢吾は、和彦のその反応に悦びを覚えたように、官能的なバリトンを耳に注ぎ込んできた。
「もうイッたのか。堪え性のないオンナだ。それとも、桜の花びらとも相性がいいのか?」
少し意地の悪い囁きに、和彦の理性は陥落する。賢吾の首にしがみつき、懇願していた。
「……早、く……、賢吾さん、早く中にっ……」
「中にもう入れてるだろ。指も、桜の花びらも」
もう一度桜の花びらを内奥に押し込まれる。焦れた和彦は、癇癪を起こしたように賢吾の背を殴りつける。ようやく体を起こした賢吾が、もったいぶるように浴衣の帯を解いた。
裸の熱い体にのしかかられ、夢中になって背の大蛇を両手でまさぐる。内奥の入り口に賢吾の欲望が押し当てられて、潤んだ吐息が洩れていた。
「んっ、くうぅっ――……」
圧倒的な存在感を持つものに内奥をこじ開けられ、襞と粘膜を強く擦り上げられる。さらに今日は、粘膜と粘膜の間には桜の花びらがある。和彦はビクビクと腰を震わせながら、夢中で賢吾の腰に両足を絡める。抉るように内奥を犯しながら賢吾が言った。
「桜の花びらは、気に入ったようだな」
奥深くまで突き上げたあと、あっさり欲望が引き抜かれる。賢吾は緩んだ内奥に花びらを詰め込み、また犯し始める。和彦は、首を左右に振りながら乱れていた。
「あっ……ん、あっ、あっ、んうっ」
乱暴に突き上げられるたびに、精を放ったばかりだというのにもう身を起こした和彦のものが揺れる。内奥も、力強く脈打つ賢吾のものを花びらごときつく締め付け、歓喜している。
「気持ちいいか、先生?」
優しい声で賢吾に問われ、和彦は夢中で頷き、大蛇が息づく背に爪を立てる。すると、内奥でひときわ賢吾のものが大きくなる。
荒々しい嵐に巻き込まれているようだった。容赦なく内奥を突き上げられ、掻き回され、両足を大きく左右に開いた姿勢を取らされて、賢吾の眼差しを受けながら、熱い精を注ぎ込まれる。和彦は、悦びの証として二度目の精を噴き上げ、下腹部を濡らしていた。
散らされた桜の花びらを自らの精で汚し、ひどく申し訳ない気持ちになったが、一方の賢吾は、楽しげに口元を緩める。
「――いい光景だ」
賢吾の洩らした一言に、和彦は羞恥のあまり蒸発しそうになる。緩慢な動作で賢吾の肩を押し上げようとしたが、反対に両手首を掴まれて布団に押さえつけられ、深い口づけを与えられる。
汗に濡れた体を擦りつけるように抱き合いながら、舌を絡め合う。そうしているうちに賢吾のものはすぐに力を取り戻し、それを感じた和彦は小さく喘ぐ。
「しっかり尻を締めてろ。今度は、後ろから愛してやる」
露骨な囁きに身じろいだときには、賢吾のものが内奥から引き抜かれていた。
和彦は腰を突き出した姿勢を取らされ、内から溢れ出ようとするものを押し戻すように、すぐに背後から貫かれる。
「ううっ……」
内奥深くを突き上げられて、苦しさに和彦は呻く。それでも呑み込まされたものを拒むことはできず、むしろ媚びるように、襞と粘膜を使って逞しい欲望に奉仕する。褒美のつもりなのか、賢吾の手が体に這わされた。
触れられないまま硬く凝った胸の突起を抓られ、和彦は鼻にかかった声を洩らす。内腿を撫でられ、欲望を軽く上下に扱かれ、ここで腰を抱え込まれて一層深く繋がる。
「ひっ……、くっ、うぁ――」
布団を鷲掴んで和彦が背をしならせると、ふいに賢吾が話し始めた。
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