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第13話
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がっしりとした片腕で抱き締められながら、耳朶を甘噛みされて囁かれる。のろのろと和彦が振り返ると、優しく唇を吸われた。間近で賢吾の顔を見つめる。賢吾も、愉悦に目を細めながら、和彦を見ていた。
「さっき、誰のことを『獣』と言ったんだ?」
からかうように賢吾に問われ、思わず和彦は睨みつける。
「……寝ている人間に、朝から襲いかかる男のこと、だっ……」
「それは、紳士的じゃねーな」
悪びれた様子もなく、澄ました顔で賢吾が応じる。この言動に腹が立つし悔しくもあるのだが、一方で、おかしくもある。
「あんた、ぼくと千尋の寝顔を、わざわざ見に来たのか?」
「どっちも、意味は違うが、俺にとっては可愛い存在だからな」
「えっ……」
突然、ぐいっと抱き寄せられた和彦は、繋がったまま、あぐらをかいた賢吾の両足の間に座らされた。内奥を下から強く突き上げられ、ビクビクと腰が震える。
「――ここをじっくり可愛がってやる」
和彦の肩に唇を押し当てながら、賢吾の片手が両足の間に差し込まれる。すでに反り返り、先端から悦びのしずくを垂らしているものを軽く扱いたあと、賢吾の手はさらに深くへと入り込んできた。
「んうぅっ」
柔らかな膨らみをいきなりきつく揉みしだかれ、和彦は腰を浮かせて逃れようとしたが、太い杭を内奥深くに打ち込まれているような状態だ。実際は、賢吾の片腕の中で身悶えただけだった。
「やっ……、そこ、嫌だっ……」
「嫌か? 最近はここでよく感じるようになっただろ。それに尻が、引き絞るように締まってるぞ。遠慮するな、先生。腰が抜けるぐらい、感じさせてやる。いい寝顔を見せてくれたからな」
理屈はなんでもいいのだ。賢吾はこうやって、和彦をいたぶる――淫らに攻めるのが楽しいのだ。
巧みに指が蠢き、ゾクゾクするような感覚が込み上げてくる。弱みを弄られる怖さと、快感の塊を愛される悦びが混ざり合い、和彦を惑乱させる。
「んんっ、あっ、あっ、はああっ」
強い快感に身を捩るたびに、内奥でふてぶてしく息づく大蛇の分身を意識させられる。唆されるままにぎこちなく腰を揺らすと、褒美とばかりに、柔らかな膨らみを手荒く揉み込まれた。
「くっ……ん、いっ、いぃ……」
快感を知らせるように、何度も背をしならせる。すると、熱く濡れた舌に背を舐め上げられた。和彦は甲高い声を上げ、自分でもわかるほどきつく、賢吾のものを締め付ける。この瞬間、精を迸らせていた。
和彦は体を震わせて息を喘がせる。本当はこのまま倒れ込んでしまいたいが、賢吾が許してくれなかった。
呼吸が落ち着くまで唇と舌を吸われたあと、再び敷布団の上に這わされ、内奥を果敢に突き上げられる。
「イかせたばかりだっていうのに、もう尻が締まり始めたな……」
そう言って賢吾の手が、両足の間をまさぐってくる。執拗に柔らかな膨らみを攻め立てられ、和彦は嗚咽をこぼす。突き出した腰がガクガクと震えていた。しかし賢吾は容赦なく、内奥で力強い律動を繰り返すのだ。
「あうっ、ううっ、賢吾さっ……、んあっ、あっ」
放埓に声を上げながら和彦は、敷布団の端を握り締める。快感がつらいのに、それでも自ら大きく両足を開き、賢吾を求めてしまう。そんな和彦に賢吾は、ゾクリとするような残酷で淫らな言葉をかけてきた。
「感じすぎて――漏らすまで、攻めてやる」
このとき和彦が感じたのは恐怖ではなく、快感に対する純粋な期待だった。その証拠に、内奥を犯し続ける大蛇のように太い欲望を、和彦は柔らかな肉で締め付け、襞で舐め上げる。
「……高ぶったか、先生?」
愉悦を含んだ声で問いかけてきた賢吾に、精を放ったばかりのものを掴まれ、きつく扱かれる。
「うあっ……、あっ、あっ、い、ぃ――」
「ああ、俺もいい。最高だ」
さすがの賢吾も限界が近いのか、腰を掴まれて乱暴に前後に揺さぶられる。容赦なく内奥深くを掻き回すように抉られ、突き上げられ、和彦は何度となく悲鳴を上げる。その悲鳴が、凶暴な大蛇を高ぶらせた。
腰を抱え込まれ、深く繋がる。和彦は、柔らかな膨らみを弄ばれながら、賢吾の精を叩きつけるようにして内奥に注ぎ込まれた。
「ひぁっ、あっ、はっ……ん」
腰を震わせながら、内奥で脈打っている賢吾のものを引き絞るように締め付ける。和彦の意思ではなく、体が勝手に反応しているのだ。
休む間もなく賢吾が再び動き始めたとき、和彦の唇からこぼれ出たのは哀願の言葉ではなく、歓喜の声だった。
「さっき、誰のことを『獣』と言ったんだ?」
からかうように賢吾に問われ、思わず和彦は睨みつける。
「……寝ている人間に、朝から襲いかかる男のこと、だっ……」
「それは、紳士的じゃねーな」
悪びれた様子もなく、澄ました顔で賢吾が応じる。この言動に腹が立つし悔しくもあるのだが、一方で、おかしくもある。
「あんた、ぼくと千尋の寝顔を、わざわざ見に来たのか?」
「どっちも、意味は違うが、俺にとっては可愛い存在だからな」
「えっ……」
突然、ぐいっと抱き寄せられた和彦は、繋がったまま、あぐらをかいた賢吾の両足の間に座らされた。内奥を下から強く突き上げられ、ビクビクと腰が震える。
「――ここをじっくり可愛がってやる」
和彦の肩に唇を押し当てながら、賢吾の片手が両足の間に差し込まれる。すでに反り返り、先端から悦びのしずくを垂らしているものを軽く扱いたあと、賢吾の手はさらに深くへと入り込んできた。
「んうぅっ」
柔らかな膨らみをいきなりきつく揉みしだかれ、和彦は腰を浮かせて逃れようとしたが、太い杭を内奥深くに打ち込まれているような状態だ。実際は、賢吾の片腕の中で身悶えただけだった。
「やっ……、そこ、嫌だっ……」
「嫌か? 最近はここでよく感じるようになっただろ。それに尻が、引き絞るように締まってるぞ。遠慮するな、先生。腰が抜けるぐらい、感じさせてやる。いい寝顔を見せてくれたからな」
理屈はなんでもいいのだ。賢吾はこうやって、和彦をいたぶる――淫らに攻めるのが楽しいのだ。
巧みに指が蠢き、ゾクゾクするような感覚が込み上げてくる。弱みを弄られる怖さと、快感の塊を愛される悦びが混ざり合い、和彦を惑乱させる。
「んんっ、あっ、あっ、はああっ」
強い快感に身を捩るたびに、内奥でふてぶてしく息づく大蛇の分身を意識させられる。唆されるままにぎこちなく腰を揺らすと、褒美とばかりに、柔らかな膨らみを手荒く揉み込まれた。
「くっ……ん、いっ、いぃ……」
快感を知らせるように、何度も背をしならせる。すると、熱く濡れた舌に背を舐め上げられた。和彦は甲高い声を上げ、自分でもわかるほどきつく、賢吾のものを締め付ける。この瞬間、精を迸らせていた。
和彦は体を震わせて息を喘がせる。本当はこのまま倒れ込んでしまいたいが、賢吾が許してくれなかった。
呼吸が落ち着くまで唇と舌を吸われたあと、再び敷布団の上に這わされ、内奥を果敢に突き上げられる。
「イかせたばかりだっていうのに、もう尻が締まり始めたな……」
そう言って賢吾の手が、両足の間をまさぐってくる。執拗に柔らかな膨らみを攻め立てられ、和彦は嗚咽をこぼす。突き出した腰がガクガクと震えていた。しかし賢吾は容赦なく、内奥で力強い律動を繰り返すのだ。
「あうっ、ううっ、賢吾さっ……、んあっ、あっ」
放埓に声を上げながら和彦は、敷布団の端を握り締める。快感がつらいのに、それでも自ら大きく両足を開き、賢吾を求めてしまう。そんな和彦に賢吾は、ゾクリとするような残酷で淫らな言葉をかけてきた。
「感じすぎて――漏らすまで、攻めてやる」
このとき和彦が感じたのは恐怖ではなく、快感に対する純粋な期待だった。その証拠に、内奥を犯し続ける大蛇のように太い欲望を、和彦は柔らかな肉で締め付け、襞で舐め上げる。
「……高ぶったか、先生?」
愉悦を含んだ声で問いかけてきた賢吾に、精を放ったばかりのものを掴まれ、きつく扱かれる。
「うあっ……、あっ、あっ、い、ぃ――」
「ああ、俺もいい。最高だ」
さすがの賢吾も限界が近いのか、腰を掴まれて乱暴に前後に揺さぶられる。容赦なく内奥深くを掻き回すように抉られ、突き上げられ、和彦は何度となく悲鳴を上げる。その悲鳴が、凶暴な大蛇を高ぶらせた。
腰を抱え込まれ、深く繋がる。和彦は、柔らかな膨らみを弄ばれながら、賢吾の精を叩きつけるようにして内奥に注ぎ込まれた。
「ひぁっ、あっ、はっ……ん」
腰を震わせながら、内奥で脈打っている賢吾のものを引き絞るように締め付ける。和彦の意思ではなく、体が勝手に反応しているのだ。
休む間もなく賢吾が再び動き始めたとき、和彦の唇からこぼれ出たのは哀願の言葉ではなく、歓喜の声だった。
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