16 / 1,258
第1話
(15)
しおりを挟む
「お前、一体、これ……」
こんなものを見たうえで、それでもなお声をかけてくるのは澤村の優しさだろう。しかし今の和彦は、答えられなかった。答えたくなかった。自分が、ヤクザに拉致された挙げ句に辱められ、そのときの様子をビデオカメラで撮影されたなど。
この場で頭を抱えてうずくまりたいところをなんとか踏みとどまる。これ以上の醜態を晒せるわけがなかった。
「――……悪い、今日のぼくの手術は、全部キャンセルにしてくれ……。いや、この先の手術も、全部……」
「おいっ、佐伯、大丈夫かっ?」
澤村の制止を振りきった和彦は、ふらつく足取りで医局を出る。そのままエレベーターに乗り込むと、一階に降りた。あの写真を見た人間と、同じ場所にいたくなかった。
いやむしろ、見た人間のほうが、和彦にいてほしくないと思っているだろう。
もう終わりだと、そんな言葉が頭の中を駆け巡っていた。あんな写真を見られては、もうこのクリニックで働き続けることはできない。仮に和彦が鋼のような神経を持っていたとしても、クリニックのほうが和彦を切るはずだ。
なぜ、こんなことに――。
呆然としながらロビーを通ってビルを出た和彦の目に飛び込んできたのは、正面に停められた高級車だった。その車の前に直立不動で立っているのは三田村だ。まるで、和彦がビルから飛び出してくるとわかっていたようなタイミングだが、もちろん偶然ではないだろう。
和彦が睨みつけると、三田村は相変わらず、憎たらしくなるほど眉一つ動かさず、スモークフィルムの貼られた後部座席のドアを開けた。悠然とシートに腰掛けているのは、賢吾だ。
「あんたがっ……」
ぐっと拳を握り締めると、賢吾は薄い笑みを口元に湛えながら、指先で和彦を呼んだ。乱暴に息を吐き出した和彦は大股で車に歩み寄り、乗り込む。すぐにドアは閉められ、三田村が助手席に乗り込むのを待ってから、静かに車は走り出した。
「――〈あれ〉は見たようだな」
口を開いたのは賢吾が先だった。和彦はキッと賢吾を睨みつける。
「本当はもっときれいに印刷できるんだが、臨場感が出たほうがいいだろうと思って、少し画質を粗くしておいた」
「……約束したはずだ。録ったものは消すと」
「お前は、ヤクザが約束を守ってくれるなんて、本気で信じていたのか?」
言葉に詰まった和彦の動揺を見透かすように、賢吾がちらりとこちらを一瞥する。
「お前はもう、あのクリニックにはいられないだろうな。女相手の商売だ。いくらハンサムでも、尻におもちゃを突っ込まれて悦んでるような医者がいたら、イメージが悪すぎる。しかもバックには、性質の悪いヤクザが控えている……」
賢吾がくっくと低い笑い声を洩らす。その様子を見て、和彦は一瞬本気で、この男を殺したくなった。そんなことができるはずがないと、わかっていながら。
「だからといって、他の美容整形クリニックに移ったところで、無駄だぞ」
「また同じことをする、か」
「そうだ。お前がどこのクリニックに行こうが、俺はお前のあの写真をばら撒くよう、指示を出す。映像をそのまま流してやってもいい。そうやって、お前の行き場を奪ってやる」
あまりの怒りで満足に呼吸もできなくなる。何度も肩を上下させ、なんとか空気を体内に取り込もうとする和彦の頬を、賢吾の指がくすぐるように撫でてきた。手を振り払いたいが、できなかった。強い憎悪の一方で、奇妙な諦観の感情も込み上げてくるのだ。
「――……何が、目的だ……。たかが美容外科医にこんなことをするぐらいだ。理由はあるんだろう」
聞いてしまえば、従わざるをえないだろう。わかっていながら聞いてしまうのは、多分、理由が欲しいからだ。こうして賢吾と会う理由が。
賢吾は、和彦が欲しがっている理由を与えてくれた。
「お前は、うちの組専属の医者になれ」
「専属……」
「美容外科医というのは、願ったり叶ったりだ。女だけじゃなく、顔を弄る必要がある男は、いくらでもいる。特にうちのような仕事をしている場合はな。組同士の繋がりで、まず患者に不自由することはないぞ。指の皮膚を弄って指紋の偽造ができるようになれば、あっという間に売れっ子だ」
和彦は視線を逸らし、賢吾に言われた言葉を頭の中で反芻する。混乱した頭でも、これだけははっきりしていた。
「……あんたの組に飼われるということか」
「まあ、そうだな。いい場所を見つけて、お前にクリニックを持たせてやる。そこで嫌というほど経験を積め。細かなトラブルに煩わされることもないぞ。長嶺組どころか、総和会が後ろ盾についているんだからな。自分の名前を表に出したくないというなら、どこかで死にかけている医者の名義でも買えばいい。俺や組に協力する限り、お前は守ってやる。俺の〈身内〉としてな」
見えない檻の中に追い込まれている気がして、和彦は小刻みに体を震わせる。そんな和彦に対して、賢吾が意味ありげな笑みを向けた。
「いや、どちらかというと、俺の〈オンナ〉だな」
気がついたときには和彦は、賢吾の頬を平手で打っていた。しかし、車中にいる和彦以外の男たちは誰も動じない。賢吾は打たれた頬を軽く指先で撫でて、相変わらず笑っていた。
「お前に俺を殴らせるのは、これが最初で最後だ。次はないぞ。俺を殴るってことは、組の面子を汚すのと同じだからな」
和彦は間近から賢吾の目を見据える。掴み所のない、迂闊に探れば容赦なく食らいついてきそうな獰猛さが静かに息を潜めている、嫌な目だった。だけど、目が離せない。きっともう、自分は捕えられてしまったのだと、和彦はようやく現実を受け入れた。そうするしかなかったのだ。
「……ぼくを〈オンナ〉と言うな」
「わかった。――約束してやろうか?」
賢吾が低く笑い声を洩らした意味は、すぐにわかった。和彦は吐き出すように言う。
「誰が、ヤクザの約束なんて信じるかっ」
「気づくのが遅かったな」
あごを掴み寄せられ、当然のように賢吾の唇が重なってくる。痛いほど唇を吸われたとき、和彦は自分から口を開け、熱い舌を受け入れていた。箍が外れたように唇と舌を貪り合い、力強い腕に体を抱き寄せられる。
「――俺は、否という返事は聞かないからな」
激しい口づけの合間に賢吾に囁かれ、甘い眩暈を感じた和彦は、抗えないまま頷いていた。
こんなものを見たうえで、それでもなお声をかけてくるのは澤村の優しさだろう。しかし今の和彦は、答えられなかった。答えたくなかった。自分が、ヤクザに拉致された挙げ句に辱められ、そのときの様子をビデオカメラで撮影されたなど。
この場で頭を抱えてうずくまりたいところをなんとか踏みとどまる。これ以上の醜態を晒せるわけがなかった。
「――……悪い、今日のぼくの手術は、全部キャンセルにしてくれ……。いや、この先の手術も、全部……」
「おいっ、佐伯、大丈夫かっ?」
澤村の制止を振りきった和彦は、ふらつく足取りで医局を出る。そのままエレベーターに乗り込むと、一階に降りた。あの写真を見た人間と、同じ場所にいたくなかった。
いやむしろ、見た人間のほうが、和彦にいてほしくないと思っているだろう。
もう終わりだと、そんな言葉が頭の中を駆け巡っていた。あんな写真を見られては、もうこのクリニックで働き続けることはできない。仮に和彦が鋼のような神経を持っていたとしても、クリニックのほうが和彦を切るはずだ。
なぜ、こんなことに――。
呆然としながらロビーを通ってビルを出た和彦の目に飛び込んできたのは、正面に停められた高級車だった。その車の前に直立不動で立っているのは三田村だ。まるで、和彦がビルから飛び出してくるとわかっていたようなタイミングだが、もちろん偶然ではないだろう。
和彦が睨みつけると、三田村は相変わらず、憎たらしくなるほど眉一つ動かさず、スモークフィルムの貼られた後部座席のドアを開けた。悠然とシートに腰掛けているのは、賢吾だ。
「あんたがっ……」
ぐっと拳を握り締めると、賢吾は薄い笑みを口元に湛えながら、指先で和彦を呼んだ。乱暴に息を吐き出した和彦は大股で車に歩み寄り、乗り込む。すぐにドアは閉められ、三田村が助手席に乗り込むのを待ってから、静かに車は走り出した。
「――〈あれ〉は見たようだな」
口を開いたのは賢吾が先だった。和彦はキッと賢吾を睨みつける。
「本当はもっときれいに印刷できるんだが、臨場感が出たほうがいいだろうと思って、少し画質を粗くしておいた」
「……約束したはずだ。録ったものは消すと」
「お前は、ヤクザが約束を守ってくれるなんて、本気で信じていたのか?」
言葉に詰まった和彦の動揺を見透かすように、賢吾がちらりとこちらを一瞥する。
「お前はもう、あのクリニックにはいられないだろうな。女相手の商売だ。いくらハンサムでも、尻におもちゃを突っ込まれて悦んでるような医者がいたら、イメージが悪すぎる。しかもバックには、性質の悪いヤクザが控えている……」
賢吾がくっくと低い笑い声を洩らす。その様子を見て、和彦は一瞬本気で、この男を殺したくなった。そんなことができるはずがないと、わかっていながら。
「だからといって、他の美容整形クリニックに移ったところで、無駄だぞ」
「また同じことをする、か」
「そうだ。お前がどこのクリニックに行こうが、俺はお前のあの写真をばら撒くよう、指示を出す。映像をそのまま流してやってもいい。そうやって、お前の行き場を奪ってやる」
あまりの怒りで満足に呼吸もできなくなる。何度も肩を上下させ、なんとか空気を体内に取り込もうとする和彦の頬を、賢吾の指がくすぐるように撫でてきた。手を振り払いたいが、できなかった。強い憎悪の一方で、奇妙な諦観の感情も込み上げてくるのだ。
「――……何が、目的だ……。たかが美容外科医にこんなことをするぐらいだ。理由はあるんだろう」
聞いてしまえば、従わざるをえないだろう。わかっていながら聞いてしまうのは、多分、理由が欲しいからだ。こうして賢吾と会う理由が。
賢吾は、和彦が欲しがっている理由を与えてくれた。
「お前は、うちの組専属の医者になれ」
「専属……」
「美容外科医というのは、願ったり叶ったりだ。女だけじゃなく、顔を弄る必要がある男は、いくらでもいる。特にうちのような仕事をしている場合はな。組同士の繋がりで、まず患者に不自由することはないぞ。指の皮膚を弄って指紋の偽造ができるようになれば、あっという間に売れっ子だ」
和彦は視線を逸らし、賢吾に言われた言葉を頭の中で反芻する。混乱した頭でも、これだけははっきりしていた。
「……あんたの組に飼われるということか」
「まあ、そうだな。いい場所を見つけて、お前にクリニックを持たせてやる。そこで嫌というほど経験を積め。細かなトラブルに煩わされることもないぞ。長嶺組どころか、総和会が後ろ盾についているんだからな。自分の名前を表に出したくないというなら、どこかで死にかけている医者の名義でも買えばいい。俺や組に協力する限り、お前は守ってやる。俺の〈身内〉としてな」
見えない檻の中に追い込まれている気がして、和彦は小刻みに体を震わせる。そんな和彦に対して、賢吾が意味ありげな笑みを向けた。
「いや、どちらかというと、俺の〈オンナ〉だな」
気がついたときには和彦は、賢吾の頬を平手で打っていた。しかし、車中にいる和彦以外の男たちは誰も動じない。賢吾は打たれた頬を軽く指先で撫でて、相変わらず笑っていた。
「お前に俺を殴らせるのは、これが最初で最後だ。次はないぞ。俺を殴るってことは、組の面子を汚すのと同じだからな」
和彦は間近から賢吾の目を見据える。掴み所のない、迂闊に探れば容赦なく食らいついてきそうな獰猛さが静かに息を潜めている、嫌な目だった。だけど、目が離せない。きっともう、自分は捕えられてしまったのだと、和彦はようやく現実を受け入れた。そうするしかなかったのだ。
「……ぼくを〈オンナ〉と言うな」
「わかった。――約束してやろうか?」
賢吾が低く笑い声を洩らした意味は、すぐにわかった。和彦は吐き出すように言う。
「誰が、ヤクザの約束なんて信じるかっ」
「気づくのが遅かったな」
あごを掴み寄せられ、当然のように賢吾の唇が重なってくる。痛いほど唇を吸われたとき、和彦は自分から口を開け、熱い舌を受け入れていた。箍が外れたように唇と舌を貪り合い、力強い腕に体を抱き寄せられる。
「――俺は、否という返事は聞かないからな」
激しい口づけの合間に賢吾に囁かれ、甘い眩暈を感じた和彦は、抗えないまま頷いていた。
36
お気に入りに追加
1,315
あなたにおすすめの小説
噂好きのローレッタ
水谷繭
恋愛
公爵令嬢リディアの婚約者は、レフィオル王国の第一王子アデルバート殿下だ。しかし、彼はリディアに冷たく、最近は小動物のように愛らしい男爵令嬢フィオナのほうばかり気にかけている。
ついには殿下とフィオナがつき合っているのではないかという噂まで耳にしたリディアは、婚約解消を申し出ることに。しかし、アデルバートは全く納得していないようで……。
※二部以降雰囲気が変わるので、ご注意ください。少し後味悪いかもしれません(主人公はハピエンです)
※小説家になろうにも掲載しています
◆表紙画像はGirly Dropさんからお借りしました
(旧題:婚約者は愛らしい男爵令嬢さんのほうがお好きなようなので、婚約解消を申し出てみました)
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
結婚したくない王女は一夜限りの相手を求めて彷徨ったら熊男に国を挙げて捜索された
狭山雪菜
恋愛
フウモ王国の第三王女のミネルヴァは、側室だった母の教えの政略結婚なら拒絶をとの言葉に大人しく生きていた
成人を迎える20歳の時、国王から隣国の王子との縁談が決まったと言われ人物像に反発し、結婚を無くすために策を練った
ある日、お忍びで町で買い物をしていると、熊男に体当たりされその行く先々に彼が現れた
酒場で話していると、お互い惹かれ合っている事に気が付き………
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。
木山楽斗
恋愛
伯爵令嬢であるアルティリアは、婚約者からある日突然婚約破棄を告げられた。
彼はアルティリアが上から目線だと批判して、自らの妻として相応しくないと判断したのだ。
それに対して不満を述べたアルティリアだったが、婚約者の意思は固かった。こうして彼女は、理不尽に婚約を破棄されてしまったのである。
そのことに関して、アルティリアは実の父親から責められることになった。
公にはなっていないが、彼女は妾の子であり、家での扱いも悪かったのだ。
そのような環境で父親から責められたアルティリアの我慢は限界であった。伯爵家に必要ない。そう言われたアルティリアは父親に告げた。
「私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。私はそれで構いません」
こうしてアルティリアは、新たなる人生を送ることになった。
彼女は伯爵家のしがらみから解放されて、自由な人生を送ることになったのである。
同時に彼女を虐げていた者達は、その報いを受けることになった。彼らはアルティリアだけではなく様々な人から恨みを買っており、その立場というものは盤石なものではなかったのだ。
【R18】両想いでいつもいちゃいちゃしてる幼馴染の勇者と魔王が性魔法の自習をする話
みやび
恋愛
タイトル通りのエロ小説です。
「両想いでいつもいちゃいちゃしてる幼馴染の勇者と魔王が初めてのエッチをする話」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/902071521/575414884/episode/3378453
の続きです。
ほかのエロ小説は「タイトル通りのエロ小説シリーズ」まで
影の王宮
朱里 麗華(reika2854)
恋愛
王立学園の卒業式で公爵令嬢のシェリルは、王太子であり婚約者であるギデオンに婚約破棄を言い渡される。
ギデオンには学園で知り合った恋人の男爵令嬢ミーシャがいるのだ。
幼い頃からギデオンを想っていたシェリルだったが、ギデオンの覚悟を知って身を引こうと考える。
両親の愛情を受けられずに育ったギデオンは、人一倍愛情を求めているのだ。
だけどミーシャはシェリルが思っていたような人物ではないようで……。
タグにも入れましたが、主人公カップル(本当に主人公かも怪しい)は元サヤです。
すっごく暗い話になりそうなので、プロローグに救いを入れました。
一章からの話でなぜそうなったのか過程を書いていきます。
メインになるのは親世代かと。
※子どもに関するセンシティブな内容が含まれます。
苦手な方はご自衛ください。
※タイトルが途中で変わる可能性があります<(_ _)>
義兄に告白されて、承諾したらトロ甘な生活が待ってました。
アタナシア
恋愛
母の再婚をきっかけにできたイケメンで完璧な義兄、海斗。ひょんなことから、そんな海斗に告白をされる真名。
捨てられた子犬みたいな目で告白されたら断れないじゃん・・・!!
承諾してしまった真名に
「ーいいの・・・?ー ほんとに?ありがとう真名。大事にするね、ずっと・・・♡」熱い眼差を向けられて、そのままーーーー・・・♡。
【R18】清掃員加藤望、社長の弱みを握りに来ました!
Bu-cha
恋愛
ずっと好きだった初恋の相手、社長の弱みを握る為に頑張ります!!にゃんっ♥
財閥の分家の家に代々遣える“秘書”という立場の“家”に生まれた加藤望。
”秘書“としての適正がない”ダメ秘書“の望が12月25日の朝、愛している人から連れてこられた場所は初恋の男の人の家だった。
財閥の本家の長男からの指示、”星野青(じょう)の弱みを握ってくる“という仕事。
財閥が青さんの会社を吸収する為に私を任命した・・・!!
青さんの弱みを握る為、“ダメ秘書”は今日から頑張ります!!
関連物語
『お嬢様は“いけないコト”がしたい』
『“純”の純愛ではない“愛”の鍵』連載中
『雪の上に犬と猿。たまに男と女。』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高11位
『好き好き大好きの嘘』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高36位
『約束したでしょ?忘れちゃった?』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高30位
※表紙イラスト Bu-cha作
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる