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第一章、モテない冒険者編。
16、上手いこと言わんでええねん。
しおりを挟む俺達はバジリスクを倒しハイタッチした後に、魔力の枯渇寸前で横になっていた。
「コウ君。しばらく動けないね...。」
「そうだな。マナポーションも使いきったからしばらくはこのまま休んで魔力を回復させようぜ。ここがダンジョンの中でよかった。」
「そうだね。ボスが再出現するまで時間あるしね。」
10分位経ってようやく身体に力が戻って動くようになってきたので身体を起こした。
辺りを見渡すと、見慣れない物があった。
「おっ。宝箱があるじゃん。」
「きっとボス討伐の報酬だね。」
2人は宝箱に近づき開けた。入ってたのはブーツと腕輪だった。俺は鑑定で細かく観た。
・敏捷のブーツ
使用者の敏捷を30%上げる。
サイズは使用者によって変わる。
・HPの腕輪
使用者のHPを30%上げる。
サイズは使用者に依って変わる。
「ス、スゴい...。」
「そうなのか?」
「かなりのレア物だよ!!初心者ダンジョンでこれだけの物が出るなんて!!」
アルトは興奮冷めやらぬ感じで鼻息をならしていた。レアアイテムが出たのは、Cランクのボスを倒したからなのだろう。俺はそんなに興味が湧かなかったが...。
「ふーん。これはアルトが使えよ。」
「えっ!?良いの??」
「あぁ、HPと敏捷上がればアルトが少しは安全に戦えるようになるだろ。ただでさえ賢者って職業柄、HP は低い方なんだし。」
「ありがとう。大切にするよ。」
アルトはブーツと腕輪を早速装備して、履き心地を確かめていた。
そして辺りを軽く走って、
「スゴいスゴい!!まるで足に羽がついたように軽くて速いよぉ~!!」とはしゃいでいたが、俺にはどこも変わってないように見えた。
こういうのは本人の感覚的な問題なのだろうと勝手に納得をする。
「アルト、そろそろギルドに戻るぞ!」
「うん!今行くね~!僕、凄く速くない?
風になってるよね?」
「お、おう...。速くなったな...。」
「でしょ~?コウ君、ありがとう。」
「お、おう...。」
嬉しそうなアルトを見てると「たいして変わってないよ。」とは言えなかった。
俺達は11階層へ続く扉を開けた。するとすぐ側に石に囲まれている魔方陣が光っていた。
「これがポータルなのかな?」
「きっとそうだよ!この魔方陣は本で見た子とがあるもん!」
「アルトは博識なんだな。さすが賢者。」
「てへへ。僕はただ本を読むのが好きなだけだよ。」
「じゃあ、早速乗ってみようぜ!」
「うん!」
俺とアルトは魔方陣の上に乗った。すると、魔方陣が視界を奪うくらいに眩しい光を発した。
そして目を開けるとダンジョンの入り口付近に着いていたのだった。
「本当に一瞬なんだな。」
「そうだね。何か不思議な感覚だね。」
俺達は少し歩いてダンジョンを出ようとしたら、ダンジョンの見張りをしていた兵士がホッとした顔で声をかけてきた。
「良かった。遅かったから心配したよ。」
「あ、もう夕方ですもんね。いやぁ、少し苦戦してしまって。心配してくれてたんですね。ありがとうございます。」
「そんなボロボロになって...。一体、何階層まで行ったんだい?」
「依頼達成の為に10階層まで潜って来ました。」
「えぇぇ!?10階層をたった2人で!?」
「あはは...。」
「全く、無茶なことを...。」
兵士さんは驚きを通して呆れてた。
こんな駆け出し冒険者にまで心配してくれる優しい兵士さんに挨拶をして、俺達はギルドに向かった。
ギルドに入ると冒険者の数は少なくスムーズにラテの居る受付にたどり着いた。
「おっ!?青春ボーイズ!!ダンジョンはどうだったぁ~?依頼品は持ってこれた?」
「大変でしたけど、何とか依頼の品を持ってこれましたよ。」
俺はカウンターにクエストの素材オークの魔石2個とゴブリンキングの核を出した。
「うん。納品確認しました。初クエスト完了だね!お疲れ様!んじゃこれは報酬ね~。」
命を掛けてきたにしては少ない感じる程の報酬だった。
「初心者ダンジョンだからこんなもんか...。ラテさん、素材や魔石の買い取りってここで出来ますか?」
「うん、出来るよ!依頼書のクエスト報酬よりは単価は安くなっちゃうけど。」
「それはしょうがないか...。お願いします!でもカウンターに乗るかな?量が半端ないから...。まあ、いいか。」
俺はそんな事を言いながらダンジョンで取ってきた魔石を受付のカウンターに出し始めた。
ゴロゴロ...。ゴロゴロ...。ゴロゴロ...。
俺が魔石を出していくとどんどんラテさんの顔から笑顔が消えて顔がひきつっていく。
ゴロゴロ...。ゴロゴロ...。ゴロゴロ...。
ラテは意識を取り戻した様にハッとして、
「ちょ、ちょ、ストーーップ!!!」
ラテは慌てて止めてくる。
「へっ?」
「あのさ...、後どれくらいあるの?」
「あ~。魔石は後3分の1位ですかね。」
「...は?ち、ちなみに素材は??」
「数えてないですけど、少なくみてモンスター5、600体分位はあると思います。」
「はいぃぃぃぃ!?」
ラテは目が飛び出そうなほど驚いた。そしてすぐに気持ちを落ち着かせようと深呼吸をした。
呼吸が落ち着いてきたラテは、
「....青春ボーイズ!!
ここでは狭すぎて査定が出来ないから倉庫の方でお願いするわ。ちょっと付いてきて。」
俺は出した魔石を一旦、収納してラテさんに付いていった。
ギルドの奥には大きな倉庫の用な場所があり、そこでは引き取った魔物を屈強な職人達が解体していた。その一部分の広い場所に俺達は案内された。
「ここなら大丈夫でしょ?換金する魔物と魔石を全部出して!!」
「はい。大丈夫ですね。それでは出していきます。」
俺は次々と収納に入っているモンスターを出し始めた。全て出したら広い場所が山のように積み上がった。中々に壮観である。
モンスターの死体だから少し気持ち悪いが...。
死体の山を見た職人達が「今日は確実に残業だな...。」とか、「あの量マジか...。アイツ、俺達を殺すきか...。」とか口々で言っていた。
職人達の方が俺を殺しそうな視線を送っている気がするのは俺だけであろうか...。
「ほ、本当にスゴい数ね...。」
「...はい。
3階層でウルフとコボルトのデスパレードにかち合いまして、9階層がモンスターハウスになってたので、全て倒して回収したらこの数になったんですよ。俺たちだって必死だったのに...。」
俺の嘆きを職人達に聞こえる様に言った。
すると、職人達のリーダーが、
「あんちゃん達が必死に命を掛けて狩ってきたモンスター達だ!!泣き言何か言ってるんじゃねぇ!俺達は解体職人だぞ!!解体職人として誇りをしっかりもってやれや!!」
と他の職人達に喝を入れる。すると、職人達の目の色が変わり、
「やってやるわ!!」とか「職人、舐めんな!!」と気合いが入った様子だった。
俺はリーダーに軽く会釈をすると、任せろと親指を立てて作業に戻っていった。
リーダー!格好いい!
俺はリーダーみたいな男前になれるように頑張ろうと思った。
俺がリーダーの男前惚れてる間、ラテがぶつぶつ言いながら何かを考え込んでいた。
「デスパレードにモンスターハウス...。
初心者ダンジョンにそんなことがあったなんて今まで聞いた事がない....。一体、ダンジョンで何が...。
...ん?
こ、これって...。」
ラテがモンスターの山の一部を見て驚く。
「こ、これってバジリスクだよね?何で?何でここにあるの?まさか、ダンジョンで出てきたとか言わないわよね...?」
「10階層のボス部屋でゴブリンキングを倒した後に出てきたんですよ。
いやぁ、さすがに死ぬかと思いました。」
「...やっぱり何かがおかしい。
青春ボーイズ!ギルドマスターに報告行くから、一緒に来て!」
「は、はい。」
俺達はラテの後を付いていって、2階のギルド長の部屋の前に着いた。
コンコンッ。
「入れ。」
「失礼します。」
「ラテかどうした?」
「こちらの冒険者が行った初心者ダンジョンで少し問題があったので報告に上がりました。」
「そうか...君達、名前は?」
「先日冒険者になりました。Dランクのコウと申します。」
「僕はEランクのアルトです。」
「俺はここのギルドマスターのイカロスだ。宜しくな。」
ギルド長は髭が似合うダンディーな人だった。
「それで何があったんだ?教えてくれ。」
「コウ君、ギルドマスターに説明をお願いします。」
「は、はい。実はダンジョンで...。」
俺はギルド長にダンジョンで起きたことを説明した。すると、ギルド長が難しい顔になって何かを考え始めた。しばしの沈黙の後に、
「わかった...。報告ご苦労様。もう下がって良いぞ。...あっ。ちょっと待て。」
「はい?」
「アルトはDランクに昇進、
そして2人共、初心者ダンジョンをクリアしたらCランクに昇進してもらうからそのつもりでいろ。」
「ギ、ギルド長!それはさすがに速すぎるのでは...?彼らは昨日、冒険者になったばっかりですよ!!」
「これは俺の権限だ。2人のような有能な人材は中々このアバドンに居ない。
実力的に今すぐCランクに上げたいが、流石に初心者ダンジョンもクリアしてないヤツがCランクに上がると不満も出てくるからな。」
「そうですか...。わかりました。」
「もういいぞ。」
「失礼します。」
俺達が部屋を出て1人になったイカロスは、
何か良くないことが起こるかも知れないと頭を悩ましていた。
「厄災の前触れじゃなきゃいいが...。」
▼▼▼▼▼
俺達は受付に戻りアルトのギルドカードの更新をしていた。
「はい。アルト君Dランク昇進おめでとう~♪」
「は、はい!あ、ありがとうございまひゅ!!」
噛んだ!?
ラテの目の前で緊張のあまり噛んじゃったよ!?
アルトよ...。
そこまでラテが好きなんだな...。
でも、止めとけ!彼女は魔女だ!!
間違いない。俺の勘がビンビン反応している。
俺は2人の様子を観察する。というかなんか入っていけない。蚊帳の外なのだ。
ラテは赤面してるアルトに、「あはは!面白いね、君!!」と大笑いしていた。
実は案外お似合いなのかもしれない...。
だがしかし、奴は魔女だ!
そうに決まっている。俺の股間がビンビンして...。
(只の変態じゃねーか!!)
ヴォイスのツッコミが鋭く入る。
だって俺、暇なんだもん...。2人はいい感じに喋ってるのにさ...。俺には誰も見向きもしてくれないし...。
(子供じゃないんだから、駄々を捏ねるのは止めてください。それに、ラテに失礼じゃないですか?)
失敬な。これでも俺は人をみる目はあると自負してる。
前世では少なくとも1万人以上と話してるんだ。
前世の経験と実績に基づく分析なのだ。
だから、ビンビンしているのだよ。
(はいはい...。もうツッコむのも面倒くさいです。)
そ、そんな...。ヴォイスがツッコんでくれなきゃ俺は誰にツッコんでもらえば...。
(下ネタにしか聞こえないからやめい!
ったく...。そんな事よりマスター、何か面白い事が起きそうですよ。)
面白い事...?
俺が2人に注目を戻すと、アルトとラテはお互い見つめあっていた。
そして、
「ラテさん!!一目あった時から好きでしたぁ!!もし良かったら僕と付き合ってください!」
...は?
俺はアルトの突然の告白にびっくりしすぎて開いた口が閉じなかった。そして、静寂な時間が流れる。
おい!!
おいおいおい!!おぉぉぉいぃぃぃ!!!
何言ってるの?何言っちゃってくれてるの?
絶対今じゃないって。今じゃないよね!?
告白するタイミングって。
止まっちゃってるよ...。完全に時が止まっちゃってるよ...。
どうすんの?
明日からどうすんの?
気まずくてギルド来れなくなっちゃうよ!?
気まずくなりすぎて引きこもってノービスが本当の無職になっちゃうよ!?
そして、アル○ンドになっちゃうよぉぉ~!!!
(いやいや、アルシ○ド関係ないし...。)
そんな事を俺が考えてるとラテから意外な言葉がアルトに帰って来た。
「嬉しい...。あ、ありがと...。
そんな真っ直ぐに、真っ直ぐな瞳で告白されたのは、君が初めてだよ...。」
そんな事をいいながらラテはモジモジしている。
ん?...ナニコレ?
この展開はなんだ?
いいのかい?ダメなのかい?どっちなんだい!?
俺も2人の流れに耳を傾ける。脳内では話しているけど...。
「でもね、私は私を護ってくれる、強い人がいいの...。」
ん?意味深だな?
そう言えばラテって強いのかな?
...あれ?鑑定ができない。
(マスター、ラテは鑑定を阻害するマジックアイテムを装着しています。
かなりレアなダンジョンアイテムです。恐らくBランク以上かと...。それを持っているってことはかなりの実力者な可能性があります。)
おっふ。それって俺らより強くね?
さすがは魔女...。ちょっとひくわ。
俺が魔女にひいている中、アルトの目には闘志が宿っていた。
「ラテさん!!僕は必ず強くなります!そして、もう一度ラテさんに告白します!待っててくれますか?」
「うん!アルト、君待ってるね!!」
見つめ合う二人。二人の間には時間が止まっているようだ。互いに互いを見つめ愛...。
って...ナニコレ?
もう、彼氏彼女やん!!
ねぇねぇ俺、居るよ。ここに居るよ。アルトさん?俺、君の隣に居るんだけど...。
(ぷぷっ!!マスター、惨めですね!!ぷぷぷぷぷぅ~!!)
ヴォイスに大笑いされバカにされた...。
今日は何だ...。やけ酒確定だな...。
「こほん。お二人さんそろそろいいかい?」
「あっ!ご、ごめん!」
アルトは気まずそうに謝ってきた。
どうゆう反応だよ!?
お邪魔虫現れた!!的な感じか!いいもん。俺を愛してくれるのは酒だけさ...。
「ラテさん!また明日!!」
「うん!アルト君、また明日!あ。...ついでにコウ君も。」
「あ、あぁ...。」
...ついでとか言わなくて良くない?
この世界は世知辛い。
俺は項垂れながらトボトボと、
アルトはルンルンと軽快にノラ猫亭に着いた。
...まぁ、色々あったけど今日はアルトの昇進祝いしないとな。
本当にランクは昇進して、ラテで傷心しなくて
良かった。
(上手い事、言わんでええねん!!)
流石、ヴォイス!!ナイス、ツッコミ!!
って何故に関西弁?ヴォイスの知識は不思議がいっぱいだな。
そんな事を思いながらノラ猫亭の扉を開けた。
すると、おかみさんが出迎えてくれた。
「あら、お帰りなさい。」
「おかみさん!!とりあえずエール2つとお摘まみジャンジャン持ってきて!」
「はいよ~!お酒は別料金だからね!」
「了解~!」
俺達は空いてる席に座わり、一息ついた。
「今日は色々あったな~。」
「そうだね~。本当に濃厚な一日だったよ。」
「アルトはとっても濃厚だったな。ギルドでは濃厚過ぎて胃もたれするかと思ったぜ。」
「や、止めてよ~。僕自身も驚いているんだから。」
「まあ、レベルがぐんっと上がって気持ちが強くなったから告白できたんじゃないか?
ラテの反応も悪くなかったし良かったじゃん。」
「コウ君...。ラテさん...。」
「なんだよ...。別に本人居ないんだから呼び捨てでもいいだろう??」
「僕が呼び捨て出来ないのにコウ君だけ呼び捨てなんてズルいや!!」
「いやいや、それは知らないって。
アルトも呼べばいいだろう?」
俺とアルトがやいのやいの言ってるとおかみさんが来て、
「あんた達元気ね~!はい、エールお待たせ!!いっぱい飲んでね~!」
「「はーい!」」
俺はジョッキを持って、
「やいのやいの言ったけど、アルト!Dランク昇進おめでとう~!乾杯!」
「コウ君、ありがとう~!乾杯!」
こうして初めてのクエスト達成とランクアップを2人で祝った。
▼▼▼▼▼▼▼
その頃ギルドでは、Dランクの新人冒険者がラテに告白した事が大きな話題になっていた。
「どこのどいつだ!?ラテさんに告白なんて無謀な事をしやがった大馬鹿野郎は...。」
一際大柄な冒険者は苛立ちを隠せなかった。
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