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第弐章

第4話 勘十郎、審判する

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特設会場に設けられた机。白い布がかけられている。
勘十郎はそこに座る。彼は審判役であり、賞品だ。
これから行われる3番勝負の行方を見守らねばならない。
カアン!ゴングが鳴る。第一戦がはじまる…
どうしてこうなった。



勘十郎は今日も泡ぶろでぶくぶくしていた。あー、ずっとこうしていたい…

「勘十郎さま!」

どこかで聞いた声だなあ。
と、|д゚)ちらっと脇をみると、
そこには水着姿のすずめつばめするめがいた。
あれえ?今回まんはったん行かないから出番ないと思ってたのになあと、、、、
あ、夢かなこれ…すやぁ。

「起きて勘十郎さま、出ないと溺死する」

つばめが頭を掴み風呂に沈めてきた。
ごぼぼぼぼぼ。
死んでしまうわ!!
夢から醒めた勘十郎さま。危うく家老の仲間になるところでしたね。

「勘十郎さま~。こんにちわ~。お二人とも元気ですか~?」

するめの間延びした話し方がうらめしい。背後には家老の姿もあった。

「すまんのう、、二人のことを話したら、行くって聞かなくてのう」
「勘十郎さま!助けに来ましたよ!さあ、こんなところにいないでまんはったんに帰りましょう!」
すずめに引っ張られていく勘十郎。カガリにもつばめが文字通り張り付いている。

「お待ちになって皆様方!ですわ!」

従業員の馬野さんだ。止めに来てくれた。勘十郎としては、タダで泊まれてるプリンセスホテルに不満はないのだ。

「そんなに勘十郎様が欲しければ、勝負で勝ってから連れていくのですわ!」

同じく従業員の鹿野さん。待って。なんでそうなるの。勝手に宿泊先変えたら竿竹様になんて言えばいいの?泡ぶろ入ってたいんだけど?

「そんなこともあろうかと!お姉ちゃんが確認をとっておいたっスよ!」

三雲さん。いいんですか。客が取られちゃうんですよ。

「面白いからおkっスよ。いい見世物になるっス。」

えー。。。見世物にされちゃうんですかー?

「おおう!てやんでえ!私たちが勝つに決まってらぁ!やってやらぁ!」

啖呵を切るすずめちゃん、やめて、貴女はヒロインなの。地のキャラ出さないで。



そんなこんなで三雲により特設会場が作られる。

プリンセスホテルVSほてる・座・まんはったん

賞品は勘十郎.
勝ったほうが勘十郎をゲットできる。
対決は3番勝負。
料理・体力・迷路脱出。
2本とったほうが勝利である。

次回!第一戦!スタート!
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