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第4話-2 婚約破棄を希望していましたが。
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そんなことを考えていたら執務室のドアがコンコンと鳴った。
「兄上。ジェイデンです。お待たせしました。」
「ああ、わざわざすまない。」
ドアが開いてジェイデンが入ってきた。
ハーデスかと思ったがジェイデンか・・・。
ああ、確か父上に報告しに行った後に寄るように言ったな。
「こっぴどなく怒られた。」
「まあ怒られたくらいでよかったな。」
「まあ今回はラティディア嬢に迷惑かけてしまったからこのくらいは当然だよ。今度からは気をつけるよ。」
話は当然、記憶をなくしたラティディアのことだ。
「5年間のことは全く覚えていないみたいだね。演技ではなさそうだ。」
「やっぱり頭を打ったせいで記憶がなくなってしまったんだ。兄上、申し訳ありません。」
「記憶喪失か・・。今の姿が彼女の本当の姿なんだろうか。
単に記憶を無くして不安なだけなんだろうか?」
ジェイデンが心配そうにのぞき込んだ。
私は手を止めて椅子にもたれかかった。
隣の書類は全く減っていない。
今日片付くか?もう無理だろう。あきらめよう。
そうそれだけ大きな事が起こったんだ。仕方ない。
ハーデスの怒りに満ちた顔が浮かぶ。
大きくため息をはいた。
「ラティディアは私と婚約した3年前くらいから急に変わった。それはお前も知っているだろう。」
ジェイデンは頷いた。
「王太子の婚約者として立場的にノイローゼになったとか、考えこんでしまっとか、プレッシャーに押し潰されそうになったとか。そんなところじゃないの?」
「だとしたら彼女を支えられなかった私のせいなのか…。」
自分も王太子と言うプレッシャーに負けそうだった。
ジェイデンを次期王太子にと推す貴族派もいて、精神的にも追い詰められていた。だからラティディアを気遣う余裕がなかった。
もしあの時に彼女にちゃんと向き合っていれば何か変わったのだろうか。
ジェイデンは腕を組んで何やら考え込んでいた。
「婚約はどうするの?」
今までは破棄するつもりで動いていた。
最近のラティディアには好意すら持てなかった。
また浪費とかわがままな部分を考えるとどうしても王太子妃には向いていないと思った。
「記憶喪失を理由に婚約は破棄した方がいいんじゃない?」
「いや、考える余地はある。少し様子をみようと思う。」
「兄上はそもそも婚約破棄したいと言ってたんじゃなかった?」
「ジェイデン。私は様子を見たいと言っているんだ。一度言えばわかるだろう。」
口調がきつくなってしまった。
さっきラティディアは私には見せなかった笑顔をジェイデンには見せていた。
私は手を口に持って言った。
私はそれが許せなかったのか…。
そんな些細なことで私は嫉妬する人間だったのか?
自分は本当にどうしてしてしまったんだ。
「ダリア嬢はどうするんだ。」
普通そこにくるよな。
「そのことなんだが少し考えることがあってハーデスに調べてもらうように頼んでいる。」
「考えること?」
「ああ。実はラティディアの事故の前に少しダリアの行動に思うところがあっていろいろ今ハーデスに動いてもらっている。彼女は王太子妃には向いていない。というか無理だ。」
多分有能な彼のことだすぐに調べ上げて報告しに来るだろう。
「ふーん。案外、兄上はバカじゃなかったんだ。ようやく気付いた?」
ジェイデンの言い方に少し驚いた。
今まで彼は私に対してあまり反対する意見を言ったことはなかった。
しかし今は明らかに私に対して軽蔑の目を向けている。
「だって誰からどうみてもダリア嬢は王太子妃に向いてないよね?
彼女は人を蹴落としてまで自分の存在価値を主張したがるタイプだよ。そのためには何だってする。
そんな演技に騙されてるのを見てるのは少し楽しかったんだけどな。共倒れするつもりだった?」
「おまえ・・・何か知っているのか?」
「知っているも何もみてればすぐにわかるよ。あんなに男に媚び売って裏で何やっているか分からない女。あんな女に騙される方がおかしいんだよ。あれが王太子妃、王妃なんかになったら国はつぶれるよ。兄上はまずは自分の立場を考えなきゃいけないんだよ。」
「それをわかってて何故言ってくれなかったんだ。」
「だって自分で気がつかないといけないことだよ。
まあ最後まで気づかなかったら仕方ないけどこの国は兄上の代で終わってたね。」
ジェイデンはたまに私より歳上ではないのか思うことを言うことがある。何かわかっているような言い方をする。
やはりこいつの方が王太子に向いているのか…。
「お前はいつから知っていた。」
「初めから。」
「はっ?」
「だって2年前転入してきた時に俺に色目使ってくるんだよ。あと騎士団長の息子やら身分の高い奴なら誰でもいいみたいだったよ。まあ、一番欲しかった兄上が簡単に手に入ったみたいだからそれからは何も無いな。」
「私は何も見えていなかったのか・・・。」
「しっかりしてよね。ちゃんと冷静になって周りをみることだよ。
ダリアなんかが王妃になったらこの国は終わりだよ。まあ謀反、反乱おこること間違いないね。
ハーデスの報告が早く上がってくるといいね。ふふふっ」
そのままジェイデンは私に向けて冷たく言った。
「で、ラティディア嬢が都合よく記憶喪失になってくれたよね。本当都合良すぎ。」
その目つきは私を軽蔑しているのが明らかにわかる。
「王太子だからってすべてが許されるわけじゃない。」
何かその視線が鋭く私を突き刺した。
「記憶を無くして元のラティディアに戻ったからって、自分の都合のいいことばかり考えないでね。
兄上は婚約破棄まで考えていたんだ。そのこと忘れないでね。
兄上が捨てるんだから俺がラティディア嬢を貰うんだ。
誰にも文句は言えないんだよ。はやく婚約破棄してね。」
「兄上。ジェイデンです。お待たせしました。」
「ああ、わざわざすまない。」
ドアが開いてジェイデンが入ってきた。
ハーデスかと思ったがジェイデンか・・・。
ああ、確か父上に報告しに行った後に寄るように言ったな。
「こっぴどなく怒られた。」
「まあ怒られたくらいでよかったな。」
「まあ今回はラティディア嬢に迷惑かけてしまったからこのくらいは当然だよ。今度からは気をつけるよ。」
話は当然、記憶をなくしたラティディアのことだ。
「5年間のことは全く覚えていないみたいだね。演技ではなさそうだ。」
「やっぱり頭を打ったせいで記憶がなくなってしまったんだ。兄上、申し訳ありません。」
「記憶喪失か・・。今の姿が彼女の本当の姿なんだろうか。
単に記憶を無くして不安なだけなんだろうか?」
ジェイデンが心配そうにのぞき込んだ。
私は手を止めて椅子にもたれかかった。
隣の書類は全く減っていない。
今日片付くか?もう無理だろう。あきらめよう。
そうそれだけ大きな事が起こったんだ。仕方ない。
ハーデスの怒りに満ちた顔が浮かぶ。
大きくため息をはいた。
「ラティディアは私と婚約した3年前くらいから急に変わった。それはお前も知っているだろう。」
ジェイデンは頷いた。
「王太子の婚約者として立場的にノイローゼになったとか、考えこんでしまっとか、プレッシャーに押し潰されそうになったとか。そんなところじゃないの?」
「だとしたら彼女を支えられなかった私のせいなのか…。」
自分も王太子と言うプレッシャーに負けそうだった。
ジェイデンを次期王太子にと推す貴族派もいて、精神的にも追い詰められていた。だからラティディアを気遣う余裕がなかった。
もしあの時に彼女にちゃんと向き合っていれば何か変わったのだろうか。
ジェイデンは腕を組んで何やら考え込んでいた。
「婚約はどうするの?」
今までは破棄するつもりで動いていた。
最近のラティディアには好意すら持てなかった。
また浪費とかわがままな部分を考えるとどうしても王太子妃には向いていないと思った。
「記憶喪失を理由に婚約は破棄した方がいいんじゃない?」
「いや、考える余地はある。少し様子をみようと思う。」
「兄上はそもそも婚約破棄したいと言ってたんじゃなかった?」
「ジェイデン。私は様子を見たいと言っているんだ。一度言えばわかるだろう。」
口調がきつくなってしまった。
さっきラティディアは私には見せなかった笑顔をジェイデンには見せていた。
私は手を口に持って言った。
私はそれが許せなかったのか…。
そんな些細なことで私は嫉妬する人間だったのか?
自分は本当にどうしてしてしまったんだ。
「ダリア嬢はどうするんだ。」
普通そこにくるよな。
「そのことなんだが少し考えることがあってハーデスに調べてもらうように頼んでいる。」
「考えること?」
「ああ。実はラティディアの事故の前に少しダリアの行動に思うところがあっていろいろ今ハーデスに動いてもらっている。彼女は王太子妃には向いていない。というか無理だ。」
多分有能な彼のことだすぐに調べ上げて報告しに来るだろう。
「ふーん。案外、兄上はバカじゃなかったんだ。ようやく気付いた?」
ジェイデンの言い方に少し驚いた。
今まで彼は私に対してあまり反対する意見を言ったことはなかった。
しかし今は明らかに私に対して軽蔑の目を向けている。
「だって誰からどうみてもダリア嬢は王太子妃に向いてないよね?
彼女は人を蹴落としてまで自分の存在価値を主張したがるタイプだよ。そのためには何だってする。
そんな演技に騙されてるのを見てるのは少し楽しかったんだけどな。共倒れするつもりだった?」
「おまえ・・・何か知っているのか?」
「知っているも何もみてればすぐにわかるよ。あんなに男に媚び売って裏で何やっているか分からない女。あんな女に騙される方がおかしいんだよ。あれが王太子妃、王妃なんかになったら国はつぶれるよ。兄上はまずは自分の立場を考えなきゃいけないんだよ。」
「それをわかってて何故言ってくれなかったんだ。」
「だって自分で気がつかないといけないことだよ。
まあ最後まで気づかなかったら仕方ないけどこの国は兄上の代で終わってたね。」
ジェイデンはたまに私より歳上ではないのか思うことを言うことがある。何かわかっているような言い方をする。
やはりこいつの方が王太子に向いているのか…。
「お前はいつから知っていた。」
「初めから。」
「はっ?」
「だって2年前転入してきた時に俺に色目使ってくるんだよ。あと騎士団長の息子やら身分の高い奴なら誰でもいいみたいだったよ。まあ、一番欲しかった兄上が簡単に手に入ったみたいだからそれからは何も無いな。」
「私は何も見えていなかったのか・・・。」
「しっかりしてよね。ちゃんと冷静になって周りをみることだよ。
ダリアなんかが王妃になったらこの国は終わりだよ。まあ謀反、反乱おこること間違いないね。
ハーデスの報告が早く上がってくるといいね。ふふふっ」
そのままジェイデンは私に向けて冷たく言った。
「で、ラティディア嬢が都合よく記憶喪失になってくれたよね。本当都合良すぎ。」
その目つきは私を軽蔑しているのが明らかにわかる。
「王太子だからってすべてが許されるわけじゃない。」
何かその視線が鋭く私を突き刺した。
「記憶を無くして元のラティディアに戻ったからって、自分の都合のいいことばかり考えないでね。
兄上は婚約破棄まで考えていたんだ。そのこと忘れないでね。
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