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その33 秘密の部屋にて ルース視点(1) ※この章はルース視点のみです。
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僕は羽織っただけのシャツにボタンをかけながら魔法石を見た。
魔法石には通信相手の映像が映し出されている。
魔法石には単に声だけ聞こえるものもあるがこの部屋にあるのはちゃんと相手の顔を映し出せるものだ。それだけ大きい魔法石と魔力が必要となる。
「ああ、彼女はいま寝てるよ。まあ昨日から大変だったし、可愛がってあげたら疲れちゃったみたいだ。」
僕は髪を掻き上げた。先程机の上から持って来た水を飲む。
『まだ足りないって感じね。お楽しみはまだまだこれからかしら?』
「彼女は僕のものだから今から幾らでも可愛がれるからそんなにがっつかないよ。」
『本当にシャーロレットが好きね。』
「そんなのとっくに知ってるだろう。」
彼女はため息をついて呆れた。
『シャーロレットもご愁傷さま。こんな絶倫溺愛監禁エンドを選ぶなんてね。』
「絶倫とか監禁とか聞きづてならないんだけど。酷いな。溺愛は当てはまってるから否定はできないな。彼女は僕を大好きなんだからいいんだよ。
そもそもそうしたのは君だろ?」
『そうだったわね。何だかずっと前のことだしあまりにもあなたが溺愛すぎていて忘れてたわ。申し訳ないけどダブルヒロインの私には隠れモードのヒロインであるシャーロレットは自由に動き回られたら厄介だったのよ。』
「厄介とか僕の愛しのシャーリーを酷い言い方しないでよね。ゲームを作ってヒロインを設定したのは君だろ?」
『そうなんだけど、まさか自分がダブルヒロインの平民の方に転生するとは思わないじゃない!平民から貴族になって、攻略対象とハピエンになるためには体を差し出したり、人を陥れたり、いろいろ駆け引きしなきゃいけないのよ。伯爵令嬢になるのにも大変だったんだから。』
僕は飲んでいた水を棚に置いて扉に体を預けて手を組んだ。
「だからその辺は僕がうまくやってあげたでしょ?」
『まあ、その節は助かったわ。ありがとう。しかしそれだけ頑張っても彼女と同じ人を好きになってしまったら結局彼女に取られるのよ。本当、このゲーム何なの。』
「作ったの君だから。」
『私はすごく頑張らなきゃいけないのに、彼女はただ周りに愛されるだけでハッピーエンドなのよね。不平等よ!次はこんなゲーム作らない。』
「怒んなよ。次はないから。確かにシャーリーが何かしたって感じはないな。彼女の存在自体が愛しいんだ。それでも君は隣国の王太子殿下と婚約するんだろ?」
『ええ、年明けにはむこうの国に行くわ。』
「隠れキャラだったんだよね?よかったじゃないか。
申し訳ないけど僕はあいつあんまり好きじゃないな。」
『別にあなたが好きとか嫌いとか全く関係ないわ。私が好きだからいいのよ。』
「まあそうだけど。どこがいいの?」
『あら、割できるのよ。結構ちゃらんぽらんに見えるけどかなり頭の中。計算してるのよ。出来る男よ。
見た目と中身が違うギャップがよくない?』
「よくない?とか聞かれても裏表のあるやつは嫌いだな。」
『は?あなたが言うの?笑っちゃうわね。あなたが一番ギャップあるんじゃないの?』
確かにそうだ。自覚している自分がいる。
少し肌寒かったので上着を魔法で引き寄せ、袖を通した。
シャーリーは寒くないかな?だって・・・そう布団はかけたけど・・・。
チラッとシャーリーの方を見た。
「君がいいなら特に僕には言うことはないよ。」
『新年舞踏会の次に行われるレオンハルトの婚約式のパーティーに彼が招待されているの。だからその日はエスコートされて一緒に行くわ。』
「その時に婚約が発表されるわけだ。電撃だね。きっとシャーリー驚くよ。」
「ん……」
シャーリーが寝返りを打った。
シャーリーが起きて聞いてしまったら大変だな。
まあ少しの間は大丈夫かな?
『別に黙っているわけじゃないんだけど。いろいろありすぎて言えなかったのよ。
こっちもいろいろ話を詰めたりしていたから。』
「本当に君は凄いよ。君ならやるとは思ってたけど。」
『そうよ。彼が一推しだったから絶対に入りたかったのよ。このルートはシャーロレットがルーズローツエンドになれば成功率が100パーセントなるように設定されてたの。』
「ボツった設定だけどね。」
『いちいちうるさいわね。確かにダブルヒロインの設定は容量の関係でボツったわよ。誰も私以外知らないだけでちゃんとその設定が残ってるの。」
「へぇ、もしシャーリーがレオンハルトルートならどうなったんだ?」
『王太子ルート、騎士ルート、宰相ルートなら確率が50%なのよ。だってみんなヒロインに夢中になりすぎて隣国王太子が留学にくるのも危なくなるの。』
「……夢中になりすぎるんだ。」
『だから他ルートに入って欲しかったの。彼女が選ぶルートによって私の人生は大きく変わる。だから確実にしておきたかったの。絶対彼女には二つの王太子ルートは選んで欲しくなかったのよ。』
そうレオンハルト王太子ルートとダマガラン王太子ルートだね。
まあレオンハルト王太子ルートは少しヤキモキしたよ。結構イベント起こったからね。
「残り3個のルートから僕を選んでくれて光栄だよ。」
『あなたのエンドが1番見たかったからね。』
「また、そこはゲームを、楽しむんだ。」
『私はハッピーエンド。彼女はメリバね。いいじゃない。』
「僕のエンドをメリバとかさっきから酷いな。僕は本当にシャーリーを愛してるんだよ。シャーリーも僕を愛してくれてるんだ。ハッピーエンドだろ?」
『そうねぇ、あなたにとってはハッピーエンドね。絶倫のあなたに溺愛されて監禁されるシャーロレットにはハッピーエンドではないわよ。』
「絶倫ね…まだわからないけど僕はそうなのかな?でもね監禁はしないよ。だってシャーリーは僕のことが好きなんだから離れないでいてくれるからね。ずっと僕が抱きしめてあげる。
あ、ちなみに僕にとってではなくて僕達にとってだよ。間違えないでね。」
『細かい男は嫌われるわよ。』
ん?何だかシャーリーが動いたかな?僕は話しながらも常にシャーリーを見ていた。ゴソゴソとシーツが動いている。
「あ、ごめんよ。シャーリーが起きそうだ。少し待って。」
僕は立ち上がりシャーリーの側に歩いた。
「ん……ルース?朝?」
僕はシャーリーの頭に手を置いた。
「まだまだ寝てていいよ。ゆっくりお休み。」
「ん……」
と、言ってスースーと寝息をたてた。
シャーリーの周りに防護魔法をかけて音と光が届かないようにした。ついでに魔法で少し部屋を暖かくしておいた。これで風邪ひかないな。
「話の途中でごめん。」
『もう、いいのよ。お楽しみに戻っても。』
「だから、そんなに節操なくないから。一体僕を何だと思ってるの?シャーリーの寝顔がみているだけで幸せなんだよ。」
『はぁ…溺愛すぎ……。あなたがシャーロレットに執着してくれるのはいいけど、こんなにデレデレになるとは思わなかったわ。』
「もう君がそうなるようにしむけたんだろ?さっきも言ったよね。忘れないでくれよ。君がこの世界を隠しモードにしたからシャーリーがヒロインになった。そして彼女の周りを全て僕のルートになるように手を回したんだろ?僕がシャーリーを好きになるように設定した張本人がいう言葉か?」
「いろいろ設定を変えたのは確かね。あなたの性格とかゲームには出てこない細かい設定を使わせてもらったんだけど、意外にもこれは簡単だったわ。」
「簡単だとか言うんだ。僕の性格見透かされてるんだ…嫌だな。」
『もともと溺愛タイプなだけよ。あと執着が強いだけ。でもね本当はツンデレなのよ。
まさかこんなにあからさまに愛情をさらけ出すとは思わなかったわ。きっとあの子はルーズローツルートに費やした時間を返してって思っているわね。』
「まあ、そうかな。今度聞いてみようかな。…ん?じゃあ幼なじみになれたのも君がやったんだ?」
『あら、今頃気づいた?』
「ったく、裏の顔が広そうだな。いろいろ手を回せたのは君1人の力じゃできないよね。かなり大物の協力者が裏にいるっぽいね。政治的にも経済的にも手を回してるし。まあだいたいは想像できる。本当、ザイン家の情報部にスカウトしたいよ。どうだい?」
『遠慮させてもらうわ。設定が頭に入っているだけ。現実に動くとか情報部とか無理。』
「向いてそうだけどな。気が変わったら言ってくれ。」
僕は手を高く挙げて伸びて近くにある椅子に座った。
シャーリーの方を見たがやはり彼女の体勢は変わっていない。よく寝ている。
起きたらまた堕ちてもらわないといけないからね。今はゆっくりおやすみ。
僕は再び話を始めた。
魔法石には通信相手の映像が映し出されている。
魔法石には単に声だけ聞こえるものもあるがこの部屋にあるのはちゃんと相手の顔を映し出せるものだ。それだけ大きい魔法石と魔力が必要となる。
「ああ、彼女はいま寝てるよ。まあ昨日から大変だったし、可愛がってあげたら疲れちゃったみたいだ。」
僕は髪を掻き上げた。先程机の上から持って来た水を飲む。
『まだ足りないって感じね。お楽しみはまだまだこれからかしら?』
「彼女は僕のものだから今から幾らでも可愛がれるからそんなにがっつかないよ。」
『本当にシャーロレットが好きね。』
「そんなのとっくに知ってるだろう。」
彼女はため息をついて呆れた。
『シャーロレットもご愁傷さま。こんな絶倫溺愛監禁エンドを選ぶなんてね。』
「絶倫とか監禁とか聞きづてならないんだけど。酷いな。溺愛は当てはまってるから否定はできないな。彼女は僕を大好きなんだからいいんだよ。
そもそもそうしたのは君だろ?」
『そうだったわね。何だかずっと前のことだしあまりにもあなたが溺愛すぎていて忘れてたわ。申し訳ないけどダブルヒロインの私には隠れモードのヒロインであるシャーロレットは自由に動き回られたら厄介だったのよ。』
「厄介とか僕の愛しのシャーリーを酷い言い方しないでよね。ゲームを作ってヒロインを設定したのは君だろ?」
『そうなんだけど、まさか自分がダブルヒロインの平民の方に転生するとは思わないじゃない!平民から貴族になって、攻略対象とハピエンになるためには体を差し出したり、人を陥れたり、いろいろ駆け引きしなきゃいけないのよ。伯爵令嬢になるのにも大変だったんだから。』
僕は飲んでいた水を棚に置いて扉に体を預けて手を組んだ。
「だからその辺は僕がうまくやってあげたでしょ?」
『まあ、その節は助かったわ。ありがとう。しかしそれだけ頑張っても彼女と同じ人を好きになってしまったら結局彼女に取られるのよ。本当、このゲーム何なの。』
「作ったの君だから。」
『私はすごく頑張らなきゃいけないのに、彼女はただ周りに愛されるだけでハッピーエンドなのよね。不平等よ!次はこんなゲーム作らない。』
「怒んなよ。次はないから。確かにシャーリーが何かしたって感じはないな。彼女の存在自体が愛しいんだ。それでも君は隣国の王太子殿下と婚約するんだろ?」
『ええ、年明けにはむこうの国に行くわ。』
「隠れキャラだったんだよね?よかったじゃないか。
申し訳ないけど僕はあいつあんまり好きじゃないな。」
『別にあなたが好きとか嫌いとか全く関係ないわ。私が好きだからいいのよ。』
「まあそうだけど。どこがいいの?」
『あら、割できるのよ。結構ちゃらんぽらんに見えるけどかなり頭の中。計算してるのよ。出来る男よ。
見た目と中身が違うギャップがよくない?』
「よくない?とか聞かれても裏表のあるやつは嫌いだな。」
『は?あなたが言うの?笑っちゃうわね。あなたが一番ギャップあるんじゃないの?』
確かにそうだ。自覚している自分がいる。
少し肌寒かったので上着を魔法で引き寄せ、袖を通した。
シャーリーは寒くないかな?だって・・・そう布団はかけたけど・・・。
チラッとシャーリーの方を見た。
「君がいいなら特に僕には言うことはないよ。」
『新年舞踏会の次に行われるレオンハルトの婚約式のパーティーに彼が招待されているの。だからその日はエスコートされて一緒に行くわ。』
「その時に婚約が発表されるわけだ。電撃だね。きっとシャーリー驚くよ。」
「ん……」
シャーリーが寝返りを打った。
シャーリーが起きて聞いてしまったら大変だな。
まあ少しの間は大丈夫かな?
『別に黙っているわけじゃないんだけど。いろいろありすぎて言えなかったのよ。
こっちもいろいろ話を詰めたりしていたから。』
「本当に君は凄いよ。君ならやるとは思ってたけど。」
『そうよ。彼が一推しだったから絶対に入りたかったのよ。このルートはシャーロレットがルーズローツエンドになれば成功率が100パーセントなるように設定されてたの。』
「ボツった設定だけどね。」
『いちいちうるさいわね。確かにダブルヒロインの設定は容量の関係でボツったわよ。誰も私以外知らないだけでちゃんとその設定が残ってるの。」
「へぇ、もしシャーリーがレオンハルトルートならどうなったんだ?」
『王太子ルート、騎士ルート、宰相ルートなら確率が50%なのよ。だってみんなヒロインに夢中になりすぎて隣国王太子が留学にくるのも危なくなるの。』
「……夢中になりすぎるんだ。」
『だから他ルートに入って欲しかったの。彼女が選ぶルートによって私の人生は大きく変わる。だから確実にしておきたかったの。絶対彼女には二つの王太子ルートは選んで欲しくなかったのよ。』
そうレオンハルト王太子ルートとダマガラン王太子ルートだね。
まあレオンハルト王太子ルートは少しヤキモキしたよ。結構イベント起こったからね。
「残り3個のルートから僕を選んでくれて光栄だよ。」
『あなたのエンドが1番見たかったからね。』
「また、そこはゲームを、楽しむんだ。」
『私はハッピーエンド。彼女はメリバね。いいじゃない。』
「僕のエンドをメリバとかさっきから酷いな。僕は本当にシャーリーを愛してるんだよ。シャーリーも僕を愛してくれてるんだ。ハッピーエンドだろ?」
『そうねぇ、あなたにとってはハッピーエンドね。絶倫のあなたに溺愛されて監禁されるシャーロレットにはハッピーエンドではないわよ。』
「絶倫ね…まだわからないけど僕はそうなのかな?でもね監禁はしないよ。だってシャーリーは僕のことが好きなんだから離れないでいてくれるからね。ずっと僕が抱きしめてあげる。
あ、ちなみに僕にとってではなくて僕達にとってだよ。間違えないでね。」
『細かい男は嫌われるわよ。』
ん?何だかシャーリーが動いたかな?僕は話しながらも常にシャーリーを見ていた。ゴソゴソとシーツが動いている。
「あ、ごめんよ。シャーリーが起きそうだ。少し待って。」
僕は立ち上がりシャーリーの側に歩いた。
「ん……ルース?朝?」
僕はシャーリーの頭に手を置いた。
「まだまだ寝てていいよ。ゆっくりお休み。」
「ん……」
と、言ってスースーと寝息をたてた。
シャーリーの周りに防護魔法をかけて音と光が届かないようにした。ついでに魔法で少し部屋を暖かくしておいた。これで風邪ひかないな。
「話の途中でごめん。」
『もう、いいのよ。お楽しみに戻っても。』
「だから、そんなに節操なくないから。一体僕を何だと思ってるの?シャーリーの寝顔がみているだけで幸せなんだよ。」
『はぁ…溺愛すぎ……。あなたがシャーロレットに執着してくれるのはいいけど、こんなにデレデレになるとは思わなかったわ。』
「もう君がそうなるようにしむけたんだろ?さっきも言ったよね。忘れないでくれよ。君がこの世界を隠しモードにしたからシャーリーがヒロインになった。そして彼女の周りを全て僕のルートになるように手を回したんだろ?僕がシャーリーを好きになるように設定した張本人がいう言葉か?」
「いろいろ設定を変えたのは確かね。あなたの性格とかゲームには出てこない細かい設定を使わせてもらったんだけど、意外にもこれは簡単だったわ。」
「簡単だとか言うんだ。僕の性格見透かされてるんだ…嫌だな。」
『もともと溺愛タイプなだけよ。あと執着が強いだけ。でもね本当はツンデレなのよ。
まさかこんなにあからさまに愛情をさらけ出すとは思わなかったわ。きっとあの子はルーズローツルートに費やした時間を返してって思っているわね。』
「まあ、そうかな。今度聞いてみようかな。…ん?じゃあ幼なじみになれたのも君がやったんだ?」
『あら、今頃気づいた?』
「ったく、裏の顔が広そうだな。いろいろ手を回せたのは君1人の力じゃできないよね。かなり大物の協力者が裏にいるっぽいね。政治的にも経済的にも手を回してるし。まあだいたいは想像できる。本当、ザイン家の情報部にスカウトしたいよ。どうだい?」
『遠慮させてもらうわ。設定が頭に入っているだけ。現実に動くとか情報部とか無理。』
「向いてそうだけどな。気が変わったら言ってくれ。」
僕は手を高く挙げて伸びて近くにある椅子に座った。
シャーリーの方を見たがやはり彼女の体勢は変わっていない。よく寝ている。
起きたらまた堕ちてもらわないといけないからね。今はゆっくりおやすみ。
僕は再び話を始めた。
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