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その1 入学式にて ルース視点
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いよいよ学園生活が始まると僕のかわいい婚約者は意気込んでいる。
これからの自分の人生がかかってるからとかなり鼻息があらい。
まあ、せいぜい頑張っておくれ。
楽しませてもらうよ。
「青が似合うね。」
と、彼女は言った。僕は本当は赤が良かったが、一応公爵という家柄では政科を専攻するしかなかった。
実は僕は君より魔力が強いんだよね。
たまに使うんだけどシャーリーは全く気付いていないよね。
「シャーリーは赤は似合わないね。」
彼女に赤は似合わない。なんだか全身赤っぽい。
彼女の髪には青いリボンが風に揺れている。
僕のあげたリボンだ。
やはり彼女がそのリボンをしているのを見るとかなり嬉しい。
何度も見ては笑ってしまう。
僕の色のリボンだ。
やはり彼女には青が似合う。
そう思っていたら彼女はまた僕を置いて自分の世界を作り始めた。
更に彼女はキョロキョロし始めた。
また何を考えがえているのやら。
なんだか楽しそうだ。
しかし、今はそんな時間はない。
彼女を魔科の講堂に送り、自分が政科の講堂に時間通り着くにはそろそろ限界の時間だ。今彼女に他の世界に行ってもらっては困る。
「シャーリー、行こ。遅れるよ。」
彼女を現実世界に戻して、手を引いてすこし早歩きをする。
すると彼女の右後方から女の子が近づいてきてぶつかった。
どうも彼女こそシャーリーのお眼鏡にかかったヒロインらしい。シャーリーはかなり興奮している。
なんか上から目線で、悪役令嬢っぽく腕を組んで
「どこのルピアさん?」
なんて聞いている。かなり無理があるが彼女なりに頑張っているから笑わないでいてあげよう。
でも笑える。かなり噴き出すのを我慢した。
彼女は平民みたいだ。更にふわふわのシルバーの髪を靡かせている。確かにかわいい部類だろう。
シャーリーはルピアと言うこの女の子をヒロインと決めたらしい。
ふーん、彼女は青のリボン。僕と同じ政科か。
シャーリーが一緒に行ってあげてと言うから仕方ないからと思っていたら、シャーリーが声を上げた。
どうもさっきぶつかった時に足を捻ったようだ。
ルピアさんが駆け寄る前に先に前に出た。
ちょっと赤くなってるかな?
「医務室に行こう。」
シャーリーはチラッとルピアさんを心配そうに見た。
ふふふっ、さっきは上から目線で悪役令嬢してたけど、無理だね。
彼女が講堂が分からず式に遅れないか心配してるんだね。
かわいい、シャーリー。
僕はルピアさんに詳しく講堂までの道のりを教えた。
なんだかその間、僕の婚約者はかなり嬉しそうだった。
何かあったのかな?
「…出会いイベントだわ…」
ん?シャーリーは声に出してないつもりのようだったけど聞こえてるよ。
出会いイベントって何だ?
ルピスさんに道を教えた後、医務室に向かうべきシャーリーを抱き上げた。シャーリーは真っ赤になって僕の腕の中でも小さいなっていた。必死に下を向いていた。
本当、僕の婚約者はかわいいな。
医務室の途中、シャーリーが聞いてきた。
「ねぇ、さっきの子どう思う?」
「かわいいよね。」
まあ、君ほどじゃないけどね。
「でしょう!かわいいわよね。
うん、そうよね。ねぇルース、そう思うよね?」
ははあん。そういうことね。
昔からシャーリーは攻略対象について熱弁していた。
基本は王太子殿下。あとは宰相の子息、騎士団長の子息、魔法使い、兄弟などなど。そして僕も攻略対象にもってこいらしい。つまりシャーリーは僕がヒロインの攻略対象としてのフラグ?だっけ、そうフラグが立ったと思ったんだね。
ん~。ちょっと嫌だな。
僕はシャーリーが好きなのに、シャーリーは僕のこと何とも思ってないよね。
僕が攻略対象になってもいいんだね?
本当にいいの?
これからの自分の人生がかかってるからとかなり鼻息があらい。
まあ、せいぜい頑張っておくれ。
楽しませてもらうよ。
「青が似合うね。」
と、彼女は言った。僕は本当は赤が良かったが、一応公爵という家柄では政科を専攻するしかなかった。
実は僕は君より魔力が強いんだよね。
たまに使うんだけどシャーリーは全く気付いていないよね。
「シャーリーは赤は似合わないね。」
彼女に赤は似合わない。なんだか全身赤っぽい。
彼女の髪には青いリボンが風に揺れている。
僕のあげたリボンだ。
やはり彼女がそのリボンをしているのを見るとかなり嬉しい。
何度も見ては笑ってしまう。
僕の色のリボンだ。
やはり彼女には青が似合う。
そう思っていたら彼女はまた僕を置いて自分の世界を作り始めた。
更に彼女はキョロキョロし始めた。
また何を考えがえているのやら。
なんだか楽しそうだ。
しかし、今はそんな時間はない。
彼女を魔科の講堂に送り、自分が政科の講堂に時間通り着くにはそろそろ限界の時間だ。今彼女に他の世界に行ってもらっては困る。
「シャーリー、行こ。遅れるよ。」
彼女を現実世界に戻して、手を引いてすこし早歩きをする。
すると彼女の右後方から女の子が近づいてきてぶつかった。
どうも彼女こそシャーリーのお眼鏡にかかったヒロインらしい。シャーリーはかなり興奮している。
なんか上から目線で、悪役令嬢っぽく腕を組んで
「どこのルピアさん?」
なんて聞いている。かなり無理があるが彼女なりに頑張っているから笑わないでいてあげよう。
でも笑える。かなり噴き出すのを我慢した。
彼女は平民みたいだ。更にふわふわのシルバーの髪を靡かせている。確かにかわいい部類だろう。
シャーリーはルピアと言うこの女の子をヒロインと決めたらしい。
ふーん、彼女は青のリボン。僕と同じ政科か。
シャーリーが一緒に行ってあげてと言うから仕方ないからと思っていたら、シャーリーが声を上げた。
どうもさっきぶつかった時に足を捻ったようだ。
ルピアさんが駆け寄る前に先に前に出た。
ちょっと赤くなってるかな?
「医務室に行こう。」
シャーリーはチラッとルピアさんを心配そうに見た。
ふふふっ、さっきは上から目線で悪役令嬢してたけど、無理だね。
彼女が講堂が分からず式に遅れないか心配してるんだね。
かわいい、シャーリー。
僕はルピアさんに詳しく講堂までの道のりを教えた。
なんだかその間、僕の婚約者はかなり嬉しそうだった。
何かあったのかな?
「…出会いイベントだわ…」
ん?シャーリーは声に出してないつもりのようだったけど聞こえてるよ。
出会いイベントって何だ?
ルピスさんに道を教えた後、医務室に向かうべきシャーリーを抱き上げた。シャーリーは真っ赤になって僕の腕の中でも小さいなっていた。必死に下を向いていた。
本当、僕の婚約者はかわいいな。
医務室の途中、シャーリーが聞いてきた。
「ねぇ、さっきの子どう思う?」
「かわいいよね。」
まあ、君ほどじゃないけどね。
「でしょう!かわいいわよね。
うん、そうよね。ねぇルース、そう思うよね?」
ははあん。そういうことね。
昔からシャーリーは攻略対象について熱弁していた。
基本は王太子殿下。あとは宰相の子息、騎士団長の子息、魔法使い、兄弟などなど。そして僕も攻略対象にもってこいらしい。つまりシャーリーは僕がヒロインの攻略対象としてのフラグ?だっけ、そうフラグが立ったと思ったんだね。
ん~。ちょっと嫌だな。
僕はシャーリーが好きなのに、シャーリーは僕のこと何とも思ってないよね。
僕が攻略対象になってもいいんだね?
本当にいいの?
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