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秘境-妖精の森-
01.俺は石ころ1
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かつん。かつん。かつん。
何かを叩く音が聞こえる。
いや、ぶつける音といったほうが適当かな?
それにこの程よい振動は…まるで自分自身が投げられているような…って、えっ!?ちょっと待って!?俺が投げられてない!?
「あっ、やっと気づいた?」
底抜けに明るい声がする。
これは?どういうこと?え?一体何が起きてるの?
「うーん、振動はなんとか捉えれているみたいだし…意識としての思念体としてはちゃんと活動しているみたいだね…」
俺に話しかける声はブツブツとつぶやきながら考え事に耽っているようだ。
思念体?活動?だからなんのことだって!
「あっ、そうだそうだ、放置してたよ!悪かったね。君、自分のことわかるかい?本当は転生後のアフターケアなんてしないんだけど、今回に至っては完全に私の手違いだからね!少しお話ししようじゃないか!」
そう言って声は俺に(一方的に)話し始めた。
____声の話をまとめると、この声の主はこの世界をコントロールしている神様のようなであり、俺をこの世界に送り出した張本人のようだ。
どうやら地球では人口増加における魂の量産化が起きてしまい、飽和状態間近なのであるらしい。そこで、同僚に当たるこの神様に地球の神様が相談したそうだ。
逆にこちらの世界では魔物の設定を神様がちょっと(話を聞いた限りそんな生易しいものでは無さそうだが)間違えて強くしすぎてしまい、全然人が増えず、魂を絶えず循環させなければならず、面倒くさ…いや、魂の摩擦が心配だという事情があり、地球の魂をこっちに送れば良いんじゃない?という暴論。もとい利害の一致があり第一号として俺はこの世界に送られてきたらしい。
では、何故俺が石ころに転生しているかというと、この神様が下界に魂を投げ下ろした時に、うっかり間違えて隣の石に魂を込めてしまったらしい。慌てて取り出そうとしたものの、俺の魂と石(土)との親和性が異様に高く、取り出せないという事態が発生したらしい。慌てた神様はとりあえず俺の次の身体にもたせていた魔力を急いで石ころ、こと俺に付与し、とりあえず話を聞かせに来たようだ。
1つだけ言わせてくれ。
ふざけるんじゃねえええええええええええ!!!!
何かを叩く音が聞こえる。
いや、ぶつける音といったほうが適当かな?
それにこの程よい振動は…まるで自分自身が投げられているような…って、えっ!?ちょっと待って!?俺が投げられてない!?
「あっ、やっと気づいた?」
底抜けに明るい声がする。
これは?どういうこと?え?一体何が起きてるの?
「うーん、振動はなんとか捉えれているみたいだし…意識としての思念体としてはちゃんと活動しているみたいだね…」
俺に話しかける声はブツブツとつぶやきながら考え事に耽っているようだ。
思念体?活動?だからなんのことだって!
「あっ、そうだそうだ、放置してたよ!悪かったね。君、自分のことわかるかい?本当は転生後のアフターケアなんてしないんだけど、今回に至っては完全に私の手違いだからね!少しお話ししようじゃないか!」
そう言って声は俺に(一方的に)話し始めた。
____声の話をまとめると、この声の主はこの世界をコントロールしている神様のようなであり、俺をこの世界に送り出した張本人のようだ。
どうやら地球では人口増加における魂の量産化が起きてしまい、飽和状態間近なのであるらしい。そこで、同僚に当たるこの神様に地球の神様が相談したそうだ。
逆にこちらの世界では魔物の設定を神様がちょっと(話を聞いた限りそんな生易しいものでは無さそうだが)間違えて強くしすぎてしまい、全然人が増えず、魂を絶えず循環させなければならず、面倒くさ…いや、魂の摩擦が心配だという事情があり、地球の魂をこっちに送れば良いんじゃない?という暴論。もとい利害の一致があり第一号として俺はこの世界に送られてきたらしい。
では、何故俺が石ころに転生しているかというと、この神様が下界に魂を投げ下ろした時に、うっかり間違えて隣の石に魂を込めてしまったらしい。慌てて取り出そうとしたものの、俺の魂と石(土)との親和性が異様に高く、取り出せないという事態が発生したらしい。慌てた神様はとりあえず俺の次の身体にもたせていた魔力を急いで石ころ、こと俺に付与し、とりあえず話を聞かせに来たようだ。
1つだけ言わせてくれ。
ふざけるんじゃねえええええええええええ!!!!
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