35 / 58
第三章 許婚
-part34-助ける
しおりを挟む
「本当に晴人様の許嫁なの?」
「へぇー。もしかして、親同士の許嫁?」
「ねぇ。いつから許嫁になったの?」
「・・・ぁわわわわわ・・・」
晴人の許嫁。名前を浅野 咲良さん。
教室・・・いや、学校中の話題の中心だ。今だって、別のクラス学年問わずに人が集まって咲良さんに向かって質問攻めをしている。
「晴人。助けてやらないのか?」
自分の許嫁が困っているのに晴人は、横で芽里さんと睨み合いをしていた。
「うん?・・・あぁ。俺はお前さえいればいいだ」
よくもまぁ、そんあ歯がゆいセリフを言えるなと思う。
「もちろん。ボクもそうだよ」
芽里さんも続けて俺に向かっていう。
晴人の気を向かせようと頑張っているのは分かるが、性格変わり過ぎじゃないか。
「見て。三角関係」
「本当だ。しかも、童顔で普通にイケメン」
「・・・・!フッ」
俺たちの様子をこっそり伺っていた女子に向かって、芽里さんは手を振る。
「私たちに気づいて手を振ってくれた!!!」
「かっこいい・・・ポッ」
女子たちは恐らく芽里さんが、同じ女子だと気づいていないのだろう。
気づいた時、どんな反応をするのか。
「祐翔はあの子が困ってるのが気になるの?」
「え、あ。まぁ。困ってるんだったら助けてあげたらって」
「分かった。ちょっと行ってくるよ」
そう言って、芽里さんが咲良さんの所に近寄った。
「へぇー。もしかして、親同士の許嫁?」
「ねぇ。いつから許嫁になったの?」
「・・・ぁわわわわわ・・・」
晴人の許嫁。名前を浅野 咲良さん。
教室・・・いや、学校中の話題の中心だ。今だって、別のクラス学年問わずに人が集まって咲良さんに向かって質問攻めをしている。
「晴人。助けてやらないのか?」
自分の許嫁が困っているのに晴人は、横で芽里さんと睨み合いをしていた。
「うん?・・・あぁ。俺はお前さえいればいいだ」
よくもまぁ、そんあ歯がゆいセリフを言えるなと思う。
「もちろん。ボクもそうだよ」
芽里さんも続けて俺に向かっていう。
晴人の気を向かせようと頑張っているのは分かるが、性格変わり過ぎじゃないか。
「見て。三角関係」
「本当だ。しかも、童顔で普通にイケメン」
「・・・・!フッ」
俺たちの様子をこっそり伺っていた女子に向かって、芽里さんは手を振る。
「私たちに気づいて手を振ってくれた!!!」
「かっこいい・・・ポッ」
女子たちは恐らく芽里さんが、同じ女子だと気づいていないのだろう。
気づいた時、どんな反応をするのか。
「祐翔はあの子が困ってるのが気になるの?」
「え、あ。まぁ。困ってるんだったら助けてあげたらって」
「分かった。ちょっと行ってくるよ」
そう言って、芽里さんが咲良さんの所に近寄った。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
いとしの生徒会長さま
もりひろ
BL
大好きな親友と楽しい高校生活を送るため、急きょアメリカから帰国した俺だけど、編入した学園は、とんでもなく変わっていた……!
しかも、生徒会長になれとか言われるし。冗談じゃねえっつの!
目が覚めたら、妹の彼氏とつきあうことになっていた件
水野七緒
BL
一見チャラそうだけど、根はマジメな男子高校生・星井夏樹。
そんな彼が、ある日、現代とよく似た「別の世界(パラレルワールド)」の夏樹と入れ替わることに。
この世界の夏樹は、浮気性な上に「妹の彼氏」とお付き合いしているようで…?
※終わり方が2種類あります。9話目から分岐します。※続編「目が覚めたら、カノジョの兄に迫られていた件」連載中です(2022.8.14)
【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。
推しを擁護したくて何が悪い!
人生1919回血迷った人
BL
所謂王道学園と呼ばれる東雲学園で風紀委員副委員長として活動している彩凪知晴には学園内に推しがいる。
その推しである鈴谷凛は我儘でぶりっ子な性格の悪いお坊ちゃんだという噂が流れており、実際の性格はともかく学園中の嫌われ者だ。
理不尽な悪意を受ける凛を知晴は陰ながら支えたいと思っており、バレないように後をつけたり知らない所で凛への悪意を排除していたりしてした。
そんな中、学園の人気者たちに何故か好かれる転校生が転入してきて学園は荒れに荒れる。ある日、転校生に嫉妬した生徒会長親衛隊員である生徒が転校生を呼び出して──────────。
「凛に危害を加えるやつは許さない。」
※王道学園モノですがBLかと言われるとL要素が少なすぎます。BLよりも王道学園の設定が好きなだけの腐った奴による小説です。
※簡潔にこの話を書くと嫌われからの総愛され系親衛隊隊長のことが推しとして大好きなクールビューティで寡黙な主人公が制裁現場を上手く推しを擁護して解決する話です。
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
チャラ男会計目指しました
岬ゆづ
BL
編入試験の時に出会った、あの人のタイプの人になれるように…………
――――――それを目指して1年3ヶ月
英華学園に高等部から編入した齋木 葵《サイキ アオイ 》は念願のチャラ男会計になれた
意中の相手に好きになってもらうためにチャラ男会計を目指した素は真面目で素直な主人公が王道学園でがんばる話です。
※この小説はBL小説です。
苦手な方は見ないようにお願いします。
※コメントでの誹謗中傷はお控えください。
初執筆初投稿のため、至らない点が多いと思いますが、よろしくお願いします。
他サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる