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第12話 「強制力」ってなんですか?
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「そんなことがあったのか……」
帰りの馬車のなか、殿下が驚いたような声を上げた。
あたしの歌のせいで、一気に植物が育ってしまったこと。
そして、オーウェンと呼ばれた青銀色の髪の神官さまに出会ったこと。
そのすべてをアウリウスさまが報告したのだ。
おまけに。
「お前はどうして、言いつけを守らないんだ」
こめかみを拳でグリグリされる。
「いっ、痛い、痛い、痛いぃぃっ……」
「あれほど、動くな、知らない人についていくなと念を押しただろうが」
うう~っ。ついて行ってませんよぉ。動いてもいませんよぉ。竪琴に合わせて讃美歌を歌っただけですよぉ。記憶にないけど。
言い訳しても許してもらえそうにない。
「まあまあ、リュリもこうして無事だったわけだし」
それぐらいにしてやりなよ。
殿下が諫めてくれた。アウリウスさまは手を離してくれたけど、こめかみ、ベッコリへっこんでいそう。
「それにしても、変わった魔力だよね。植物が一気に育つ魔法……か」
殿下に話題を変えられた。
「リュリ、きみはローゼリィの領地で捨てられていた子どもだって聞いているけど。間違いないんだよね」
「はい。お嬢さまのお屋敷の前に捨てられておりました」
十五年前。生まれたての赤子だったあたしは、ポイッと裸のまま、お屋敷の前に捨てられていた。
せめて、布でくるんでやれよ。親に対して言いたいことは山のようにある。
「実親が貴族かどうかは、わからないよね」
「そうですね。身分を表すようなものは、何一つありませんでしたから」
平民ではありえない魔力を、わずかながら持っている。
そのせいで、旦那さま、お嬢さまのお父上さまが真っ先に疑われた。旦那さまが愛人に産ませた子ではないかと。まあ、あの方は、奥さま一筋の愛妻家でいらっしゃるし、容姿が全く似てないから、すぐに疑いは晴れたけど。
公爵夫妻は、そんな得体の知れない赤子だったあたしを引き取ってくれた。お嬢さまの乳母もいい人で、あたしをお嬢さまの妹のように育ててくれた。お嬢さまも、あたしをかわいがってくれた。今、あたしがこうして生きていられるのは、すべて夫妻と乳母、お嬢さまのおかげだ。公爵家には、感謝してもしつくせないほどの恩がある。
「レヴィル先生もおっしゃっていたな。リュリには、不思議な力があると」
え!? そうでしたっけ。
魔力の使い過ぎで倒れることが多かったので、あんまりくわしく覚えていない。
「一度そのあたりを、先生とも話し合ったほうがいいな」
「そう……ですね」
もし、魔力がどういうものであるかわかったら、それを手掛かりに両親がわかったりするのだろうか。それこそ、ミサキさまみたいに。
―――あ。
「そういえば、殿下。神官さまとのお話はどうだったのですか?」
気になるのはあたしの魔力なんかより、「らぶらぶ」がどうなったかのほうだ。
「ああ、大丈夫だよ。大したことじゃない」
あ、答えてもらえない。
そんな話しにくいことなのだろうか。
「そんな顔をしない。本当に大したことじゃないんだ」
ポンポンと頭を撫でられた。
そして、続く軽いため息。
「……ローゼリィとの婚約を破棄して、新たにミサキを妻に迎えるようにと言ってきた」
「うえっ!?」
「まさか」
あたしと同時にアウリウスさまが声を上げた。ルッカさまは殿下に付き添っていたから、内容をご存知だったらしい。眉間にシワを寄せた、難しいお顔をしていらっしゃる。
「聖女が現れたのだから、彼女を王妃に据えることが国のためになる。そんなことを言っていたが……」
殿下が、ギュッと太ももの上で手を握りしめた。
「国家をなんだと思っているんだ。ローゼリィとの婚約には、政治的な思惑も絡んでいる。それに、幼いころから彼女を王妃にするのだと思っていた。今さら変更しろと言われても、感情がついていかない。なんの非もない彼女を、そんなヒドい目に遭わせる気なんて、全くない」
公爵令嬢と王太子の結婚。
それは、個人の感情で決められるものでもなければ、政治的思惑もなければ成立するものでもない。長年かけて成立した契約を、そう簡単に破棄などできない。……はずだ。
「ああ、大丈夫だよ。僕はローゼリィを見捨てたりはしないから」
その言葉、信じたい。
不安が、黒い煙のように、あたしの胸のなかいっぱいに広がっていく。
そんなあたしを乗せた馬車が、学園に到着する。
神殿訪問の日であっても、午後からは授業が存在する。
授業が始まるまでの間、あたしは殿下のお部屋にお邪魔することになった。
「疲れてないかい、リュリ」
「あ、大丈夫です」
そういえば。魔法を使った……みたいなのに、あたしぶっ倒れてない。いつもなら、精霊と会話するだけで魔力を使い果たすのに。
(あの、竪琴のおかげかな)
あの音色に引き寄せられるようにして歌った……らしい。無自覚だったけど。この世界があることに感謝を込めて、生命の歓びを女神さまに伝えるために作られた歌。
魔法を使おうと意識しなかったから、もしくは、あの竪琴に助けられて魔法を使ったから、平気なのかも。
そう結論づける。
「無理はしないようにね」
そう言ってくれる殿下は、どこまでもお優しい。
こんなお優しい方が、お嬢さまをヒドい目に遭わせるわけがない。ない。絶対。
「僕は、ちょっと席を外すけど、リュリはここで休むといい」
あたしのことを心配してくれたのか、ルッカさまとアウリウスさまを部屋に残して殿下が出て行かれた。
「そこまで心配してくださらなくても、大丈夫なのに……」
過保護だなあ、殿下は。
「お前が危なっかしいからだろが」
グシャッと髪を乱暴に乱された。
「さっきも、あんなへんな魔法を使うし、知らないヤツと仲良くなってるし。警戒心がなさすぎなんだ、お前は」
うう~。アウリウスさまってホント、容赦ないなあ。
黙っていれば、寡黙でキリッとした騎士に見えるのに。口を開くと、ものすごいズケズケと遠慮なく人の心をえぐるようなことを言ってくる。
というか、あれも魔法だったんだろうか。精霊と会話してないけど。
「まあまあ、アウリウスさまも落ち着いて。リュリも少しゆっくりしなよ」
カチャリと小さな音を立てて、テーブルにお茶が用意された。
ほのかにただよう、リンゴのような甘い香り。
(あ、カモミールティー)
これ、気持ちがほぐれるし、美味しいのよね。
ルッカさまが淹れてくれたそれを、ありがたくいただく。
うん。美味しい。
その温かさと一緒に、緊張していた心がじわ~っとほぐれていく。
こういう、人の体調に合わせたようにお茶を用意出来たり、心配りが出来るってスゴイよなあ。同じように貴人に仕える身としては、単純に尊敬してしまう。
あたしもいつか、お嬢さまにこんな心づかいが出来るようになれたらいいなあ。
帰りの馬車のなか、殿下が驚いたような声を上げた。
あたしの歌のせいで、一気に植物が育ってしまったこと。
そして、オーウェンと呼ばれた青銀色の髪の神官さまに出会ったこと。
そのすべてをアウリウスさまが報告したのだ。
おまけに。
「お前はどうして、言いつけを守らないんだ」
こめかみを拳でグリグリされる。
「いっ、痛い、痛い、痛いぃぃっ……」
「あれほど、動くな、知らない人についていくなと念を押しただろうが」
うう~っ。ついて行ってませんよぉ。動いてもいませんよぉ。竪琴に合わせて讃美歌を歌っただけですよぉ。記憶にないけど。
言い訳しても許してもらえそうにない。
「まあまあ、リュリもこうして無事だったわけだし」
それぐらいにしてやりなよ。
殿下が諫めてくれた。アウリウスさまは手を離してくれたけど、こめかみ、ベッコリへっこんでいそう。
「それにしても、変わった魔力だよね。植物が一気に育つ魔法……か」
殿下に話題を変えられた。
「リュリ、きみはローゼリィの領地で捨てられていた子どもだって聞いているけど。間違いないんだよね」
「はい。お嬢さまのお屋敷の前に捨てられておりました」
十五年前。生まれたての赤子だったあたしは、ポイッと裸のまま、お屋敷の前に捨てられていた。
せめて、布でくるんでやれよ。親に対して言いたいことは山のようにある。
「実親が貴族かどうかは、わからないよね」
「そうですね。身分を表すようなものは、何一つありませんでしたから」
平民ではありえない魔力を、わずかながら持っている。
そのせいで、旦那さま、お嬢さまのお父上さまが真っ先に疑われた。旦那さまが愛人に産ませた子ではないかと。まあ、あの方は、奥さま一筋の愛妻家でいらっしゃるし、容姿が全く似てないから、すぐに疑いは晴れたけど。
公爵夫妻は、そんな得体の知れない赤子だったあたしを引き取ってくれた。お嬢さまの乳母もいい人で、あたしをお嬢さまの妹のように育ててくれた。お嬢さまも、あたしをかわいがってくれた。今、あたしがこうして生きていられるのは、すべて夫妻と乳母、お嬢さまのおかげだ。公爵家には、感謝してもしつくせないほどの恩がある。
「レヴィル先生もおっしゃっていたな。リュリには、不思議な力があると」
え!? そうでしたっけ。
魔力の使い過ぎで倒れることが多かったので、あんまりくわしく覚えていない。
「一度そのあたりを、先生とも話し合ったほうがいいな」
「そう……ですね」
もし、魔力がどういうものであるかわかったら、それを手掛かりに両親がわかったりするのだろうか。それこそ、ミサキさまみたいに。
―――あ。
「そういえば、殿下。神官さまとのお話はどうだったのですか?」
気になるのはあたしの魔力なんかより、「らぶらぶ」がどうなったかのほうだ。
「ああ、大丈夫だよ。大したことじゃない」
あ、答えてもらえない。
そんな話しにくいことなのだろうか。
「そんな顔をしない。本当に大したことじゃないんだ」
ポンポンと頭を撫でられた。
そして、続く軽いため息。
「……ローゼリィとの婚約を破棄して、新たにミサキを妻に迎えるようにと言ってきた」
「うえっ!?」
「まさか」
あたしと同時にアウリウスさまが声を上げた。ルッカさまは殿下に付き添っていたから、内容をご存知だったらしい。眉間にシワを寄せた、難しいお顔をしていらっしゃる。
「聖女が現れたのだから、彼女を王妃に据えることが国のためになる。そんなことを言っていたが……」
殿下が、ギュッと太ももの上で手を握りしめた。
「国家をなんだと思っているんだ。ローゼリィとの婚約には、政治的な思惑も絡んでいる。それに、幼いころから彼女を王妃にするのだと思っていた。今さら変更しろと言われても、感情がついていかない。なんの非もない彼女を、そんなヒドい目に遭わせる気なんて、全くない」
公爵令嬢と王太子の結婚。
それは、個人の感情で決められるものでもなければ、政治的思惑もなければ成立するものでもない。長年かけて成立した契約を、そう簡単に破棄などできない。……はずだ。
「ああ、大丈夫だよ。僕はローゼリィを見捨てたりはしないから」
その言葉、信じたい。
不安が、黒い煙のように、あたしの胸のなかいっぱいに広がっていく。
そんなあたしを乗せた馬車が、学園に到着する。
神殿訪問の日であっても、午後からは授業が存在する。
授業が始まるまでの間、あたしは殿下のお部屋にお邪魔することになった。
「疲れてないかい、リュリ」
「あ、大丈夫です」
そういえば。魔法を使った……みたいなのに、あたしぶっ倒れてない。いつもなら、精霊と会話するだけで魔力を使い果たすのに。
(あの、竪琴のおかげかな)
あの音色に引き寄せられるようにして歌った……らしい。無自覚だったけど。この世界があることに感謝を込めて、生命の歓びを女神さまに伝えるために作られた歌。
魔法を使おうと意識しなかったから、もしくは、あの竪琴に助けられて魔法を使ったから、平気なのかも。
そう結論づける。
「無理はしないようにね」
そう言ってくれる殿下は、どこまでもお優しい。
こんなお優しい方が、お嬢さまをヒドい目に遭わせるわけがない。ない。絶対。
「僕は、ちょっと席を外すけど、リュリはここで休むといい」
あたしのことを心配してくれたのか、ルッカさまとアウリウスさまを部屋に残して殿下が出て行かれた。
「そこまで心配してくださらなくても、大丈夫なのに……」
過保護だなあ、殿下は。
「お前が危なっかしいからだろが」
グシャッと髪を乱暴に乱された。
「さっきも、あんなへんな魔法を使うし、知らないヤツと仲良くなってるし。警戒心がなさすぎなんだ、お前は」
うう~。アウリウスさまってホント、容赦ないなあ。
黙っていれば、寡黙でキリッとした騎士に見えるのに。口を開くと、ものすごいズケズケと遠慮なく人の心をえぐるようなことを言ってくる。
というか、あれも魔法だったんだろうか。精霊と会話してないけど。
「まあまあ、アウリウスさまも落ち着いて。リュリも少しゆっくりしなよ」
カチャリと小さな音を立てて、テーブルにお茶が用意された。
ほのかにただよう、リンゴのような甘い香り。
(あ、カモミールティー)
これ、気持ちがほぐれるし、美味しいのよね。
ルッカさまが淹れてくれたそれを、ありがたくいただく。
うん。美味しい。
その温かさと一緒に、緊張していた心がじわ~っとほぐれていく。
こういう、人の体調に合わせたようにお茶を用意出来たり、心配りが出来るってスゴイよなあ。同じように貴人に仕える身としては、単純に尊敬してしまう。
あたしもいつか、お嬢さまにこんな心づかいが出来るようになれたらいいなあ。
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