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四、翅鳥
(四)
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「いいか。ここ、芯にシッカリと紐を巻きつけてだな……」
言いながら、手にした独楽に紐を巻きつけていく。
「最初の三周はキツめに。あとはゆるくていいから独楽に沿って巻いていくんだ」
いつもの厨房。独楽を片手に紐を巻くのを上から覗き見てるのはジェス。真剣に、興味深そうに見ているからか、その唇がツンと前に尖っている。
「出来たら、親指と薬指で独楽を挟んで持って。胸の前で構えて斜め下、地面に向かって押し出すようにっ――!」
ヒュッ――
「わっ! 回った!」
「素早く紐を体の方に引っ張るのが上手く回すコツだ。やってみろ」
竈の前、硬い地面で回り終えた独楽を取り、ジェスに渡す。オレのやり方を真似て紐を巻き付けるジェス。
「これでいい?」
「ああ。あとは前の地面に向けて投げるだけだけど」
ヒュッ――
「あれ?」
投げられはしたものの、そのまま地面にゴロンと転がった独楽。
「紐を引くのが早いんだ。最初は引くなんて思わないで、前へ出せ」
地面に落ちる前に勢いよく紐を引っ張ると回転が上がるし、腰のひねりも加えたらもっと勢いよく回るんだけど、さすがに初心者にはムリ。だから、初めてのやつは、単に前に押し出して地面の上で回すことだけを練習する。
ヒュッ――
三回目の独楽は、グワングワンと地面の上を転がって、とてもじゃないが「回った」とは言えない終わり方になった。
「これ、本当に回るのか?」
ジェスが疑問を投げかける。
「回る。ほら、もう一回だ」
ふてくされかけたジェスに代わって独楽に紐を巻きつける。それを半ば無理やり持たせて、後ろから手を添える。
「いいか。こんなふうに――」
ヒュッ――
「回った!」
独楽回し成功。オレの独楽と違って、それほど速いわけじゃないけど、それでも初めてジェスの手で回せた独楽。よっぽどうれしいのか、こっちを見上げるジェスの顔がパアッと明るくなった。
「これでルーシュンにも勝てるな!」
「もうちょっと練習したらな。あっちには、〝独楽打ち名人〟がついてるからな」
「独楽打ち名人?」
「オ……わたくしのお父さまですわ」
「ふうん。じゃあ、お前の父とお前、どっちが上手なんだ?」
「そりゃあオ……わたくしですわよ」
ホホホ。
オレ、街のガキンチョのなかでも、それなりに強かったし。あんな頼りねえオッサンに、負けてるとは思いたくない。
「さ、殿下。兄上さまとの勝負に向けて、もう少し練習いたしましょうか」
「その勝負に勝ったら、リュカをもらってもいいか?」
「あ、それはムリ」
「どうして」
「わたくしも参加するからですよ。わたくし、殿下はもちろん、ルーシュン殿下にも負けるつもりはございませんから」
「じゃあ、お前に勝てたら、お前をもらうぞ」
「勝てましたら、ね」
オレが手を添えて、ようやく初成功のやつに負けるとは思えない。だからこその約束。
「よし! やるぞ!」
それでも、ジェスがやる気を出したみたいで、自分で独楽に紐を巻きつける。
(平和な光景だよなあ)
独楽に夢中になるジェス。
オッサンに用意してもらった独楽を渡した時は、面食らったような顔してたけど。兄貴が、自分のために用意したってことに驚いたらしい。
(ここに皇子の野郎もいたらなあ)
オレじゃなくて、皇子が独楽を渡してあげてたら。
一緒に遊んだことのない、関わり合いの少ない兄弟。
勝負でもなんでもいい、一緒に楽しいことを積み重ねていけば。今はムリでも少しずつ少しずつ……って。
「おわっ!」
いきなりオレの方にぶっ飛んできた独楽。「回す」なんてもんじゃない。オレが避けると、そのまま机の足や椅子にガンッ、ゴンッとぶつかっていった。
「紐を早く引っ張り過ぎだ」
そのせいで、後ろに向かって飛んできた。
「ちゃんと焦らなくても独楽は回るから。落ち着いて投げろ――って、どうした?」
「……お前、男みたいな喋り方をするな」
あ。
「申し訳ございません。つい。わたくし、街で育ちましたから、あまり言葉がよろしくないんですの」
ホホホのホ。
笑ってごまかせ。
「独楽も上手いし、胸もペッタンコだし」
う。
「気は強いし、ズケズケ言うし」
うう。
「おおお、男の子たちに混じってよく遊んでおりましたので。男勝りな気性になってしまったんですの」
そういうことにしておいてくれ。そして。
「女性にあまり体型のことを、とかやくおっしゃってはいけませんよ。体のことを言われると、女性は男性の何倍も深く傷つきますからね」
「そういうものか?」
「そういうものですわ」
別にオレは傷つかないけど。ペッタンコなのは当たり前だし。
「おっ、独楽ですか」
不意にかかった声。隣の厨房から見てたんだろう。ゾロゾロと興味深そうに現れたのは、膳夫のオッサンたちだった。
「懐かしいですなあ」
「昔はよくやったもんだよ」
感慨深そうなオッサンに、ヒュッと投げる真似をするオッサン。
「もう少し、腰のひねりもあると上手く回りますぜ」
コツを教えようとするオッサンもいる。
まあ、独楽回しなんて、男なら誰もが通る道だ。拙いジェスの独楽回しに、なにか言いたくて仕方ないんだろう。
「お前ら、独楽は得意なのか?」
「そりゃあ、もちろん!」
ジェスの問いに、膳夫のオッサンたちが口をそろえて頷いた。
「ならば、ぼくが独楽打ち勝負に勝てるように、コツを教えろ」
「あっしらが……ですかい?」
「そうだ。得意なのだろう?」
皇子の独楽回し指南役に、自分たちなどでいいのだろうか。困惑した膳夫のオッサンたちの視線に、「大丈夫だ。頼む」と頷いて返す。
「じゃ、じゃあ、殿下。駒を持つ時は、もっと脇を締めてくだせえ」
「脇を?」
「それから、投げる先、地面をちゃんと見るんでさ」
「あと、力を込めないで、横にスッと流すように投げるんですよ」
「こう……か?」
「ああ、違いますよ。腰のひねりはこう!」
「ちょっと貸してみてください。手本を見せますから!」
オッサンたちは、口だけじゃなく手まで出す。ジェスと独楽を囲んでああでもない、こうでもないと騒ぎ立てる。
(街のオッサンもこんな感じだったよなあ)
街で子どもたちが独楽打ちをしてると、必ず誰かが絡んでくる。子どもの父親だったり、見知らぬ通りすがりのオッサンだったり。最初は勝負のコツを教えてくれるんだけど、そのうち大人の方が夢中になって、最後は子どもから借りっぱなしの独楽で、大人が真剣勝負を始めちゃうっていう。
目の前で繰り広げられてるのは、まさしく街で見かけるその光景そのものだった。ここにもう一つ独楽があれば、それこそオッサン同士で勝負を始めてしまいそうなぐらい。
日が暮れるまで。いや、日が暮れても続けられる勝負。それを強制的に止めさせるのは……。
「――そこで何をしているのです、ジェス」
夕飯を告げる母親の声……ではなく。
「母上……」
ビクッと揺れたジェスの声。
厨房の入り口。大勢のお付きを従えた一際華やかな衣装の女性。
そこにいたのは、ジェスの母親、皇后陛下だった。
言いながら、手にした独楽に紐を巻きつけていく。
「最初の三周はキツめに。あとはゆるくていいから独楽に沿って巻いていくんだ」
いつもの厨房。独楽を片手に紐を巻くのを上から覗き見てるのはジェス。真剣に、興味深そうに見ているからか、その唇がツンと前に尖っている。
「出来たら、親指と薬指で独楽を挟んで持って。胸の前で構えて斜め下、地面に向かって押し出すようにっ――!」
ヒュッ――
「わっ! 回った!」
「素早く紐を体の方に引っ張るのが上手く回すコツだ。やってみろ」
竈の前、硬い地面で回り終えた独楽を取り、ジェスに渡す。オレのやり方を真似て紐を巻き付けるジェス。
「これでいい?」
「ああ。あとは前の地面に向けて投げるだけだけど」
ヒュッ――
「あれ?」
投げられはしたものの、そのまま地面にゴロンと転がった独楽。
「紐を引くのが早いんだ。最初は引くなんて思わないで、前へ出せ」
地面に落ちる前に勢いよく紐を引っ張ると回転が上がるし、腰のひねりも加えたらもっと勢いよく回るんだけど、さすがに初心者にはムリ。だから、初めてのやつは、単に前に押し出して地面の上で回すことだけを練習する。
ヒュッ――
三回目の独楽は、グワングワンと地面の上を転がって、とてもじゃないが「回った」とは言えない終わり方になった。
「これ、本当に回るのか?」
ジェスが疑問を投げかける。
「回る。ほら、もう一回だ」
ふてくされかけたジェスに代わって独楽に紐を巻きつける。それを半ば無理やり持たせて、後ろから手を添える。
「いいか。こんなふうに――」
ヒュッ――
「回った!」
独楽回し成功。オレの独楽と違って、それほど速いわけじゃないけど、それでも初めてジェスの手で回せた独楽。よっぽどうれしいのか、こっちを見上げるジェスの顔がパアッと明るくなった。
「これでルーシュンにも勝てるな!」
「もうちょっと練習したらな。あっちには、〝独楽打ち名人〟がついてるからな」
「独楽打ち名人?」
「オ……わたくしのお父さまですわ」
「ふうん。じゃあ、お前の父とお前、どっちが上手なんだ?」
「そりゃあオ……わたくしですわよ」
ホホホ。
オレ、街のガキンチョのなかでも、それなりに強かったし。あんな頼りねえオッサンに、負けてるとは思いたくない。
「さ、殿下。兄上さまとの勝負に向けて、もう少し練習いたしましょうか」
「その勝負に勝ったら、リュカをもらってもいいか?」
「あ、それはムリ」
「どうして」
「わたくしも参加するからですよ。わたくし、殿下はもちろん、ルーシュン殿下にも負けるつもりはございませんから」
「じゃあ、お前に勝てたら、お前をもらうぞ」
「勝てましたら、ね」
オレが手を添えて、ようやく初成功のやつに負けるとは思えない。だからこその約束。
「よし! やるぞ!」
それでも、ジェスがやる気を出したみたいで、自分で独楽に紐を巻きつける。
(平和な光景だよなあ)
独楽に夢中になるジェス。
オッサンに用意してもらった独楽を渡した時は、面食らったような顔してたけど。兄貴が、自分のために用意したってことに驚いたらしい。
(ここに皇子の野郎もいたらなあ)
オレじゃなくて、皇子が独楽を渡してあげてたら。
一緒に遊んだことのない、関わり合いの少ない兄弟。
勝負でもなんでもいい、一緒に楽しいことを積み重ねていけば。今はムリでも少しずつ少しずつ……って。
「おわっ!」
いきなりオレの方にぶっ飛んできた独楽。「回す」なんてもんじゃない。オレが避けると、そのまま机の足や椅子にガンッ、ゴンッとぶつかっていった。
「紐を早く引っ張り過ぎだ」
そのせいで、後ろに向かって飛んできた。
「ちゃんと焦らなくても独楽は回るから。落ち着いて投げろ――って、どうした?」
「……お前、男みたいな喋り方をするな」
あ。
「申し訳ございません。つい。わたくし、街で育ちましたから、あまり言葉がよろしくないんですの」
ホホホのホ。
笑ってごまかせ。
「独楽も上手いし、胸もペッタンコだし」
う。
「気は強いし、ズケズケ言うし」
うう。
「おおお、男の子たちに混じってよく遊んでおりましたので。男勝りな気性になってしまったんですの」
そういうことにしておいてくれ。そして。
「女性にあまり体型のことを、とかやくおっしゃってはいけませんよ。体のことを言われると、女性は男性の何倍も深く傷つきますからね」
「そういうものか?」
「そういうものですわ」
別にオレは傷つかないけど。ペッタンコなのは当たり前だし。
「おっ、独楽ですか」
不意にかかった声。隣の厨房から見てたんだろう。ゾロゾロと興味深そうに現れたのは、膳夫のオッサンたちだった。
「懐かしいですなあ」
「昔はよくやったもんだよ」
感慨深そうなオッサンに、ヒュッと投げる真似をするオッサン。
「もう少し、腰のひねりもあると上手く回りますぜ」
コツを教えようとするオッサンもいる。
まあ、独楽回しなんて、男なら誰もが通る道だ。拙いジェスの独楽回しに、なにか言いたくて仕方ないんだろう。
「お前ら、独楽は得意なのか?」
「そりゃあ、もちろん!」
ジェスの問いに、膳夫のオッサンたちが口をそろえて頷いた。
「ならば、ぼくが独楽打ち勝負に勝てるように、コツを教えろ」
「あっしらが……ですかい?」
「そうだ。得意なのだろう?」
皇子の独楽回し指南役に、自分たちなどでいいのだろうか。困惑した膳夫のオッサンたちの視線に、「大丈夫だ。頼む」と頷いて返す。
「じゃ、じゃあ、殿下。駒を持つ時は、もっと脇を締めてくだせえ」
「脇を?」
「それから、投げる先、地面をちゃんと見るんでさ」
「あと、力を込めないで、横にスッと流すように投げるんですよ」
「こう……か?」
「ああ、違いますよ。腰のひねりはこう!」
「ちょっと貸してみてください。手本を見せますから!」
オッサンたちは、口だけじゃなく手まで出す。ジェスと独楽を囲んでああでもない、こうでもないと騒ぎ立てる。
(街のオッサンもこんな感じだったよなあ)
街で子どもたちが独楽打ちをしてると、必ず誰かが絡んでくる。子どもの父親だったり、見知らぬ通りすがりのオッサンだったり。最初は勝負のコツを教えてくれるんだけど、そのうち大人の方が夢中になって、最後は子どもから借りっぱなしの独楽で、大人が真剣勝負を始めちゃうっていう。
目の前で繰り広げられてるのは、まさしく街で見かけるその光景そのものだった。ここにもう一つ独楽があれば、それこそオッサン同士で勝負を始めてしまいそうなぐらい。
日が暮れるまで。いや、日が暮れても続けられる勝負。それを強制的に止めさせるのは……。
「――そこで何をしているのです、ジェス」
夕飯を告げる母親の声……ではなく。
「母上……」
ビクッと揺れたジェスの声。
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