23 / 29
巻の二十三 灯籠。
しおりを挟む
「こんにちはぁ。琉花、いるー?」
夕刻。騒々しい店先から、かけられた呼び声。せわしく動く下男たちの間から顔をのぞかせたのは、明るい色目の着物の女性たち。
「ああ、いらっしゃい、藤里、桂紗」
二人とも、わたしの友だち。この近所に暮らす、同じような商家の娘。
「琉花が帰ってきたって聞いたから遊びに来たの」
「それで月のもの、軽くなったの?」
「うーん。残念ながら上手くいかなかったわよ」
「そっか。やっぱりそういうのは、子でも産まなきゃよくならないのかしらねえ」
わたしの言葉に、二人がため息混じりに納得する。
――ひどい月のものを治すため、女陰士のもとで治療する。
後宮に上がることを内緒にした両親の言い訳。
挑戦失敗で戻ってきたときに色々詮索されると困るから、そういう理由を引っ付けたらしい。
「それよりさ、今日は、街に出ないかって誘いに来たのよ」
「街に?」
「そう。だって今日、灯籠祭りの日でしょ? 一緒に灯籠を飛ばさない?」
あ、そうか。あれ、今日の話だっけ。
公主さまと街に出た時に見かけた灯籠売り。もうすぐ祭りだと公主さまに説明して差し上げたけど、その後はすっかり忘れていた。
願いを込めた灯籠を、天帝にむけて夜空に飛ばす。
夏の宵のちょっとしたお祭り。
「屋台も出るし、いっしょに食べ歩きしない?」
「桂紗ってば、また食べるつもりなの?」
「いいじゃない。たまには羽目を外したって」
「アンタはいつものことでしょ?」
藤里のツッコミに合わせて笑う。
「そうね、たまには羽目を外しちゃおっか」
二人の提案をアッサリと承諾し、夕暮れ時の街へとくり出す。
「出来たてホヤホヤ、美味しい饅頭だよぉっ!!」
「灯籠、灯籠は要らんかねぇ!! 遠く高くまで飛ばせる灯籠だよぉっ!!」
街はいろんな呼び込みと、それに興味を示す人たちで溢れかえっていた。
灯籠売りをはじめ、饅頭、冷たい果実水、餅。簪、櫛、反物、書物、筆、紙なんかも売っている。
「ねえ、どれから食べる?」
「いや桂紗、まずは灯籠じゃないの?」
「それは食べてから。でないと、灯籠が邪魔になってなんにも食べられないじゃない」
うーん。正論というかなんというか。ぽっちゃり体形の桂紗独自理論。
「この櫛、かわいいっ!! あっ、あの簪もステキだわっ!! 紅珊瑚ねっ!!」
一方、宝石に目のない藤里。あっちこっちの屋台を眺めては目をキラキラさせてる。こっちもこっちで、灯籠なんて二の次なんだろうな。
いつも通りの二人の様子に軽く笑いながら、なんとなしに屋台を眺める。
灯籠売りが一番多いけど、それ以外の屋台もひしめき合っている。
(あ……、筆)
数ある屋台で目に付いたのは、筆屋。
桂紗や藤里が飛びついたものと違って、ここは人も少なく、集まっているのも男性ばかりだった。
ちょっとこの筆、使いやすそう。
「どうだい嬢ちゃん。愛しい誰かに恋文を書くなら、これがオススメだよっ!!」
「こっ……!!」
恋文っ!?
「そっ、そんなんじゃありませんっ!! ちょっと、その、目についたっていうかっ!! へいっ、……父さまにあげたら喜ばれるかなって思っただけで」
ただの売り文句なのに、反論して顔が赤くなるのを自覚する。
「そうかい。今ならこの紙もオマケにつけてあげるよ。思いを伝えるのにピッタリだ」
……だから、恋文用じゃないんだってば。
「ごめんなさい、結構です」
足早に筆屋から離れる。
恥ずかしかったからじゃない。
買ったところで渡すことができないから。
わたしが陛下にお会いすることはできない。
こうして市井に紛れてしまえば、わたしが陛下のご寵妃だったなんて、誰も気づかない。その程度の存在。
筆だってそうだ。あの筆屋が悪いわけじゃないけど、陛下が普段使われる筆と買い求めた街の筆などでは格が違いすぎる。高級な筆を使い慣れた陛下が、街の筆に満足されることはないだろう。
「ねえ二人とも、そろそろ灯籠を飛ばさない?」
散々買い物を楽しんだであろう友だち二人に声をかける。
「そうねえ。そろそろやりましょうか」
桂紗が手にしてた果実水をズズッと満足そうに飲み干した。藤里も新しい簪を髪にさしてニコニコだ。
二人と買い求めた灯籠を持って広場に行く。
すでに飛ばされ始めた灯籠が宙に浮かび、宵闇が濃くなった街は幻想的な空気に包まれていた。
「早く、はやく!!」
桂紗が急かす。
「大丈夫よ。願い事は先着順じゃないんだから」
カチカチと火打ち石を使って灯籠のなか、蝋燭に火を灯す。木で造られた骨組み、周囲に紙を貼った灯籠は、その内にこもった熱によって、ゆっくりと空に向かって飛んでいく。
桂紗の灯籠は薄桃色。藤里のは浅黄色。それぞれ、恋愛、健康を願う色をしていた。
わたしのは――――白色。願いなどない。天帝には、今までの感謝を述べる、そのつもりだったから。
けど。
(ごめんなさい。願いを込めさせていただきます)
手を組み祈る二人に合わせて、わたしも空に上がっていく灯籠に願う。
(陛下がこれからも健やかでいらっしゃいますように。陛下が心から愛する姫君と出会われますように。陛下が幸せになられますように。陛下が……、お辛い目に遭われませんように)
願うことは陛下のことばかり。陛下のように仕事熱心な方が治めていらっしゃれば、きっとこの国は安泰だから。というのは言い訳かもしれない。
陛下が、陛下が、陛下が。
わたしの灯籠は、願いがこもりすぎているのか、重そうにユラユラと夜空に舞い上がっていった。
(どうかお願いです。陛下……ううん。栄順さまが幸せに暮らせますように)
* * * *
(灯籠か……)
琉花が言っていた灯籠の祭り。それが今日であったことを、琥珀宮から見える夜空に上がった灯籠を目にして思い出す。
――天帝のもとに、灯籠を飛ばすんですよ。いっつも庚申の夜に三尸に悪口ばっか伝えられてますからね。たまには違うこと、お願い事とか天帝への感謝とかを書いて飛ばして、読んでいただこうって祭りなんです。
――祭りの夜、灯籠に火をともして願いとともに空へ飛ばすんです。途中で燃え尽きたらそれは叶わない願い。もしくは邪な願い。ちゃんと天帝のもとへ届いたら、その願いは聞き届けられ叶う。そう言われてるんです。
嫁ぎ先での幸せを願って飛ばさないかと提案してきた琉花。「別に願うことなんてないから」と断わった自分。
願うことがなかったわけじゃない。願ったところで叶わないとわかっていたから、諦めていただけ。
(琉花……)
夜空に舞う灯籠に、二度と会うことのない少女を想う。
こんな自分でも、一度ぐらい灯籠に願いを託してもいいのではないか。
せめて、彼女の幸せを願うことぐらいは。
静かに祈りを託して瞑目する。
* * * *
「おや灯籠が……」
啓騎の声に、書面から顔を上げる。
紫宸殿の窓から、夜空に色とりどりの灯籠が浮かんでいるのが見えた。
「そう言えば、今日は灯籠祭りでしたね」
そうなのか。
願いを込めた灯籠を天帝のもとへと飛ばす祭り。
この皇宮には存在しない習慣。
その昔、いつの時代の皇帝だったかが、「悪習である」と飛ばすことを禁じたからだ。
天帝に願うことなどない。三尸などというちっぽけな虫に讒言されても、なんら困るような振る舞いはしていない。
そう言い張ったとかなんとか伝えられているが、実際はそうではないだろう。
おそらくは、願いをかけて空に飛ばして途中燃えてしまうと具合が悪いから。途中で燃えてしまった場合、邪な願いを抱いていたことになるからだ。
(ここから飛ばす灯籠など、邪だらけで、まともに飛びそうにないからな)
次々に燃え上がる灯籠。それでは皇帝の面子もなにもあったものではない。
「啓騎、よそ見をするほど暇ならば、硯に墨を擦ってくれないか」
硯に残った墨をさし示す。
黙々と命じられたまま墨を擦る啓騎。
その合間に、もう一度、窓の外の灯籠を見る。
(彼女も飛ばしているのだろうか。灯籠を)
どんな願いをかけているのか、わからない。けれど、その灯籠が燃え尽きることなく天帝のもとに届けばいい。彼女のようなお人よしで純粋な者の願いこそ、真っ先に叶えられてしかるべきだ。
擦り終えられた墨を筆先に含ませると、再び書類にとりかかる。
墨は、慣れ親しんだ筆によくなじみ、文字となって紙に記されていく。
祭りとは無縁の、静かな時間だけが紫宸殿に流れていった。
夕刻。騒々しい店先から、かけられた呼び声。せわしく動く下男たちの間から顔をのぞかせたのは、明るい色目の着物の女性たち。
「ああ、いらっしゃい、藤里、桂紗」
二人とも、わたしの友だち。この近所に暮らす、同じような商家の娘。
「琉花が帰ってきたって聞いたから遊びに来たの」
「それで月のもの、軽くなったの?」
「うーん。残念ながら上手くいかなかったわよ」
「そっか。やっぱりそういうのは、子でも産まなきゃよくならないのかしらねえ」
わたしの言葉に、二人がため息混じりに納得する。
――ひどい月のものを治すため、女陰士のもとで治療する。
後宮に上がることを内緒にした両親の言い訳。
挑戦失敗で戻ってきたときに色々詮索されると困るから、そういう理由を引っ付けたらしい。
「それよりさ、今日は、街に出ないかって誘いに来たのよ」
「街に?」
「そう。だって今日、灯籠祭りの日でしょ? 一緒に灯籠を飛ばさない?」
あ、そうか。あれ、今日の話だっけ。
公主さまと街に出た時に見かけた灯籠売り。もうすぐ祭りだと公主さまに説明して差し上げたけど、その後はすっかり忘れていた。
願いを込めた灯籠を、天帝にむけて夜空に飛ばす。
夏の宵のちょっとしたお祭り。
「屋台も出るし、いっしょに食べ歩きしない?」
「桂紗ってば、また食べるつもりなの?」
「いいじゃない。たまには羽目を外したって」
「アンタはいつものことでしょ?」
藤里のツッコミに合わせて笑う。
「そうね、たまには羽目を外しちゃおっか」
二人の提案をアッサリと承諾し、夕暮れ時の街へとくり出す。
「出来たてホヤホヤ、美味しい饅頭だよぉっ!!」
「灯籠、灯籠は要らんかねぇ!! 遠く高くまで飛ばせる灯籠だよぉっ!!」
街はいろんな呼び込みと、それに興味を示す人たちで溢れかえっていた。
灯籠売りをはじめ、饅頭、冷たい果実水、餅。簪、櫛、反物、書物、筆、紙なんかも売っている。
「ねえ、どれから食べる?」
「いや桂紗、まずは灯籠じゃないの?」
「それは食べてから。でないと、灯籠が邪魔になってなんにも食べられないじゃない」
うーん。正論というかなんというか。ぽっちゃり体形の桂紗独自理論。
「この櫛、かわいいっ!! あっ、あの簪もステキだわっ!! 紅珊瑚ねっ!!」
一方、宝石に目のない藤里。あっちこっちの屋台を眺めては目をキラキラさせてる。こっちもこっちで、灯籠なんて二の次なんだろうな。
いつも通りの二人の様子に軽く笑いながら、なんとなしに屋台を眺める。
灯籠売りが一番多いけど、それ以外の屋台もひしめき合っている。
(あ……、筆)
数ある屋台で目に付いたのは、筆屋。
桂紗や藤里が飛びついたものと違って、ここは人も少なく、集まっているのも男性ばかりだった。
ちょっとこの筆、使いやすそう。
「どうだい嬢ちゃん。愛しい誰かに恋文を書くなら、これがオススメだよっ!!」
「こっ……!!」
恋文っ!?
「そっ、そんなんじゃありませんっ!! ちょっと、その、目についたっていうかっ!! へいっ、……父さまにあげたら喜ばれるかなって思っただけで」
ただの売り文句なのに、反論して顔が赤くなるのを自覚する。
「そうかい。今ならこの紙もオマケにつけてあげるよ。思いを伝えるのにピッタリだ」
……だから、恋文用じゃないんだってば。
「ごめんなさい、結構です」
足早に筆屋から離れる。
恥ずかしかったからじゃない。
買ったところで渡すことができないから。
わたしが陛下にお会いすることはできない。
こうして市井に紛れてしまえば、わたしが陛下のご寵妃だったなんて、誰も気づかない。その程度の存在。
筆だってそうだ。あの筆屋が悪いわけじゃないけど、陛下が普段使われる筆と買い求めた街の筆などでは格が違いすぎる。高級な筆を使い慣れた陛下が、街の筆に満足されることはないだろう。
「ねえ二人とも、そろそろ灯籠を飛ばさない?」
散々買い物を楽しんだであろう友だち二人に声をかける。
「そうねえ。そろそろやりましょうか」
桂紗が手にしてた果実水をズズッと満足そうに飲み干した。藤里も新しい簪を髪にさしてニコニコだ。
二人と買い求めた灯籠を持って広場に行く。
すでに飛ばされ始めた灯籠が宙に浮かび、宵闇が濃くなった街は幻想的な空気に包まれていた。
「早く、はやく!!」
桂紗が急かす。
「大丈夫よ。願い事は先着順じゃないんだから」
カチカチと火打ち石を使って灯籠のなか、蝋燭に火を灯す。木で造られた骨組み、周囲に紙を貼った灯籠は、その内にこもった熱によって、ゆっくりと空に向かって飛んでいく。
桂紗の灯籠は薄桃色。藤里のは浅黄色。それぞれ、恋愛、健康を願う色をしていた。
わたしのは――――白色。願いなどない。天帝には、今までの感謝を述べる、そのつもりだったから。
けど。
(ごめんなさい。願いを込めさせていただきます)
手を組み祈る二人に合わせて、わたしも空に上がっていく灯籠に願う。
(陛下がこれからも健やかでいらっしゃいますように。陛下が心から愛する姫君と出会われますように。陛下が幸せになられますように。陛下が……、お辛い目に遭われませんように)
願うことは陛下のことばかり。陛下のように仕事熱心な方が治めていらっしゃれば、きっとこの国は安泰だから。というのは言い訳かもしれない。
陛下が、陛下が、陛下が。
わたしの灯籠は、願いがこもりすぎているのか、重そうにユラユラと夜空に舞い上がっていった。
(どうかお願いです。陛下……ううん。栄順さまが幸せに暮らせますように)
* * * *
(灯籠か……)
琉花が言っていた灯籠の祭り。それが今日であったことを、琥珀宮から見える夜空に上がった灯籠を目にして思い出す。
――天帝のもとに、灯籠を飛ばすんですよ。いっつも庚申の夜に三尸に悪口ばっか伝えられてますからね。たまには違うこと、お願い事とか天帝への感謝とかを書いて飛ばして、読んでいただこうって祭りなんです。
――祭りの夜、灯籠に火をともして願いとともに空へ飛ばすんです。途中で燃え尽きたらそれは叶わない願い。もしくは邪な願い。ちゃんと天帝のもとへ届いたら、その願いは聞き届けられ叶う。そう言われてるんです。
嫁ぎ先での幸せを願って飛ばさないかと提案してきた琉花。「別に願うことなんてないから」と断わった自分。
願うことがなかったわけじゃない。願ったところで叶わないとわかっていたから、諦めていただけ。
(琉花……)
夜空に舞う灯籠に、二度と会うことのない少女を想う。
こんな自分でも、一度ぐらい灯籠に願いを託してもいいのではないか。
せめて、彼女の幸せを願うことぐらいは。
静かに祈りを託して瞑目する。
* * * *
「おや灯籠が……」
啓騎の声に、書面から顔を上げる。
紫宸殿の窓から、夜空に色とりどりの灯籠が浮かんでいるのが見えた。
「そう言えば、今日は灯籠祭りでしたね」
そうなのか。
願いを込めた灯籠を天帝のもとへと飛ばす祭り。
この皇宮には存在しない習慣。
その昔、いつの時代の皇帝だったかが、「悪習である」と飛ばすことを禁じたからだ。
天帝に願うことなどない。三尸などというちっぽけな虫に讒言されても、なんら困るような振る舞いはしていない。
そう言い張ったとかなんとか伝えられているが、実際はそうではないだろう。
おそらくは、願いをかけて空に飛ばして途中燃えてしまうと具合が悪いから。途中で燃えてしまった場合、邪な願いを抱いていたことになるからだ。
(ここから飛ばす灯籠など、邪だらけで、まともに飛びそうにないからな)
次々に燃え上がる灯籠。それでは皇帝の面子もなにもあったものではない。
「啓騎、よそ見をするほど暇ならば、硯に墨を擦ってくれないか」
硯に残った墨をさし示す。
黙々と命じられたまま墨を擦る啓騎。
その合間に、もう一度、窓の外の灯籠を見る。
(彼女も飛ばしているのだろうか。灯籠を)
どんな願いをかけているのか、わからない。けれど、その灯籠が燃え尽きることなく天帝のもとに届けばいい。彼女のようなお人よしで純粋な者の願いこそ、真っ先に叶えられてしかるべきだ。
擦り終えられた墨を筆先に含ませると、再び書類にとりかかる。
墨は、慣れ親しんだ筆によくなじみ、文字となって紙に記されていく。
祭りとは無縁の、静かな時間だけが紫宸殿に流れていった。
0
お気に入りに追加
88
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
ある辺境伯の後悔
だましだまし
恋愛
妻セディナを愛する辺境伯ルブラン・レイナーラ。
父親似だが目元が妻によく似た長女と
目元は自分譲りだが母親似の長男。
愛する妻と妻の容姿を受け継いだ可愛い子供たちに囲まれ彼は誰よりも幸せだと思っていた。
愛しい妻が次女を産んで亡くなるまでは…。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
妻と夫と元妻と
キムラましゅろう
恋愛
復縁を迫る元妻との戦いって……それって妻(わたし)の役割では?
わたし、アシュリ=スタングレイの夫は王宮魔術師だ。
数多くの魔術師の御多分に漏れず、夫のシグルドも魔術バカの変人である。
しかも二十一歳という若さで既にバツイチの身。
そんな事故物件のような夫にいつの間にか絆され絡めとられて結婚していたわたし。
まぁわたしの方にもそれなりに事情がある。
なので夫がバツイチでもとくに気にする事もなく、わたしの事が好き過ぎる夫とそれなりに穏やかで幸せな生活を営んでいた。
そんな中で、国王肝入りで魔術研究チームが組まれる事になったのだとか。そしてその編成されたチームメイトの中に、夫の別れた元妻がいて………
相も変わらずご都合主義、ノーリアリティなお話です。
不治の誤字脱字病患者の作品です。
作中に誤字脱字が有ったら「こうかな?」と脳内変換を余儀なくさせられる恐れが多々ある事をご了承下さいませ。
性描写はありませんがそれを連想させるワードが出てくる恐れがありますので、破廉恥がお嫌いな方はご自衛下さい。
小説家になろうさんでも投稿します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる