6 / 7
戦外
五、企業戦士サラリーマンってなんだ?
しおりを挟む
結局3人の七英雄は任務が終わらないようなので、俺たちだけで会議が始まった。
「皆よく集まってくれた」
将軍様が姿を表した。
「今回集まってもらったのは他でもない、黒船のことについてだ」
やはりか。最近妙に出撃頻度が上がったからな。
「新しい武器が開発されたらしい。その名は機械人形(オートマタ)。人の三倍の速度で動き、人の五倍の力で攻撃する」
「しょ、将軍様、情報はどこから・・・・・・」
「半蔵がもってきたのだ」
半蔵とは、忍者で、隠密行動の天才だ。彼からの情報なら信用できる。
「んで、どれくらいの数が戦場に送りこまれるんです?」
俺が気になっているのはそこだ。十や二十なら対応できるが、百は難しい。
「二万だ」
・・・・・・は? 二万?
「それがあと二十日後に攻めてくる」
お、おいおいマジかよ。
「将軍様、こちらの戦力は?」
なぜか落ち着いている香夜は、いや落ち着いてないわ。膝がめちゃめちゃ震えている。
「べ、別に怖いわけではないのよ・・・・・・?」
嘘つけ。膝が生まれたての子鹿状態だぞ。
「まあまて、なにも勝てないわけではない。新たに八つ目の宝具が見つかった。その宝具の力は時空転送とかいうものだ」
時空転送? 俺はこっそり柳沢に聞いてみた。
「聞いたことはある。米国が研究している時を飛ぶ技術のことらしい」
ほー。さすが柳沢、いろいろ知ってるねぇ。
「それで未来から企業戦士サラリーマンを連れてきて欲しい」
誰?
「皆よく集まってくれた」
将軍様が姿を表した。
「今回集まってもらったのは他でもない、黒船のことについてだ」
やはりか。最近妙に出撃頻度が上がったからな。
「新しい武器が開発されたらしい。その名は機械人形(オートマタ)。人の三倍の速度で動き、人の五倍の力で攻撃する」
「しょ、将軍様、情報はどこから・・・・・・」
「半蔵がもってきたのだ」
半蔵とは、忍者で、隠密行動の天才だ。彼からの情報なら信用できる。
「んで、どれくらいの数が戦場に送りこまれるんです?」
俺が気になっているのはそこだ。十や二十なら対応できるが、百は難しい。
「二万だ」
・・・・・・は? 二万?
「それがあと二十日後に攻めてくる」
お、おいおいマジかよ。
「将軍様、こちらの戦力は?」
なぜか落ち着いている香夜は、いや落ち着いてないわ。膝がめちゃめちゃ震えている。
「べ、別に怖いわけではないのよ・・・・・・?」
嘘つけ。膝が生まれたての子鹿状態だぞ。
「まあまて、なにも勝てないわけではない。新たに八つ目の宝具が見つかった。その宝具の力は時空転送とかいうものだ」
時空転送? 俺はこっそり柳沢に聞いてみた。
「聞いたことはある。米国が研究している時を飛ぶ技術のことらしい」
ほー。さすが柳沢、いろいろ知ってるねぇ。
「それで未来から企業戦士サラリーマンを連れてきて欲しい」
誰?
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
女の首を所望いたす
陸 理明
歴史・時代
織田信長亡きあと、天下を狙う秀吉と家康の激突がついに始まろうとしていた。
その先兵となった鬼武蔵こと森長可は三河への中入りを目論み、大軍を率いて丹羽家の居城である岩崎城の傍を通り抜けようとしていた。
「敵の軍を素通りさせて武士といえるのか!」
若き城代・丹羽氏重は死を覚悟する!
毛利隆元 ~総領の甚六~
秋山風介
歴史・時代
えー、名将・毛利元就の目下の悩みは、イマイチしまりのない長男・隆元クンでございました──。
父や弟へのコンプレックスにまみれた男が、いかにして自分の才覚を知り、毛利家の命運をかけた『厳島の戦い』を主導するに至ったのかを描く意欲作。
史実を捨てたり拾ったりしながら、なるべくポップに書いておりますので、歴史苦手だなーって方も読んでいただけると嬉しいです。
陸のくじら侍 -元禄の竜-
陸 理明
歴史・時代
元禄時代、江戸に「くじら侍」と呼ばれた男がいた。かつて武士であるにも関わらず鯨漁に没頭し、そして誰も知らない理由で江戸に流れてきた赤銅色の大男――権藤伊佐馬という。海の巨獣との命を削る凄絶な戦いの果てに会得した正確無比な投げ銛術と、苛烈なまでの剛剣の使い手でもある伊佐馬は、南町奉行所の戦闘狂の美貌の同心・青碕伯之進とともに江戸の悪を討ちつつ、日がな一日ずっと釣りをして生きていくだけの暮らしを続けていた……
独裁者・武田信玄
いずもカリーシ
歴史・時代
歴史の本とは別の視点で武田信玄という人間を描きます!
平和な時代に、戦争の素人が娯楽[エンターテイメント]の一貫で歴史の本を書いたことで、歴史はただ暗記するだけの詰まらないものと化してしまいました。
『事実は小説よりも奇なり』
この言葉の通り、事実の方が好奇心をそそるものであるのに……
歴史の本が単純で薄い内容であるせいで、フィクションの方が面白く、深い内容になっていることが残念でなりません。
過去の出来事ではありますが、独裁国家が民主国家を数で上回り、戦争が相次いで起こる『現代』だからこそ、この歴史物語はどこかに通じるものがあるかもしれません。
【第壱章 独裁者への階段】 国を一つにできない弱く愚かな支配者は、必ず滅ぶのが戦国乱世の習い
【第弐章 川中島合戦】 戦争の勝利に必要な条件は第一に補給、第二に地形
【第参章 戦いの黒幕】 人の持つ欲を煽って争いの種を撒き、愚かな者を操って戦争へと発展させる武器商人
【第肆章 織田信長の愛娘】 人間の生きる価値は、誰かの役に立つ生き方のみにこそある
【最終章 西上作戦】 人々を一つにするには、敵が絶対に必要である
この小説は『大罪人の娘』を補完するものでもあります。
(前編が執筆終了していますが、後編の執筆に向けて修正中です)
猿の内政官の息子 ~小田原征伐~
橋本洋一
歴史・時代
※猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~という作品の外伝です。猿の内政官の息子の続編です。全十話です。
猿の内政官の息子、雨竜秀晴はある日、豊臣家から出兵命令を受けた。出陣先は関東。惣無事令を破った北条家討伐のための戦である。秀晴はこの戦で父である雲之介を超えられると信じていた。その戦の中でいろいろな『親子』の関係を知る。これは『親子の絆』の物語であり、『固執からの解放』の物語である。
鬼嫁物語
楠乃小玉
歴史・時代
織田信長家臣筆頭である佐久間信盛の弟、佐久間左京亮(さきょうのすけ)。
自由奔放な兄に加え、きっつい嫁に振り回され、
フラフラになりながらも必死に生き延びようとする彼にはたして
未来はあるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる