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戦外

五、企業戦士サラリーマンってなんだ?

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 結局3人の七英雄は任務が終わらないようなので、俺たちだけで会議が始まった。
「皆よく集まってくれた」
 将軍様が姿を表した。
「今回集まってもらったのは他でもない、黒船のことについてだ」
 やはりか。最近妙に出撃頻度が上がったからな。
「新しい武器が開発されたらしい。その名は機械人形(オートマタ)。人の三倍の速度で動き、人の五倍の力で攻撃する」
「しょ、将軍様、情報はどこから・・・・・・」
 
「半蔵がもってきたのだ」
 半蔵とは、忍者で、隠密行動の天才だ。彼からの情報なら信用できる。
「んで、どれくらいの数が戦場に送りこまれるんです?」
 俺が気になっているのはそこだ。十や二十なら対応できるが、百は難しい。
「二万だ」
 ・・・・・・は? 二万?
「それがあと二十日後に攻めてくる」
 お、おいおいマジかよ。
「将軍様、こちらの戦力は?」
 なぜか落ち着いている香夜は、いや落ち着いてないわ。膝がめちゃめちゃ震えている。
「べ、別に怖いわけではないのよ・・・・・・?」
 嘘つけ。膝が生まれたての子鹿状態だぞ。
「まあまて、なにも勝てないわけではない。新たに八つ目の宝具が見つかった。その宝具の力は時空転送とかいうものだ」
 時空転送? 俺はこっそり柳沢に聞いてみた。
「聞いたことはある。米国が研究している時を飛ぶ技術のことらしい」
 ほー。さすが柳沢、いろいろ知ってるねぇ。
「それで未来から企業戦士サラリーマンを連れてきて欲しい」
 誰? 
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