4 / 41
4.新婚夫婦の子作り
しおりを挟む
元勇者ウェルガーとリルリルの愛の巣という名の丸太の掘っ立て小屋は、ちょっとした高い台の上に有る。
窓から海は見えるが、歩くと結構あるのだった。
リルリルは「ふふん♪」と鼻歌を歌いながら、ひょいひょいと山道を下って行く。
身軽にトントンと山道を下っている美少女エルフ(己の幼妻)の背を見つめるウェルガー。
何度見ても、どの角度から見ても、「美との衝撃的出会い」がそこにあるのだ。
今すぐ駆け寄り、後ろから抱きしめ、お姫様抱っこのまま、山道を疾走したかった。
もちろん「リルリル、可愛いよぉぉ!! 愛してるぅぅ!!」と絶叫しながらだ。
しかし、彼はそれを元おっさんの自制心によって堪える。
金色の長い髪が濃厚な緑の中に揺れる、その光景を目で楽しむことに集中するのだった。
(しかし、やはり山の中、自然の中が好きなのだろうか―― エルフだし)
ふと、ウェルガーはそんなことを思う。
リルリルの母親は、アルデガルド王国の国王に愛された側室。
ただし、王の血は引いてない。連れ子なのだ。
ウェルガーの知るところでは、エルフの国で色々あって、アルデガルド王国に親子ともども亡命するような感じで身を寄せたということだ。まあ、その辺りは彼にはあまり興味はなかった。
日々、今、現在をリルリルと「いちゃらぶ」できればいいのである。
そして、彼女を絶対に幸せにするということだ。
側室の連れ子、エルフ――
そういったことで、宮廷内部では辛いこともあったのだろうとウェルガーは思っている。
(森の中で自由に育った、エルフの美少女が母と共に、国を追われ、人の王の側室となる。しかし、宮廷内で受ける激しい差別と陰湿ないじめ―― それに耐え、負けず、明るく聡明に強く育つリルリルなのだった)
ウェルガーの頭の中では『エルフの超絶美少女・リルリル物語』が勝手に創作されているのだった。
今はだいたい脳内で一〇万文字くらいになっている。
自分の嫁に、よー分からん設定を作り、妄想を楽しむ元日本人のおっさんで、元勇者なのだ。
しかし、彼女を「幸せにする」という決意だけはマジ物だ。
嫁にしたからには、必然の帰結と言うモノだと思っている。
「うぉぉ!! リルリルぅぅ!! 危ない!」
山道の凸凹につまずきそうになるリルリル。
元勇者は、残された身体能力だけでダッシュ。
彼女の身体をすっと抱き支えるのだった。
「えへ、はしゃぎ過ぎて、転びそうになってしまいました」
「足元は気を付けて、ここもいずれ整備しなければならないが……」
リルリルの障害になるモノは、あらゆる手段を使い全て排除する。
それがこれからの己の使命であると元勇者ウェルガーは思っている。
よって、この山道もキレイに舗装しなければいけない。
(いや、街が整備されてきたら、もっと海の近くに大きな家を造るか――)
彼の脳裏に、海辺の白い家で、子どもたちと一緒に幸せな笑みをみせるリルリルが思い浮かぶ。
当然、自分たちの子どもだ―― 3人くらい。
「アナタ、もう大丈夫だから。降ります」
「あ、ああ――」
彼はそっとリルリルを降ろす。
(ウェルガーは優しいし、強いけど…… ちょっと私を子ども扱いしすぎるし―― でも、赤ちゃんができれば、変わるかな? 私もお母さんになれば……)
新婚カップルふたりは同時にまだ生まれてもいない自分の子どものことを考えた。
いや、産まれてもいないどころか、このふたりは赤ちゃんを作るような行為すら行っていなかった。
そもそも、リルリルは「キスして、ベッドでイチャイチャすれば赤ちゃんができる」と思っている。
一〇歳にして、目もくらむような美貌のエルフであったが、そっちの方の知識は「皆無」だ。
まあ、実際にこのふたりは、キスしたり、ペロペロしたり、ベッドでイチャイチャしているのだ。
しかし、最後の一線――
赤ちゃんが出来ちゃう行為は一切行っていなかった。
それでも、ウェルガーは「いちゃらぶ」を通し彼女と魂を交流させ、股間に溜まりに溜まった、愛と情欲の念を物質化して吐きだしているのだった。一晩に何度もだった。
それだけ、リルリルに対する愛の量が多いのだ。
『ハァ、ハァ、ハァ―― わ、私で気持ちよくなってくれたんだ…… 嬉しい♡』
一〇歳のエルフの幼妻にこんなことまで言わせているのに、最後まではできない。しない。
本心を言えば、ウェルガーとて、リルリルと「子作り行為」をしたい。猛烈にしたいのだ。
しかし、身長差四〇センチ、年齢差は転生時代の年齢を加えれば四〇歳以上ある。
とにかく、それをするには、問題が色々ありすぎた。
まず、ウェルガーのが無駄にデカイことだった。
動脈海綿体に血流が集まると上腕と同じくらいのサイズとなる。
そえはもう、ヤバい凶器だった。
そして、一〇歳の幼妻のリルリルは「まだ来ていないし、生えてもいない」のだった。
その凶器を無理やり使用したところで、赤ちゃんを作れる状況でないというのが、現実だ。
でも、ウェルガーはこの新婚生活を満喫している。
彼はベッドの中で、幻想美の中にある幼いエルフの肢体を滅茶苦茶に愛するのだ。
激しく、全力で愛するのだ。
直接的な、子作りすること以外のあらゆる愛を幼妻に捧げていた。
ウェルガーの愛で、リルリルは毎晩ベッドの上で蕩けていた。
幼妻は「らめぇぇ♡、あああ♡、なんかくるのぉぉ♡、また来るのぉぉ♡、変になるのぉぉ♡♡♡ らめぇぇ~」と全身をビクビクさせる。
ウェルガーの愛を幼い身体で受けとめ、至福に包まれているのだ。
夫婦関係は非常に健全で、良好であるといえた。
ただ、リルリルがこの行為を「子作り行為」であると信じ込んでいるのだけが問題なだけだ。
(子どもも、欲しいけど、しばらくはふたりきりでイチャイチャ暮らすのもいいよなぁ~)
彼は、転生前は元アラフォーのおっさんで、恋人もいなかった。
幸せな家庭を夢見つつも、ふたりきりの愛の生活が長く続く恋人同士のようなふたりきりの甘い生活が続くことも望んでいる。
ある種、アンビバレンツな思いであったが、人間の感情というものは、全てを合理的に説明できるものではないのだ。
再び、元気に弾むように歩を進めるリルリルを見つめ、元勇者のウェルガーはそんなことを考えるのだった。
◇◇◇◇◇◇
「海、キレイ――」
「危ないから、足元をよく注意しろよ」
彼女は南のどこまでも広がるコバルトブルーの海を見つめる。
街は海沿いの平地に建設中だ。掘っ立て小屋のような家が並ぶなか、チラホラと本格的な建物も出来ている。
集会場とか、港湾の倉庫とか、公共の建物が優先で作られているのだった。
港といっても、ひとり用ベッドくらいの大きさの板が並ぶ、桟橋があるだけだ。
まあ、それでも、沖から小舟で物を運ぶより効率は全然違う。
月に一度、王国からの船はやってきて、ここに停泊し物資を陸揚げする。
その桟橋の先までいって、海風に当たる。
キラキラとした陽光を反射するリルリルの長い髪が風に流される。
彼女は軽くそれを手で押さえていた。
真っ白いワンピースの様な服もパタパタと揺れる。
そこから伸びる白い脚は、白い布より透明な色をしていた。
蒼空はどこまでも真っ青に晴れ上がり、突き抜けるような青さを見せている。
空と海は、遥か彼方で出逢い、緩やかなラインを見せていた。
「やっぱり、この星も丸いんだな――」
水平線を見つめウェルガーは呟いた。
前世で小さなころ、地元房総の海を見たこと思い出した。
「あ……」
この素晴らしい風景の中、ゴミというべき嫌なモノが彼の視界に入ってきた。
この星の新たな衛星となった魔王の死骸だった。
まあ、自分が吹っ飛ばしたので、誰にも文句はいえないのであるが。
「あッ! 船! おーい! おーい!」
リルリルが手を振り、沖合を行く船に声をかけた。
しかし少女の声は海風と波の音の中に溶け込み掻き消えていく。
船まで届くことはなかった。
「投網漁か…… 人が増えれば、他の漁法も考えるかなぁ」
小さな船だが、船があれば、漁の効率もあがるのだ。
何人かの漁師が船に乗り、投網漁を行っているのだろう。
実は、これを提案し実行の中心になったのも、ウェルガーだった。
投網漁などやったことはないが、まあ知識としては知っていた。
中途半端な知識と勘で創り上げた網だったが、それは有効だった。
幸いなことに、この島の周囲は魚が多い。
小さな船でも、投網によってかなりの量の魚が獲れた。
そのおかげで、彼の家には毎日、新鮮な魚が届けられるのだ。
主に、朝食で食べた極彩色をした古代魚のような魚であったが。
「あれ?」
「どうした、リルリル」
「あの、黒いの…… なんでしょうか? アナタ――」
「ん?」
ウェルガー-は、エルフの幼妻が指さす方向を見やった。
「サメ? サメかぁ? シャチか? つーか、なんだあの大きな背びれ……」
それは小舟の方へぐんぐんと近づいていく。
そして、その周囲をクルクルと回り始めた。
水面から出ている背びれだけで、人間の身長くらいはありそうだった。
小さな船など襲われたらひとたまりもない。
そして、それは明らかに船を狙って泳いでいるように見えた。
窓から海は見えるが、歩くと結構あるのだった。
リルリルは「ふふん♪」と鼻歌を歌いながら、ひょいひょいと山道を下って行く。
身軽にトントンと山道を下っている美少女エルフ(己の幼妻)の背を見つめるウェルガー。
何度見ても、どの角度から見ても、「美との衝撃的出会い」がそこにあるのだ。
今すぐ駆け寄り、後ろから抱きしめ、お姫様抱っこのまま、山道を疾走したかった。
もちろん「リルリル、可愛いよぉぉ!! 愛してるぅぅ!!」と絶叫しながらだ。
しかし、彼はそれを元おっさんの自制心によって堪える。
金色の長い髪が濃厚な緑の中に揺れる、その光景を目で楽しむことに集中するのだった。
(しかし、やはり山の中、自然の中が好きなのだろうか―― エルフだし)
ふと、ウェルガーはそんなことを思う。
リルリルの母親は、アルデガルド王国の国王に愛された側室。
ただし、王の血は引いてない。連れ子なのだ。
ウェルガーの知るところでは、エルフの国で色々あって、アルデガルド王国に親子ともども亡命するような感じで身を寄せたということだ。まあ、その辺りは彼にはあまり興味はなかった。
日々、今、現在をリルリルと「いちゃらぶ」できればいいのである。
そして、彼女を絶対に幸せにするということだ。
側室の連れ子、エルフ――
そういったことで、宮廷内部では辛いこともあったのだろうとウェルガーは思っている。
(森の中で自由に育った、エルフの美少女が母と共に、国を追われ、人の王の側室となる。しかし、宮廷内で受ける激しい差別と陰湿ないじめ―― それに耐え、負けず、明るく聡明に強く育つリルリルなのだった)
ウェルガーの頭の中では『エルフの超絶美少女・リルリル物語』が勝手に創作されているのだった。
今はだいたい脳内で一〇万文字くらいになっている。
自分の嫁に、よー分からん設定を作り、妄想を楽しむ元日本人のおっさんで、元勇者なのだ。
しかし、彼女を「幸せにする」という決意だけはマジ物だ。
嫁にしたからには、必然の帰結と言うモノだと思っている。
「うぉぉ!! リルリルぅぅ!! 危ない!」
山道の凸凹につまずきそうになるリルリル。
元勇者は、残された身体能力だけでダッシュ。
彼女の身体をすっと抱き支えるのだった。
「えへ、はしゃぎ過ぎて、転びそうになってしまいました」
「足元は気を付けて、ここもいずれ整備しなければならないが……」
リルリルの障害になるモノは、あらゆる手段を使い全て排除する。
それがこれからの己の使命であると元勇者ウェルガーは思っている。
よって、この山道もキレイに舗装しなければいけない。
(いや、街が整備されてきたら、もっと海の近くに大きな家を造るか――)
彼の脳裏に、海辺の白い家で、子どもたちと一緒に幸せな笑みをみせるリルリルが思い浮かぶ。
当然、自分たちの子どもだ―― 3人くらい。
「アナタ、もう大丈夫だから。降ります」
「あ、ああ――」
彼はそっとリルリルを降ろす。
(ウェルガーは優しいし、強いけど…… ちょっと私を子ども扱いしすぎるし―― でも、赤ちゃんができれば、変わるかな? 私もお母さんになれば……)
新婚カップルふたりは同時にまだ生まれてもいない自分の子どものことを考えた。
いや、産まれてもいないどころか、このふたりは赤ちゃんを作るような行為すら行っていなかった。
そもそも、リルリルは「キスして、ベッドでイチャイチャすれば赤ちゃんができる」と思っている。
一〇歳にして、目もくらむような美貌のエルフであったが、そっちの方の知識は「皆無」だ。
まあ、実際にこのふたりは、キスしたり、ペロペロしたり、ベッドでイチャイチャしているのだ。
しかし、最後の一線――
赤ちゃんが出来ちゃう行為は一切行っていなかった。
それでも、ウェルガーは「いちゃらぶ」を通し彼女と魂を交流させ、股間に溜まりに溜まった、愛と情欲の念を物質化して吐きだしているのだった。一晩に何度もだった。
それだけ、リルリルに対する愛の量が多いのだ。
『ハァ、ハァ、ハァ―― わ、私で気持ちよくなってくれたんだ…… 嬉しい♡』
一〇歳のエルフの幼妻にこんなことまで言わせているのに、最後まではできない。しない。
本心を言えば、ウェルガーとて、リルリルと「子作り行為」をしたい。猛烈にしたいのだ。
しかし、身長差四〇センチ、年齢差は転生時代の年齢を加えれば四〇歳以上ある。
とにかく、それをするには、問題が色々ありすぎた。
まず、ウェルガーのが無駄にデカイことだった。
動脈海綿体に血流が集まると上腕と同じくらいのサイズとなる。
そえはもう、ヤバい凶器だった。
そして、一〇歳の幼妻のリルリルは「まだ来ていないし、生えてもいない」のだった。
その凶器を無理やり使用したところで、赤ちゃんを作れる状況でないというのが、現実だ。
でも、ウェルガーはこの新婚生活を満喫している。
彼はベッドの中で、幻想美の中にある幼いエルフの肢体を滅茶苦茶に愛するのだ。
激しく、全力で愛するのだ。
直接的な、子作りすること以外のあらゆる愛を幼妻に捧げていた。
ウェルガーの愛で、リルリルは毎晩ベッドの上で蕩けていた。
幼妻は「らめぇぇ♡、あああ♡、なんかくるのぉぉ♡、また来るのぉぉ♡、変になるのぉぉ♡♡♡ らめぇぇ~」と全身をビクビクさせる。
ウェルガーの愛を幼い身体で受けとめ、至福に包まれているのだ。
夫婦関係は非常に健全で、良好であるといえた。
ただ、リルリルがこの行為を「子作り行為」であると信じ込んでいるのだけが問題なだけだ。
(子どもも、欲しいけど、しばらくはふたりきりでイチャイチャ暮らすのもいいよなぁ~)
彼は、転生前は元アラフォーのおっさんで、恋人もいなかった。
幸せな家庭を夢見つつも、ふたりきりの愛の生活が長く続く恋人同士のようなふたりきりの甘い生活が続くことも望んでいる。
ある種、アンビバレンツな思いであったが、人間の感情というものは、全てを合理的に説明できるものではないのだ。
再び、元気に弾むように歩を進めるリルリルを見つめ、元勇者のウェルガーはそんなことを考えるのだった。
◇◇◇◇◇◇
「海、キレイ――」
「危ないから、足元をよく注意しろよ」
彼女は南のどこまでも広がるコバルトブルーの海を見つめる。
街は海沿いの平地に建設中だ。掘っ立て小屋のような家が並ぶなか、チラホラと本格的な建物も出来ている。
集会場とか、港湾の倉庫とか、公共の建物が優先で作られているのだった。
港といっても、ひとり用ベッドくらいの大きさの板が並ぶ、桟橋があるだけだ。
まあ、それでも、沖から小舟で物を運ぶより効率は全然違う。
月に一度、王国からの船はやってきて、ここに停泊し物資を陸揚げする。
その桟橋の先までいって、海風に当たる。
キラキラとした陽光を反射するリルリルの長い髪が風に流される。
彼女は軽くそれを手で押さえていた。
真っ白いワンピースの様な服もパタパタと揺れる。
そこから伸びる白い脚は、白い布より透明な色をしていた。
蒼空はどこまでも真っ青に晴れ上がり、突き抜けるような青さを見せている。
空と海は、遥か彼方で出逢い、緩やかなラインを見せていた。
「やっぱり、この星も丸いんだな――」
水平線を見つめウェルガーは呟いた。
前世で小さなころ、地元房総の海を見たこと思い出した。
「あ……」
この素晴らしい風景の中、ゴミというべき嫌なモノが彼の視界に入ってきた。
この星の新たな衛星となった魔王の死骸だった。
まあ、自分が吹っ飛ばしたので、誰にも文句はいえないのであるが。
「あッ! 船! おーい! おーい!」
リルリルが手を振り、沖合を行く船に声をかけた。
しかし少女の声は海風と波の音の中に溶け込み掻き消えていく。
船まで届くことはなかった。
「投網漁か…… 人が増えれば、他の漁法も考えるかなぁ」
小さな船だが、船があれば、漁の効率もあがるのだ。
何人かの漁師が船に乗り、投網漁を行っているのだろう。
実は、これを提案し実行の中心になったのも、ウェルガーだった。
投網漁などやったことはないが、まあ知識としては知っていた。
中途半端な知識と勘で創り上げた網だったが、それは有効だった。
幸いなことに、この島の周囲は魚が多い。
小さな船でも、投網によってかなりの量の魚が獲れた。
そのおかげで、彼の家には毎日、新鮮な魚が届けられるのだ。
主に、朝食で食べた極彩色をした古代魚のような魚であったが。
「あれ?」
「どうした、リルリル」
「あの、黒いの…… なんでしょうか? アナタ――」
「ん?」
ウェルガー-は、エルフの幼妻が指さす方向を見やった。
「サメ? サメかぁ? シャチか? つーか、なんだあの大きな背びれ……」
それは小舟の方へぐんぐんと近づいていく。
そして、その周囲をクルクルと回り始めた。
水面から出ている背びれだけで、人間の身長くらいはありそうだった。
小さな船など襲われたらひとたまりもない。
そして、それは明らかに船を狙って泳いでいるように見えた。
0
お気に入りに追加
952
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
勇者に闇討ちされ婚約者を寝取られた俺がざまあするまで。
飴色玉葱
ファンタジー
王都にて結成された魔王討伐隊はその任を全うした。
隊を率いたのは勇者として名を挙げたキサラギ、英雄として誉れ高いジークバルト、さらにその二人を支えるようにその婚約者や凄腕の魔法使いが名を連ねた。
だがあろうことに勇者キサラギはジークバルトを闇討ちし行方知れずとなってしまう。
そして、恐るものがいなくなった勇者はその本性を現す……。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる