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その7.公園でお散歩

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 放課後――
 児童のほとんどが下校していた。

 ちゅぱっ、ちゅぱっ、じゅちゅ、じゅちゅ。
 湿った音が教室の中で響いていた。
 閉めたカーテンの隙間から、橙色に染まった陽光が流れ込んでくる。

 悠斗は机に腰掛け、脚を伸ばしていた。
 その足先を、教師である光弥がしゃぶっていたのだった。

「先生、ボクのつま先は美味しい?」
 
「ちゅば、ちゅば、にゅちゅぅ~」

 言葉が出なかった。
 湿り気の多い粘液音で、光弥は答える。

「ああ、指の付け根まで舌をいれてぇ、先生は、本当に変態だよね♥ 犬だよね?」

 瞳の底に魔性の光を湛え、悠斗は言った。
 滑るような視線。絡め取られるかのように、教師である光弥は服従していた。
 
 ドンッと、一方の脚で光弥の肩を蹴った。
 体勢を崩し、尻餅をつく光弥。

「マゾ犬。変態! 大人の男の癖に、男子小学生の足を舐めて、ここを大きくしているんだぁ~」

 悠斗はぽんと、机から下りると、足を光弥の股間にめり込ませる。

「あぅぅぅぅ~ ああああ」

「なに変な声上げるんだよ」

 足裏でグリグリされる、股間は硬くパンパンになっていた。
 
「あ、あ、あ、あ、あ、出したい。たまらない外してくれぇぇ~」

「へぇ~何を?」

 悠斗は指の股で挟み込み、勃起をなぞる。
 限界まで血流の集まった海綿体は鋼のようになっていた。

「小さな男の子しか、相手にできないんじゃ、こんなの要らないよね」
 
 ぐんと力を込めていく。股間を踏み潰す。
 
「あがぁぁぁ」
 
 脳天が痺れるような甘美な激痛。
 光弥は、悲鳴とも喘ぎ声ともつかぬ叫びを上げるのだった。

「本当に―― 光弥はどうしようもない変態だなぁ♥」

 喜色を声音に滲ませながら、悠斗は光弥のズボンを降ろす。
 トランクスパンツも一緒に降ろし、下半身を露出させた。
 
 激しく起立する勃起には、金属製の器具がはめ込まれていた。
 男性用の貞操帯だった。

「あ――、外してぇ」

「外して欲しいの、これ」

 悠斗が睾丸をにぎにぎする。
 硬く競り上がった睾丸はずっしりとした重さを感じさせた。

「今夜外してあげる」

「え?」

「本当だよ。ボクは嘘をつかないから」

 悠斗は悪魔的な笑みを浮かべ、緩みきった表情の光弥を見た。 
 ――もっと調教したい。
 だらしない叔父の姿を見るたびに、嗜虐心が刺激され、もっと、もっとと心の奥底で声が上がるのだった。

        ◇◇◇◇◇◇

「ほら、これをつけて」
 
「なんで…… こんな物を、それに裸で」

 既に陽は完全に落ちていた。
 光弥のマンションを訪れた悠斗は「ある物」を渡した。
 
 首輪――だった。

 リード付きの犬の首輪だ。
 
「それじゃ、行くよ! ほら! 行くんだよ! 馬鹿犬!」

「あうッ!」

 悠斗の蹴りが股間に命中した。
 パンパンの睾丸が内臓に食い込んでくるような衝撃。
 思わず、前のめりになっていた。
 顔面を玄関に擦りつけ、悶絶の涎を垂れ流す光弥だった。

「先生――。あ、家では光弥おじさんでいいかぁ」

 光弥は端正な顔を上げ、調教主である甥の顔を見上げた。

「女子には結構人気あるのに、こんなところ見られたら幻滅だよねぇ」

 幻滅どころではない。教育委員会に通報され、免職は間違いないだろう。
 甥っ子に屈服し、調教されている教師など前代未聞だ。

「ほら、行くよ。今日は月がキレイだよ」

 リードをひっぱり、全裸の光弥を散歩させる。
 悠斗はゾクゾクとしてきた。腰椎から媚電流が流れこみ、頭が痺れてくる。
 
        ◇◇◇◇◇◇

「光弥おじさん、公園までいったら、それ外してあげる」

 マンションを出て、公園まで行く。
 公園は近い。この時間、マンションの前を歩く人も少ない。
 
 公園までは目撃されることなく到着する――。
 そう思ったときだった。

「あ、人が来た!」

「あぅ!」

「隠れて先生!」
 
 悠斗はリードを引っ張り光弥を茂みの中に引きずり込んだ。
 息が荒い。
 ドキドキする。悠斗は興奮した。すごく楽しかった。
 ふと、全裸の光弥に目をやった。

「おじさん…… ずっと勃起してるね」

 こんなときでも、光弥は勃起していた。

「あぁぁぁ、お願いだ。出させてくれ。外してくれ」

 囁くような声で、甥っ子に懇願するのであった。
 貞操帯を外し、射精したいと、お願いするのであった。
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