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第6章
サイトン村のマドンナ(2)
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広々とした緑地帯ではあったがサイトンは山間の村である。
すでに陽は傾きかけて村を取り囲んでいる山々の向こうに沈もうとしていた。
オトマタさんはゆっくりとした歩みでサイトンの村の田舎道を進んでいた。
村人はこのあたりでは滅多にお目にかかることもないその探査用機動メカを物珍しげな視線で眺めて、口々に何事かウワサしているようだった。
ツグミは先ほどからひと言も発しようとしない。
リアシートに沈み込んでずっと何かを考えているようである。
タイトは相変わらず感情を表には出さずにコクピットに並べたドライ・スイーツをぽりぽりと食べ続けていた。
「まったく……」と、突然、タイトが声を出した。
自分から話しかけることなど滅多にないタイトであったが、何か苛立っているようなそんな口調である。
「いい加減にしろ。鬱陶しい」
「え?」
「おまえが落ち込んでどうするのだ? おまえはその頃には連邦とは縁もゆかりもなかったのだろうし、落ち込む理由がないだろう? 奴、ランベール、と云ったか? 奴だって命令でやったことだろうし。
……かと云って奴を許すと云うことは一生あり得ないが」
「でも……」
「論理的ではない、と云っているのだ」
「けど……」
「いいからしっかりしろ。おまえはおれの護衛なんだ。やる時はやるんじゃなかったのか?」
「う、うん……」
(まったく、この娘は何処までバカなのだ)
タイトはぶつぶつと云いながらオトマタさんを進めて行く。
やがて村はずれの教会の前までやって来るとそこでオトマタさんを停止させた。
オトマタさんがゆっくりと脚を折って座る。
グラサイト製のキャノピーが開き、草の匂いの混じったサイトンの風がコクピットの中を吹き過ぎた。
懐かしい香りだ、と、タイトはそんなふうに思った。
「降りろ、到着したぞ」
「え?」
「『え?』ではない。おまえも降りろ。護衛のくせに雇い主の云うことが聞けないのか? おまえはおれの飼い犬なのだぞ? わかっているのか? 何なら首輪をつけて引き摺り出しても良いのだぞ? そうされたいのか?」
「え? そ、その、……それもいいかな?」
へへ、と、ツグミが笑う。
(こいつ、真剣にドMになって来たようだな)
「いいから、早くしろ!」
のろのろとした仕種でそこに降り立ったツグミは目の前の教会に目をやった。
そこはこぢんまりした教会だった。
こうした村にはお似合いの、豪華ではないが、素朴で小綺麗な教会だった。
しかしタイトはそんな教会そのものには何の興味もないようにすぐに裏手へと向かう。
教会の裏手は小さな住居になっていた。アメリカンテラスが夕陽を浴びて紅く染まっている。
そして。
テラスにはひとりの若い女性が車椅子に腰掛けていた。
白いブラウスに足許まであるロング丈の質素なスカート。
無造作に背中に流した金髪が夕陽にきらきらと輝いている。
美しい女性だった。
まるでアメリカの古典小説にでも出てくるような開拓時代の淑女の香りを漂わせ、しかしその表情には言葉では云い表せない陰りのようなものが混じっている。
「トーコおねえちゃん……」
タイトは呟くと彼女を見つめて立ち止まった。
彼女がそんなタイトを見つけ、不思議そうな顔をして小首を傾げた。
金髪がさらさらと流れる。
「あの、どちら様?」
鈴を転がすような声で彼女が訊ねる。
「トーコおねえちゃん……」
タイトがもう一度名前を呼ぶ。
「?」
彼女はじっとタイトを見つめ、そして――。
「タイ……ト……?」
彼女は、信じられない、と云うように目を瞠ってタイトを見た。
「久しぶりです、トーコおねえちゃん」
「本当にタイトなの? あなた、連邦科学局にいたのじゃなくて?」
「戻って来ました」
「まあ。驚いたわ。……それにしても立派になって」
彼女、トーコはそう云いながら、目にうっすらと涙を浮かべた。
「何年ぶりかしら。お願いだからもっと近くで顔を見せてくれる、タイト……あら?」
そこでトーコはタイトの傍らにいたツグミに気づいた。
首を傾げて、ツグミを見る。
ツグミは遠慮がちに会釈した。
「タイト、そのいかれた恰好の娘さんは?」
トーコはタイトに向かって訊ねた。
「え?」と、ツグミ。
「……ちょっと、今、あの人、何て云った? いかれた恰好?」
「ああ、これか」と、タイト。
「これはおれの番犬だ」
「まあ!」
両手を合わせて彼女はにこやかに笑う。
「番犬ちゃんなの? まあ、まあ、驚いた。つまり……」と、トーコはタイトに目をやった。
「もう、タイトったら隅に置けないわね。何? 彼女? え? もしかして奥さんなのかしら?」
「か、彼女? え? お、奥さん? いえ、違うんだけど……」
否定するツグミの声はどうやらトーコには聞こえていないらしい。
と云うより、聞く気がないらしい……。
彼女は満面の笑みを浮かべて好奇心を隠しもせずにツグミをじろじろと観察していた。
「い、いや……」と、戸惑った様子のタイト。
「まあ、照れちゃって、もう! 女っ垂らしなんだからあ」
「お、女っ垂らし?」と、ツグミが唖然としてトーコを見つめる。
しかし、トーコはいたってマイペースだった。
「もう、もう、タイトったら、ホント、真面目な顔してやることはやるのねぇ。おねえさんビックリしちゃった。……ねえ、お嬢ちゃん、はじめまして。あら? 奥様、ってお呼びした方がいいのかしらね? お名前は?」
「え? あ、はあ、あの、ツグミです」
反射的にツグミが答える。
トーコはそれに、うんうん、と頷いて見せた。
「まあ、可愛い! 初々しいのねぇ、私はトーコ。トーコ=フライバードよ。よろしくね。さ、それよりも家に入って。長旅だったのでしょ? 今、ロード神父は裏で薪割りをしているんですけども、これからちょうど食事なのよ。グッドタイミング!」
親指を立てて見せる。
妙にはしゃいでいる。
ツグミはそんなトーコを茫然と眺めていた。
開いた口が塞がらなかった。
タイトは、困ったものだ、と呟いた後、ツグミに近づいて耳許で囁いた。
「おい、おまえは何故、夫婦だと云うのを否定しないんだ?」
「そ、そんな雰囲気じゃないじゃん? 完全にそう思い込んじゃってるよ、あの人! いったい何なのよ? 見た目の印象と全然違うんだけど。何であんなに明るいのよ? 悲劇の女性じゃなかったの?」
「……元々、異常に明るい性格なのだ」
「いや、異常に明るい、と云っても……」
はしゃぎまくっているトーコはふたりが見ている前で車椅子を一八〇度ターンすると、テラスを抜けて勢い良く家の中に走りこんだ。
「神父様! ファーザー・ロード! びっくりのお客さんよぉ! タイトが戻って来たのよ! あの洟垂れ小僧がいかれた露出過多のお嫁さんを連れて!」
大声で神父を呼んでいる。直後に、家の中から何かが壊れる派手な音がした。
「きゃあ~、大変、どうしましょう!」
と、トーコの叫び声。
タイトは微動だにしない。
ツグミも固まったままでタイトに訊ねた。
「何か、壊したみたいだね?」
「そうだな」
「タイトのこと、洟垂れ小僧とか呼んでたよ」
「そうだな」
「あたしのこと、いかれた露出過多のお嫁さん、とか呼んでたよ」
「そうだな」
ツグミは、ふっ、と口許に笑みを浮かべた。
「もう、何でもいいや。落ち込んでたのがバカバカしくなってきた……」
すでに陽は傾きかけて村を取り囲んでいる山々の向こうに沈もうとしていた。
オトマタさんはゆっくりとした歩みでサイトンの村の田舎道を進んでいた。
村人はこのあたりでは滅多にお目にかかることもないその探査用機動メカを物珍しげな視線で眺めて、口々に何事かウワサしているようだった。
ツグミは先ほどからひと言も発しようとしない。
リアシートに沈み込んでずっと何かを考えているようである。
タイトは相変わらず感情を表には出さずにコクピットに並べたドライ・スイーツをぽりぽりと食べ続けていた。
「まったく……」と、突然、タイトが声を出した。
自分から話しかけることなど滅多にないタイトであったが、何か苛立っているようなそんな口調である。
「いい加減にしろ。鬱陶しい」
「え?」
「おまえが落ち込んでどうするのだ? おまえはその頃には連邦とは縁もゆかりもなかったのだろうし、落ち込む理由がないだろう? 奴、ランベール、と云ったか? 奴だって命令でやったことだろうし。
……かと云って奴を許すと云うことは一生あり得ないが」
「でも……」
「論理的ではない、と云っているのだ」
「けど……」
「いいからしっかりしろ。おまえはおれの護衛なんだ。やる時はやるんじゃなかったのか?」
「う、うん……」
(まったく、この娘は何処までバカなのだ)
タイトはぶつぶつと云いながらオトマタさんを進めて行く。
やがて村はずれの教会の前までやって来るとそこでオトマタさんを停止させた。
オトマタさんがゆっくりと脚を折って座る。
グラサイト製のキャノピーが開き、草の匂いの混じったサイトンの風がコクピットの中を吹き過ぎた。
懐かしい香りだ、と、タイトはそんなふうに思った。
「降りろ、到着したぞ」
「え?」
「『え?』ではない。おまえも降りろ。護衛のくせに雇い主の云うことが聞けないのか? おまえはおれの飼い犬なのだぞ? わかっているのか? 何なら首輪をつけて引き摺り出しても良いのだぞ? そうされたいのか?」
「え? そ、その、……それもいいかな?」
へへ、と、ツグミが笑う。
(こいつ、真剣にドMになって来たようだな)
「いいから、早くしろ!」
のろのろとした仕種でそこに降り立ったツグミは目の前の教会に目をやった。
そこはこぢんまりした教会だった。
こうした村にはお似合いの、豪華ではないが、素朴で小綺麗な教会だった。
しかしタイトはそんな教会そのものには何の興味もないようにすぐに裏手へと向かう。
教会の裏手は小さな住居になっていた。アメリカンテラスが夕陽を浴びて紅く染まっている。
そして。
テラスにはひとりの若い女性が車椅子に腰掛けていた。
白いブラウスに足許まであるロング丈の質素なスカート。
無造作に背中に流した金髪が夕陽にきらきらと輝いている。
美しい女性だった。
まるでアメリカの古典小説にでも出てくるような開拓時代の淑女の香りを漂わせ、しかしその表情には言葉では云い表せない陰りのようなものが混じっている。
「トーコおねえちゃん……」
タイトは呟くと彼女を見つめて立ち止まった。
彼女がそんなタイトを見つけ、不思議そうな顔をして小首を傾げた。
金髪がさらさらと流れる。
「あの、どちら様?」
鈴を転がすような声で彼女が訊ねる。
「トーコおねえちゃん……」
タイトがもう一度名前を呼ぶ。
「?」
彼女はじっとタイトを見つめ、そして――。
「タイ……ト……?」
彼女は、信じられない、と云うように目を瞠ってタイトを見た。
「久しぶりです、トーコおねえちゃん」
「本当にタイトなの? あなた、連邦科学局にいたのじゃなくて?」
「戻って来ました」
「まあ。驚いたわ。……それにしても立派になって」
彼女、トーコはそう云いながら、目にうっすらと涙を浮かべた。
「何年ぶりかしら。お願いだからもっと近くで顔を見せてくれる、タイト……あら?」
そこでトーコはタイトの傍らにいたツグミに気づいた。
首を傾げて、ツグミを見る。
ツグミは遠慮がちに会釈した。
「タイト、そのいかれた恰好の娘さんは?」
トーコはタイトに向かって訊ねた。
「え?」と、ツグミ。
「……ちょっと、今、あの人、何て云った? いかれた恰好?」
「ああ、これか」と、タイト。
「これはおれの番犬だ」
「まあ!」
両手を合わせて彼女はにこやかに笑う。
「番犬ちゃんなの? まあ、まあ、驚いた。つまり……」と、トーコはタイトに目をやった。
「もう、タイトったら隅に置けないわね。何? 彼女? え? もしかして奥さんなのかしら?」
「か、彼女? え? お、奥さん? いえ、違うんだけど……」
否定するツグミの声はどうやらトーコには聞こえていないらしい。
と云うより、聞く気がないらしい……。
彼女は満面の笑みを浮かべて好奇心を隠しもせずにツグミをじろじろと観察していた。
「い、いや……」と、戸惑った様子のタイト。
「まあ、照れちゃって、もう! 女っ垂らしなんだからあ」
「お、女っ垂らし?」と、ツグミが唖然としてトーコを見つめる。
しかし、トーコはいたってマイペースだった。
「もう、もう、タイトったら、ホント、真面目な顔してやることはやるのねぇ。おねえさんビックリしちゃった。……ねえ、お嬢ちゃん、はじめまして。あら? 奥様、ってお呼びした方がいいのかしらね? お名前は?」
「え? あ、はあ、あの、ツグミです」
反射的にツグミが答える。
トーコはそれに、うんうん、と頷いて見せた。
「まあ、可愛い! 初々しいのねぇ、私はトーコ。トーコ=フライバードよ。よろしくね。さ、それよりも家に入って。長旅だったのでしょ? 今、ロード神父は裏で薪割りをしているんですけども、これからちょうど食事なのよ。グッドタイミング!」
親指を立てて見せる。
妙にはしゃいでいる。
ツグミはそんなトーコを茫然と眺めていた。
開いた口が塞がらなかった。
タイトは、困ったものだ、と呟いた後、ツグミに近づいて耳許で囁いた。
「おい、おまえは何故、夫婦だと云うのを否定しないんだ?」
「そ、そんな雰囲気じゃないじゃん? 完全にそう思い込んじゃってるよ、あの人! いったい何なのよ? 見た目の印象と全然違うんだけど。何であんなに明るいのよ? 悲劇の女性じゃなかったの?」
「……元々、異常に明るい性格なのだ」
「いや、異常に明るい、と云っても……」
はしゃぎまくっているトーコはふたりが見ている前で車椅子を一八〇度ターンすると、テラスを抜けて勢い良く家の中に走りこんだ。
「神父様! ファーザー・ロード! びっくりのお客さんよぉ! タイトが戻って来たのよ! あの洟垂れ小僧がいかれた露出過多のお嫁さんを連れて!」
大声で神父を呼んでいる。直後に、家の中から何かが壊れる派手な音がした。
「きゃあ~、大変、どうしましょう!」
と、トーコの叫び声。
タイトは微動だにしない。
ツグミも固まったままでタイトに訊ねた。
「何か、壊したみたいだね?」
「そうだな」
「タイトのこと、洟垂れ小僧とか呼んでたよ」
「そうだな」
「あたしのこと、いかれた露出過多のお嫁さん、とか呼んでたよ」
「そうだな」
ツグミは、ふっ、と口許に笑みを浮かべた。
「もう、何でもいいや。落ち込んでたのがバカバカしくなってきた……」
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