無感情のお姫様は家族と認めた人しか信じません!?最愛のあなたを見つけるまでは

プロローグ

私は天の川 春夏。

ハルカ・ガワアマと言ったほうが自然かしら?

私はガワアマ王国の第二王女よ。

名前が貴方の住む国と似てる?

まぁ、この国は周辺の国からしても不思議でしょうね。

この国は大昔はこんな極東の国に近しい名を、姓を名乗っていなかったんだもの。

1000年より前はね。

今からちょうど1000年前、この国で異世界人が転移して来たの。

その異世界人は日本、という国から来たらしいわ。

その異世界人は機械類の設計図を専門としていた仕事についていたらしいわ。

この国は機械学に長けているの。

その異世界人は重宝されて当時の女王に求婚をしたの。

そして、幸せに暮らした。

でも、後世に語り継いだとしても誰もがおとぎ話として思うようになる。

だから、みなの姓と名を異世界人の国にちなんだものとなったわ。

それが現在にも続いているだけの事よ。

「この国は機械学が発達している」と言ったでしょ。

この国では自動ドアや目覚まし時計などもあるわ。

今見てるあなたが持つ携帯電話はないわよ。

あったら犯罪がしやすくなるだもの。

あなたは残念に思うのかしらね。

残念だけど、私はかつての仲間と家族として認めた人以外は信じないの。

それはこの物語を観ていれば分かるわ。

本当の私を見失なった私をね。

どんな結末になるのかしら。

楽しみね。