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親友と海へ
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今日は約束通りソウタと2人で出かけることにした…が、凄く眠い。なんでソウタはこんなに元気なんだってビックリするくらいソウタは元気だ。きっとこの眠気は昨日夜中までゲームをしていたせいだろう。僕は滅多にゲームなんてやらないので、余計に疲れたのだ。とにかく今日は残りの体力を使って、全力で遊ぼう。そして、帰って寝よう。うん、それがいい。
僕らは海に来た。普通、男子高校生はどこに遊びに行くのだろうか…。ゲーセン?カラオケ?僕は人とあまり関わらないのでよくわからない。でも僕らは海が好きなので、海を見に来た。ソウタが横で、綺麗だなぁ、と呟いている。
僕は目を閉じた。波の音を聞きながら、潮風を受けて、ソウタの騒ぎ声を聞いて……ん?目を開けるとソウタが大きな声で騒いでいる。近付いてみると、そこには小さなビンが落ちていた。中には手紙が入っている。僕は
「こんなの、映画とか小説の中でしか見たことないや。ほんとにビンに手紙を入れて流す人いるんだ。」
と言うと、ソウタも
「な…俺も初めて見た…可愛い女の子からの手紙だったりしねぇかな」
にやにやと笑っている。こいつはやっぱり変態だ。
2人でビンを割って中を見てみると、そこには日本語で手紙が書かれていた。どうやら女の子の字のようだ。2枚の紙が入っていて、一枚目にはこんなふうに書かれていた。
『拾ってくれてありがとう。あなたとお友達になりたいです。二枚目の方に連絡先を書いておいたので、良かったら電話してください。』
ソウタは、わくわくした様子で、急いで二枚目を見た。が、そこにはこう書かれていた。
『ざんねーん!!書いてあると思った?wwwww書くわけないじゃんww知らない人に個人情報渡すわけないっしょwwwどんまーいwww』
ソウタは紙をビリビリに破くと、大きな声で叫んでいた。
「くっそおぉぉぉぉぉ!!!可愛い女の子ゲットのチャンスかと思ったのにぃぃぃ!!!」
僕はその様子を見て、腹が痛くなるまで笑った。ソウタ…そんな簡単に可愛い女の子が手に入ったら、苦労しないぞ。なんてことを思いながら、肩ポンしてやった。
帰り道にまたアイスを奢ってやった。ソウタはまた元気になったようだ。そして僕はまた、家に帰ればベッドに倒れ込み、寝た。
僕らは海に来た。普通、男子高校生はどこに遊びに行くのだろうか…。ゲーセン?カラオケ?僕は人とあまり関わらないのでよくわからない。でも僕らは海が好きなので、海を見に来た。ソウタが横で、綺麗だなぁ、と呟いている。
僕は目を閉じた。波の音を聞きながら、潮風を受けて、ソウタの騒ぎ声を聞いて……ん?目を開けるとソウタが大きな声で騒いでいる。近付いてみると、そこには小さなビンが落ちていた。中には手紙が入っている。僕は
「こんなの、映画とか小説の中でしか見たことないや。ほんとにビンに手紙を入れて流す人いるんだ。」
と言うと、ソウタも
「な…俺も初めて見た…可愛い女の子からの手紙だったりしねぇかな」
にやにやと笑っている。こいつはやっぱり変態だ。
2人でビンを割って中を見てみると、そこには日本語で手紙が書かれていた。どうやら女の子の字のようだ。2枚の紙が入っていて、一枚目にはこんなふうに書かれていた。
『拾ってくれてありがとう。あなたとお友達になりたいです。二枚目の方に連絡先を書いておいたので、良かったら電話してください。』
ソウタは、わくわくした様子で、急いで二枚目を見た。が、そこにはこう書かれていた。
『ざんねーん!!書いてあると思った?wwwww書くわけないじゃんww知らない人に個人情報渡すわけないっしょwwwどんまーいwww』
ソウタは紙をビリビリに破くと、大きな声で叫んでいた。
「くっそおぉぉぉぉぉ!!!可愛い女の子ゲットのチャンスかと思ったのにぃぃぃ!!!」
僕はその様子を見て、腹が痛くなるまで笑った。ソウタ…そんな簡単に可愛い女の子が手に入ったら、苦労しないぞ。なんてことを思いながら、肩ポンしてやった。
帰り道にまたアイスを奢ってやった。ソウタはまた元気になったようだ。そして僕はまた、家に帰ればベッドに倒れ込み、寝た。
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