38 / 82
34. お父さん
しおりを挟む
俺たちは池袋駅の外、北側にある連絡通路「ウイ・ロード」を通って西口へまわり込んでいた。
(今のウイ・ロードは描画と照明ですごく明るく、女性も通りやすくなっています)
なぜ、そのまま駅の中を通っていかないのか?
そのまま行けよ、行けばわかるさ。ダ――――! (いや、失礼しました)
大きな駅の中って結構入り組んでいて、迷うんだよね。
結局、駅の外をまわった方が早かったりするのだ。
初めて来る旅行者はマジで舐めない方がいいとおもう。平日の朝なんかも絶対避けてね。
話が横路にそれてしまったが、予約していたビジネスホテル (サン○ティ池袋) はすぐに見つかった。
だって、「ウイ・ロード」抜けたらめっちゃ目の前。駅までも1分かかりませーん。
『お盆とはいえ、よくこんなところ取れたよな』って感じだよ。
さっそく宿泊手続きをば。
ツインルームとトリプルルームを取ってくれてるみたい。予約を入れてるから手続きも至ってスムーズ。
部屋には15時から入れるようになっており、荷物はクロークに預けておくことができるそうだ。
そこで荷物を預けて、俺たちはいよいよマリアベルの実家へ向かうこととなった。
とはいっても、最寄りの「東長崎駅」まではここからたった2駅なのだ。
都会なので電車の本数も多いし、掛かった時間をホテルから計算しても15分程で着いてしまった。
マリアベルはスマホを取りだして家に電話をかけている。
相手はお母さんだろうか? 少しよそ行きの口調で喋っていた。
通話を終えたマリアベルは先頭にたって歩きはじめる。
「そう、こっちこっち。大丈夫だからー、すぐそこなんだからー」
(カウントダウンが始まりそうな台詞だな。おい)
メアリーは相変わらずキョロキョロしている。
おばちゃんの乗った自転車を必要以上に避けてみたり、ジュースの自動販売機の排出口に手を突っ込んだりといそがしい。(子供かよ!)
10分も歩いただろうか、俺たちは大きなマンションの前に立っていた。
マンション名は「アオバ・9」。
ア・バオア・クーだと! (かなり無理があります)
「まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない……」
「なに言ってるのよ。さっさと行くわよ!」
「へ~い」
インターホンを鳴らし、二言三言交わしたのち自動ドアが開かれた。
マンションの玄関ホールを過ぎ、みんなでエレベーターへ乗りこむ………… ってどした!?
メアリーがイヤイヤしているのだ。
一旦、みんなでエレベーターを降りる。
「メアリー、どうかしたのか?」
聞いてみたのだが、ぷるぷる震えて顔が真っ青だ。
「大丈夫か? 少し休もう」
1階ロビーに備えつけられたベンチに座らせる。
インベントリーから水筒を取り出し、プラコップに水をいれてメアリーに渡した。
ピカチュウがウインクしてる黄色いやつだ。メアリーのお気に入りで家で歯を磨くときも使っている。
いやいや、今そういうことはどうだっていい。
「マリア悪いけど、みんなを連れて先に上がっててくれるか。落ち着いたらそっちへいくから。ここは俺ひとりで十分だぞ」
マリアベルは少し考えてから、
「わかったわ。挨拶したらすぐ迎えにくるから。無理させちゃダメだからね」
そういって3人はエレベーターに乗り、上にあがっていった。
俺の肩に頬をくっつけて息を整えているメアリー。
う~ん、もしかしたら閉所恐怖症なのかも。
(そういえば、エレベーターに乗るのも初めてだったか)
なにかトラウマになることでもあったのだろうか?
こういうのって、自分ではどうしようもないからなぁ。
冷たいタオルを出して首の後ろに当ててやる。
……だいぶ落ち着いてきたみたいだな。
まあ、エレベーターがダメなら、階段で上がれば済む話だよな。
「どうだメアリー。行けそうか?」
「うん、ゲンパパ。あれに乗ろうとしたらねぇ、身体が震えてきちゃったの」
「おう、そうか。エレベーターに乗らなくても階段で行けるから大丈夫だぞ」
軽く笑いながら言ってやる。
「うんゲンパパ。行こう!」
少しは元気を取り戻せたようだ。
さてさて、マリアベルの方はご両親にちゃんと挨拶できただろうか?
俺たちは上に行こうとホールを見回してみたが、ここには階段がないようである。
スマホを取り出し紗月に電話をいれ、階段で行きたいのだが場所がわからないことを伝えた。
すると家の者に話を伺ったのだろう。紗月がいうには、マンションの玄関口を出て、右にまわり込んだところに非常階段があるそうだ。
しかし、階段入口の扉は常に施錠されており、マンションの管理者や住人以外は外側から開けることができない。
そこで、お父さんが今から1階へ下りていき非常階段の扉を開けてくれるそうだ。
マリアベルの家はたしか5階だったはず。大変だろうが、ここはお願いするしかない。
電話を切ったあと俺たちは外に出て、非常階段の前で待つことにした。
すると間もなく、紗月が男の人を連れてマンションの玄関口からこちらに歩いてくるのが見えた。
「こんにちはー。どうもすいません、さっそくご迷惑をおかけして」
「いえいえ、こんなことぐらい何でもありませんよ。そちらのお嬢さんは大丈夫でしたか?」
「はい、今はなんとも」
「そうですか。私は本条剛志といいます。葵 (マリアベル) の父です」
丁寧に頭を下げられた。
こちらも自己紹介しながら頭を下げる。
扉を開けてもらったあと、俺とメアリーは階段を上りはじめた。
すると2人も後ろから付いてくる? エレベーターで戻ればすぐだろうに……。
なんでもこの階段、普段はあまり使われておらず、他の住人に見られると不信に思われるかもしれない。その可能性を踏まえての同行だったようだ。
(本当に申し訳ないことです)
真夏なので、エアコンが効いていない非常階段はむちゃくちゃ暑かった。
そんな中、みんなよく頑張って5階まで上ったとおもう。
部屋が最上階の20階じゃなくて本当によかった。
おみやげの追加で ”めんたいマヨネーズ” を2本進呈しようじゃないか。
今は涼しいリビングにとおされ、冷たい麦茶を頂いているところだ。
一息ついたところで、改めて自己紹介と、持参したおみやげをお渡しする。
もちろん、めんたいマヨネーズ2本もだ。
お父さんの剛志さんは辛子明太子が大好きということもあって、とても喜んでくれた。
マリアベルの方は、妹さんの部屋にお母さんと3人で入ったきり出てこないそうだ。
こういう時は昔から、お父さんは一人蚊帳の外なんだとか……。
うん、まあ、そうね。 女性が多い家庭のお父さんって大体そんな感じだよね。
お父さん……、乙です。
うちの子たちはというと、窓から見える景色を眺めながらキャッキャと騒いでいる。
あれ、紗月は……、読書か?
所在なくしているお父さんに、俺は話しを振ってみることにした。
「例の地震、こちらではどんな感じになってますか?」
「ああ、地震かい。もともと東京は地震が多いんだよ。それでも最近は多くなってきてるね。規模は小さいけど、つい身構えてしまうよね」
「その地震が起こっている範囲はどのくらいなんですか」
「う~ん、都内でいうとだね、渋谷・銀座・葛飾・足立・練馬その辺りかな。北の川口を除けば環7の内側ってことになるよ」
――環7。
環状七号線のことだね。
外側に環8、内側に山手通り、さらに内側が明治通りである。
ちなみに、皇居を回ってる内堀通りが環1、外堀通りが環2だね。
環7の内側か……。
つまり東京の中枢ということになる。
もう少しすると範囲が狭まってきて、ダンジョンの位置も特定しやすくなるとは思うけど。
東京だから、中心 (ダンジョン) はやはり皇居にあると睨んでたけど……。
今聞いた話だと、少し北にズレているような気がするな。
皇居じゃないなら上野か? いや、もう少し上になるかな?
………………
世間話も一段落。少々暇になってきたなぁ。
暇になったら、男どうしで何を話すのか?
大抵エロ話…………は、今の現状では難しいので、武器の話でも振っておきますかね。
(今のウイ・ロードは描画と照明ですごく明るく、女性も通りやすくなっています)
なぜ、そのまま駅の中を通っていかないのか?
そのまま行けよ、行けばわかるさ。ダ――――! (いや、失礼しました)
大きな駅の中って結構入り組んでいて、迷うんだよね。
結局、駅の外をまわった方が早かったりするのだ。
初めて来る旅行者はマジで舐めない方がいいとおもう。平日の朝なんかも絶対避けてね。
話が横路にそれてしまったが、予約していたビジネスホテル (サン○ティ池袋) はすぐに見つかった。
だって、「ウイ・ロード」抜けたらめっちゃ目の前。駅までも1分かかりませーん。
『お盆とはいえ、よくこんなところ取れたよな』って感じだよ。
さっそく宿泊手続きをば。
ツインルームとトリプルルームを取ってくれてるみたい。予約を入れてるから手続きも至ってスムーズ。
部屋には15時から入れるようになっており、荷物はクロークに預けておくことができるそうだ。
そこで荷物を預けて、俺たちはいよいよマリアベルの実家へ向かうこととなった。
とはいっても、最寄りの「東長崎駅」まではここからたった2駅なのだ。
都会なので電車の本数も多いし、掛かった時間をホテルから計算しても15分程で着いてしまった。
マリアベルはスマホを取りだして家に電話をかけている。
相手はお母さんだろうか? 少しよそ行きの口調で喋っていた。
通話を終えたマリアベルは先頭にたって歩きはじめる。
「そう、こっちこっち。大丈夫だからー、すぐそこなんだからー」
(カウントダウンが始まりそうな台詞だな。おい)
メアリーは相変わらずキョロキョロしている。
おばちゃんの乗った自転車を必要以上に避けてみたり、ジュースの自動販売機の排出口に手を突っ込んだりといそがしい。(子供かよ!)
10分も歩いただろうか、俺たちは大きなマンションの前に立っていた。
マンション名は「アオバ・9」。
ア・バオア・クーだと! (かなり無理があります)
「まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない……」
「なに言ってるのよ。さっさと行くわよ!」
「へ~い」
インターホンを鳴らし、二言三言交わしたのち自動ドアが開かれた。
マンションの玄関ホールを過ぎ、みんなでエレベーターへ乗りこむ………… ってどした!?
メアリーがイヤイヤしているのだ。
一旦、みんなでエレベーターを降りる。
「メアリー、どうかしたのか?」
聞いてみたのだが、ぷるぷる震えて顔が真っ青だ。
「大丈夫か? 少し休もう」
1階ロビーに備えつけられたベンチに座らせる。
インベントリーから水筒を取り出し、プラコップに水をいれてメアリーに渡した。
ピカチュウがウインクしてる黄色いやつだ。メアリーのお気に入りで家で歯を磨くときも使っている。
いやいや、今そういうことはどうだっていい。
「マリア悪いけど、みんなを連れて先に上がっててくれるか。落ち着いたらそっちへいくから。ここは俺ひとりで十分だぞ」
マリアベルは少し考えてから、
「わかったわ。挨拶したらすぐ迎えにくるから。無理させちゃダメだからね」
そういって3人はエレベーターに乗り、上にあがっていった。
俺の肩に頬をくっつけて息を整えているメアリー。
う~ん、もしかしたら閉所恐怖症なのかも。
(そういえば、エレベーターに乗るのも初めてだったか)
なにかトラウマになることでもあったのだろうか?
こういうのって、自分ではどうしようもないからなぁ。
冷たいタオルを出して首の後ろに当ててやる。
……だいぶ落ち着いてきたみたいだな。
まあ、エレベーターがダメなら、階段で上がれば済む話だよな。
「どうだメアリー。行けそうか?」
「うん、ゲンパパ。あれに乗ろうとしたらねぇ、身体が震えてきちゃったの」
「おう、そうか。エレベーターに乗らなくても階段で行けるから大丈夫だぞ」
軽く笑いながら言ってやる。
「うんゲンパパ。行こう!」
少しは元気を取り戻せたようだ。
さてさて、マリアベルの方はご両親にちゃんと挨拶できただろうか?
俺たちは上に行こうとホールを見回してみたが、ここには階段がないようである。
スマホを取り出し紗月に電話をいれ、階段で行きたいのだが場所がわからないことを伝えた。
すると家の者に話を伺ったのだろう。紗月がいうには、マンションの玄関口を出て、右にまわり込んだところに非常階段があるそうだ。
しかし、階段入口の扉は常に施錠されており、マンションの管理者や住人以外は外側から開けることができない。
そこで、お父さんが今から1階へ下りていき非常階段の扉を開けてくれるそうだ。
マリアベルの家はたしか5階だったはず。大変だろうが、ここはお願いするしかない。
電話を切ったあと俺たちは外に出て、非常階段の前で待つことにした。
すると間もなく、紗月が男の人を連れてマンションの玄関口からこちらに歩いてくるのが見えた。
「こんにちはー。どうもすいません、さっそくご迷惑をおかけして」
「いえいえ、こんなことぐらい何でもありませんよ。そちらのお嬢さんは大丈夫でしたか?」
「はい、今はなんとも」
「そうですか。私は本条剛志といいます。葵 (マリアベル) の父です」
丁寧に頭を下げられた。
こちらも自己紹介しながら頭を下げる。
扉を開けてもらったあと、俺とメアリーは階段を上りはじめた。
すると2人も後ろから付いてくる? エレベーターで戻ればすぐだろうに……。
なんでもこの階段、普段はあまり使われておらず、他の住人に見られると不信に思われるかもしれない。その可能性を踏まえての同行だったようだ。
(本当に申し訳ないことです)
真夏なので、エアコンが効いていない非常階段はむちゃくちゃ暑かった。
そんな中、みんなよく頑張って5階まで上ったとおもう。
部屋が最上階の20階じゃなくて本当によかった。
おみやげの追加で ”めんたいマヨネーズ” を2本進呈しようじゃないか。
今は涼しいリビングにとおされ、冷たい麦茶を頂いているところだ。
一息ついたところで、改めて自己紹介と、持参したおみやげをお渡しする。
もちろん、めんたいマヨネーズ2本もだ。
お父さんの剛志さんは辛子明太子が大好きということもあって、とても喜んでくれた。
マリアベルの方は、妹さんの部屋にお母さんと3人で入ったきり出てこないそうだ。
こういう時は昔から、お父さんは一人蚊帳の外なんだとか……。
うん、まあ、そうね。 女性が多い家庭のお父さんって大体そんな感じだよね。
お父さん……、乙です。
うちの子たちはというと、窓から見える景色を眺めながらキャッキャと騒いでいる。
あれ、紗月は……、読書か?
所在なくしているお父さんに、俺は話しを振ってみることにした。
「例の地震、こちらではどんな感じになってますか?」
「ああ、地震かい。もともと東京は地震が多いんだよ。それでも最近は多くなってきてるね。規模は小さいけど、つい身構えてしまうよね」
「その地震が起こっている範囲はどのくらいなんですか」
「う~ん、都内でいうとだね、渋谷・銀座・葛飾・足立・練馬その辺りかな。北の川口を除けば環7の内側ってことになるよ」
――環7。
環状七号線のことだね。
外側に環8、内側に山手通り、さらに内側が明治通りである。
ちなみに、皇居を回ってる内堀通りが環1、外堀通りが環2だね。
環7の内側か……。
つまり東京の中枢ということになる。
もう少しすると範囲が狭まってきて、ダンジョンの位置も特定しやすくなるとは思うけど。
東京だから、中心 (ダンジョン) はやはり皇居にあると睨んでたけど……。
今聞いた話だと、少し北にズレているような気がするな。
皇居じゃないなら上野か? いや、もう少し上になるかな?
………………
世間話も一段落。少々暇になってきたなぁ。
暇になったら、男どうしで何を話すのか?
大抵エロ話…………は、今の現状では難しいので、武器の話でも振っておきますかね。
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ドロップキング 〜 平均的な才能の冒険者ですが、ドロップアイテムが異常です。 〜
出汁の素
ファンタジー
アレックスは、地方の騎士爵家の五男。食い扶持を得る為に13歳で冒険者学校に通い始めた、極々一般的な冒険者。
これと言った特技はなく、冒険者としては平凡な才能しか持たない戦士として、冒険者学校3か月の授業を終え、最低ランクHランクの認定を受け、実地研修としての初ダンジョンアタックを冒険者学校の同級生で組んだパーティーでで挑んだ。
そんなアレックスが、初めてモンスターを倒した時に手に入れたドロップアイテムが異常だった。
のちにドロップキングと呼ばれる冒険者と、仲間達の成長ストーリーここに開幕する。
第一章は、1カ月以内に2人で1000体のモンスターを倒せば一気にEランクに昇格出来る冒険者学校の最終試験ダンジョンアタック研修から、クラン設立までのお話。
第二章は、設立したクラン アクア。その本部となる街アクアを中心としたお話。
第三章は、クラン アクアのオーナーアリアの婚約破棄から始まる、ドタバタなお話。
第四章は、帝都での混乱から派生した戦いのお話(ざまぁ要素を含む)。
1章20話(除く閑話)予定です。
-------------------------------------------------------------
書いて出し状態で、1話2,000字~3,000字程度予定ですが、大きくぶれがあります。
全部書きあがってから、情景描写、戦闘描写、心理描写等を増やしていく予定です。
下手な文章で申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる