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21 衝動買い
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只今、食堂に現れた少女によってシロは盛大にモフられている。
まぁ、シロもゆったりと尻尾を揺らしているのでそう嫌がってもいないようだ。
俺はその光景を微笑ましく眺めながらハーブティーを飲んでいた。すると、
「ごめんね~、もう少し待っててね。今バタバタしちゃってるから~」
髪を結いあげながらカイアさんがそう告げてくる。
「いえいえ、お茶も頂いていますしごゆっくりどうぞ」
「あれ~、ミリーはここに居たの~。まぁ、シロちゃんとも仲良しなのね~」
「あっ、ママおかえり~」
今までシロに抱き付いていた少女は今度はカイアさんに突撃していった。
すると、抱き上げた少女にカイアさんは、
「ミリー、ちゃんとご挨拶はしたのかな~?」
そのことばに少女はフルフルと顔を横に振る。
「あ~ダメじゃない。さっ、お兄さんにご挨拶しましょうね~」
床に立たされたミリーはカイアさんのスカートの裾をつかんでいる。
そして俺の方を向き、
「みりー、4歳でしゅ」
少しかんだけどもちろんスルーだよ。
「俺はゲン、17歳だ。こっちはシロ。強いんだぞぉー」
「じゃ、ミリーもここで遊んでる? ゲンちゃん悪いんだけどこの子を少し見ててくれる~?」
俺が快諾すると、またパタパタと何処へ消えていった。
するとミリーはシロにまた抱きついていた。
シロが少し不憫に思えた俺は、昨日買っておいた柔らかい方の干し肉を出し、半分をミリーに持たせてシロにあげるようにと勧めた。
そして、みんなで干し肉のおやつを楽しむことにしたのだ。
それから、結構な時間を経てカイアさんは姿を見せた。
ミリーは疲れて丸くなったシロにデロんと寄りかかって寝てしまっている。
「あらあらまーまー、寝ちゃったのねぇ~」
俺はその ”あらまー” に反応しそうになっていたが、
考えてみると俺の脳が自分寄りの感覚で翻訳されているようにも思えるのだ。
自分のラノベ脳が恨めしい。
まぁ、人に言ったところで理解されることはないだろう。
そう、カルチャーの違いなのだから。しかし……
「ゲンちゃん、ゲンちゃ~ん。お~い」
「あっ、はい! すいません、何でしょう?」
しまったぁ。久しぶりにもの思いに耽ていたか。
「今から部屋に案内しようと思うんだけど、だいじょうぶ~」
「まったく問題ないです!」
そして、家の中をカイアさんに案内されるがまま付いていく。
「ここがトイレでぇ」とか、「ここが書斎ねっ」とかいろいろと教わりながらも今回借りる2階の部屋まで案内された。
「いつまでも居て良いんだからね~。ゆっくりしていってね~」
そう言い残しカイアさんはミリーを抱え階段を下りていった。
ドアを開けシロを連れて部屋に入る。広さは四畳半ぐらいかな。
ベッドがあるのでそれほど広くはないが、宿屋よりはぜんぜん良い。
小さいがテーブルと椅子も置いてある。木窓があるので開けてみた。
……う、うん、隣の家の壁だ。下は裏口に続いている細い路地である。
窓を開けたままにして空気を入れ替える。――春風が心地いい。
まずはお掃除。シロにお願いして部屋全体に浄化をかけてもらう。
うん、床もベッドもキレイになったし、さっきまでの埃っぽさがなくなった。
あとは荷物を整理して必要なものは買い揃えていかないと……。
そうだ、夕食までには時間があるし近くの店でも覗いてみようかな。
「シロ、買い物があるんだ。ちょっとだけ行ってみないか?」
シロはすぐさま立ち上がり尻尾を振っている。
1階に降りてカイアさんを探したのだが見つからない。しかたなく店番の人に声をかけて表にでた。
あまり遠くへ行くと迷子になりそうなので、お店前のストリートを中心に回ることにした。
夕方だからかな、帰ってきた時よりも人は多いようだ。
パン屋に八百屋いろいろあるな。見てまわるだけでも十分に楽しい。
一本入った通りには屋台や平露店がたくさん出ていてちょっとした市場になっていた。
しばらく市場を見てまわっていると……。
あった! やっと見つけたぞ串焼き屋だ。さっそく2本買う。
「ほい、おまち! 2本で60バースだな」
銀貨1枚を渡して大銅貨4枚を受け取る。(銀貨は普通に渡しました)
肉の種類は聞かぬが花だろう。旨ければそれでいいのだ。
屋台の横で食べていくことにし、シロには串から肉を外してフライパンに入れてあげた。
さぁて、必要な小物類を買っていきますかね。
木製の燭台・ロウソクが10本・木の皿・小さな食事用のナイフ・木のスプーンを数種、フォークは見つからなかった。
下着を3枚 (ゴムなし) ・靴下・木の桶を3種・岩塩も何種類かあり苦くないものを選んだ。
後は木製の小さな椅子を2脚。これは雨が降った後など、ぬかるんでいると地べたには座れないからね。
あとは麻? で編んだ敷物・それに紅茶とヤカン・漉し用の布を10枚。――これが意外と高い。
陶器のカップは売っていなかったので代わりに木製のミニジョッキを2つ購入した。
タオルも売ってないので日本タオルみたいな布きれを5枚。
あれは何だろう? 葉っぱが束ねて積んである。
売ってるおじさんに尋ねてみると、なんとトイレの後に使うヤツであった。
とりあえず、1束買っておこう。
あと、古着屋があったのでシャツを2枚、隣に革製品も売っていたので黒革のベストとフードが付いたローブを購入した。
これが、なかなかいいお値段であった。
ベストが5000バース、革の薄茶のローブが7000バースもした。(中古でだ)
両方とも買うからということで11,000バースまで値引きしてくれた。
革は需要もあるが、鞣したり加工したりで手間ひまがかかる分高いのだろう。
さすがに、金貨が飛んでいくとは……。
そういえばカイアさんがマギ村で大商いとか言っていたよなぁ。
ウルフ系の毛皮は暖かそうだ。加工して寒い地域にでも持っていくのだろうか……。
人前でインベントリーを使う訳にもいかないので布のでっかいトートバッグを買って中にぎゅうぎゅう詰め込んだ。
そして、帰りにさっきとは別の串焼き屋によって、持ち帰り用に10本焼いてもらいマクベさんの家に戻ってきた。
すると即怒られた!
カイアさん激怒である。……なぜに?
そんなに沢山買うのなら何故ひと言ってくれないのかと。
まぁね、確かに言わんとすることはわかるんだよ。お店も構えているわけだしね。
でもねー、たまにやってしまうことってあるよね。――衝動買い。
そう、雰囲気にやられてさぁ。ついついなんだよねぇ~。
まぁ、シロもゆったりと尻尾を揺らしているのでそう嫌がってもいないようだ。
俺はその光景を微笑ましく眺めながらハーブティーを飲んでいた。すると、
「ごめんね~、もう少し待っててね。今バタバタしちゃってるから~」
髪を結いあげながらカイアさんがそう告げてくる。
「いえいえ、お茶も頂いていますしごゆっくりどうぞ」
「あれ~、ミリーはここに居たの~。まぁ、シロちゃんとも仲良しなのね~」
「あっ、ママおかえり~」
今までシロに抱き付いていた少女は今度はカイアさんに突撃していった。
すると、抱き上げた少女にカイアさんは、
「ミリー、ちゃんとご挨拶はしたのかな~?」
そのことばに少女はフルフルと顔を横に振る。
「あ~ダメじゃない。さっ、お兄さんにご挨拶しましょうね~」
床に立たされたミリーはカイアさんのスカートの裾をつかんでいる。
そして俺の方を向き、
「みりー、4歳でしゅ」
少しかんだけどもちろんスルーだよ。
「俺はゲン、17歳だ。こっちはシロ。強いんだぞぉー」
「じゃ、ミリーもここで遊んでる? ゲンちゃん悪いんだけどこの子を少し見ててくれる~?」
俺が快諾すると、またパタパタと何処へ消えていった。
するとミリーはシロにまた抱きついていた。
シロが少し不憫に思えた俺は、昨日買っておいた柔らかい方の干し肉を出し、半分をミリーに持たせてシロにあげるようにと勧めた。
そして、みんなで干し肉のおやつを楽しむことにしたのだ。
それから、結構な時間を経てカイアさんは姿を見せた。
ミリーは疲れて丸くなったシロにデロんと寄りかかって寝てしまっている。
「あらあらまーまー、寝ちゃったのねぇ~」
俺はその ”あらまー” に反応しそうになっていたが、
考えてみると俺の脳が自分寄りの感覚で翻訳されているようにも思えるのだ。
自分のラノベ脳が恨めしい。
まぁ、人に言ったところで理解されることはないだろう。
そう、カルチャーの違いなのだから。しかし……
「ゲンちゃん、ゲンちゃ~ん。お~い」
「あっ、はい! すいません、何でしょう?」
しまったぁ。久しぶりにもの思いに耽ていたか。
「今から部屋に案内しようと思うんだけど、だいじょうぶ~」
「まったく問題ないです!」
そして、家の中をカイアさんに案内されるがまま付いていく。
「ここがトイレでぇ」とか、「ここが書斎ねっ」とかいろいろと教わりながらも今回借りる2階の部屋まで案内された。
「いつまでも居て良いんだからね~。ゆっくりしていってね~」
そう言い残しカイアさんはミリーを抱え階段を下りていった。
ドアを開けシロを連れて部屋に入る。広さは四畳半ぐらいかな。
ベッドがあるのでそれほど広くはないが、宿屋よりはぜんぜん良い。
小さいがテーブルと椅子も置いてある。木窓があるので開けてみた。
……う、うん、隣の家の壁だ。下は裏口に続いている細い路地である。
窓を開けたままにして空気を入れ替える。――春風が心地いい。
まずはお掃除。シロにお願いして部屋全体に浄化をかけてもらう。
うん、床もベッドもキレイになったし、さっきまでの埃っぽさがなくなった。
あとは荷物を整理して必要なものは買い揃えていかないと……。
そうだ、夕食までには時間があるし近くの店でも覗いてみようかな。
「シロ、買い物があるんだ。ちょっとだけ行ってみないか?」
シロはすぐさま立ち上がり尻尾を振っている。
1階に降りてカイアさんを探したのだが見つからない。しかたなく店番の人に声をかけて表にでた。
あまり遠くへ行くと迷子になりそうなので、お店前のストリートを中心に回ることにした。
夕方だからかな、帰ってきた時よりも人は多いようだ。
パン屋に八百屋いろいろあるな。見てまわるだけでも十分に楽しい。
一本入った通りには屋台や平露店がたくさん出ていてちょっとした市場になっていた。
しばらく市場を見てまわっていると……。
あった! やっと見つけたぞ串焼き屋だ。さっそく2本買う。
「ほい、おまち! 2本で60バースだな」
銀貨1枚を渡して大銅貨4枚を受け取る。(銀貨は普通に渡しました)
肉の種類は聞かぬが花だろう。旨ければそれでいいのだ。
屋台の横で食べていくことにし、シロには串から肉を外してフライパンに入れてあげた。
さぁて、必要な小物類を買っていきますかね。
木製の燭台・ロウソクが10本・木の皿・小さな食事用のナイフ・木のスプーンを数種、フォークは見つからなかった。
下着を3枚 (ゴムなし) ・靴下・木の桶を3種・岩塩も何種類かあり苦くないものを選んだ。
後は木製の小さな椅子を2脚。これは雨が降った後など、ぬかるんでいると地べたには座れないからね。
あとは麻? で編んだ敷物・それに紅茶とヤカン・漉し用の布を10枚。――これが意外と高い。
陶器のカップは売っていなかったので代わりに木製のミニジョッキを2つ購入した。
タオルも売ってないので日本タオルみたいな布きれを5枚。
あれは何だろう? 葉っぱが束ねて積んである。
売ってるおじさんに尋ねてみると、なんとトイレの後に使うヤツであった。
とりあえず、1束買っておこう。
あと、古着屋があったのでシャツを2枚、隣に革製品も売っていたので黒革のベストとフードが付いたローブを購入した。
これが、なかなかいいお値段であった。
ベストが5000バース、革の薄茶のローブが7000バースもした。(中古でだ)
両方とも買うからということで11,000バースまで値引きしてくれた。
革は需要もあるが、鞣したり加工したりで手間ひまがかかる分高いのだろう。
さすがに、金貨が飛んでいくとは……。
そういえばカイアさんがマギ村で大商いとか言っていたよなぁ。
ウルフ系の毛皮は暖かそうだ。加工して寒い地域にでも持っていくのだろうか……。
人前でインベントリーを使う訳にもいかないので布のでっかいトートバッグを買って中にぎゅうぎゅう詰め込んだ。
そして、帰りにさっきとは別の串焼き屋によって、持ち帰り用に10本焼いてもらいマクベさんの家に戻ってきた。
すると即怒られた!
カイアさん激怒である。……なぜに?
そんなに沢山買うのなら何故ひと言ってくれないのかと。
まぁね、確かに言わんとすることはわかるんだよ。お店も構えているわけだしね。
でもねー、たまにやってしまうことってあるよね。――衝動買い。
そう、雰囲気にやられてさぁ。ついついなんだよねぇ~。
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