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14(ユリウス視点1)
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「ユリウス様……ずっとお慕いしておりました。是非とも私と――――」
まただ……。
今日だけでも何回目だろう。王宮の廊下で急に呼び止められてからのこの流れ。王宮に入れるということはそれなりの貴族なのだろうが、正直迷惑だ。
魔王討伐の旅を終えてから急にこの手の女性からのアプローチというものが増えた。今までは第一王子のスペア、王族の異物として見向きもしなかったくせに、功績をあげた途端にこれだ。
「ごめんね。俺にはもう、心に決めた人がいるから……」
いつも通りに断りを入れる。そう。俺には既に心に決めた人がいる。共に魔王討伐への苦難を分かち合い、俺の心を支え続けてくれた女性が――。
「そん、な……」
告白してきた女性が泣き崩れる。そんな女性を見ても、憐みの一つも湧かない俺は冷たい人間なのかもしれない。それどころかこんな会話などさっさと切り上げて、あの子に会いたくなってくる。
そんなことを考えながら、女性を放置していると少し遠くの扉の陰に彼女が見えた。そのまま追いかけるようにして走り出す。
「フェリシア……!」
「ッユリ、ウス?」
俺が急に話しかけてきたことで驚いているのか、彼女は目を丸くしていた。そんな何気ない姿にも癒され、先程の事など記憶の彼方に放り投げられる。
「私に何か用ですか?」
「ふふ。用なんてないけど、君と話したかったからじゃダメ……かな?」
相変わらずのツンとした態度だが、フェリシアはそこも含めて可愛い。
「告白されたりなんだりとお忙しい勇者様は、私のような者にまでお声を掛けてくれるのですね」
「っ、見られていたのか」
「ええ。あんな場所で堂々と告白されていたら、嫌でも目につきます」
嫌な場面を見られたな、と後悔する。しかしフェリシアのこの態度は……。
「もしかして、嫉妬?大丈夫だよ、君のお兄ちゃんは取られたりしないから」
「っそんなわけ、ないじゃないですか!本当、お兄ちゃんとかふざけないでください!!」
否定しながらもフェリシアの頬も耳も真っ赤になっている。確実に好意は抱かれている……筈だ。
旅の最中。フェリシアの方が年下だと分かった時点で変に”お兄ちゃんって呼んでも良いんだよ”などとと揶揄い始めたのがきっかけだった。冗談半分で言ったことだったが、それは失敗だったと今は思う。揶揄った時のフェリシアの反応が可愛すぎて、その癖が未だに抜けないのだ。
フェリシアの妹であり、ずっと相談に乗ってくれているイリスにも再三”この癖を治さないと、好意なんて伝わりませんよ”と忠告されているのだが、中々この困った癖は治ってはくれなかった。
フェリシアの顔をまじまじと見つめる。
耳も頬も真っ赤にしながら、怒りのせいか少しプルプルと震えているのがなんとも言えない嗜虐心を煽る。
やっぱり可愛いな。
フェリシアのために作った指輪が完成するのが楽しみで仕方がない。彼女はその指輪を渡した時、どんな顔をするのだろう。今みたいに照れる?恥ずかしがってツンとした態度をとる?それとも素直に喜んでくれるかな?
「……急に黙って見つめられると気まずいのですが。言いたいことがあるなら言ってください」
「ああ、ごめんね。少し考え事をしていただけだから。君は今日も可愛いなって」
「っ――!ディ、ディランが女性を口説く時みたいなことを言うんですね」
ディラン……。
俺の親友であり、フェリシアの幼馴染でもある彼。彼の事を思い出すといつも自信がなくなる。フェリシアにとってディランは明らかに”特別”だからだ。自分も特別になれてるかもしれないという自覚はあれど、彼はまた別格だ。
付き合いが長いからということもあるだろうが、パーティの誰とも接する態度が違うのだ。実際それもあって彼女に対して揶揄い半分の態度を変えれずにいるというのもある。
もしも、ディランが好きだと断られたら……そう考えると怖くて仕方がなかった。先程まで恋愛ボケしていた脳が一気に冷静になる。
そうなのだ。既に指輪を注文してしまっているが、彼女の気持ちに対して完全な確信はない。確率は五分五分と言った所か。万が一、断られても諦めるつもりなど毛頭ないのだが。
「今度は怖い顔をして、黙りこくるなんて……本当にどうしたんですか?」
「いや、なんでもないよ!それより今から俺と――」
「殿下!こんなところにいらっしゃったのですか!!」
”俺と街にでも出かけないか ”そう言葉を継ごうとしたところで背後から邪魔が入った。
「……何か、用か?」
「――っ、国王陛下がお呼びです」
フェリシアとこれから出かけようとしていたところに邪魔が入ったので、少し苛立った態度が出てしまったようだ。父上からの令を伝えに来ただけの衛兵が怯えてしまった。
「分かった。すぐに行く。フェリシア、またね」
そう言うと、あからさまにほっとした態度の衛兵に倣って父上の元に向かう。
既に命令されていた凱旋パレードにもきちんと出たし、他にも言いつけられていた仕事は終わらせた。今更、何を命令するつもりなのだろうと少し疑問を抱きながらも、先を急いだ。
******
簡易的な解説:
①この時のフェリシア。
素直になって気持ちを伝えようとユリウスを探す→告白されている現場に出会す→嫉妬やらなにやらでイラッとして冷たい態度をとってしまう→また素直になれなかった……(後悔)。
という感じです。
②フェリシアの話し方について。
フェリシアはユリウスに対して王宮内では一応は敬語です。年上且つ立場も上且つ尊敬しているので。
ディランに対しての場合は昔馴染みなのと、年上で立場も上(ここまでは条件が同じ)だが、女性関係や態度が尊敬できないという理由で砕けた感じで話すという設定です。
③フェリシアの好意について。
本人はバレていないと思っていますがパーティのほぼ全員にバレています!!
そしてフェリシアは好意的な言葉も妹的な存在に向けられたものだと思い込んでいます。
あとがき:
ここ最近忙しく、久しぶりに更新しました!楽しんでいただけたら幸いです。
まただ……。
今日だけでも何回目だろう。王宮の廊下で急に呼び止められてからのこの流れ。王宮に入れるということはそれなりの貴族なのだろうが、正直迷惑だ。
魔王討伐の旅を終えてから急にこの手の女性からのアプローチというものが増えた。今までは第一王子のスペア、王族の異物として見向きもしなかったくせに、功績をあげた途端にこれだ。
「ごめんね。俺にはもう、心に決めた人がいるから……」
いつも通りに断りを入れる。そう。俺には既に心に決めた人がいる。共に魔王討伐への苦難を分かち合い、俺の心を支え続けてくれた女性が――。
「そん、な……」
告白してきた女性が泣き崩れる。そんな女性を見ても、憐みの一つも湧かない俺は冷たい人間なのかもしれない。それどころかこんな会話などさっさと切り上げて、あの子に会いたくなってくる。
そんなことを考えながら、女性を放置していると少し遠くの扉の陰に彼女が見えた。そのまま追いかけるようにして走り出す。
「フェリシア……!」
「ッユリ、ウス?」
俺が急に話しかけてきたことで驚いているのか、彼女は目を丸くしていた。そんな何気ない姿にも癒され、先程の事など記憶の彼方に放り投げられる。
「私に何か用ですか?」
「ふふ。用なんてないけど、君と話したかったからじゃダメ……かな?」
相変わらずのツンとした態度だが、フェリシアはそこも含めて可愛い。
「告白されたりなんだりとお忙しい勇者様は、私のような者にまでお声を掛けてくれるのですね」
「っ、見られていたのか」
「ええ。あんな場所で堂々と告白されていたら、嫌でも目につきます」
嫌な場面を見られたな、と後悔する。しかしフェリシアのこの態度は……。
「もしかして、嫉妬?大丈夫だよ、君のお兄ちゃんは取られたりしないから」
「っそんなわけ、ないじゃないですか!本当、お兄ちゃんとかふざけないでください!!」
否定しながらもフェリシアの頬も耳も真っ赤になっている。確実に好意は抱かれている……筈だ。
旅の最中。フェリシアの方が年下だと分かった時点で変に”お兄ちゃんって呼んでも良いんだよ”などとと揶揄い始めたのがきっかけだった。冗談半分で言ったことだったが、それは失敗だったと今は思う。揶揄った時のフェリシアの反応が可愛すぎて、その癖が未だに抜けないのだ。
フェリシアの妹であり、ずっと相談に乗ってくれているイリスにも再三”この癖を治さないと、好意なんて伝わりませんよ”と忠告されているのだが、中々この困った癖は治ってはくれなかった。
フェリシアの顔をまじまじと見つめる。
耳も頬も真っ赤にしながら、怒りのせいか少しプルプルと震えているのがなんとも言えない嗜虐心を煽る。
やっぱり可愛いな。
フェリシアのために作った指輪が完成するのが楽しみで仕方がない。彼女はその指輪を渡した時、どんな顔をするのだろう。今みたいに照れる?恥ずかしがってツンとした態度をとる?それとも素直に喜んでくれるかな?
「……急に黙って見つめられると気まずいのですが。言いたいことがあるなら言ってください」
「ああ、ごめんね。少し考え事をしていただけだから。君は今日も可愛いなって」
「っ――!ディ、ディランが女性を口説く時みたいなことを言うんですね」
ディラン……。
俺の親友であり、フェリシアの幼馴染でもある彼。彼の事を思い出すといつも自信がなくなる。フェリシアにとってディランは明らかに”特別”だからだ。自分も特別になれてるかもしれないという自覚はあれど、彼はまた別格だ。
付き合いが長いからということもあるだろうが、パーティの誰とも接する態度が違うのだ。実際それもあって彼女に対して揶揄い半分の態度を変えれずにいるというのもある。
もしも、ディランが好きだと断られたら……そう考えると怖くて仕方がなかった。先程まで恋愛ボケしていた脳が一気に冷静になる。
そうなのだ。既に指輪を注文してしまっているが、彼女の気持ちに対して完全な確信はない。確率は五分五分と言った所か。万が一、断られても諦めるつもりなど毛頭ないのだが。
「今度は怖い顔をして、黙りこくるなんて……本当にどうしたんですか?」
「いや、なんでもないよ!それより今から俺と――」
「殿下!こんなところにいらっしゃったのですか!!」
”俺と街にでも出かけないか ”そう言葉を継ごうとしたところで背後から邪魔が入った。
「……何か、用か?」
「――っ、国王陛下がお呼びです」
フェリシアとこれから出かけようとしていたところに邪魔が入ったので、少し苛立った態度が出てしまったようだ。父上からの令を伝えに来ただけの衛兵が怯えてしまった。
「分かった。すぐに行く。フェリシア、またね」
そう言うと、あからさまにほっとした態度の衛兵に倣って父上の元に向かう。
既に命令されていた凱旋パレードにもきちんと出たし、他にも言いつけられていた仕事は終わらせた。今更、何を命令するつもりなのだろうと少し疑問を抱きながらも、先を急いだ。
******
簡易的な解説:
①この時のフェリシア。
素直になって気持ちを伝えようとユリウスを探す→告白されている現場に出会す→嫉妬やらなにやらでイラッとして冷たい態度をとってしまう→また素直になれなかった……(後悔)。
という感じです。
②フェリシアの話し方について。
フェリシアはユリウスに対して王宮内では一応は敬語です。年上且つ立場も上且つ尊敬しているので。
ディランに対しての場合は昔馴染みなのと、年上で立場も上(ここまでは条件が同じ)だが、女性関係や態度が尊敬できないという理由で砕けた感じで話すという設定です。
③フェリシアの好意について。
本人はバレていないと思っていますがパーティのほぼ全員にバレています!!
そしてフェリシアは好意的な言葉も妹的な存在に向けられたものだと思い込んでいます。
あとがき:
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