欲しがりな妹に全てをむしり取られた第一王女は、最強の軍神に溺愛される

ヴィッシュレーヴェン王国の第一王女・エレノア=コンセンティ。彼女は12歳の頃、かつて攫われた筈の妹が見つかり、王宮に帰ってきてからは全てを奪われ続けてきた。可愛いドレスや父の愛情に始まり、母の遺品であるヴァイオリン、家庭教師に婚約者、そして今はエレノア自身の命さえも奪われようとしていた。
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死んだと自身でも自覚した彼女の目の前にあったのは、この世のものとは思えない程の美しい顔。

「貴女に一目惚れしました。僕と伴侶の契約を結んでください」
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