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第十四章 大地母神マーテル

14-32 案外放置で出来ちゃうお手軽チャーシュー

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 小さい子たちに囲まれながらリュート様がコーヒーを淹れている姿を眺めていた私の側へやってきたオーディナル様は、小さな声で私に語りかける。

「少しベオルフの方へ行ってくる。夕飯頃には戻るが……」
「……それって……私が先程感じた何かと関係しているのですか?」
「まあ……それだけで行くわけでは無い。だが……もう、少しでも感知したのか。早いな」

 何が早いのか判らないが、私が体験教室を準備しているときにもオーディナル様は姿を消していた。
 短時間だから気にしていなかったが、おそらくベオルフ様のところへ行っていたのだろう。
 彼が来る時に感じた何か――それが気になっていた。

「とりあえず、何かあれば私の名を呼びなさい。僕の愛し子の声であれば届くはずだ」
「判りましたけど……無理せず、ベオルフ様の方に居た方が良いのではないですか?」
「いや……出来るだけ此方にいたほうが良いと思う。何せマーテルのことがあるからな。この広場を創った時に怯えて逃げ帰った連中は、今ならまだちょっかいもかけてこないだろうし……行くなら今だと思ってな」
「ベオルフ様の方も大変でしょうに……」
「いや、あちらは今のところ平穏だ。あの不届き者が自由に動けないようだからな」
「そうなのですか……でも、油断は出来ません。あの者には配下が多いですし、本体も判っておりませんから」
「そこはベオルフがどうにかするだろう。……やはり、心配か」
「当たり前です」

 ムッと唇を突き出した私の頭を優しく撫でるオーディナル様は、苦笑を浮かべながら呟く。

「その想いが形となったのだから……凄いものだ」
「オーディナル様?」
「いや、考えている以上に僕の愛し子はベオルフのことが好きだなと思ってな」
「当たり前です」
「リュートもか?」
「当然です」

 私が自信満々に答えていると背後でガチャンという派手な音が聞こえてきた。
 何事かと振り返ると、リュート様が持っていたカップを落としてしまったようだ。
 珍しい……。
 落下したカップはラエラエたちが見事にキャッチして事なきを得たようで、褒めて貰おうとリュート様に自己主張している。
 そんなラエラエの頭に移動した真白が何事か言って騒いでいるが、他の召喚獣たちも参戦してしまった為に、何を言っているのか全く聞こえない。
 
「まあ……これくらいで動揺しているようでは……先が思いやられるな」

 クククッと楽しげに笑っていたオーディナル様は、フッと姿を消してしまう。
 いきなり消えたので驚いたが、よほど気になる事があったのだろう。
 それにすぐ戻ってくると言うのなら、オーディナル様の食事も確保しておこうと決めた。

 体験教室用の準備を再開した私の耳には沢山の会話が聞こえてくる。
 ヤトロスさん姉弟の方は、サラ様とヨウコ、そこへテオ兄様とロン兄様が加わり、今後や現状についてを更に詳しく話て相談してくれていた。
 マリアベルは問診のようなことをしてメモを取ってくれているのも有り難い。

 黎明ラスヴェート騎士団の面々は、そのフォローに回っている人もいれば、私の手伝いで走り回っている人も居る。
 どうやら役割分担が出来ているようだ。
 リュート様の指示が無くてもすぐ動けるのは、彼らの強みだろう。

「師匠、白丸石の粉末を炒め終わったぜ!」

 カカオたちが焦げ付きもしない綺麗な真っ白な白丸石の粉末を沢山用意してくれたので、から煎りはこれで良さそうだ。

「スープは店の鶏ガラスープと同じ物を用意しますね。あとは、私が一度レシピ化するために一通り作りましょうか」

 魚介ラーメンと言いつつも、やはりチャーシューに惹かれている私がいるのも事実。
 試しに作ってみるのも良いだろうと、私は豚バラ肉を用意する。
 フォークで穴をあけて柔らかくしながら塩で下味をつけ、今度はフライパンで表面を焼いていく。
 ジューという良い音と共に香ばしい香りが辺りに広がる。
 表面が綺麗に焼けたら、リュート様お手製のスープクッカーへ肉を敷き詰めた。
 魚醤、砂糖、生姜、ニンニク、お店で出している焼酎を混ぜ合わせた調味料を肉が浸るくらい作って注ぎ込む。
 最後にネギの青い部分を加えて蓋をする。
 炊飯器と同じ使い方が出来るから出来ることだが、これで暫く放置していたら美味しく出来るだろう。
 
「炊飯器は放置料理が出来るから強いですよね」
「へぇ……そんな使い方もできるのか」

 耳元で聞こえたイケメンボイスに、私は短い悲鳴を上げた。
 手で耳を押さえて振り返ると、リュート様が悪戯っぽい顔をして立っている。
 それだけではない、真白や小っちゃい子組が勢揃いだ。
 いつの間にかそこへチェリシュも加わっていたので完璧な布陣である。

『ねーねー! お肉よね、今のお肉だよねっ!?』
『旨そうだったなぁ』

 ファスとガルムが大騒ぎしているけれども、チルがそれを抑え込んでいるという……この遠征で召喚獣達も随分と打ち解けたようだ。
 ただ、全員がリュート様にベッタリなのは強い魔力を持つ人に惹かれる召喚獣のサガだろうか。
 
「今の、チャーシュー?」
「はい、ほったらかしなので、どこまで美味しくなるか判りませんが……。チャレンジですね」
「焼酎も入ってたみたいだけど……」
「日本酒ほど効果は期待出来ないかもしれませんが、柔らかくしてくれると思います。コク……とかは蒸留酒なので、どうしても薄くなりますが……」
「いや、そういう使い方も出来るなら、もっと仕入れておこうかな。……あ、そうだ。このカフェオレを持ってきたんだ。こっちはルナの分で……オーディナルはどこに行った?」
「少しベオルフ様の方へ……気になる事があったようです」
「ああ……さっき手伝ってくれたから礼を伝えて欲しかったんだけどなぁ」

 オーディナル様のコーヒーをしまいながらリュート様は自分のコーヒーを片手に私を誘導してテーブル席へ座る。
 チェリシュ達の分はコーヒーではなく、ベリリミルクを用意しておいた。
 新鮮なベリリから作ったベリリミルクはチェリシュと真白のお気に入りだ。
 他の召喚獣達も同じ物を飲んでご満悦の様子である。
 ラエラエとモルルは、リュート様からいただいた抽出後のコーヒーの粉を美味しそうに食べていた。

 よく見ればディード様たちもリュート様のコーヒーを飲んでいた。
 ヤトロスさんとムユルさんも――というところで一瞬驚いてしまったが、このコーヒーはカフェインレスであったことを思い出す。

「コーヒーと全く同じ味とコクがあってカフェインレスなのは嬉しい効果ですよね」
「妊婦にコーヒーはマズイって感覚だけど、カフェインが無いから問題無いかと思って作ったんだ。カフェインの効果は無くても、眠気覚ましや集中力を高める効果があるのは有り難いな」
「そうですね。リラックス効果も感じられますから、これはコーヒーという飲み物そのものに付与効果があると考えた方が良いのかも?」
「さすがは聖泉の女神から賜った飲み物ってワケか」
「元は庭園にあった植物ですし、当然の効果かもしれません。ノエルのリンゴも同じですから」
「庭園って……そんなに凄いところなのか」
「本来はオーディナル様や創世神ルミナスラ様が休む場所ですから……」
「ルナとベオルフは、そこに居たんだよな?」
「はい。体感で数年一緒に過ごしておりました。あの場所は時間の流れが遅いので、数年経っても数週間程度でしたが……」

 そこでリュート様はうん? と首を傾げる。

「じゃあ、ルナは実年齢が……?」
「肉体ではなく精神のみ入れる場所ですので、その心配は無かったです。私の肉体はクロイツェル侯爵の屋敷にあったので」
「なるほど……てか、その状況を聞けば聞くほど特殊すぎて驚くしかねーな」

 事実、ベオルフ様の肉体も一時的にオーディナル様が保管し、命の危険が無いレベルまで治癒していたのだ。
 ――ということを思い出せる程度まで記憶の解放は進んでいた。

「お、グレンタールも飲むか?」
「飲んでも大丈夫なのでしょうか……」

 リュート様が飲んでいる物が気になるのか、鼻をヒクヒクさせて、珍しく覗き込んできているグレンタールに彼は声をかける。
 おそらく小っちゃい子組が気になってやってきたのだろう。
 その背中には、モカと……何故かブーノさんたちが乗っている。
 憮然としているブーノさんとは違い、ウーノさんは落ちないよう必死にしがみついていた。

「私も小さい子扱いなのは遺憾です」
「何を偉そうに。オーディナルや上位称号持ちがいるときは気配を消していただろうが」
「ああいう位の高い方々の相手は仕事以外では御免被ります。ラングレイ家は良いですが、他の家は面倒なのですよ」
「世間一般では俺らが一番面倒な家扱いなんだがな……」

 ブーノさんの言葉を聞きながら、リュート様は苦笑する。
 確かに、リュート様の立場や柵を考えたら、ラングレイ家を相手にするのは難しいと考える商人は多いだろう。
 その反対を公言するブーノさんは、やはり彼の理解者であると頷ける。

「銀行でデカイ金を動かしたから大変じゃねーか?」
「あれくらい用意出来ずに、何が銀行ですか。それくらい何でもありません。父にも連絡を入れておきました。営業終了後、顔を出すそうです」
「オーディナルが創った場所を気にしている感じか」
「まあ……お金の匂いがプンプンしますからね」
「お前らの嗅覚には頭が下がるよ」
「……というのは、二の次です。ルナ様の料理に興味津々の様子でした」
「食い意地が張っているのも、似た物親子だな」
「それをリュート様がいいますか」

 軽快な会話のやり取りを聞いていたらスープクッカーから良い匂いが漂い始めてきた。
 どうやらチャーシューの調理が進んでいるようである。
 ……ブーノさんたちは……共食いになりません……よね?
 少しだけ心配になっていたら、リュート様がズバリ、その件で話題を振ってしまう。

「良い匂いですね」
「豚肉料理だけど……共食いになるな」
「家畜の豚と一緒にしないでください。我々は崇高なる種族で、ルーツが違いますから」
「ルーツは精霊族だもんな」
「知っていておっしゃっているからタチが悪い」

 とは言いつつ、二人とも笑顔だ。
 どうやら、豚肉料理を目の前にしたときの定番のやり取りのようであった。
 
「お? 時空神夫妻だけでなく、悪先とオルソ先生も一緒か」

 近づいてくる一団を目ざとく見つけたリュート様が声を上げると、途端に逃げ出そうとするブーノさんに笑いがこみ上げる。
 しかし、それを許すリュート様ではない。
 ガッシリとブーノさんの肩を掴んで座らせ、一同を出迎えた。

「よい匂いがしますねぇ」
「いつも料理をしているようだが……休める時に休むのだぞ」

 朗らかな口調で話すアクセン先生と、私を気遣ってくれるオルソ先生には感謝しかない。
 今回、とても助けてくださった先生方だ。
 このお二人がいなければ、もっと過酷な状況になっていただろうことは明白である。
 学園の教師陣でもツートップだと断言できるほど優秀な方々だ。

「四人揃ってくるってことは、何かあったか?」
「いや……何と言うか……学園内が凄い騒ぎになっていてな……」

 オルソ先生が歯切れ悪くそう呟き、アクセン先生も苦笑を浮かべて頷いている。
 今回の遠征訓練の騒動は、リュート様が原因だという話が出始めたらしい。
 どうやら、大地母神マーテル様の神殿関係者がデマを広げているようである。

「しかも、エイリークが一枚噛んでいるようですからねぇ……全く、余計な事ばかりしてくれますねぇ」

 アクセン先生の声のトーンが下がっていく。
 召喚獣以外のことに関しては寛容で朗らかなアクセン先生が、ここまで殺気を漂わせるのは珍しい。
 それだけ、今の学園内は騒然としているのだろう。
 本当に……ろくな事をしない教師もいたものです。

「アイツにしては珍しいな……直接じゃなくて間接的にやってくるなんて……」

 そんな中でも冷静なのは、一番の被害者であるリュート様だ。

「そうなんですか?」
「まあ、担当している学生に愚痴っているから、それに同調する連中は少なからずいるが……基本的に本人が動くんだよ。嫌味とかも直接言ってくることが多い。何か変だな」
「むしろ、そういう対象を冷静に見ている貴方が怖いですよ」

 ブーノさんが呆れたように言っているが、全くもってその通りである。
 いや……リュート様は自分が被害者であることに鈍感だから、この対応も頷けるのかもしれない――と、私は考え直した。
 これがラングレイ一家や、チェリシュ、果ては真白に被害が及べば彼は冷静でいられないのかも知れない。
 その時は、私がフォローしようと心に決めた。
 
「ん? ルナ……カフェオレ……不味かったか?」
「え?」
「なんか……珍しく眉間に皺が……」
「あ、いえ、違います。リュート様はご自身へ向けられる悪意に鈍感だなぁって……」
「そうか?」

 あっけらかんと答える彼に、全員が呆れ顔だ。
 召喚獣達も困り顔である。

「リュートのことを虐める人間は、真白ちゃんが消し炭にしてくるから待っててー!」
「馬鹿ヤメロ! お前は神獣の王っていう自覚を持て!」
「イーヤーダー! 消し炭にするうぅぅぅっ!」

 真白のとんでもない発言にリュート様が手を焼いていると、どこからともなく小さくて白い物体が飛んでくる。
 ポヨンポヨンと体を弾ませてやって来たソレは、真白に抱きつくと大人しくなった。

「……何か……ほわんほわんってするー。落ち着くー」
「雪! あ、すみません! お邪魔します!」

 慌てて駆けてきたのはヤトロスさんだ。
 どうやら、生まれたばかりの相棒のアルコ・イリスを追いかけてきたようである。

「雪って名前にしたのか?」
「はい、核が白いので連想する言葉を名前にしたのですが……安直だったでしょうか」
「いいや、名前はインスピレーションが大事だ。特に従魔は反対していないし、気に入ったんじゃ無いか?」

 リュート様の言葉を肯定するように、雪は体をぴょこんと動かした。
 生まれたばかりの雪の世話を焼いているのか、六花りっかも慌ててやってくる。
 可愛らしい仕草で何やら会話をしているようだが、その間に挟まれた真白は満足そうに目を細めた。

「なになにー? 真白ちゃんがヒートアップしてたから落ち着けるために来てくれたのー? 確かに……落ち着くー」

 先程までの怒りはどこへやら、今は落ち着いているというか……半分とろけた感じだ。
 真白が落ち着いたと感じた雪は、スーッと離れて、今度はヤトロスさんのところへ飛びついた。
 それから、彼の体にベッタリと貼り付く。
 まるで甘えているようだ。

「かなり甘えん坊だな」
「まあ……それも可愛いから良いのですが……」
「コイツら、みんな個性的だよな……特に、モンドの紅な」
「あの子、本当に彼から離れませんよね」
「保護者になった気分なのかもな」

 アハハハと笑うリュート様に釣られて、全員が笑い出す。
 確かに、それはあり得るかも知れないと感じたからである。
 ただし……彼の失言に対しては寛容というか……半分以上、止める気がないようで、失言の後に口を塞ぐという行為を繰り返す。
 モンドさんの失言は紅の楽しみなのかも知れないと考えたら、それも個性かと笑えてしまう。

「ルナ、父上はどこへ?」

 辺りをキョロキョロと見渡していたアーゼンラーナ様が私に問いかける。
 どうやら、愛しい父の姿が見えなくなって寂しくなってしまったようだ。

「少しベオルフ様のところへ行かれました。すぐに戻るとのことです」
「そ、そうか。マーテルのことでお怒りになった……わけではないのじゃな。……良かった」
「オーディナル様は、今回の件で大地母神マーテル様に怒りを向けられることは無いと思います。ただ……ケジメは必要だとお考えのようで……」
「ソレは仕方が無いヨ。十神っていう立場上、背負う責任があるからネ」
「……そうじゃな」

 しょぼん……と、明らかにテンションが下がってしまったアーゼンラーナ様は可哀想だが、コレばかりはどうにもならない。
 それだけの被害が周囲に出てしまったのだ。

「ほら、コレでも飲んで元気出せ」

 アーゼンラーナ様たちの分も確保しておいたのだろう。
 リュート様がカフェオレを出して、飲むように勧める。

「うむ……ありがとう。リュート」

 彼なりの気遣いを、アーゼンラーナ様も無下には出来なかったようだ。
 カフェオレを飲んで落ち着いたのか、アーゼンラーナ様の顔にも笑みがこぼれた。
 
「……マーねーね……大丈夫か心配なの」

 心配するチェリシュを抱っこしながら、大地母神マーテル様の神殿がある方角へ顔を向ける。
 遠目に見える大地母神マーテル様の神殿からは、何か異様なモノを感じてしまう。
 だが、最悪な事態にはなっていないという確信があった。
 勘――といえばそれまでだが、『今はまだ大丈夫、何とかなる』と私の中の何かが訴えかける。
 その感覚が間違っていたことは無い。

「大丈夫ですよ。オーディナル様も焦っていないでしょう?」
「はっ! 確かにそうなの……じーじ、余裕そうなの!」
「だから、大丈夫ですよ」

 私の言葉に安心したのか、チェリシュを筆頭にした小っちゃい子組が安堵の表情を浮かべる。
 この子達を安心させるためにも、私たちがシッカリしなければ! と再び気合いを入れた。

「コーヒータイムが終わったら、本格的に作っていきますよ! チェリシュたちもお手伝い、お願いしますね」
「あいっ! お任せくださいなの!」
「真白ちゃんもやるー!」
 
 快く引き受けてくれたチェリシュと真白の頭を撫でながら、私たちに寄り添ってくれるリュート様を見上げる。
 彼も焦っていない。だから大丈夫だと妙な確信を抱きつつ、私たちはラーメンのトッピング話に花を咲かせるのであった。

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