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第十三章 グレンドルグ王国

13-17 聖域化

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 何とか『ぷらんぷらんの刑』から脱した私は、皆と共にアルベニーリ騎士団長の執務室へ戻ることが出来た。
 しかし、その途中で黒狼の主ハティが飛ばしたであろう小さな羽虫に出くわしてしまったのは問題だ。
 私が声を出す前に、時空神様が動く。
 どうやら黒狼の主ハティは、ここの情報を手に入れようと必死になっているようだけれども、相手が悪い。
 黒狼の主ハティが全力でぶつかっても、時空神様を打ち負かすことなど出来ない。
 無謀の一言に尽きる。
 これに反応していたのは、ベオルフ様とガイセルク様だ。
 ラハトもそれとなく探っていたようで、視線を向けるだけに止めていた。
 つまり、この三人くらいの実力が無ければ、黒狼の主ハティに情報を取られたい放題になってしまう。

 うむぅ……それは、ゆゆしき事態ですよっ!?

 唸っている私を指先で撫でて宥めるベオルフ様を見上げると、彼は呆れた表情を浮かべて口を開く。

「ガイに散々あしらわれておいて、また虫系とは……懲りないヤツだ」
「まあ、かなり小さい羽虫になったからね。見つけづらいとは思うよ」
「見つける見つけないの話ではなく、そもそも入れなければ、どうということもあるまい」

 ベオルフ様と時空神様の会話に割り込んだオーディナル様が、とても楽しそうに語る。
 どうやら、良い考えがあるようだ。

「僕の愛し子が過ごしていた家ほどではないが、この執務室を中心に、玉座までの空間を簡易的に聖域化しようと思ってな。これなら、セルフィスに万が一のことがあっても逃げ込みやすかろう?」
「そんな簡単に聖域化などできないはずですが……」
「普通であれば無理だ。しかし、今回はお前と僕の愛し子が揃っている上に、僕とゼル。ノエルに紫黒がついているのだ。不可能では無い」

 断言するオーディナル様の言葉に対し、ベオルフ様は途端に苦い顔をする。
 聖域化というが、私たちの負担はかなり大きなものとなるだろう。
 指定されたエリアを聖域化するには、私の浄化の力が特に必要だ。
 私へ大きな負担がかかる――
 それが、ベオルフ様の判断を鈍らせる。
 極力、私に負担をかけない方法を、今も頭の中で探しているのだろうか、押し黙ってしまった。

 大丈夫ですよ。必要なのですから、やりましょう。

 そういう思いを込めて、彼の手へすり寄る。
 わずかに反応してくれるが、眉間に寄っている皺は消えない。
 力を使いすぎれば、この体は消えてしまうだろう。
 もしかしたら、それを嫌がっているのだろうか。

「とりあえず、準備をする必要があるな」

 彼の真意を確かめるべく見上げていると、私の耳にオーディナル様の言葉が聞こえた。
 どうやら、本格的に始めるようだ。
 それは、更にベオルフ様の眉間の皺を深くする。
 憮然とした彼の目を真っ直ぐ見上げていると、指先で撫でられた。
 私を構っている間は平常心を保てるのか、表情が和らぐ。

 まるで……私と離れたく無いと言って、駄々をこねているみたいにも見える――

 そう考えると、自然と浮かぶ笑いに私は体を震わせた。
 冗談では無く『愛されているなぁ』と感じたからだ。
 手のひらにすり寄り、この喜びを全身で伝えたい。
 もし、私たちが兄妹として生まれ、小さな頃から共にいたら……とんでもないブラコンになっていたのではないだろうか。
 それはそれで大変かもしれないが、幸せだっただろうと容易に想像がつく。

 私がベオルフ様と戯れている間にも、オーディナル様たちの準備は進む。
 エリアを確定して、私がベオルフ様にいただいた守り石よりも純度が高い宝珠を、各所に配置するようだ。
 しかし、それを設置するにも条件があり、どこでも良いというワケでは無いらしい。
 あの、オーディナル様と時空神様が、かなり頭を悩ませている。
 優秀な二神の頭脳を持ってしても、難しいとなれば……複雑に入り組んだ回路を、自分たちで一から構築しているような感覚なのだろうか。

 そういうのは、リュート様が得意そう……!
 真白のお邪魔というオプションはつくけれども、リュート様だったら良い案を出してくれただろうに……と、少しだけ残念に思ってしまった。

 それでも二神は、何とか宝珠の配置を決めたようだ。
 私たちにも判るように、図面を表示して見せてくれるが、宝珠の配置場所は六箇所。
 どこも、配置が不自然では無く、ヘタな行動を取りにくい場所である。

「すぐに設置してこよう。俺が行ってくる」

 フットワークも軽く、ラハトさんが立ち上がった。
 それに続いたのは、ガイセルク様だ。

「おそらく、貴族以外の立ち入りを制限される場所があります。私も同行しましょう」
「それは助かります」
「いえ! どうやら兄がお世話になっているようですから、これくらいさせてください!」
「あ、あの……敬語はマズイです。俺……平民なんで……」
「ああ、そういうのは気にしないでください。私は尊敬できる人にしか敬語を使いませんから!」

 今……とんでもない言葉を聞いたような気がする。
 仮にも王太子殿下の従者がソレで良いのだろうか。
 確実に、王太子殿下の不利になることもあるはずなのに……。
 私と同じ考えを持ったのだろうベオルフ様と同時に、王太子殿下の方を見る。
 彼はいたって冷静に微笑んでいた。
 どうやら、ヘタに辞めさせるよりも、有効活用するスタンスのようだ。
 王太子殿下はガイセルク様の嗅覚を使い、不必要な腹の探り合いを減らそうという魂胆なのだと気づいてしまった。

 言葉巧みに相手の腹の内を探るより、ガイセルク様が持つ野生の勘や鋭い嗅覚を活かした方が、正確で早い。
 それに対するフォローも万全と言ったところか……
 いや、【黎明の守護騎士】であるベオルフ様の弟で、英雄と名高い騎士団長の次男にして王太子殿下の従者である立場を得たガイセルク様の敵になろうという貴族が、果たしているのか……
 考えるだけで馬鹿馬鹿しくなってしまう。
 もし、それで牙をむく相手がいたとしたら、それは間違いなく黒狼の主ハティの関係者だ。
 王太子殿下がそこまで考えて行動しているのであれば、私から言う事は何も無い。

 とりあえず、部屋を出て行く二人の姿を見送る。
 予想されるのは、黒狼の主ハティの妨害だが……

「……黒狼の主ハティの妨害は、大丈夫でしょうか」

 ベオルフ様の口から、そんな言葉が飛び出した。
 同じタイミングで同じ事を考えているのは、何とも嬉しいものである。
 彼の手の中でぬくぬくしている私は、ベオルフ様とオーディナル様の会話へ耳を傾けた。
 
「ラハトは、お前に次いでハティの力に対抗できる者だ。後れを取ることもあるまい。ガイセルクも野生の勘といえばいいのか? 何かが隠れていたり、様子を窺ったりしていても、すぐに気づくだろうし、恐ろしいほどの身体能力もあるからな。問題無かろう」
「それなら良いのですが……」
「ヘタな相手であれば止めていたが、お前を除けば一番の適任者たちが動いたと思っている。心配するな。あの宝珠を持っているのだから問題は無い」
 
 宝珠そのものに、黒狼の主ハティを弾き飛ばせるだけの力があるのなら、ヘタに手出しは出来ないだろう。
 簡単に撤去できるような代物でも無い上に、人の目には、その宝珠を視認出来るとも思えない。
 何かトラブルが起きた時に見えなくて困る事もあるだろうが、基本的に見えない人が対処出来ることなど無いのだから、問題は無いはずだ。

「あとは、お前が住む屋敷だな。そちらも同じ宝珠を用意しておいた。屋敷の四隅に設置すると良いだろう」
「ありがとうございます」

 確かに、アルベニーリ騎士団長の屋敷も、こういう結界が必要になるだろう。
 ベオルフ様の粘着ストーカーをしていそうな黒狼の主ハティを追い払うには、絶対に必要だ。
 ……そう考えると、ベオルフ様って……男の人にばかり追いかけられているような……?
 本人に言ったら思いきり嫌な顔をされそうなので、喉元まで出かかっていた言葉を必死に飲み込む。
 
 危ない危ない……不用意な発言は、自分の首を……いえ、今は体を締め付ける可能性がありますものね。
 先程は『ぷらんぷらんの刑』でしたが、今回は『むぎゅぅの刑』に処されてしまいます!
 
「本当なら、この城全体……いや、王都全体を覆いたいが……これほどの純度を持つ守り石を創るのには時間がかかる。数を揃えられなかった……すまんな」
「主神オーディナルのおかげで、無防備な状態から安全エリアを築くことが出来るのですから、感謝してもし足りないくらいです」
「そ……そうか? それなら良いのだが……」

 素直なベオルフ様の感謝の言葉に、オーディナル様は嬉しそうな様子を見せる。

 ベオルフ様に感謝されると嬉しいですものね。
 オーディナル様、その気持ち、良く判りますよ!
 
 全力で、オーディナル様に心の中で語りかけていると、どうやら宝珠の配置が終わったらしい。
 かなり良い手際である。
 オーディナル様が持つ宝珠は淡く輝きだし、準備万端と言ったところだ。
 最後の設置場所は、アルベニーリ騎士団長の執務室にある机の上。
 そこへ宝珠を置いたオーディナル様は、ベオルフ様へ手を差し出した。
 私はベオルフ様の手から抜け出し、彼の肩へよじ登る。
 ベオルフ様、オーディナル様、時空神様で手を繋ぎ、輪になるような位置取りをした。
 それぞれの肩に、神獣達も飛び乗る。
 オーディナル様の肩には紫黒が、時空神様の肩へはノエルが、スタンバイ済みだ。
 
「それでは、始めよう」

 オーディナル様の言葉を合図に、聞き慣れない言葉が紡ぎ出される。
 これは、世界を管理する者だけが知る言語だと頭の中で理解した。
 それと同時に、とてつもない力の負荷がかかってくる。
 外側から押しつぶされそうになるのに、内側から力を奪われていくというダブルパンチだ。
 正直に言うと、かなりキツイ。
 この聖域を完成させたら消えてしまう覚悟を決めたとき、背後から清涼な風が吹いた。

 緑の香りの濃い、柔らかく優しい風――

 その風が吹いた後は、先程まで感じていた重圧は嘘のように消えていた。
 とてもスムーズに力を互いの間で回すことが出来るようになり、消費する力も抑えられている。
 机に置かれている宝珠は、最初、淡い黄金色であった。
 しかし、今は七色の輝きを宿し、まるで真珠のような光沢を持つ宝珠へと変化している。
 これなら、申し分ない。

『もう大丈夫。貴方たちには苦労をさせてしまったから……少しくらいは……ね?』

 私とベオルフ様の頭を優しく撫で、悪戯っぽい笑い声を残し、声の主は消えてしまう。

「あれ? ユグドラシル? もしかして……ベオルフ様、何か言いました?」
「……たいしたことは言っていない」
「もー! ユグドラシルは繊細なんですから、あまり酷いことは言わないであげてください」
「当然のことを言ったまでだ」
「お前達だから許されていることだが……その辺りはちゃんと理解しておいてくれ。他の者がやったら、とんでもないことになるのだぞ?」

 前々から感じていたのだが、ユグドラシルはベオルフ様に甘くないですか?
 極甘ですよねっ!?
 いや、彼女が元々出来る事から考えたら、微々たる事をしているつもりなのだろう。
 しかし、その規模が違い過ぎるのだと、そろそろ気づいて欲しい。

 まあ……ベオルフ様が大変なときに助けてくれるのは、正直に言うとありがたいところもあるので強くは言えないのだが……。

 そんな中、ラハトさんとガイセルク様が執務室へ帰還する。
 そして、二人は部屋の中の人たちへ駆け寄った。
 よくよく見てみると、全員がへたり込んでいる。

 あ……しまった。
 そうですよね!
 私たちだけではなく、オーディナル様と時空神様とユグドラシルの神力も追加されたから……そうなりますよね。
 
「強い神力にさらされたのか……そりゃそうだよな。フェリクスは治せない聖域だとしても、それを半永久的に維持するようにしたんだし……」
「あはは……さすがに、こたえましたね」
「マテオさんも、それで済んでるのがすげーよな。それに……姫さんも」
「あら、私は仮にも神官の血を継ぐ者だし、神器を持つ者よ?」
「確かに!」
 
 その言葉の通り、一番復活が早かったのはアーヤリシュカ第一王女殿下であった。
 さすがに、日頃から神器に触れているだけあって耐性がある。
 ベオルフ様の仲間はオーディナル様と接触が多いからか、それとも、何かしらの素質があるのか、復活が早い。
 リュート様がいうには、神気に慣れるか慣れないかは、肉体的なモノでは無いという事であった。
 では、魂の器であるマナの問題かと問われると、そちらのほうが近いという。
 神気は肉体よりも魂に多大なる影響を及ぼす。
 その人が持つ魂の質……とでも言えば良いのだろうか。
 力・純度・大きさなど、言葉で表現するのは難しい、その人の魂で耐性が決まる。
 その後に、神気を纏うモノと触れ合うことで多少の耐性は得られるが、魂が要因であるのだから耐性には個人差が出てしまう。
 つまり……これだけ快復が早いという事は、とてつもない力を秘めた魂を持つ人たちが、ベオルフ様の仲間としてつどっているということだ。

 これぞまさしく、『類は友を呼ぶ』ですよね!

 今後も、こうしてベオルフ様の側には、力強い魂を持った人たちが集まるのだろう。
 それだけでも、ホッと一安心できるというものだ。
 聖域化が完成したアルベニーリ騎士団長の執務室を見渡し、これからも沢山の人の避難所になったら良いな……と考えながら、私はねぎらいの意味を込めてベオルフ様の首筋にすり寄った。

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