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第七章 外から見た彼女と彼

チェリシュの頑張ります宣言なのっ!(チェリシュ視点)

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 ルーとベオにーにが仲良くジャレあっているのを眺めているだけで、ほっこりした気持ちになるの。
 ベオにーにたちに宝物も見せることができたし、チェリシュは大満足でニコニコなの!
 ノエルが興味津々で、わんこパンを見ていたけど、今度ベオにーにに作ってもらおうって言っていたから、やっぱりルーのにーにはすごいんだって実感したの。
 リューも作ることができるのかな。
 手先が器用だから、違うパンもできあがるかもなの!
 そしたら、宝物が一つ増えちゃうの。
 とーっても幸せなのっ!

 みんなが褒めてくれたルー特製のわんこパンは、チェリシュの宝物だから持っておきたいのって言ったら、ゼルにーにが時間経過で劣化しないようにしておこうねって、いろいろ術を施してくれたの。
 これで、ずーっと眺めていられるの!
 パパやママやねーねたちにも、これで見せてあげられるのっ!
 嬉しくて笑顔でいると、じーじが嬉しそうに笑って頬ずりしてくれるのが幸せなの。
 なかなか会えないけど、チェリシュたちのいる世界を作ったじーじは偉大で、大ママよりも畏れる神々が多いの。
 じーじがこっちの世界に来ると、それだけで神族全員がピリッとしちゃう感じなの。
 それなのに、そのじーじにお説教をするベオにーにと、ジッと見つめるだけでオロオロさせちゃうルーは最強かもしれないの!
 じーじが二人を大切にしているのは、この短時間でも十分わかったの。
 そして、二人がこの先、普通の人とは違う人生を歩みそうなことも……

「じーじ……どうして、チェリシュには覚えておいて欲しい……なの?」

 今まで、ゼルにーにがじーじのお願いで動いていたのは、極力この事実を知られないためだと思うの。
 ルーとベオにーにの魂の核が鳳凰であるということは、あまり知られない方が良いはずなの。
 なのに、どうしてチェリシュにはお話しちゃうの?

「見ての通り、僕は……ベオルフと僕の愛し子だけで精一杯なのだ。あの二人に害を及ぼす者を遠ざけることはできる。しかし、世界を隔てた……アイツは見てやれない」

 寂しそうに目を伏せたじーじの声は、チェリシュとノエルにしか聞こえていないようで、ルーとベオにーには、楽しそうにおしゃべりをしている最中みたいなの。

「もしかして……リュー……なの?」
「そうだ。アイツは僕が介入することを、あまり良く思わないだろう。しかし、チェリシュなら……チェリシュの言葉であれば、素直に聞いてくれるに違いない。アレは昔から、幼子には弱いからな」

 何かを思い出すようにそういうじーじは、とってもリューのことを知っている様子だったの。
 守りたいけど守れない。
 そんなジレンマを抱えているようにも見えて、チェリシュは何となくわかっちゃったの。
 手を出しすぎると、リューは途端に壁を作っちゃうの。
 自分の力で頑張れるところは頑張りたい人だから……
 リューはベオにーにほど、上手に立ち回れない人でもあるの。
 変なところが不器用なの。

 もしかして……じーじと似ているから、よくわかるのかな。
 じーじも、自分でできることは全力で頑張るタイプだって、パパから聞いたの。
 もう少し頼って欲しいなって、ママも言っていたの。
 チェリシュから見たら、じーじは完璧に見えていたけど、ベオにーにとルーを相手にしているじーじは、とっても……普通だったの。

『完璧な人間なんていねーし、神々だってそうだ。誰だって、全て思い通りに行くことなんてことはねーんだよ。だから、人も神も努力するし、いろいろ考えながら行動するんだ』

 リューが言っていた言葉───
 完璧なんてどこにも存在しない。
 その言葉が何故か、今のタイミングで頭に浮かんだの。
 リューは本当にいろいろ知っているの。
 たくさんの経験が、リューを育ててきたの。
 痛い思いや辛い思いをたくさんしてきたの。
 ルーもベオにーにも、チェリシュにはわからない辛い思いをしてきたかもしれないの。

 人は死んで、そのときの辛い思いを忘れちゃうの。
 それは、人に対する慈悲だって大ママが言っていたの。
 全部覚えていてくれたら、チェリシュのことを忘れないのに……寂しいなって思うこともあるけど、今のリューを見ていると、忘れることは人が生きていく上で必要なことなんだって思えたの。
 だって……
 前世の家族を思う時のリューは、とっても……悲しそうだから───

 神族は死なずに永遠の時を生きるけど、その分、リューたちみたいにたくさんを学んでいないかもしれないの。
 時間がただ流れ、その中で学ばなければならないことが多いはずなのに、何も変わらない……
 ただ、花を眺めているだけで三日が過ぎることだってあるの。
 それを言ったら、リューにすごく呆れられたの。
 人間の三日は、とても貴重なの。
 チェリシュたちの三日は……気にするような時間ではないの。
 その違いが、学びや成長に差をつけちゃうのかな……って思うの。
 だって、ルーが来てからのチェリシュは、とっても充実しているの!
 お料理を覚えたの。
 弟子仲間ができたの。
 仲良しさんがいっぱいできたの。
 宝物も増えたの。
 何より……前の日のチェリシュより、強く賢くなった気がするの!
 それって、とってもすごいことなの!

「じーじ、あのね」
「ん?」
「リューは、チェリシュよりもたくさんを知っているの。とーっても強いの。でも……チェリシュがいたら、リューは助かるの? 見ていたら、リューは嬉しいの? チェリシュがじーじの代わりになれるの?」
「人はな……誰かが見ていてくれるだけで強くなれるものだ。アレが道を踏み外すことがないよう、チェリシュが見ていてやってくれ。独りにせぬよう、共にいてやってくれ」
「……あいっ! チェリシュは、リューと一緒にいるの! でも、春の間だけ……なの」

 チェリシュは春の女神だから、春の間しか地上にはいられないの。
 その間しか、リューのそばにはいられないの。
 それが……とても残念なの。
 ずーっと思っていたの。
 リューと一緒にいたいのに、いられないって……寂しいなって……

「チェリシュ。人も神も変わらない。制約があったとしても、成長をしないわけではない。努力をすれば、いずれ道は開ける。努力の結果が、いずれ花開くだろう」
「努力の……結果……なの?」
「心から頑張りたいと思うのなら、今、チェリシュが興味を持っていることを頑張ってみなさい」

 優しく語りかけてくるじーじの言葉は、創造神としての言葉だったの。
 チェリシュの悩みに道を示してくれたの。
 リューとルーのそばにいたい。
 そのためには、努力が必要なの。
 そして、今、チェリシュが興味を持っていることは───

 はっ!
 それは、間違いなく『お料理』なの!
 ルーと作るご飯はおいしいし、リューもニコニコ笑顔だし、みんなも笑顔になっちゃうの!
 辛いのはべぇーっ! だけど、リューは大好きだし食べたいみたいだから、いっぱい作りたいの。
 ルーもベオにーにもノエルも、きっとおいしいって食べてくれるの。
 それが楽しみで仕方がないの。

「じーじ、チェリシュが頑張ったら、じーじも食べてくれる……なの?」
「もちろんだ。孫の手料理が楽しみではない者などいないよ」
「そのときは、俺にもちょうだいね」
「あいっ!」
「えー、ずるーい! ボクもボクもーっ」

 ノエルがチェリシュにすりすりしながらおねだりをしてくるのが嬉しくて、チェリシュはぎゅーってしちゃったの。

「もちろんなのっ」
「わーい! やったーっ!」

 チェリシュとノエルがぎゅーってしながら喜んでいたら、こっちが気になったのか、ベオにーにに支えられたルーが、此方へやってきたの。
 足下が危ないの。
 だ、大丈夫……なの?

「どうした? フラつくのか?」
「どうやら、そろそろ戻る時間のようです」

 体の力が抜けていくみたいな感じがしているのは、チェリシュも一緒なの。
 多分、これが戻る合図なの。
 戻る……の?
 そう考えるだけで、ものすごく寂しくなっちゃうの。
 ベオにーにとノエルは、夢が覚めたらいないの。
 じーじも、ゼルにーにもいないの。
 それが、ものすごく寂しいの。

「オーディナル様。スキル制度の見直しをありがとうございます」
「ああ、そのことか。飲み物や過剰な制限がかかっている部分の改正はした方が良いという判断だ。まあ、スキル制度に慣れてきただろうから、多少は緩めても問題はないだろう」
「便利なように見える制度も、一長一短ですね」

 じーじにお礼を言っているルーを支えていたベオにーにの言葉は、スキル制度のない世界で生きる住人だから出てくる言葉なの。
 スキルが無いから、努力次第で自分を変化させることができる世界って、どういうものなのかな。
 チェリシュには、いまいちわからないの。
 でも、ベオにーにを見ていると、そういう世界にもちょっと興味を覚えたの。
 じーじが作ったのに、全く正反対の二つの世界は、どういう色の染まっていくのかな。
 ノエルと一緒に、今後も観察しなくちゃなの!

「僕の愛し子なら、その辺りの便利さや不便さもよくわかるだろう。何か気になることがあったら、報告してくれると嬉しい。人の世での影響を詳しく知ることができたら、より良い改正が行われるだろう」
「気になった部分があれば、ご報告させていただきますね」
「うむ。頼んだ」

 それだけ言うと、ルーは疲れちゃったみたいにベオにーにへもたれかかったの。
 手が透けているから、消えちゃうのかな……チェリシュも薄くなっていっているの。
 ノエルが泣きそうな顔をして見るけど、チェリシュにはどうにもできないの。
 寂しいの……

 ちょっぴり泣きそうになっていたら、大きな手がチェリシュの頭を優しく撫でてくれたの。

「また来るといい。待っている」

 ベオにーにの低くて優しい声が、そう言ってくれたの。
 また来ていい……
 また会える……そう考えるだけで、じわじわと心の中から何かがあふれてくるの。
 と、とーっても嬉しいの!

「あいっ! また来るの!」

 ベオにーにの優しい笑顔を見て、チェリシュは大満足なの!

「……チェリシュにだけいい笑顔ですね」

 ちょっぴりすねた声がルーの声が聞こえて、慌ててそっちを見たら、唇を尖らせてベオにーにを見上げているルーの姿が……
 時々、口を尖らせることはあったけど、こんなにハッキリとわかるような様子なのは初めて見たの!
 チェリシュは驚いていたんだけど、ルーのそんな姿に慣れているのか、ベオにーには驚く様子も見せずに淡く微笑んだの。
 それは、誰に向けるよりも優しくて、とーってもあたたかかったの。

「また、明日な」
「はい。また明日……無理はしないでくださいね」
「それは此方の台詞だ。あまり無理をするな。怪我などしないようにな」

 明日も会えるけど、別れを惜しんでいるような二人を眺めながら、チェリシュは今日ここに来てからのことを思い出してみたの。
 綺麗なねーねがユグドラシルだったことや、ノエルとの聖約。
 じーじが守っている封印や、パパやママたちのにーにでゼルにーにの前時空神のこと。
 それに、ルーとベオにーにの二人に深く関わる、神獣鳳凰のこと───
 たくさんの秘密を知ったチェリシュは、これからリューのそばで努力して、できるだけ見守り続けられるように頑張るの。
 ルーのことを見守っているベオにーにのように、チェリシュも強くなりたいな……
 完璧なんて無い。
 だからこそ、チェリシュは努力をいっぱいして、頑張って学んで、たくさんを知るの。
 いつか、ノエルと大切な人や神を守り、いつまでも笑顔でいられるように……

 じーじ、見ていてね。
 リューやルーやベオにーにだけじゃなく、ノエルとパパとママとねーねたちにも恥じないように……

 チェリシュは、いっぱーい頑張ります! なのっ!

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