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第四章 心を満たす魔法の手
お互いに報告しないといけません
しおりを挟むリュート様の背中に額をくっつけて布越しに伝わる平常値より少し高い体温を感じ、同じ男性でも私より少し低めであったベオルフ様とは、やはり違うのだなと笑みが浮かびます。
こんなことを言ったらリュート様は少しだけ困った顔をして「そうなのか」と苦笑するでしょうけど、ベオルフ様はどんな反応をするのでしょう。
前世の兄なら、間違いなく説教案件ですよね。
普段は柔らかな笑顔を浮かべる兄も、眉を吊り上げて「未婚の男女が何でそんなに近い距離にいるわけっ!?」とお説教モードになり、正座させられるかも知れません。
同じ兄のポジションに居るベオルフ様は、お説教というよりも、完全に呆れた顔をしてヤレヤレと首を振った後に、からかいに来る可能性が高いかも?
からかうか弄るか……どちらにしても、私の反応を見て楽しむ算段をしそうです。
そんなことしたら、大切なアイテムを渡しませんよっ!?
あ……そうでした!
彼に神石のクローバーの欠片を渡してくるのを忘れてしまいました!
今度会えたときに渡せば良いかしら。
でも、また黒狼と遭遇しないとも限りません。
どうしましょう……と、考え込んでいたら、チャリッと音を立てた神石のクローバーと新米時空神のルーペが1つになったペンダントトップが胸元から滑り落ちました。
シーツの上に落ちたペンダントトップを何気なく指で摘んで見てみると、時空神様にベオルフ様の箇所だと教わった葉っぱが、見事な透明に変わっていることに気づきます。
「あれ?勝手に落ちたということでしょうか……」
「ん?」
私のつぶやきに反応したリュート様が振り返り、私の手の中にあるペンダントを見て目を丸くします。
「あれ?形が変わってる?色も……落ちてる?」
「あ……えっと、話せば長くなるのですが……」
私は、黒い空間にいたときからのことを、リュート様に語りました。
随分長い話になったのですが、その間リュート様は黙って耳を傾け、時折相槌を打ってくださいます。
時空神様のお話をお伝えすると、眉をひそめる場面も見受けられましたけど、考えを整理するかのごとく、形の良い顎先から唇を片手で覆い、一点をジッと見つめておりました。
その姿がとても格好良くて、惚れ惚れしてしまいますが、時空神様のお話が複雑であったこともあり、じっくり堪能できなかったのは残念です。
両親のことを話す際には私の頭を慰めるように撫で、ベオルフ様の魔力の枯渇や黒狼との対立、グレンドルグ王国とエスターテ王国の話になると何か深く考え込んでいる様子でした。
ただ気になったのは、ある程度知っているかのように、私の話を驚くこと無く聞いていたことです。
私だったら、絶対に驚くようなことですよ?
やはり、リュート様は冷静ですよね。
「良い封印と悪い封印か……なるほどな。ルナの呪いが2種類あるってのは、イーダとその可能性について話をしていたところだったから、案の定ってところだが……記憶を封じているのがオーディナルだというなら、ヘタに手出しできねーな」
「タイミングを見て封印を少しずつ解いていくみたいです」
「そうか……俺達からは、その時がわからないかもしれない。記憶が戻って気になることがあったら、報告して欲しい」
わかりましたと頷きましたが、ある男性について思い出さなければならないという言葉だけは伏せておきました。
時空神様がややこしいことになるから言わない方が良いとアドバイスしてくださったのですけど、本当に良かったのでしょうか。
リュート様に隠している2つのこと……
思い出さなければならない男性のことと黒狼の主の目的は、結局話しておりません。
少しだけ後ろめたい気持ちになりますが、黒狼の目的について話したら、絶対にリュート様が怒りますもの。
今の彼には、とても危険な事実です。
でも……いつか、ちゃんとお話しましょうね。
内緒にしていたことを怒られてしまうでしょうけど、覚悟の上です。
「しかし、黒狼と今回の件を考えた奴が別かもしれないっていうのは、アレンの爺さんやロン兄と推測した通りだったな。あまりにも用意周到すぎて、ルナの呪いの主とは全く別の人物だと言われたほうが納得できる」
「アレン様と……ロン兄様もですか?」
何故そこでロン兄様が出てきたのでしょう。
もしかして、この件をロン兄様もご存知なのでしょうか。
「ルナが倒れてから……いや、あの黒い蔦に覆われてから、こちらもいろんなことがあったんだ」
リュート様は、その時を思い出したように苦しそうな顔をして、私がここにいるのだと実感したいというように強く抱きしめます。
そんなリュート様の体を抱きしめ返し、私達はしばらくジッと動かずにいました。
そして、深く息を吐いたリュート様は、静かな声で語りだしたのです。
私が知らない、その後のことを───
「ルナが黒い蔦に覆われ、どす黒い魔法陣が足元に展開し始め、俺とアレンの爺さんでソレを食い止めようと抵抗していたんだが、全く効果がなくて焦り始めたころ、ルナの体から俺に似た黄金の魔力が放たれた」
最初はソレが私の中にあるリュート様の魔力だと思っていたようですが、次第に光が強くなり、体を覆う蔦を断ち切ったといいます。
体は魔法陣から救い出されたのですが、精神が抜けてしまった状態であるとチェリシュがいち早く気づき、どうすればいいか迷っている間に愛の女神様が訪れ、時空神様が既に救出に向かったと知らせてくださったそうでした。
ある程度ことのあらましを断片的ではあるけれども時空神様から聞いていた愛の女神様は、リュート様たちに心配しなくていいことを告げ、私の体と精神をオーディナル様の力が繋いでいるのだと説明してくださったようです。
そのため、他の神々の力が干渉しないオーディナル様の力と相性のいい場所を選び、そこに事情を話して保護されているということでしたが……
保護って、どこに……保護されたのでしょう。
「寮の……部屋ではないのですか?」
家具の配置や色が似ているから気づきませんでしたが、確かによく見れば寮の部屋と違うようです。
そこはかとなく漂う日本の雰囲気がありませんものね。
そして寮の部屋だったら、隣で寝ているはずのチェリシュがいません。
先程の説明から聞いても、私とオーディナル様の力に干渉しないよう気遣って、近づかないようにしているのでしょう。
「まあ、オーディナルの力と相性がいい場所っていったら、奥さんだわな」
「創世神ルミナスラ様ですか?」
微笑み頷くリュート様を見つめながら、私はふと思い出します。
上位称号持ちの中でも、創世神ルミナスラ様が加護を与えた家……つまり、ここは……
「ま、まさか……こ、ここは……りゅ、リュート様の……ご実家……?」
「御名答。よくわかったな。チェリシュはルナとここ最近ずっと一緒にいたから大丈夫みたいだったけど、念の為に目が覚めるまでは離れてるって別室で寝てる」
「そうなのですか?1人で寝ているなんて……寂しい思いをしておりませんか?」
「あ、いや、1人じゃねーから大丈夫」
何故か微妙な顔をしたリュート様が気になりましたけれども、チェリシュが寂しい思いをしていないのなら一安心ですね。
だ、だけど……ここがリュート様のご実家ということは……ど、どうしましょう!
リュート様を助けるべき召喚獣の身でありながら、いきなり多大なるご迷惑をおかけしてしまいました。
「一応事情はわかっていてもルナが目を覚まさないから、みんな心配してた。アレンの爺さんやレオたちも毎日見舞いに来てたしな」
「えっと……目を覚まさないから……毎日?」
「今日はもう日付が変わっちまったから、木曜日だな」
「……はい?」
倒れたのが月曜日、今日は……木曜日?
そんなに眠っていたのですかっ!?
え?
でも、ベオルフ様のところには一日も居なかったはずですし、あの黒い空間で彷徨っていたのか、それとも失われたものを補充したというから、それが馴染むまで時間がかかったのでしょうか。
どちらにしても、まる二日以上眠っていた計算になります。
「す、すみません……」
「いや、アーゼンラーナが旦那の断片的な伝言からある程度推察して、ルナが目を覚ます大凡の時を教えてくれていたんだ。だから、大体これくらいだろうってわかってた」
時空神様と愛の女神様には、本当にお世話になってしまいました。
今度、何かお礼ができたらいいですね。
こうなったら、時空神様にお願いされていた件を全力で頑張りましょう。
そうすれば、きっと喜んでくださる気がします。
まだ、その女神様が誰であり、抱えている物が何であるかはわかりませんが……
そして、ベオルフ様は大丈夫でしょうか。
あの日から一日経過しているとしたら、また魔力欠乏症になったりしていたりしないですよね?
だ、大丈夫。
オーディナル様がそばにいるのです、滅多なことはないと……お、思いたい……です。
理知的で冷静なのに時々無茶をする方ですから、やっぱり心配。
チェリシュも、あんな泣きそうな顔をしていたのに、二日間も距離を取って待ってくれている。
今すぐにでもこの腕に抱きしめて、ごめんなさいと謝りたいです。
本当につらい思いをさせてしまいました。
レオ様たちも心配してくださっている……今後はこういうことにならないよう、細心の注意を払わなければなりませんね。
しかし、二日間……私のそばを離れていないはずのリュート様は、学校も休んでいたことになりますし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
本当に皆様ごめんなさい。
落ち込んでいる私を察したのか、リュート様がぎゅうっと抱きしめます。
「目を覚ましてくれて良かった。ルナがいなくなったらって考えるだけでも怖かったからな……ベオルフにも感謝だ。何が足りなかったのかわからねーが、ルナに必要なものを与えてくれた。黒狼とも戦う決意をしてくれている。出来ることなら、俺も手を貸したいくらいだ」
「リュート様がそうおっしゃっていましたと伝えたら、きっと喜んでくださいます」
「実際は何もできねーんだけどな……」
「その気持が嬉しいと感じられる人です。『その気持が嬉しいな。勇気を貰った気分だ』とか言いそうですね」
できるだけ声を似せて言うと、リュート様は驚いた顔をしたあと「ぷっ」と吹き出して、低い魅惑的な声で楽しそうに笑ってくださいました。
うぅ……体に響くような、耳がぞわぞわするような魅力的な声ですね。
「ベオルフの声真似か?あまり抑揚のない話し方なんだな」
「そうですね、低くて耳に残る声なのですが、何分抑揚がなくて……まあ、イタズラをしている時は別ですけど……」
どうして私をいじる際に、あんな楽しそうな声を出すのでしょう。
困った人も居たものです。
「魔力枯渇の件だけは、少し心配だ」
「食べるものをコレで吟味してきましたので、多少はなんとかなると思いますが……」
神石のクローバーと新米時空神のルーペが一体化したペンダントトップを指で摘んで見せると、リュート様は肩を竦めて苦笑しました。
「転んでもただでは起きないのがルナだって思い知った気分だ。パワーアップして帰ってくるし……新米時空神のルーペってなんだよ、完全に神だけが扱える神器だろうが」
「時空神様がおっしゃるには、神々が使う道具も人の使う道具も大差ない……みたいですよ?」
「あの神が言いそうなことだ。だいたい、未知の物を自分の世界の物として説明するアイテムなんて、人の手では作れねーからな?作れたとしても、日本にある辞書やネットワーク検索が限界だろう。それも、検索する側がある程度ソレについて知っていないと無理なんだし……」
「そ、そう……ですよね」
やはり、神器は神器であるということですよね。
神々の「たったそれくらい」が、人には途方も無い技術である。
世界が変わっても、そういう基本的なところは変わらない気がします。
ということは……や、やっぱり、受け取ったらマズかったですか?
「時空神が渡すのを創世神ルミナスラも創造神オーディナルも止めなかったところを見ると、ルナなら大丈夫という判断なんだろうがな」
そ、そこまで信頼される理由がわかりません。
オーディナル様が愛し子認定しているから創世神ルミナスラ様は甘く、時空神様は恋の女神様の件と以前に怪我を……って、これは覚えていませんが、そういうことがあったからですもの。
私自身が信用されているということではないような気がします。
「それに、妹の件ってのも気になる……時空神の妹って言われる立場にいる女神は、長女の大地母神と三女の月の女神と末っ子の知識の女神の3神だ。誰のことを指しているんだろうな」
「そこは詳しく語れなかったようで……」
「まあ、奇妙な制約が多い神だから、まだ妹とわかっているだけマシか。次女の愛の女神はあえて抜いておこう。妹ではなく妻だと言うはずだし」
「十神って……全員兄弟姉妹なのですか?」
「創世神ルミナスラと創造神オーディナルの間に生まれた子どもたちだ。最初に時空神が生まれ、大地母神と秩序の神と愛の女神という順に誕生し、太陽と月の夫婦神が生まれた。知恵と学問と知識の女神は、そこから少し時が流れてから誕生した神々らしい」
……やっぱり、九神ですよね。
十神と言いますが、最後のお一人は創世神ルミナスラ様ですもの。
公にされておりませんが、十神全員が兄弟姉妹というのには語弊があります。
どちらかと言えば、家族という言葉のほうがしっくり来るような?
「あとは、夢を渡る能力か……そんなスキルも発現したんだな」
「どうなのでしょう、スキルとして発現しているならアレン様が何かおっしゃっていたと……」
「確かにそうだよな。スキルではない何か……か。本来、召喚獣は元の世界で使えた力を、こちらの世界のスキルという能力に置き換えて再び使えるようになるのだけど、ルナの力の源はこの世界にも関係するオーディナルだから複雑だな」
「今度オーディナル様にお会いしたときにでも確認しておきます」
「頼んだ」
他に気になったことはー……と、指折り数えながら思考を巡らせていたリュート様は、何か思い浮かんだことがあったのでしょう。
私を一度見て、じっくりと考えてから頭を数回撫でただけで終わりました。
私の両親のことを聞こうとして、やめてしまったのでしょう。
そのことに関して、私自身なんと言って良いのかまだわかりません。
散々ベオルフ様に弱音を吐いて泣いてきたのに、スッキリしない部分が確かにあるのです。
頭ではわかってるけど、心がついてこない。
そんな状態なのでしょう。
これは、いつか……私なりに折り合いをつけていかなければならない問題ですね。
「あ、そうだ。変化の指輪だっけ?ソレ……本当に大丈夫なのか?」
「時空神様がバージョンアップしてくださいましたから、カーバンクルにもなれるみたいです」
「……やっぱりカーバンクルかよ。あっちの世界には普通にいたのか」
「オーディナル様の御使いで、早々お目にかかることはありませんが、森や山で遭難した人を助けてくれたという話がいくつも残っております」
「へぇ……すげーな」
念の為に指に装着している指輪をリュート様に確認していただいたのですが、格段に魔力の総量と質が向上していて、確かに大型の獣やドラゴンにだって変化できそうだというお話でした。
しかし、もう決めております。
私が変化する姿は、『カーバンクル』と『エナガ』なのです。
用途に合わせて大きさは多少であれば変化させられますし、便利ですよね。
「リュート様、カーバンクルに変身したいのですけど、見ていてくださいますか?」
「……わかった。ただし、無理はしないことだ。約束だぞ」
「はい、お約束します。無理はしません。黒狼がなれないと踏んだカーバンクルになれるというところをお見せしたいという気持ちもありますが、自分の体を第一に考えます」
「ああ、そうしてくれると嬉しいよ」
リュート様にこれ以上心配をかけないよう、細心の注意をはらいましょう。
オーディナル様が目を覚ましたら変化しておいたほうが良いという言葉を私に残していたので、なにかあるはず。
万が一のことを考えて、リュート様にお願いして変化したほうが安全です。
前回は黒狼にしてやられましたが、今回は、リュート様とオーディナル様がシッカリと見守ってくださってますから、絶対に大丈夫。
リュート様と指を絡めて手を繋ぎ、心に浮かぶ不安を拭い去るように見つめ合います。
お互いに不安はありました。
しかし、私の契約紋がほんのりと輝き「大丈夫だよ」と教えてくれているようです。
強張っていた私達の表情に、柔らかな笑みが浮かびました。
コツリと額をくっつけて、リュート様に包まれながらイメージを固めていきます。
私と似た色の毛並み、全体的にウサギに似ているようにも見えるのに、狐のような手足を持ち、ふさふさの尻尾を持つオーディナル様の御使い。
ふんわりもふもふころころで、お鼻をひくひくさせている様が可愛いのです。
日向ぼっこが大好きで、よく花がいっぱい咲き乱れる野原で昼寝をしてましたね。
花や草に埋もれて見えなくなり、心配して探し回っていたら、あの子につまづいた私を助けようとしたベオルフ様と野原の上に転がる。
そんな私達を見て、あの子が「どうしたのぉ?大丈夫ぅ?痛いとこない?怪我治すぅ?」と、慌てて周囲をぴょんぴょん跳ねるまでがワンセットみたいなやり取りで……
あの時は、とても平和でしたね。
ふと思い出した光景は、いつのことであったのかハッキリと思い出せませんが、いつか思い出すことができる記憶であると感じました。
あの子というカーバンクルの姿がハッキリ見えるのに、ベオルフ様の姿がぼやけているのが何よりの証拠でしょう。
そうだ、あの子がいる。
あの子はベオルフ様のことが大好きだったから、きっと手を貸してくれるはず。
そんな確信を胸に、愛らしい姿を思い浮かべ、全身をあの子のような優しい魔力が満ちていくのを感じていた。
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★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
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