105 / 558
第二章 外堀はこうして埋められる
ハードルが高い生魚料理
しおりを挟む「さて、カルパッチョも食べるかな。よく冷えていて旨そうだ」
「リュート様が生が食べたいとおっしゃったので、頑張りました」
「ん。ありがとうな」
私を見て微笑んだリュート様が嬉しそうに鯛のカルパッチョをパクリと食べるやいなや、ぱあぁっと顔を輝かせます。
その表情だけで、心がほんわかあたたかいものに満たされるなんて、きっとリュート様はご存知ありません。
嬉しそうに私を見て、すごく旨いよといってくださいました。
「もう一口っと……うまっ!この鯛、身はコリコリしてて歯ごたえがいいし、甘みもあるよな。冷やしてある野菜と酸味のあるソースともよく合う。はぁ……生魚は醤油がねーとダメかなって思ってたけど、こういう手があったよな」
後半の醤油のくだりは、近くの私にしか聞こえない程度に声を抑えてありましたが、やっぱり醤油とわさびでお刺身をいただきたいですよね。
こればかりは、日本人の記憶を持つ性とも言うべきものなのでしょう。
「おいしーのっ」
カルパッチョが生魚と聞いて凍りついている3名を置いて、元々生魚を食べることに抵抗のないリュート様と、私が出す料理=美味しいという方程式が出来てしまった様子のチェリシュがパクパク食べています。
皆様、フリーズしていたら無くなってしまいますよ?
右隣にいるロン兄様の袖を、腕を伸ばしてツンツン引っ張ると、一瞬ビックリしたのか体が跳ねます。
袖を引っ張った私を見て目をパチパチさせた後、再び目の前の料理を凝視しました。
「この半透明な綺麗な身は、魚の身が生だからかい?」
「はい。新鮮なお魚は生で食べることが出来ます。ただ、鮮度が大事なので海が近くにある聖都で助かりました」
「そうなんだね……生で食べることができるなんて知らなかったよ」
「そういう文化がないと理解できないことも多いと思います。リュート様が美味しそうに食べている物は、間違いないと考えても良いのではありませんか?」
私がそういうと、全員の視線がリュート様に向きますが、彼は動じること無くカルパッチョを食べ、今にも歌いだしそうなくらい上機嫌です。
「別に無理して食わなくてもいいけど、勿体ねーと思うぞ。本当に旨いなぁ、これに……あ、白ワインが欲しいかも」
「キュステさんに頼んで来ましょうか?」
「いや、シロが多分持ってきてくれる……って、言っている間に来たか」
リュート様の言葉と同時にノックして入ってきたのは、シロとキュステさんでした。
数種類のお酒をワゴンに乗せて運んできたようですね。
「爺様のリクエスト、ちゃんと用意したで。ほら、これでええんやろ?」
「すまんな」
ピッチャーに入った琥珀色の液体を見て、アレン様は大満足だというように笑って受け取ります。
竜族ではポピュラーはお酒なのでしょうか。
色合いは、ビールより薄く、白ワインよりも濃い感じです。
「まあ、わからんでもないし別にええよ。それと、お料理に合いそうな白ワインとエールと、口当たりが良さそうなジュースも持ってきたで。柑橘系のジュースやから、奥様と春の女神様はコレがええかな?」
丁度喉が渇いていたので嬉しいですね。
チェリシュと一緒にジュースを注いでもらったグラスを受け取ると、何故かリュート様がぷっと吹き出すように笑いました。
な、なんですか?
「同じ仕草とか……どんだけリンクしてんだよ」
「え、同じでした?」
「同じなの?うれしいの!」
驚く私の膝の上で喜ぶチェリシュを見ながら、リュート様がくくっと声を出して笑い、それをお父様が我が目を疑うように、何度も瞬きをして見つめていました。
声を出して笑うリュート様が珍しいのでしょうね。
無表情で感情をあまり顕にしなくなっていたと聞きますから、心配をされていたのでしょう。
「ここに並んでるお料理、僕たちの分も置いといてくれはったから味がようわかったわ。どれも旨かったし、店の客に受けそうな感じやね」
「お酒のアテにもいいでしょう?」
そう問いかけると、キュステさんは嬉しそうに下がっている目尻を、更に下げて何度も頷きます。
「僕は特にカルパッチョが好きやわ。アレはええね。コリコリして、魚やと思えへん歯ごたえがたまらんわ」
「そうでしょう?鯛は歯ごたえが良いのですよ。夏には柑橘系の皮をおろして加えたらいいかもしれません。カルパッチョはお魚によって味も歯ざわりも変わりますから、今度は違うもので作りましょうね」
「そうなんっ!?うわぁ、それは楽しみやわぁ!白ワインや発泡ワインに合うから色んな人に勧めやすいし……あっ!あとはコレ!カフェとラテに頼まれてん。味見したって」
そういって、お酒と共に運んできた鶏の唐揚げの皿をテーブルに置きました。
どうやら、レシピを使って新しく作ったようです。
初めて作ったにしては彩りも考えたのか、唐揚げだけではなく一口大のレタスが敷かれていました。
カフェとラテは、本当に色々見て勉強しているのですね。
「エールに合ういうてたから、頼んで作ってもらってんけど、カフェとラテが奥様に味みてもらいたい言うて……どないやろ」
先に失礼して……と、唐揚げにフォークを刺し、ぱくりとかじりつけば、揚げたてなのか、かなり熱くて涙目になってしまいましたが、衣はカリッとしていますし、中もちゃんと火が通っています。
味付けは濃い感じですが、お酒のアテには良いかも知れません。
少し火を通しすぎたのか、身がパサパサしているようです。
揚げ物あるあるですよね。
私もよくやりました。
中身が生だったら……と心配して、引き上げるタイミングが遅くなってしまうやつです。
「少し念入りに火を入れすぎてるようです。最後は予熱で火を通すようにすれば、もっと美味しくなりますよ」
「最後は予熱……なるほど、完全に火を入れたらアカンのやね」
「火が通り過ぎると、お肉がパサパサしてきますから」
「へぇ……ホンマに奥様は色々考えて作ってんねんなぁ。カフェとラテが聞いてきて言うたんよくわかったわ。レシピがあっても、そういう細かいところはわからんもんねぇ」
レシピがあれば失敗なく作ることが出来ますが、微妙な味の違いが出てくるのは、レシピに記載されていない細かな部分なのでしょう。
カフェとラテの二人が同じものを作っても、味に違いが出てきますものね。
「ルナ、それも食っていい?」
「皆で食べましょう。私一人では食べきれませんし、味見はちゃんとしましたもの」
パクリと唐揚げを頬張ってリュート様は咀嚼して飲み込んだあと、少し考えているようでした。
「これ、カフェが作ったろ」
「正解……どうしてわからはったん?」
「ニンニクが強めなのはカフェの特徴だからな」
確かに、ニンニクが強めでしたね。
カフェはニンニクが好きなのでしょうか。
「生姜がきいてるのがラテ。同じ料理を作っても微妙に味が違うんだよな、アイツラ」
「アレンジですよね?」
「いや、ついつい入れ過ぎちまうんだよ」
変な癖だと笑いますが、それぞれの特徴があっていいと思います。
「でも、その微妙な変化がわかるんは、だんさんくらいやで?ホンマに味覚が鋭敏過ぎるわ。奥様くらいの腕前がなかったら、満足させられへんやん」
「んなことねーよ?カフェとラテの飯も旨い。ただ、ルナのほうが何か馴染むんだよな……何ていうか、目指している味……ていうか……まあ、なんだ。つまり、それに近いんだよ」
何かを思い出すように視線を一度だけ遠くへやったリュート様は、最後の方は言葉を濁してしまいました。
リュート様が目指している味……それに近いということに喜びを感じます。
だって、それってリュート様の理想としている味ということですものね。
ただ、理想とされている味というものが、とても気になってしまいます。
前世からずっと覚えている味ということですから、よほど美味しい料理だったのでしょう。
でも、どこかの料亭の味だったりしたら太刀打ちできませんから、今のうちに白旗をあげたいです。
さすがにプロの料理人の味には、遠く及ばないと思いますよ?
家庭料理の域ですもの……
「ふむ……コレまで長く生きてきたが、生魚を食べたのは初めてじゃ。生臭くない上に、キュステが言うように、こりゃ酒に合うわい!」
私達が唐揚げに気を取られている間に、アレン様はカルパッチョを食べて、運ばれてきた白ワインに夢中です。
コリコリした歯ざわりと淡白な白身によく絡むソースが良いと、リュート様に負けないスピードで平らげていきますが……よ、よく食べる方でしょうか。
「だから言ったろ?勿体ねーって」
「んむ。食わず嫌いは損をするな。こりゃいい。ほれ、お前も食わんか」
「は、はい」
「無理はしなくていい。他にも料理があるんだし、そこにあるアサリのワイン蒸しを食べたらいいんじゃねーかな」
生魚を食べるかどうか迷っている父に対し、リュート様はアサリのワイン蒸しを勧めました。
やっぱり、生魚はハードルが高いお料理になるのですね。
海がこんなに近いのに、勿体無いです。
でも、いずれは生魚を当たり前に食べるような日が来るでしょうか。
「貝の炒めものは珍しくないが、何やらカラフルじゃな」
「仕上げにちらしたパセリだな。目でも楽しめる料理って、こういうことを言うんだよな」
リュート様が私にかわり説明してくださいました。
お料理は、目でも耳でも鼻でも楽しめますものね。
ジュースを両手に抱えて飲んでいたチェリシュは、アサリのワイン蒸しに視線をやってから私を見上げ「赤いのからいの?」と問いかけます。
「あの赤いのを食べたら辛いですけど、アサリだけなら大丈夫です」
「チェリシュも食べるのっ!」
どうやら辛いのは苦手のようで、赤い唐辛子を見て警戒していたのでしょう。
リュート様が小皿に取ってチェリシュに渡してくださいました。
お父様も、これならば大丈夫と小皿に取っています。
そのお父様に、アレン様が先程頼んでおいたらしいお酒を注ぎ渡しました。
あれ?それはアレン様が飲むわけではないのですか?
「ほれ、あまり酒に強くないお前でも飲めるような物を頼んでおいた」
「しかし……」
「たまには良かろう。むしろ、これも仕事じゃと思って飲め飲め」
仕事中ですから……と断ろうとしていたお父様に対し、これも仕事のうちだと先手を取ったアレン様は、さすがというべきでしょうか。
お酒の強くないというお父様に飲ませて大丈夫なのか心配になってリュート様を見上げると、彼も同じだったようで「無理して飲むなよ?」と声をかけます。
飲酒そのものを止めないのですね……
「そこまで弱くもないから大丈夫だとは思う。アレンの爺さんから比べたら、誰もが弱いって言われちまうしな」
「でも、言うほど強くもないよね」
「弱くはないが、強くもない……ってところなんだよな」
リュート様とロン兄様が心配そうに見ておりますが、仕事のうちだと言われたお父様は、一杯だけ付き合うことにしたようです。
お父様の本日の任務は、アレン様の機嫌を損ねないように護衛だということですから、色々と大変そうですね。
アレン様は上機嫌で、お父様のグラスとは比べ物にならない大きなジョッキを手に取って乾杯すると、見事な飲みっぷりを披露してくださいました。
反対にお父様は、ちびりちびりと少量ずつ口に運び、酔わないように気をつけているようですね。
「水も用意しておくか。シロ」
「大丈夫です、持ってきてるです」
大きなピッチャーに入った水をテーブルに置き、コップを添えてお父様のそばに置きます。
これで大丈夫でしょうか。
「からいのーっ」
「あ、赤いのは食べるなって言ったのに……」
私達がお父様を心配している間に、チェリシュはチェリシュで唐辛子チャレンジをしてしまったようで、舌を出していました。
小さな舌の上に、輪切りの赤い唐辛子が乗っかっていて、呆れたようにリュート様がそれを指で摘んで取り除きます。
「チェリシュ、ジュースを飲みましょうね。甘いですよー」
「甘いのほしいのっ」
ジュースのグラスを両手で受け取って、くぴくぴ飲んでいるチェリシュに癒やされますが、見ていないところで何をしでかすのやら……
やっぱり目が離せません。
色々興味を持ってチャレンジしてしまう、好奇心が旺盛な子ですからね。
「ほら、ルナ。あーん」
「え、えっと……」
「人の世話ばっかりで、まーた食ってねーだろ。ほら、食え」
リュート様に差し出されたお料理を食べてから、これで良いのでしょうかと視線で問いかけてみる。
すると、何とも魅惑的な笑みを浮かべて「手のかかるやつ……」と言われてしまいました。
なんだかドキドキしてしまいます。
そんなに、めまいを感じてしまうほど色気をたっぷりに含ませていう必要はなかったですよね?
でも、こうやって世話を焼かれることが新鮮で、嬉しくて……少し困っているというのに、ドキドキして……心臓も心も忙しいです。
「ルー……」
「え、赤くなってませんよっ!?」
「ベリリ?なってないの。ジュースおかわりなの」
あ、別件でした。
私が思わず叫ぶようにいった言葉に反応して、リュート様が肩を震わせて笑いだし、キュステさんが「過剰反応しすぎやって」とツッコミを入れてくれますが、言われるほうは大変なんですよっ!?
「奥様は、リュート様に世話を焼かれて嬉しそうです」
「あ、それはあるわ。滲むような幸せオーラっていうん?」
「リュートが世話をやく姿なんて、女性相手ではお目にかかれなかったから新鮮だね」
シロとキュステさんとロン兄様の言葉を聞きながら、チェリシュのグラスにジュースを注ぎ、チラリと横に視線を向けると、私を見つめるリュート様と視線がぶつかり、思わず頬が赤くなります。
な、なんでそんなに優しくも格好良い表情で見てるんですかっ!?
「あ!ベリリになったの!」
「あぁっ!せっかく回避できたと思ったのに!」
ジュースのグラスを受け取ったチェリシュのマイブーム回避には至らず、奇妙な敗北感を覚えながら、ジトリとリュート様をにらみつけるように見るのですが、赤い顔では威力は半減どころの話ではないでしょう。
それどころか、「可愛い」なんて囁かれてしまい、更に赤くなった私を見たチェリシュが嬉しそうに「ベリリなの!」といって大はしゃぎしはじめました。
今回はチェリシュのマイブーム回避ならず……です。
310
お気に入りに追加
12,200
あなたにおすすめの小説
【R18】清掃員加藤望、社長の弱みを握りに来ました!
Bu-cha
恋愛
ずっと好きだった初恋の相手、社長の弱みを握る為に頑張ります!!にゃんっ♥
財閥の分家の家に代々遣える“秘書”という立場の“家”に生まれた加藤望。
”秘書“としての適正がない”ダメ秘書“の望が12月25日の朝、愛している人から連れてこられた場所は初恋の男の人の家だった。
財閥の本家の長男からの指示、”星野青(じょう)の弱みを握ってくる“という仕事。
財閥が青さんの会社を吸収する為に私を任命した・・・!!
青さんの弱みを握る為、“ダメ秘書”は今日から頑張ります!!
関連物語
『お嬢様は“いけないコト”がしたい』
『“純”の純愛ではない“愛”の鍵』連載中
『雪の上に犬と猿。たまに男と女。』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高11位
『好き好き大好きの嘘』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高36位
『約束したでしょ?忘れちゃった?』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高30位
※表紙イラスト Bu-cha作
美醜逆転の異世界で騎士様たちに愛される
彩
恋愛
いつの間にか異世界に転移してしまった沙紀は森で彷徨っていたところを三人の騎士に助けられ、その騎士団と生活を共にすることとなる。
後半からR18シーンあります。予告はなしです。
公開中の話の誤字脱字修正、多少の改変行っております。ご了承ください。
【R18】溺愛される公爵令嬢は鈍すぎて王子の腹黒に気づかない
かぐや
恋愛
公爵令嬢シャルロットは、まだデビューしていないにも関わらず社交界で噂になる程美しいと評判の娘であった。それは子供の頃からで、本人にはその自覚は全く無いうえ、純真過ぎて幾度も簡単に拐われかけていた。幼少期からの婚約者である幼なじみのマリウス王子を始め、周りの者が
シャルロットを護る為いろいろと奮闘する。そんなお話になる予定です。溺愛系えろラブコメです。
女性が少なく子を増やす為、性に寛容で一妻多夫など婚姻の形は多様。女性大事の世界で、体も中身もかなり早熟の為13歳でも16.7歳くらいの感じで、主人公以外の女子がイケイケです。全くもってえっちでけしからん世界です。
設定ゆるいです。
出来るだけ深く考えず気軽〜に読んで頂けたら助かります。コメディなんです。
ちょいR18には※を付けます。
本番R18には☆つけます。
※直接的な表現や、ちょこっとお下品な時もあります。あとガッツリ近親相姦や、複数プレイがあります。この世界では家族でも親以外は結婚も何でもありなのです。ツッコミ禁止でお願いします。
苦手な方はお戻りください。
基本、溺愛えろコメディなので主人公が辛い事はしません。
この結婚、初日で全てを諦めました。
cyaru
恋愛
初めて大口の仕事を請け負ってきた兄は数字を読み間違え大金を用意しなければならなくなったペック伯爵家。
無い袖は触れず困っていた所にレント侯爵家から融資の申し入れがあった。
この国では家を継ぐのに性別は関係ないが、婚姻歴があるかないかがモノを言う。
色んな家に声を掛けてお試し婚約の時点でお断りをされ、惨敗続きのレント侯爵家。
融資をする代わりに後継者のラジェットと結婚して欲しいと言って来た。
「無理だなと思ったら3年で離縁してくれていいから」とレント侯爵夫妻は言う。
3年であるのは離縁できる最短が3年。しかも最短で終わっても融資の金に利息は要らないと言って来た。
急場を凌がねばならないペック伯爵家。イリスは18万着の納品で得られる資金で融資の金は返せるし、、3年我慢すればいいとその申し出を受けた。
しかし、結婚の初日からイリスには驚愕の大波が押し寄せてきた。
先ず結婚式と言っても教会で誓約書に署名するだけの短時間で終わる式にラジェットは「観劇に行くから」と来なかった。
次期当主でもあるラジェットの妻になったはずのイリスの部屋。部屋は誰かに使用された形跡があり、真っ青になった侯爵夫人に「コッチを使って」と案内されたのが最高のもてなしをする客にあてがう客間。
近しい親族を招いたお披露目を兼ねた夕食会には従者が「帰宅が遅れている」と申し訳なさそうに報告してきて、戻ってきても結局顔も見せない。
そして一番の驚きは初夜、夫婦の寝室に行くと先客がいた事だった?!
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★8月10日投稿開始、完結は8月12日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
自分の気持ちを素直に伝えたかったのに相手の心の声を聞いてしまう事になった話
よしゆき
BL
素直になれない受けが自分の気持ちを素直に伝えようとして「心を曝け出す薬」を飲んだら攻めの心の声が聞こえるようになった話。
【R18】ひとりで異世界は寂しかったのでペット(男)を飼い始めました
桜 ちひろ
恋愛
最近流行りの異世界転生。まさか自分がそうなるなんて…
小説やアニメで見ていた転生後はある小説の世界に飛び込んで主人公を凌駕するほどのチート級の力があったり、特殊能力が!と思っていたが、小説やアニメでもみたことがない世界。そして仮に覚えていないだけでそういう世界だったとしても「モブ中のモブ」で間違いないだろう。
この世界ではさほど珍しくない「治癒魔法」が使えるだけで、特別な魔法や魔力はなかった。
そして小さな治療院で働く普通の女性だ。
ただ普通ではなかったのは「性欲」
前世もなかなか強すぎる性欲のせいで苦労したのに転生してまで同じことに悩まされることになるとは…
その強すぎる性欲のせいでこちらの世界でも25歳という年齢にもかかわらず独身。彼氏なし。
こちらの世界では16歳〜20歳で結婚するのが普通なので婚活はかなり難航している。
もう諦めてペットに癒されながら独身でいることを決意した私はペットショップで小動物を飼うはずが、自分より大きな動物…「人間のオス」を飼うことになってしまった。
特に躾はせずに番犬代わりになればいいと思っていたが、この「人間のオス」が私の全てを満たしてくれる最高のペットだったのだ。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。