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第二章 外堀はこうして埋められる

ここから始まる優しい春

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 リュート様の歌も終わり、ロン兄様がこちらに歩いてきて「手を出して」というので、なんだろうと言われるがままに手を出してみると、ソッと手のひらを開かれて何かを握り込まされてしまった。
 小さく硬質なもの……なんでしょう。

「エコークリスタルっていってね、音を記録するクリスタルなんだ。対象指定するとその音しか録らないタイプの物だから、ルナちゃんにあげるね。美味しいお弁当のお礼だよ。いつでも好きな時にリュートの歌を聴くと良い」

 手を開いて見てみると、小さなピンク色の水晶……可愛らしいコレがエコークリスタル?
 じゃあ、先程のリュート様の歌がこの中に入っていて、いつでもどこでも聞けるというわけですかっ!?
 わ、わわっ!

「ロン兄様、ありがとうございます!」
「うん、じゃあ、また夜にね」

 目を細めて嬉しそうに微笑んだロン兄様は、満足したように私の頭を撫でたあと、今度は黒騎士様たちの方に歩いていってしまいました。

「そろそろ店に戻りますかにゃ、詳しい話は夜お店で……ですにゃ?」
「多分そうなると思います」
「わかりましたにゃ。とりあえず、今あるライチの果皮の器、沢山準備しなくっちゃですにゃ!では、また夜にですにゃ!」

 いつの間に作ったのか、山積みにされているライチの果皮をカバンにしまったナナトは、元気よく店のある方へと走っていってしまいます。
 あっというまに後ろ姿が見えなくなってしまいました。
 やっぱり、猫と同じく素早いですね。

「解散だな。では、何かあったら連絡を入れるように」
「は、はい!」
「気をつけて帰るのだぞ」

 大きな手で優しく数回撫でたテオ兄様は、目元を緩め口元にかすかな笑みを浮かべてくださいました。
 ジッと見ていれば、あまり動かない表情もわかるようになるかもしれませんね。
 テオ兄様が合流したことにより、黒騎士様たちがビシッ!と姿勢を正します。
 ロン兄様とテオ兄様が何やら話をしていて、黒騎士様たちはそれを真剣に聞いていますが、もうそろそろ撤収するようで、どこかそわそわしている方々も見受けられました。

 そういえば、テオ兄様……借り物の大盾をどうしたのでしょう、見当たりませんが……?
 手ぶらで帰ったら、大騒ぎにならないでしょうか。
 大地母神様の大盾はどこに置いてあるのでしょう。

「どうした、ルナ」

 ショーンさんと話が終わったのか、リュート様がこちらへやってきて、キョロキョロしている私に声をかけます。

「いえ……大盾はどうしたのかな……と」
「ああ、テオ兄の首元に銀色のペンダントがあるだろう?大体、神器って物はコンパクトになっている物が多い。アレに一定量の魔力を込め【カオスワード】をキーに発動するんだ」
「カオス……ワード?」

 なんだかとっても魔法っぽい言葉な気がします。
 さすがは神々の与え給うた神器、神秘的ですね。
 それを操るリュート様たちを思い描くだけで格好良いです!

「簡単に言えば、魔力が指紋認証で、カオスワードがパスワードみたいなものだな」
「指紋認証に……パスワード……一気に神秘的なイメージが無くなってしまいました」

 さすがはパソコン関係の仕事をしていただけあります……例えがそっちですか。
 わかりやすくていいのですが、でも、でもですね、神秘的な響きがなくなるのはどうなのでしょう。

「さて、ここでの用事は済んだし、買い物に行くか」
「そうですね、色々あってすっかり長居してしまいました」
「妾の娘が手間をかけたな。チェリシュ、我らも王城へ戻るとするか」
「……もどる……の?」
「そなたは季節の神殿に世話になるのだから、顔を出さねばなるまい?」
「んぅー……うぅーっ」

 チェリシュがグレンタールの上で唸り始めてしまいました。
 そうですよね、チェリシュにも春の女神様のお役目がありますから……離れなければならないのは寂しいですが、ここは我慢しなくてはなりません。

「や……やーの……リューとルーのそばに……いたいのっ」
「ほう。神殿よりも、二人のそばにいたいというのじゃな?」
「あそこは、さびしいの……みんな……つめたいの……リューとルーはあったかいの……さびしくないないの」
「ならば、二人に確認をとることじゃな」

 どうする?と、愛の女神様が私達に視線を向けます。
 どうすると言われても……離れたくない。
 ですが、私もリュート様にお世話になっている身……ワガママは言えません。
 しかし、こんなチェリシュを1人にするなんてこともできなくて、ぎゅっと拳を握って決意を固め、口を開こうとした瞬間、リュート様から「ルナ」と名を呼ばれました。

「俺のワガママなんだけどさ。春の間だけ一緒に、チェリシュの面倒みてくれねーかな」
「リュート様……」
「以前は、騎士科で俺だけだった。男手1人でチェリシュの面倒を見る自信なんて無かったし、もっと悲しい思いをさせるんじゃないかって考えると言い出せなかった。何度も寂しそうな背中を見送ることしか出来なくて……すげー悔しかったんだ」

 一旦言葉を切ったリュート様は、かすれるような小さな声で「独りの辛さは、誰よりも知ってるのにな……」と呟く。
 独りで寂しかったチェリシュと、それを見送るしかなかったリュート様。
 二人共辛かったんだ……と、鼻の奥がツンッとしました。
 離れたくない。
 だけど、ジュストの件などで煩わされることが多く、そんな中で親の真似事が出来るとは思えなかったリュート様と、彼の現状を知っているからこそ素直に甘えることも出来なかったチェリシュの心が、手に取るようにわかって痛みを覚える。

「少しの間だけど、俺とルナの二人なら、チェリシュに寂しい思いをさせることもねーんだろうなって思えた」

 少し声のトーンが明るくなり、軽くなったのを感じた。
 そうですね……3人一緒にいて、とても楽しかったですね。
 ひだまりにいるような、ぬくもりをずっと感じておりましたもの。

「だからさ……」

 リュート様の真剣な声に耳を傾ける。
 その言葉が、私の望むものを運んできてくれると信じて……

「頼まれてくんねーかな。きっと、面倒事を頼むことになる。俺だけじゃ、行き届かない事が多いだろう。でも……ルナと一緒なら大丈夫だって思えるから、一緒に……頼む」

 真剣な眼差しで見つめてくるリュート様に、返す答えなんて既に決まっていた。
 私の望む言葉をくださったリュート様に感謝しつつ、柔らかな微笑みを浮かべる。

「リュート様がおっしゃらなければ、私がお願いしておりました」
「ルナ……ありがとう」
「こちらこそ。ありがとうございます、リュート様」

 引き寄せられてぎゅっと抱きしめられる。
 二人の寂しさを伴う春を、今日から変えましょう。
 これから、嬉しくて楽しくてあたたかな思い出に塗り替えていきましょうね。

「だってよ、チェリシュ」
「いい……の?」

 本当に良いのかと恐る恐るたずねてくるチェリシュに、私達は笑顔で頷きます。
 その次の瞬間、泣きそうな顔をしたチェリシュがグレンタールの背中から私達に飛び込んできて、リュート様がそれを難なく受け止めました。

「俺1人だったら埋められないものも、ルナと一緒ならできる。チェリシュ。もう大丈夫だぞ」
「ん……チェリシュも……リューとルーがいっしょなら、だいじょうぶなの。もう……さびしくないないっ」

 離れなくても良いとわかって、我慢していたものが一気に吹き出したのか、ぐすっと鼻を鳴らしてぎゅうっと力いっぱいリュート様にしがみついているチェリシュを見て、私も胸が苦しくなってしまいます。
 ずっと……寂しくて辛かったんですよね。
 それを我慢して、春の間地上にいようと努力した。
 私達が生きている間、その手助けが出来たら良いですね。
 きっと、神々の寿命から見たら瞬きの間の出来事なのかも知れません。

 それでも優しい記憶は、チェリシュの中に残るから───

「ほら、泣くな。今から海岸の市場に買い物に行くぞ。俺たちが居てグレンタールも一緒だ。春はもう寂しくねーだろ?」
「あいっ!」

 ぐしぐし泣いているチェリシュの顔をハンカチで拭っているリュート様と、心配そうに鼻先を寄せるグレンタールを眺めながら、私は自らも泣きそうになっているのを必死に堪えるので精一杯です。
 ここで私が泣き出したら、チェリシュがもっと泣いてしまいますものね。
 我慢、我慢です!

「ルナティエラ」

 不意に呼ばれてそちらの方を見ると、手招きしながらも慈愛に満ちた微笑みを浮かべる愛の女神様がいらっしゃいました。
 駆け寄ってみると、愛の女神様は真剣な表情で私をジッと見つめます。

「チェリシュと……リュートを頼む」

 二人を?

「愛とは時に辛いものじゃな。そして、苦しいものじゃ。妾もああして……父にしがみつければと思う時がある」

 脳裏に浮かぶオーディナル様は、なんでもないような素振りを見せながらも、どこか寂しげであったように思う。
 オーディナル様も、今のリュート様のように望んでいるのでしょうか。
 寂しさを抱える子どもを、その腕に抱きしめることを……

「リュートは、妾の父に似ておる。会ったそなたならばわかるじゃろう」
「……はい」

 確かに似ている。
 外見がではなく……全体的な雰囲気が───

「それ故に、我らにとってとても親しみやすく頼りたくなる存在でもある。これからも無理難題を押し付けられることが多いじゃろう。しかも、相手はほぼ神々……一筋縄ではゆかぬことも出てこよう。そうなった時、手綱をシッカリ握って操作せねば、アレは己を軽視し自らを壊しかねん」

 えっと……召喚獣の私が主を操作するのですか?
 それって、何だか立場が逆転しておりませんでしょうか。
 普通、リュート様が私の手綱を握るのでは?

「ちゃんと尻に敷いて教育していかねば、仕事バカで帰ってこぬという状況にもなりかねんじゃろうな。あまりにも酷い時は、泣き落としても構わぬ。無理矢理でも休ませるのじゃぞ」
「は……はあ……」

 女神様から「泣き落とせ」と言われる状況とはどういうものなのでしょう。
 リュート様?
 オーディナル様?
 あなた方……何やってるんですかっ!?

 でも、さっき仕事をどこからともなく見つけて増やしている姿を見たところですから、愛の女神様の心配が杞憂だなんて言えません。
 思い当たることが山程ありましたから……
 ここは、気を引き締めていかなければ!
 私だけではなくチェリシュもいるのですから、泣かせるわけにはいきませんもの。
 母親である私がシッカリ───あれ?私って母親でしたっけ?

「ルー!お買い物いくのっ!」
「あ、はいっ!」
「チェリシュの学園に対する手続きは、妾がしておいてやろう」
「助かる!アーゼンラーナ、サンキュ!」

 良い良いとリュート様に手を振って微笑んで見せた愛の女神様は、彼らのもとへ移動する私の背に言葉を投げかける。

「ルナ……ちゃんと覚えておくのじゃぞ」

 囁くような小さな声で告げられた言葉にうなずき返した私は、リュート様とチェリシュとグレンタールに微笑みかける。
 私の大切な人たちを守りたい。
 ひだまりのようにあたたかなこの場所を、誰にも壊されないように頑張ろうと心に誓った。



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