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13 護衛依頼
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【ヴェブレン効果】
商品が高ければ高いほど価値が高いと思い込んでしまう
ラスバラスの街より少し西の山あいに入った所にあるここカザリムの村は、領主の貴族による重税に苦しんでいた。
村民のほとんどはろくに食べれず手脚も痩せこけている。
しかも最近この村に盗賊がやって来た。
盗賊は残り少ない食料や金品を奪った。
それでも足りないらしく6日後に金が用意できなければ村の女、子供を連れて行くという。
村の男達は武力で対抗しようというがどう見ても勝てる訳がない。こちらはろくな食事すらも取れていないのだ。
村の大工をしているガラムハは途方にくれていた。
金が用意できなければ、自分の12歳になったばかりの娘も連れて行かれてしまう。
当然金はない。村の連中もないことは分かっている。戦う力もない。どうすることもできない。
唯一の希望は村長が隣街で探してきてくれる用心棒だけだ。
しかし銀貨5枚では引き受けてくれる人なんていないだろう。
逃げようかとも思った。しかし自分達だけ逃げれば残った村人がどうなるかは分かっている。
ガラムハは絶望にうちひしがれた。
幸也は依頼の待ち合わせ場所に向かう。
そこにいたのは少し小太りの人の良さそうな商人の男だった。
「おはようございます。ギルドの依頼できた幸也です」
「おはよう。私はサルムだ。ユキヤ君、今日はよろしく」
「よろしくお願いします」
「ユキヤ君はずいぶん若いんだね?」
「はい。でも仕事はきちんとやりますので」
「若いのに言葉使いもしっかりしてて気に入った。最近の冒険者は口が悪くてね~」
(分かる。冒険者は荒々しい人が多い)
馬車にはたくさんの荷物が積んであった。重そうだ。なにか馬が可哀想になる。
アイテムボックスに収納してあげよかと思ったが、信頼関係のない状態ではトラブルになりそうだったのでやめておく。幸也は空いてるスペースに座った。
馬車はすぐに出発する。馬車は振動がすごい。舗装されてない道を走るので仕方ないがお尻が痛くなる。
馬車は順調に進んで行く。途中からサムルさんと商売談議で盛り上がった。
「最近は売り上げが落ちてきて厳しくてね~。とりあえず種類はそろえてあるんだが」
「んー。そうですね・・ゴルディロックス効果とか・・」
「ごるで・・?」
「・・いや、なんでもありません。色々な種類があるのなら僕だったら手頃な値段の物が欲しくなるかと」
「手頃な値段?」
「高い物よりも安い物よりも中間くらいの値段の物を」
「うん、うん。それで?」
「中間の値段の物に1番利益がでるようにすれば良いかなと」
「ほうほう~面白い。やってみよう」
街まではウルフランスという魔物に襲われそうになっただけだった。ウルフランスは集団になると危険らしい。
幸也はめんどくさかったので雷魔法の【大雷嵐】をぶっ放した。
ウルフランスは、ほとんど倒され残りは逃げていった。
いきなりぶっ放したのでサルムさんはビックリしたみたいだ。
目的地まで着くと帰りの護衛も依頼したいと言う。気に入られてしまったらしい。
バザーに出店し3日滞在するので、その間の宿賃も出してくれるらしい。報酬も今日の1・5倍出すと言われた。
(急に待遇よくないか?)
と思ったが悪い人ではないので怪しまず了承した。
とりあえず3日間も暇になってしまった。
サルムさんに手伝うか聞いてみると、さすがに幸也に高給を払ってしまうと稼ぎがなくなるからダメだと断わられた。
低賃金でかまわないと言ったが、面白い経営のアイディアを出してくれる人に低賃金では働かせられないらしい。
変なところが真面目だ。
幸也はやることがなくなったので町をぶらつく。なかなか新鮮な気分だ。
道の真ん中で冒険者らしい男とお爺さんが言い争いをしている。
「お願いしますだ。盗賊の退治を」
「無理だ。そんな報酬では」
「そこをなんとか?」
「他の者に頼んでくれ」
「本当にお願いしますだ」
「しつこい!」
お爺さんは弾き飛ばされ尻もちをつく。
幸也と目が合ったが他の冒険者に頼みに行く。
けれどもまた同じように弾き飛ばされた。幸也はたまらず、
「大丈夫ですか?」
「あぁ~ボウヤ、大丈夫さ」
「盗賊とか言ってませんでした?」
「あぁ~最近うちの村が襲われてね。困ってるんだ」
お爺さんは幸也が腰にさしている刀に目をやると
「ボウヤは、冒険者なのかい?」
「はい。一応」
「新人さんの?」
「この間ランク【C】になりました」
「ランク【C】?!?!ボウヤにお願いがある。うちの村に用心棒として来てくれないか?」
「いや・・今は護衛の依頼として来ているので・・」
「そこをなんとか、お願いできないだろうか?村の娘達が・・」
「娘達?」
どうやらお金が用意できないと、娘達を連れて行くらしい。幸也にも妹がいたので少し同情してしまった。
「依頼主の人に聞いて良ければ・・」
「来てくれるのかい?!」
「ええ、まぁ・・」
「ありがとう」
とりあえずサムルさんに事情を話してみると護衛をしてもらいたいが『幸也君が行きたいのなら、行っておいで』と言ってくれた。帰りの護衛は他の人に頼むらしい。
許可が出たのでお爺さんとカザリムの村を目指す。
歩いて半日くらいらしい。
カザリムの村は質素だった。いや、ただのボロだ。
家も平屋で所々に穴が開いている。この村の厳しさがうかがえる。
盗賊は明日の昼ぐらいに来るらしい。丸々1日ある。
他の村人はあんな少年で大丈夫なのか?と揉めていた。
お爺さんが幸也がランク【C】と伝えるとしぶしぶ納得してくれた。
やることもないので、村の近くの森林に行ってみる。なにかジトジトしてる。樹々が鬱蒼と生えそろい、枝の間引きをしていないらしい。
村人に間引きしないのか聞いてみると『そんなことよりも食べ物が優先』と言われてしまった。
確かにその通り。食べ物がなかったら後回しになるだろう。
幸也は暇つぶしに【ステップ】で足場を作り枝を間引いていく。やってみるとなかなか楽しい。まぁ素人作業だが。
けっこう間引いたので、地面に日がさす。
切った枝はアイテムボックスの収納を利用して隅のほうに捨てた。
綺麗になった森に子供達がやって来る。
「キレイ~」
と感動していた。良く見ると近くに小川がある。
魚がいるのでは?と思い、行ってみると・・・。
明らかに水量が少ない。子供達に聞いてみると今まで水量がある時は魚がいたのだが、最近水量も減り魚がいなくなってしまったらしい。
幸也は心当たりがあったので川に沿って上流まで歩いて行く。
子供達も付いて来ようとしたが『魔物が出たら危ない』と言っておいてきた。
上流付近まで行くとやはりあった。腐った枝や葉で出来た天然のダム。
幸也がダムを壊すと水が一気に流れ出す。魚もたくさんいるようだ。
元の場所まで戻る子供達が
「お兄ちゃん水がー!」
と言って寄って来る。
幸也は川幅いっぱいに網状の【トラップ】を仕掛ける。魚が【トラップ】にかかるまで、子供達に渇いた木を集めさせ焚き火をおこす。
魚をさばいて枝に刺し焼き魚にする。
幸也はタライをアイテムボックスから取り出し、焼けるまでの間子供達に魚をたくさん捕まえるよう命じた。
焼き魚に目が眩んだ子供達は凄い勢いで魚を捕まえる。
あっという間にタライがいっぱいになった。
魚が焼けたので子供達に渡すとすぐに食べてしまった。それを予想していた幸也は2匹目を焼いてある。
久しぶりにお腹いっぱい食べた子供達は満足そうだ。
幸也は捕まえるた魚をさばき、アイテムボックスにしまう。1匹食べてみたが調味料なしでもなかなか美味しい。
夕暮が近づいたので子供達と村まで帰る。
村に帰って魚があることを伝えると村人の目つきが変わった。
「串に刺し終わったよー」
「じゃ火にー」
「こっち焼けたぞー」
恐るべし連携力。
なぜこの連携がいつもできない・・。
商品が高ければ高いほど価値が高いと思い込んでしまう
ラスバラスの街より少し西の山あいに入った所にあるここカザリムの村は、領主の貴族による重税に苦しんでいた。
村民のほとんどはろくに食べれず手脚も痩せこけている。
しかも最近この村に盗賊がやって来た。
盗賊は残り少ない食料や金品を奪った。
それでも足りないらしく6日後に金が用意できなければ村の女、子供を連れて行くという。
村の男達は武力で対抗しようというがどう見ても勝てる訳がない。こちらはろくな食事すらも取れていないのだ。
村の大工をしているガラムハは途方にくれていた。
金が用意できなければ、自分の12歳になったばかりの娘も連れて行かれてしまう。
当然金はない。村の連中もないことは分かっている。戦う力もない。どうすることもできない。
唯一の希望は村長が隣街で探してきてくれる用心棒だけだ。
しかし銀貨5枚では引き受けてくれる人なんていないだろう。
逃げようかとも思った。しかし自分達だけ逃げれば残った村人がどうなるかは分かっている。
ガラムハは絶望にうちひしがれた。
幸也は依頼の待ち合わせ場所に向かう。
そこにいたのは少し小太りの人の良さそうな商人の男だった。
「おはようございます。ギルドの依頼できた幸也です」
「おはよう。私はサルムだ。ユキヤ君、今日はよろしく」
「よろしくお願いします」
「ユキヤ君はずいぶん若いんだね?」
「はい。でも仕事はきちんとやりますので」
「若いのに言葉使いもしっかりしてて気に入った。最近の冒険者は口が悪くてね~」
(分かる。冒険者は荒々しい人が多い)
馬車にはたくさんの荷物が積んであった。重そうだ。なにか馬が可哀想になる。
アイテムボックスに収納してあげよかと思ったが、信頼関係のない状態ではトラブルになりそうだったのでやめておく。幸也は空いてるスペースに座った。
馬車はすぐに出発する。馬車は振動がすごい。舗装されてない道を走るので仕方ないがお尻が痛くなる。
馬車は順調に進んで行く。途中からサムルさんと商売談議で盛り上がった。
「最近は売り上げが落ちてきて厳しくてね~。とりあえず種類はそろえてあるんだが」
「んー。そうですね・・ゴルディロックス効果とか・・」
「ごるで・・?」
「・・いや、なんでもありません。色々な種類があるのなら僕だったら手頃な値段の物が欲しくなるかと」
「手頃な値段?」
「高い物よりも安い物よりも中間くらいの値段の物を」
「うん、うん。それで?」
「中間の値段の物に1番利益がでるようにすれば良いかなと」
「ほうほう~面白い。やってみよう」
街まではウルフランスという魔物に襲われそうになっただけだった。ウルフランスは集団になると危険らしい。
幸也はめんどくさかったので雷魔法の【大雷嵐】をぶっ放した。
ウルフランスは、ほとんど倒され残りは逃げていった。
いきなりぶっ放したのでサルムさんはビックリしたみたいだ。
目的地まで着くと帰りの護衛も依頼したいと言う。気に入られてしまったらしい。
バザーに出店し3日滞在するので、その間の宿賃も出してくれるらしい。報酬も今日の1・5倍出すと言われた。
(急に待遇よくないか?)
と思ったが悪い人ではないので怪しまず了承した。
とりあえず3日間も暇になってしまった。
サルムさんに手伝うか聞いてみると、さすがに幸也に高給を払ってしまうと稼ぎがなくなるからダメだと断わられた。
低賃金でかまわないと言ったが、面白い経営のアイディアを出してくれる人に低賃金では働かせられないらしい。
変なところが真面目だ。
幸也はやることがなくなったので町をぶらつく。なかなか新鮮な気分だ。
道の真ん中で冒険者らしい男とお爺さんが言い争いをしている。
「お願いしますだ。盗賊の退治を」
「無理だ。そんな報酬では」
「そこをなんとか?」
「他の者に頼んでくれ」
「本当にお願いしますだ」
「しつこい!」
お爺さんは弾き飛ばされ尻もちをつく。
幸也と目が合ったが他の冒険者に頼みに行く。
けれどもまた同じように弾き飛ばされた。幸也はたまらず、
「大丈夫ですか?」
「あぁ~ボウヤ、大丈夫さ」
「盗賊とか言ってませんでした?」
「あぁ~最近うちの村が襲われてね。困ってるんだ」
お爺さんは幸也が腰にさしている刀に目をやると
「ボウヤは、冒険者なのかい?」
「はい。一応」
「新人さんの?」
「この間ランク【C】になりました」
「ランク【C】?!?!ボウヤにお願いがある。うちの村に用心棒として来てくれないか?」
「いや・・今は護衛の依頼として来ているので・・」
「そこをなんとか、お願いできないだろうか?村の娘達が・・」
「娘達?」
どうやらお金が用意できないと、娘達を連れて行くらしい。幸也にも妹がいたので少し同情してしまった。
「依頼主の人に聞いて良ければ・・」
「来てくれるのかい?!」
「ええ、まぁ・・」
「ありがとう」
とりあえずサムルさんに事情を話してみると護衛をしてもらいたいが『幸也君が行きたいのなら、行っておいで』と言ってくれた。帰りの護衛は他の人に頼むらしい。
許可が出たのでお爺さんとカザリムの村を目指す。
歩いて半日くらいらしい。
カザリムの村は質素だった。いや、ただのボロだ。
家も平屋で所々に穴が開いている。この村の厳しさがうかがえる。
盗賊は明日の昼ぐらいに来るらしい。丸々1日ある。
他の村人はあんな少年で大丈夫なのか?と揉めていた。
お爺さんが幸也がランク【C】と伝えるとしぶしぶ納得してくれた。
やることもないので、村の近くの森林に行ってみる。なにかジトジトしてる。樹々が鬱蒼と生えそろい、枝の間引きをしていないらしい。
村人に間引きしないのか聞いてみると『そんなことよりも食べ物が優先』と言われてしまった。
確かにその通り。食べ物がなかったら後回しになるだろう。
幸也は暇つぶしに【ステップ】で足場を作り枝を間引いていく。やってみるとなかなか楽しい。まぁ素人作業だが。
けっこう間引いたので、地面に日がさす。
切った枝はアイテムボックスの収納を利用して隅のほうに捨てた。
綺麗になった森に子供達がやって来る。
「キレイ~」
と感動していた。良く見ると近くに小川がある。
魚がいるのでは?と思い、行ってみると・・・。
明らかに水量が少ない。子供達に聞いてみると今まで水量がある時は魚がいたのだが、最近水量も減り魚がいなくなってしまったらしい。
幸也は心当たりがあったので川に沿って上流まで歩いて行く。
子供達も付いて来ようとしたが『魔物が出たら危ない』と言っておいてきた。
上流付近まで行くとやはりあった。腐った枝や葉で出来た天然のダム。
幸也がダムを壊すと水が一気に流れ出す。魚もたくさんいるようだ。
元の場所まで戻る子供達が
「お兄ちゃん水がー!」
と言って寄って来る。
幸也は川幅いっぱいに網状の【トラップ】を仕掛ける。魚が【トラップ】にかかるまで、子供達に渇いた木を集めさせ焚き火をおこす。
魚をさばいて枝に刺し焼き魚にする。
幸也はタライをアイテムボックスから取り出し、焼けるまでの間子供達に魚をたくさん捕まえるよう命じた。
焼き魚に目が眩んだ子供達は凄い勢いで魚を捕まえる。
あっという間にタライがいっぱいになった。
魚が焼けたので子供達に渡すとすぐに食べてしまった。それを予想していた幸也は2匹目を焼いてある。
久しぶりにお腹いっぱい食べた子供達は満足そうだ。
幸也は捕まえるた魚をさばき、アイテムボックスにしまう。1匹食べてみたが調味料なしでもなかなか美味しい。
夕暮が近づいたので子供達と村まで帰る。
村に帰って魚があることを伝えると村人の目つきが変わった。
「串に刺し終わったよー」
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