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12 メガオーク討伐3
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幸也の元にみんなが駆け寄る。
(みんなボロボロじゃないか・・)
スクラドが幸也の手を引っ張って立たせる。ジェラルが握手を求める。ラーラが幸也に抱きつく。
キリルと目があった。キリルに口パクで『ありがとう』と言う。完勝とは言えないが全員が生き残これた。
動ける者がオークの討伐部位を集める。
幸也はこっそりメガオークの髪の毛を手に入れた。
全員の残っているポーションを集めて怪我のヒドイ人から優先に使う。それでも全然たりない。
それだけ今回の討伐はキツかった。キリルの勘が当たったのだ。
帰りの馬車の中でラーラさんが幸也にくっついて寝てる。すでに他のパーティメンバーからあいつら付き合ってるんじゃないか?と噂されている。
(勘弁して欲しい。食事の保存係だぞ!)
馬車は来た道を順調に走らせる。
何の問題もなく街まで戻って来た。ギルドでみんなに歓迎される。
ラーラさんがくっついたままなので、ミレイユさんと美人受付嬢が薄目状態でにらんでいる。
それはそうだ。まずお礼を言わなければならない。
ラーラさんを振りほどき
「お二方ともありがとうございました。女神のお守りが効きました」
「ユキヤさん、討伐に行ったんですか?ナンパに行ったんですか?」
「ナンパって・・・」
「ワールドスクエアのラーラさんだよ、ユキヤ君」
「な、何もないですが・・」
「なら何であんなにベタベタしてるんですか?」
「何ででしょう・・」
「「不潔!」」
(どうしよう?思い切り勘違いされた・・)
ラーラさんがやって来て腕を掴んで引っ張って行く。受付嬢2人が小さな声で
『死ね!』
と言うのが聞こえてしまった・・。
明日からどうしよう・・。
その夜はささやかな祝勝会だった。
みんなお酒が入り別人のようになっている。幸也はブドウジュースにした。相変わらずラーラさんのベタベタが酷い。
(この人は一体どうなってしまったのだ?)
ラーラさんから逃げるようにトイレへ行く。そこでキリルに会った。キリルはいきなり、
「わたしユキヤのパーティに入ろうかな?ご飯が美味しいし」
「俺はパーティ組んでないけど?」
「作ったらいいじゃん!」
「んー。めんどくさいな」
「作れよ、バカ!バカ!バカ!」
バカを連呼しながら戻っていった。あいつは何がしたいのだろう?
お酒が入るととても高ランク冒険者には見えない。
でも楽しかった。
ジェラルさんが自分のパーティに入らないか誘ってきた。ラーラさんも大賛成。
でも丁重にお断りした。自分のペースを崩したくなかったからだ。
そして祝勝会は夜更けまで続いた。
朝起きるとギルドに行くか悩む。昨日はなぜか受付嬢の2人が機嫌が悪かったからだ。
報酬ももらわないといけないし仕事もしないといけないので、渋々ギルドに向かう。
受付はミレイユさんだった。機嫌悪そうだ。
「おはようございます。ミレイユさん」
「・・おはようございございます。昨日の報酬があります。こちらです」
(あっちゃー。機嫌悪すぎる・・)
「えーとですね、お守りのお礼にお食事をご馳走したいと思いまして・・・」
「そうやっていろいろな女性を口説いてるわけですか?」
「いえ、純粋にお礼です」
「そういうのって恋人と行くものでは?」
「ですよね・・。ミレイユさんは彼氏いますしね」
「えっ!?いませんけど?」
「???この間、彼氏と食事してるところを見かけましたけど?」
「この間?あー・・あれ弟ですが?」
「弟さんですか!?どうりでイケメンで」
「まぁ弟はモテます」
「ミレイユさんも・・モテると思いますが・・」
「私はモテません!」
(なぜ言い切るほどの自信が?)
「ミレイユさんは可愛いしモテますよ」
ミレイユが少し頬を赤らめ
「私は可愛いくありません!」
「めちゃくちゃ可愛いですが?」
「そんなことありません!」
(機嫌が直ったっぽっい。うまくいった!)
「そうだ俺、依頼探してきますね」
「今日はたくさんありますよ」
依頼のボードに向かうと確かにたくさんある。
【C】ランクに上がったので依頼の内容が変わる。
馬車の護衛系が多いな。
最近、盗賊が多いらしい。パーティで護衛の依頼がほとんどだ。1人でもOKのやつを見てみる。
【ラスバラスの街まで護衛依頼 銀貨8枚】
安いのか相場か分からない。とりあえず1人でもOKだったのでこれにしよう。
受付のミレイユさんに依頼を持って行く。
「お願いします」
「護衛ですか?気をつけてくださいね。最近、盗賊が多いらしいので」
「分かりました」
依頼は2日後なので少し時間がある。
まぁゆっくりするのもいいだろう。
ちなみに討伐後に幸也のレベルが上がっていた。
LV22になり、あのチャイムが鳴った。
【アイテムボックスがLV5になりました】
ステータス画面を確認すると
【アイテムボックスLV5:形状、色彩変化】
アイテムボックスの形状、色彩を変化できる
形状はすでに変化できるのでは?と思ったが全然別物だった。丸、三角、Uの字、好きな形にできる。
それと色彩の変化。黒、赤、白、青、好きな色に変化できた。
これにより【シールド】や【トラップ】などがアイテムボックスとバレることなく使用できる。
幸也は護衛依頼の日まで、この【形状、色彩変化】の練習をすることにした。
まず【トラップ】
顔の前に【黒いトラップ】を出せば目隠しになる。
脚を引っ掛ける場合も【U字型トラップ】にしたほうが確実だ。
【シールド】
これは丸にしたり四角にしたり好みの問題だ。赤く四角くするとロボットアニメっぽい。
厚みも加えられるが耐久度は同じみたいだ。
あと、アイテムボックスを開けて収納する状態を【オープン】閉じるのを【クローズ】と名付けた。
なぜかというと【オープン】状態だと魔法が収納のできるのだ。知らなかった。
再び【オープン】すると魔法を放出できる。
試しに雷魔法をストックしておいた。
メガオーク討伐の時に知っていれば、魔法使いの人達に魔法を収納させてもらえたのに・・。
回復魔法とか欲しすぎる!
ラーラさん・・には、頼むのはやめよう。変な見返りを請求されそうだ。
こんな感じで休みはアッという間に終わった。
さぁ初護衛依頼だ!
一方ギルドにてミレイユ
「食事はいつ奢ってくれんだよー!!」
(みんなボロボロじゃないか・・)
スクラドが幸也の手を引っ張って立たせる。ジェラルが握手を求める。ラーラが幸也に抱きつく。
キリルと目があった。キリルに口パクで『ありがとう』と言う。完勝とは言えないが全員が生き残これた。
動ける者がオークの討伐部位を集める。
幸也はこっそりメガオークの髪の毛を手に入れた。
全員の残っているポーションを集めて怪我のヒドイ人から優先に使う。それでも全然たりない。
それだけ今回の討伐はキツかった。キリルの勘が当たったのだ。
帰りの馬車の中でラーラさんが幸也にくっついて寝てる。すでに他のパーティメンバーからあいつら付き合ってるんじゃないか?と噂されている。
(勘弁して欲しい。食事の保存係だぞ!)
馬車は来た道を順調に走らせる。
何の問題もなく街まで戻って来た。ギルドでみんなに歓迎される。
ラーラさんがくっついたままなので、ミレイユさんと美人受付嬢が薄目状態でにらんでいる。
それはそうだ。まずお礼を言わなければならない。
ラーラさんを振りほどき
「お二方ともありがとうございました。女神のお守りが効きました」
「ユキヤさん、討伐に行ったんですか?ナンパに行ったんですか?」
「ナンパって・・・」
「ワールドスクエアのラーラさんだよ、ユキヤ君」
「な、何もないですが・・」
「なら何であんなにベタベタしてるんですか?」
「何ででしょう・・」
「「不潔!」」
(どうしよう?思い切り勘違いされた・・)
ラーラさんがやって来て腕を掴んで引っ張って行く。受付嬢2人が小さな声で
『死ね!』
と言うのが聞こえてしまった・・。
明日からどうしよう・・。
その夜はささやかな祝勝会だった。
みんなお酒が入り別人のようになっている。幸也はブドウジュースにした。相変わらずラーラさんのベタベタが酷い。
(この人は一体どうなってしまったのだ?)
ラーラさんから逃げるようにトイレへ行く。そこでキリルに会った。キリルはいきなり、
「わたしユキヤのパーティに入ろうかな?ご飯が美味しいし」
「俺はパーティ組んでないけど?」
「作ったらいいじゃん!」
「んー。めんどくさいな」
「作れよ、バカ!バカ!バカ!」
バカを連呼しながら戻っていった。あいつは何がしたいのだろう?
お酒が入るととても高ランク冒険者には見えない。
でも楽しかった。
ジェラルさんが自分のパーティに入らないか誘ってきた。ラーラさんも大賛成。
でも丁重にお断りした。自分のペースを崩したくなかったからだ。
そして祝勝会は夜更けまで続いた。
朝起きるとギルドに行くか悩む。昨日はなぜか受付嬢の2人が機嫌が悪かったからだ。
報酬ももらわないといけないし仕事もしないといけないので、渋々ギルドに向かう。
受付はミレイユさんだった。機嫌悪そうだ。
「おはようございます。ミレイユさん」
「・・おはようございございます。昨日の報酬があります。こちらです」
(あっちゃー。機嫌悪すぎる・・)
「えーとですね、お守りのお礼にお食事をご馳走したいと思いまして・・・」
「そうやっていろいろな女性を口説いてるわけですか?」
「いえ、純粋にお礼です」
「そういうのって恋人と行くものでは?」
「ですよね・・。ミレイユさんは彼氏いますしね」
「えっ!?いませんけど?」
「???この間、彼氏と食事してるところを見かけましたけど?」
「この間?あー・・あれ弟ですが?」
「弟さんですか!?どうりでイケメンで」
「まぁ弟はモテます」
「ミレイユさんも・・モテると思いますが・・」
「私はモテません!」
(なぜ言い切るほどの自信が?)
「ミレイユさんは可愛いしモテますよ」
ミレイユが少し頬を赤らめ
「私は可愛いくありません!」
「めちゃくちゃ可愛いですが?」
「そんなことありません!」
(機嫌が直ったっぽっい。うまくいった!)
「そうだ俺、依頼探してきますね」
「今日はたくさんありますよ」
依頼のボードに向かうと確かにたくさんある。
【C】ランクに上がったので依頼の内容が変わる。
馬車の護衛系が多いな。
最近、盗賊が多いらしい。パーティで護衛の依頼がほとんどだ。1人でもOKのやつを見てみる。
【ラスバラスの街まで護衛依頼 銀貨8枚】
安いのか相場か分からない。とりあえず1人でもOKだったのでこれにしよう。
受付のミレイユさんに依頼を持って行く。
「お願いします」
「護衛ですか?気をつけてくださいね。最近、盗賊が多いらしいので」
「分かりました」
依頼は2日後なので少し時間がある。
まぁゆっくりするのもいいだろう。
ちなみに討伐後に幸也のレベルが上がっていた。
LV22になり、あのチャイムが鳴った。
【アイテムボックスがLV5になりました】
ステータス画面を確認すると
【アイテムボックスLV5:形状、色彩変化】
アイテムボックスの形状、色彩を変化できる
形状はすでに変化できるのでは?と思ったが全然別物だった。丸、三角、Uの字、好きな形にできる。
それと色彩の変化。黒、赤、白、青、好きな色に変化できた。
これにより【シールド】や【トラップ】などがアイテムボックスとバレることなく使用できる。
幸也は護衛依頼の日まで、この【形状、色彩変化】の練習をすることにした。
まず【トラップ】
顔の前に【黒いトラップ】を出せば目隠しになる。
脚を引っ掛ける場合も【U字型トラップ】にしたほうが確実だ。
【シールド】
これは丸にしたり四角にしたり好みの問題だ。赤く四角くするとロボットアニメっぽい。
厚みも加えられるが耐久度は同じみたいだ。
あと、アイテムボックスを開けて収納する状態を【オープン】閉じるのを【クローズ】と名付けた。
なぜかというと【オープン】状態だと魔法が収納のできるのだ。知らなかった。
再び【オープン】すると魔法を放出できる。
試しに雷魔法をストックしておいた。
メガオーク討伐の時に知っていれば、魔法使いの人達に魔法を収納させてもらえたのに・・。
回復魔法とか欲しすぎる!
ラーラさん・・には、頼むのはやめよう。変な見返りを請求されそうだ。
こんな感じで休みはアッという間に終わった。
さぁ初護衛依頼だ!
一方ギルドにてミレイユ
「食事はいつ奢ってくれんだよー!!」
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