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第16章 ソランスター王国の危機

第230話 美少女3人とベッドでラブラブ前編(R18版)

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「えっ!
 いや、収集付かなくなるから、遠慮しとくよ」
 今トリンの誘いに乗ってしまえば、浴室で行きつく所まで言ってしまうのは明白だ。

「え~、遠慮しなくていいのに~」
 トリンは残念そうであったが、楽しみは後に取って置こうと言うと渋々納得した。

 次はマリンが浴槽に入る番となり、オレと交代した。
「私もカイト様と一緒に入りたかったなぁ」とマリンは残念がった。

「マリン、私じゃ不満?」

「だって、トリンとはいつでも入れるでしょ」

「まあ、確かにそうかもね」

 オレが洗い場に移動するとリオナが待ち構えており、ボディーソープとスポンジを使って、頭から足の先まで暴れん坊将軍を含め、全身隈なく洗ってくれた。

 お返しにオレもリオナの見惚れるほどキレイな体を丹念に洗ってやった。
 オレの指がリオナの股間に当たると「ひゃっ!」と言う変な声を上げた。

「それじゃ、先に上がってるね~」
 リオナはオレの手を握り一緒に浴室を出た。
 そしてマリンが用意してくれたホテル仕様の大判のバスタオルで丁寧に全身を拭いてくれた。

「リオナ、ありがとう。
 なんか喉が渇いたね、何か飲むものは無いかなぁ?」

「え~っと、確かトリンの冷蔵庫にビールが入っていた筈です」
 リオナは自分の体を拭きながら、オレのためにトリンの冷蔵庫を開けて、ビールを探してくれた。

「あったあった。
 このビール、飲んでもいいよって言ってたから、カイト様どうぞ」
 リオナは栓を抜いて、ビールの小瓶をオレに渡してくれた。
 それを一気に喉に流し込む。

「くあぁ~、風呂上がりのビールは堪らん」

 そう言うとリオナは声を上げて笑った。
「カイト様ったら、ホントにオジさんみたい」

 オレは中身がオジさんなのだから仕方ない。

「あぁ~、カイト様、1人だけビール飲んで、ずる~い」
 風呂から上がってきたトリンが文句を言い、オレからビールを奪うと、裸のままゴクゴクと美味しそうに飲んだ。
「あぁ~、湯上がりのビールは最高ね~」

 このビールは執事長のローレンが『ビール純粋令』をきっちりと守り、丹精込めて作ったアクアスターリゾート特製の地ビールを瓶詰めしたものだ。
 少量であるが、王都のバレンシアストアとカフェバレンシアで販売しているが、ファンが多くすぐに売り切れるそうだ

 因みにビール純粋令とは、西暦1516年にドイツで制定された「ビールは麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」と言う法律を指し、コーンスターチや米等の混ぜ物がないビールの事をビール純粋令を守ったビールと言う。

 一方、リオナとマリンは柑橘系の炭酸飲料を美味しそうに飲んでいた。
 アクアスターリゾートの果樹園で栽培しているバレンシアオレンジの果汁を絞った100%ジュースに炭酸水を加えたオリジナルドリンクだ。
 バレンシアオレンジは、バレンシア商会が王都で独占販売しているスイートオレンジの一種である。

 美少女3人は、美味しそうに各々の飲み物を飲み干すと、ドライヤーを使ってお互いの髪を乾かし始めた。
 このドライヤーは異世界ネット通販パラワショップで購入し、ハーレムの女性たちにプレゼントした物である。

「このドライヤーを使うようになってから、髪の艶が全然違うんですよねぇ」とマリンが言う。
  彼女たちの美しい髪の輝きや潤いは、マイナスイオンドライヤーを使っているからであるが、シャンプーやヘアコンディショナー等のお陰であることもオレは知っていた。

 現代日本からの転生者であるサクラは、異世界ネット通販パラワショップで日本の商品が購入できると知ると、シャンプーやコンディショナー、トリートメントにボディーソープなどを注文して欲しいとリクエストが有り、それから定期的に購入するようになったのだ。
 化粧品や日用品、嗜好品なども同様で、今ではそれらの注文は全てサクラに任せていた。
 
「カイト様、お待たせしました。
 準備も整ったし、そろそろ始めましょ」
 ビールを飲んで寛いでいたオレにトリンは満面の笑みを浮かべながら言った。

 美少女3人はベッドに寝そべり、オレを手招きしている。
「ラブポーションも飲んだし…
 カイト様、今夜は寝かせませんよ~」

 トリンの目はランランと輝き、溜まっていた性欲を開放させようと手ぐすねを引いていた。
 因みにラブ・ポーションとは、避妊、感度向上、処女通緩和、スタミナ回復など、男女の営みのためにあると言っても過言ではない非売品のポーションだ。

 プロポーション抜群の美少女を一晩で3人も抱けるとは、男冥利に尽きると言うものだ。
 オレは腰に巻いていた大判のバスタオルを取り去りベッドへ向かった。

「え~っと、お風呂はリオナが最初で、マリンが最後だったから、今度はマリンが最初ね」
 そう言って、トリンが順番を仕切った。

「カイト様、宜しくお願いします」
 マリンは三つ指を付いて頭を下げた。

 マリンと体を合わせるのは、これで2度めだ。
 風呂場で散々性欲を刺激されたので、オレは既に準備万端である。

 斯くして美少女3人とオレの4Pが始まった。
「最初は私がご奉仕させていただきますね」

 専属客室係バトラーであり、接客のプロであるマリンは可愛い口と舌を巧みに使ってオレの下半身に奉仕してくれた。
 見よう見まねだと言うが、初めてとは思えないほど上手だった。
 厭らしい音を立て清楚系の可愛い顔を前後させ、オレの男性自身を刺激し、極上の快楽を与えてくれる。
 時々マリンの動きを静止し、コントロールしないと危うく暴発しそうな位だ。
 折角出すのであれば、オレはマリンの中に出したいと思っていた。

 リオナとトリンは、ベッドに寝そべり、オレたち2人の愛の行為を瞬きも忘れて見ていた。
 オレのハーレムに所属する女性たちのベッドは、全てクイーンサイズであるが、流石に4人で寝るにはやや狭い。

 攻守交代し、今度はオレがマリンを攻める番だ。
 隠れ巨乳であるマリンの豊かな乳房とその先端をじっくりと攻め、全身隈なく舌を這わすと、マリンの泉からは愛液が溢れ、受け入れ準備は整った。

「マリン、入れるよ」

「はい、来て下さい」

 マリンの泉にオレの分身を充てがい、ゆっくりと腰を押し出した。
 挿入の瞬間、マリンは可愛い悦楽よろこびの声を上げた。

「え~、あの大きいのが入っちゃうんだ」
 その声はリオナであった。

 両手で口元を押さえ、目を見開いて驚いている。
 リオナは他人の性行為を間近で見るのは初めてで、オレの怒張した男性自身がマリンの中に収まるのを見て驚いたのだ。

「そうよ、リオナの中にだって入っちゃうんだから」
 トリンが偉そうに言った。

 2回目の性交渉となるマリンの中はまだ狭かったが、ラブポーションの効果もあり、ゆっくり進むと徐々に広がっていった。
 オレの腰をマリンの腰に激しく打ち付け、お互いに快楽を貪る。
 マリンは恍惚の表情を浮かべ、声を押し殺しながら小刻みに痙攣し、既に何度もイっているようだった。

 オレはマリンが、王都の宿『踊る銀ねこ亭』の名物女将の娘であることを思い出した。
 あの女将の娘がオレと男女の中になり、今ベッドの上で抱かれているとは夢にも思わないだろう。

 オレはマリンの背中をかかえて抱きあげ、繋がったまま膝のうえに乗せた。
 お互いの唇を貪り合い、激しい上下運動を繰り返す。
 その度にマリンは背中までの栗色のポニーテールを上下に揺らした。

 ぱっと見は清楚系美少女であるが、服を脱ぐと暴力的なまでな隠れ巨乳が露わとなり、しかも腰や脚は細くスレンダーなマリンは、十分過ぎるほど魅力的な女性である。
 性の快楽に目覚めたマリンは、普段の物静かでお淑やかな彼女とは別人のように激しくオレを求め腰を振っている。

 やがてお互いの絶頂ピークに到達すると、オレは濃厚な白い液体をマリンの中に放った。
 そのまま、暫く唇を求め合い快楽の余韻楽しんだ。

「第1ラウンド終了~
 マリン、どうだった?」
 トリンが感想を聞いた。

 その問にマリンは息を切らしながら答えた。
「は、初めての時よりも…、ずぅ~っと、きもち良かった……」

「良かったね、マリン」
「それじゃ、次は私の番ね」
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