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第8章 南国リゾートへの旅
第92話 サンドベリアの踊り子リーファ
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『唄うクジラ亭』1階のパブにある、それほど大きくないステージで、その女性は真紅のロングドレスに身を包み、躍動感溢れる踊りで、その場にいる誰をも魅了した。
華奢な体つきからは想像もできない情熱的な踊りと魅力的な笑顔に釘付けとなり、オレは息をするのも忘れるくらい見入ってしまった。
予定された演目がすべて終わると客席からは万雷の拍手が鳴り響いた。
それに割って入るように男が立ち上がり、ステージから降りてくるその踊り子に声をかけた。
「素晴らしいステージだったよ、リーファ」と踊り子に歩み寄り手を差し出した。
するとリーファと呼ばれた踊り子は立ち止まり、その手を振り払った。
「デュバル、あたしに気安く触れるんじゃないよ、この領主の犬が!」と罵声を浴びせた。
デュバルと呼ばれた男は、リーファの罵声に悪びれた様子もなくこう言った。
「リーファ、お前はいつもながら手厳しいな。
どうだい、奢るからオレと一緒に飲まないか?」
「あんたと飲む?、死んだってご免だね」とリーファは言い放った。
それでも男は執拗にリーファに言い寄っている。
「リーファ、オレにそんな態度取っていいのか、何れは領主様の女になるんだろ!」
「は?、領主の女だぁ?、そんなの真っ平御免だね」
リーファも口では負けていない。
すると男は焦れたのか、語気を荒げた。
「いいから、黙ってオレの言う通りにしろ!
お前の両親がどうなってもいいのか?」
二人の言い合いを聞いて、だいたいの事情は理解できた。
要するに、この男は領主の配下で、リーファと呼ばれるこの踊り子を領主の女とすべく口説いている(と言うより脅迫している)のだ。
しかし、こんな衆人環視の中で大っぴらに女になれと口説くなんて、このようなことが常態化していると理解すべきだろう。
次第にエスカレートする二人の怒鳴り合い。
男はリーファの腕を掴み、強引に席に着かせようとした。
オレは、傍観しようと思っていたが、そうも行かなくなってきた。
「おい、止めろ、彼女、嫌がっているじゃないか」
オレが間に入ると、男はオレに食って掛かってきた。
「なんだぁお前?、関係ない奴は引っ込んでろ!」と凄んできた。
「関係なくないさ、オレたちは彼女の素晴らしい踊りに感動して、その余韻に浸っていたのを、お前に台無しにされたんだからな」
「はは~、お前、他所者だな。
この街で俺さまを知ってる奴は、そんな事言わねぇからなぁ」
デュバルはオレをジロジロと見て値踏みしているようだった。
リーファはオレのことを心配してこう言った。
「お客さん、あたしのことなら心配ないから、どうか席に戻って」
「いや、そうはいかないさ。
この状況は放っとけ無い」
「あ~そうか、お前、痛い目に遭いたいんだな。
俺に意見する奴がどうなるか、思い知らせてやる」
デュバルはそう言うと、後ろに控えていた手下に目配せした。
すると屈強の男5人が、オレを痛めつけようとボキボキと指を鳴らして迫ってきた。
その瞬間、背後で「シュッ」と言う風切音がした。
最強の護衛ステラが疾風の如く動いたのだ。
店内で剣は使えないが、徒手空拳でもステラはS級なのだ。
訓練された男5人位ではステラに敵うはずはない。
オレも幼少期から鍛えた空手に多少腕の覚えはあるものの、素人の粋を出ない。
そんなオレが手を出すまでもなく、ステラは男たち5人を次々と無力化していった。
見ていると実に手際が良く流れるような体捌きで、男たちをあっという間に制圧していた。
ステラに圧倒的な力の差を見せつけられ、デュバルは度肝を抜かれていた。
「畜生、覚えてろ!!」
悪党の常套句のような捨て台詞を残し、デュバル一味は逃げるようにその場から立ち去った。
それを見守っていた観客達からは自然と拍手が沸き上がった。
「いや~、よくぞ彼奴らを懲らしめてくれた、胸がすぅ~としたぞ」と隣のテーブルの客が駆け寄り、オレとステラに握手を求めたきた。
他の客も数人駆け寄り、オレとステラに握手を求めたり肩を叩き労ってくれた。
「お客さん、男気あるねぇ」とリーファと呼ばれた踊り子がオレに言った。
「いったい、奴らは何者なんだ?」
「彼奴等は、領主の小判鮫さ」
そう言ってリーファはデュバルがどういう男か説明してくれた。
クレム・デュバルはグライド・エレーゼ伯爵の補佐官で、伯爵の密命を帯び、領内各所で暗躍しており、伯爵の威光を笠に着て、街の住民からは鼻つまみ者と扱われている男だ。
一方、グライド・エレーゼ伯爵は前領主の死から領土を受け継ぎ、自分は神に選ばれたこの地の絶対的な権力者であると勘違いし、領地経営そっちのけで快楽の追求に走っているのだという事だ。
具体的には領主邸に美女を集めてハーレムを作り、放蕩の限りを尽くし、酒池肉林を体現していると専らの噂だ。
その蛮行を裏付けるかのようにクレム・デュバルがハーレムメンバーのスカウト活動を日常的に繰り広げ、その費用を捻出するためか毎月のように税金が上がっていると言う。
デュバルはリーファに領主の情婦になれば、一生遊んで暮らせるだけの金はやると約束する反面、言うことを聞かなければ、リーファの両親を痛い目に合わせると言い、飴と鞭の両面で執拗に脅迫しているのだ。
「全く、あんなクズが領主だなんて」とリーファが嘆く。
「ここの領民は、みんな他領へ移住するのを真剣に考えているんだよ。
自分勝手で馬鹿で無能な領主を持つ領民は、泣き寝入りするしか無いのかね~」とボヤいている。
事態はオレが思っていたより、かなり深刻なようだ。
ソランスター王室では、エレーゼ伯爵領がこんな悲惨な状況になってることを把握しているのだろうか?
少なくとも王室直轄領である隣のセントレーニア総督府で、何らかの情報を把握していて然るべきだが、今はそれを知る術はない。
「なるほど、今の話を聞けば確かに酷い領主だ。
王都か総督府に訴え出ればいいんじゃないか」
「それができれば苦労はしないよ。
王都は遥か遠い彼方だし、総督府の総統が一般庶民の言うことを取り合う筈ないよ」
確かにリーファの言う通りなのかも知れない。
何の身分的な裏付けもない人間が、訴えたとしても門前払いされるのが落ちだ。
黙ってそれを聞いていたエミリアが口を開いた。
「やっぱり、エレーゼ伯爵はとんでもない奴だったんですね」と怒っている。
今、リーファの身に降り掛かっていることが、自分と同じなのを知って憤りを感じているのだ。
幸い、エミリアの場合は、他領の人間だったので、エレーゼ伯爵も強引な手段は取れなかったのだろう。
「そう言えば、お礼がまだでしたね、助けていただきありがとうございました。
お名前を聞いてもいいかしら?」
「オレはハヤミ・カイト、王都から来た旅人だ。
こちらの3人は旅の共の者で、右からステラ、クラリス、エミリアだ」
「あんた、美人さんばかり連れて、綺麗な女は領主に狙われるから気をつけなよ。
でも凄腕の護衛が付いてるから、心配無さそうだね。
今度会ったら、その時は一杯奢らせておくれよ」
そう言うとリーファは、次のステージがあるからとオレたちの席を離れて行った。
リーファは実にいい女だった。
年の頃は20歳くらいだろうか、ウェーブの掛かった腰まである長いチェスナットブラウンの髪、情熱的な黒い瞳、整った顔立ちに誰をも魅了する魅力的な笑顔、華奢だがバランスの取れたボディ、今まで出会ったことのないタイプの女性だ。
オレはエレーゼ伯爵が情婦にしたがる理由が分かるような気がした。
オレたちは夕食を済ませ、2回目のリーファのステージが終わったところで自分たちの部屋へと引き上げた。
南国サンドベリアは夜も暑い。
特にこの夜は熱帯夜で部屋には当然エアコンなどある訳もなく、自然の風だけが唯一の涼を取る手段なのだ。
これからシャワーに入ると言うエミリアに『夜風で涼んでくる』と言い残し、オレは一人で宿の外に出た。
暫くすると『唄うクジラ亭』のパブの通用口から一人の女性が出てきた。
僅かな灯りを頼りに目を凝らしてみると、それは先ほどの踊り子リーファではないか。
これから家に帰るんだろうなと、黙って見ていると暗闇から、待ち構えていたように男が数人現れた。
リーファは声を上げ、逃げようとしたが、すぐに捕まり口を押さえられ、男たちに担がれて行くのが見えた。
華奢な体つきからは想像もできない情熱的な踊りと魅力的な笑顔に釘付けとなり、オレは息をするのも忘れるくらい見入ってしまった。
予定された演目がすべて終わると客席からは万雷の拍手が鳴り響いた。
それに割って入るように男が立ち上がり、ステージから降りてくるその踊り子に声をかけた。
「素晴らしいステージだったよ、リーファ」と踊り子に歩み寄り手を差し出した。
するとリーファと呼ばれた踊り子は立ち止まり、その手を振り払った。
「デュバル、あたしに気安く触れるんじゃないよ、この領主の犬が!」と罵声を浴びせた。
デュバルと呼ばれた男は、リーファの罵声に悪びれた様子もなくこう言った。
「リーファ、お前はいつもながら手厳しいな。
どうだい、奢るからオレと一緒に飲まないか?」
「あんたと飲む?、死んだってご免だね」とリーファは言い放った。
それでも男は執拗にリーファに言い寄っている。
「リーファ、オレにそんな態度取っていいのか、何れは領主様の女になるんだろ!」
「は?、領主の女だぁ?、そんなの真っ平御免だね」
リーファも口では負けていない。
すると男は焦れたのか、語気を荒げた。
「いいから、黙ってオレの言う通りにしろ!
お前の両親がどうなってもいいのか?」
二人の言い合いを聞いて、だいたいの事情は理解できた。
要するに、この男は領主の配下で、リーファと呼ばれるこの踊り子を領主の女とすべく口説いている(と言うより脅迫している)のだ。
しかし、こんな衆人環視の中で大っぴらに女になれと口説くなんて、このようなことが常態化していると理解すべきだろう。
次第にエスカレートする二人の怒鳴り合い。
男はリーファの腕を掴み、強引に席に着かせようとした。
オレは、傍観しようと思っていたが、そうも行かなくなってきた。
「おい、止めろ、彼女、嫌がっているじゃないか」
オレが間に入ると、男はオレに食って掛かってきた。
「なんだぁお前?、関係ない奴は引っ込んでろ!」と凄んできた。
「関係なくないさ、オレたちは彼女の素晴らしい踊りに感動して、その余韻に浸っていたのを、お前に台無しにされたんだからな」
「はは~、お前、他所者だな。
この街で俺さまを知ってる奴は、そんな事言わねぇからなぁ」
デュバルはオレをジロジロと見て値踏みしているようだった。
リーファはオレのことを心配してこう言った。
「お客さん、あたしのことなら心配ないから、どうか席に戻って」
「いや、そうはいかないさ。
この状況は放っとけ無い」
「あ~そうか、お前、痛い目に遭いたいんだな。
俺に意見する奴がどうなるか、思い知らせてやる」
デュバルはそう言うと、後ろに控えていた手下に目配せした。
すると屈強の男5人が、オレを痛めつけようとボキボキと指を鳴らして迫ってきた。
その瞬間、背後で「シュッ」と言う風切音がした。
最強の護衛ステラが疾風の如く動いたのだ。
店内で剣は使えないが、徒手空拳でもステラはS級なのだ。
訓練された男5人位ではステラに敵うはずはない。
オレも幼少期から鍛えた空手に多少腕の覚えはあるものの、素人の粋を出ない。
そんなオレが手を出すまでもなく、ステラは男たち5人を次々と無力化していった。
見ていると実に手際が良く流れるような体捌きで、男たちをあっという間に制圧していた。
ステラに圧倒的な力の差を見せつけられ、デュバルは度肝を抜かれていた。
「畜生、覚えてろ!!」
悪党の常套句のような捨て台詞を残し、デュバル一味は逃げるようにその場から立ち去った。
それを見守っていた観客達からは自然と拍手が沸き上がった。
「いや~、よくぞ彼奴らを懲らしめてくれた、胸がすぅ~としたぞ」と隣のテーブルの客が駆け寄り、オレとステラに握手を求めたきた。
他の客も数人駆け寄り、オレとステラに握手を求めたり肩を叩き労ってくれた。
「お客さん、男気あるねぇ」とリーファと呼ばれた踊り子がオレに言った。
「いったい、奴らは何者なんだ?」
「彼奴等は、領主の小判鮫さ」
そう言ってリーファはデュバルがどういう男か説明してくれた。
クレム・デュバルはグライド・エレーゼ伯爵の補佐官で、伯爵の密命を帯び、領内各所で暗躍しており、伯爵の威光を笠に着て、街の住民からは鼻つまみ者と扱われている男だ。
一方、グライド・エレーゼ伯爵は前領主の死から領土を受け継ぎ、自分は神に選ばれたこの地の絶対的な権力者であると勘違いし、領地経営そっちのけで快楽の追求に走っているのだという事だ。
具体的には領主邸に美女を集めてハーレムを作り、放蕩の限りを尽くし、酒池肉林を体現していると専らの噂だ。
その蛮行を裏付けるかのようにクレム・デュバルがハーレムメンバーのスカウト活動を日常的に繰り広げ、その費用を捻出するためか毎月のように税金が上がっていると言う。
デュバルはリーファに領主の情婦になれば、一生遊んで暮らせるだけの金はやると約束する反面、言うことを聞かなければ、リーファの両親を痛い目に合わせると言い、飴と鞭の両面で執拗に脅迫しているのだ。
「全く、あんなクズが領主だなんて」とリーファが嘆く。
「ここの領民は、みんな他領へ移住するのを真剣に考えているんだよ。
自分勝手で馬鹿で無能な領主を持つ領民は、泣き寝入りするしか無いのかね~」とボヤいている。
事態はオレが思っていたより、かなり深刻なようだ。
ソランスター王室では、エレーゼ伯爵領がこんな悲惨な状況になってることを把握しているのだろうか?
少なくとも王室直轄領である隣のセントレーニア総督府で、何らかの情報を把握していて然るべきだが、今はそれを知る術はない。
「なるほど、今の話を聞けば確かに酷い領主だ。
王都か総督府に訴え出ればいいんじゃないか」
「それができれば苦労はしないよ。
王都は遥か遠い彼方だし、総督府の総統が一般庶民の言うことを取り合う筈ないよ」
確かにリーファの言う通りなのかも知れない。
何の身分的な裏付けもない人間が、訴えたとしても門前払いされるのが落ちだ。
黙ってそれを聞いていたエミリアが口を開いた。
「やっぱり、エレーゼ伯爵はとんでもない奴だったんですね」と怒っている。
今、リーファの身に降り掛かっていることが、自分と同じなのを知って憤りを感じているのだ。
幸い、エミリアの場合は、他領の人間だったので、エレーゼ伯爵も強引な手段は取れなかったのだろう。
「そう言えば、お礼がまだでしたね、助けていただきありがとうございました。
お名前を聞いてもいいかしら?」
「オレはハヤミ・カイト、王都から来た旅人だ。
こちらの3人は旅の共の者で、右からステラ、クラリス、エミリアだ」
「あんた、美人さんばかり連れて、綺麗な女は領主に狙われるから気をつけなよ。
でも凄腕の護衛が付いてるから、心配無さそうだね。
今度会ったら、その時は一杯奢らせておくれよ」
そう言うとリーファは、次のステージがあるからとオレたちの席を離れて行った。
リーファは実にいい女だった。
年の頃は20歳くらいだろうか、ウェーブの掛かった腰まである長いチェスナットブラウンの髪、情熱的な黒い瞳、整った顔立ちに誰をも魅了する魅力的な笑顔、華奢だがバランスの取れたボディ、今まで出会ったことのないタイプの女性だ。
オレはエレーゼ伯爵が情婦にしたがる理由が分かるような気がした。
オレたちは夕食を済ませ、2回目のリーファのステージが終わったところで自分たちの部屋へと引き上げた。
南国サンドベリアは夜も暑い。
特にこの夜は熱帯夜で部屋には当然エアコンなどある訳もなく、自然の風だけが唯一の涼を取る手段なのだ。
これからシャワーに入ると言うエミリアに『夜風で涼んでくる』と言い残し、オレは一人で宿の外に出た。
暫くすると『唄うクジラ亭』のパブの通用口から一人の女性が出てきた。
僅かな灯りを頼りに目を凝らしてみると、それは先ほどの踊り子リーファではないか。
これから家に帰るんだろうなと、黙って見ていると暗闇から、待ち構えていたように男が数人現れた。
リーファは声を上げ、逃げようとしたが、すぐに捕まり口を押さえられ、男たちに担がれて行くのが見えた。
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