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本編
第二十三話 連続殺人鬼
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気が付くと、そこは前に貝殻を見つけた水槽のある民家の裏路地だった。
俺はとっさに足を速めた。
さっきはここで黒髪の少女と遭遇した。だが、今回もし遭遇したとしても、俺は廃工場を目指す。
髪飾りのある場所は大体覚えた。あとで回収しても大丈夫だろう。
「え……何? 速い……待ってってば……」
「悪い、急ぐ!」
ここからのスタートということになると、時間に余裕はない。
なので、今回は棗の足に合わせることはできない。一応廃工場までは一本道なので、棗が迷うことはないだろう。
もし、間に合わないのなら、おそらくもう、京谷を救うことはできないかもしれない。だが、もし鮫人間に食われる前に廃工場に着くことができたら……望みはある。
ただ、不思議なのは黒髪の少女との遭遇だ。それに関してはどうやらランダム要素が強いようだ。今回は会う気配はなさそうだ。
数分で廃工場に着いた。急いで裏手に回る。すると、京谷が一人、煙草をふかしているのが見えた。
まだ、食われていない。どうやら間に合ったようだ。
俺は颯爽と京谷に近づいた。
「京谷! 無事だったか!」
「お、お目覚めか、隆司。息切らして……どうしたんだ?」
「皆は?」
「奥で廃工場の下見してるぜ」
「そうか……よかった」
京谷は生きていた。ひとまず、第一目標はクリアした。あとは、鮫人間に遭遇する前にここを立ち去りたい。なので、適当に理由をつける。
「い……今この付近で連続殺人鬼が潜伏しているらしい……だから……すぐにここから避難しよう」
あまりいい理由が思いつかなかった。だが、今はこれで通すしかない。
「なんだって! それ……賞金出るのか?」
京谷は、目の色を変えてその話に飛びつく。どうやら捕まえる気満々だ。だが、今回は、そんな冗談めいたことをしている余裕はない。
「そうじゃない……やばいんだよ! 俺たちじゃ太刀打ちできない」
「まさか……銃でも持ってるのか?」
「あ……ああ。そんな感じだ」
この際、話をオーバーにしてでも、この場を切り抜けるしかない。俺は都合よく、京谷の話に合わせてしまった。
「面白い話ですね……この島は犯罪者の巣窟というわけですか」
副部長が出てきた。興味深そうに話を聞きに来る。
「最近、そんな事件あったかしら……」
部長がそれに突っ込みを入れる。疑いのまなざしでこちらを見る。だが、俺の日ごろの行いがよかったせいか、出まかせだとは思われていなそうだ。これを京谷が口にしたなら、軽く冗談だと思われ、一蹴されていただろう。
慌てて突拍子もない事を言ってしまったが、とにかく信じてもらうしかない。俺は腹を決め、これで押し通すことにした。
「それって、暗くなったらやばくないっすか」
「物騒になりましたわね……」
萌々香と雫は、どうやら話を真剣に聞いてくれたようだ。これに乗じてなんとか押し切る。
「そ……そうそう。暗くなったら、今の俺たちじゃ不利だ」
「そういうことなら仕方ないわね。じゃあ、今日はこの辺にして明日にしましょ」
「そうだな」
部長と副部長の説得に成功した。これで何とかなりそうだ。
副部長の仁人は、きょろきょろと辺りを見回してから、一言話す。
「そういえば、棗は一緒じゃないのか」
「棗?」
そういえば、棗は今、後を追ってきているはずだ。そろそろ来てもいいころだ。
だが、来る気配すら感じられない……嫌な予感がする……。
「俺の後ろをついてきているはずだったんだけど……ああ、すいません……部長。俺は棗見てきます。なので、部長たちは、急いで撤収してください」
「あ……うん……気をつけて……」
不安を感じた俺は部長に断りを入れ、もと来た道を全速力で走った。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
戻る途中、例の小道を見つけた。ここは前回、髪飾りを見つけた場所だ。その方向から、なにか生臭い臭いが漂ってくる。
嫌な予感が全身を駆け巡る。俺は一度進路を変え、小道をゆっくりと進んだ。
先へ進むにつれ、臭いが強烈さを増す。
「(この先に、奴がいるのか!?。遭遇すれば、死は確実だ。もし、棗がここで鮫人間に遭遇したのなら……廃工場にたどり着く前にこの付近のどこかで……いや、まだそうと決まったわけじゃない)」
しばらく先へ進むと大きな池へとたどり着いた。
臭いが薄くなっている。とても静かだ。
何の気配もない。ほんのりと涼しい風が体に触れる。
どうやら、ここには棗の姿はない。無事ならいいのだが……。
「そうだ、髪飾り……」
俺は少し戻って、髪飾りの落ちていた場所を探した。だが、それらしいものはない。
「たしか、この辺りだった気がしたんだが……」
ふと、服のポケットに違和感を感じた。俺はすぐに、そこを探ってみる。すると、なぜか今回拾っていないはずの髪飾りがポケットの中に入っていた。
この髪飾りは腕輪と同じような鱗が飾り付けてある。なぜだかわからないが、これも、璃星の腕輪のような特殊能力を秘めている可能性がある。だが、秘めているとすれば……いったいどんな能力なのだろうか……。
それに、貝殻の件もそうだ。この髪飾りについている貝殻は、棗が前回拾ったものと同じもののような……いや、同じはずだ。それが、いつの間にか他のパーツとくっついて、この形になったような気さえする。何にしても謎だらけだ。
やはり、あの黒髪の少女に直接聞くしかなさそうだ。といっても、これは彼女が探していたものだ。大人しく、彼女に渡したほうがいいのかもしれない。
それよりも、今は棗のほうが心配だ。無事、民宿へ戻っているといいのだが……。
俺は、すぐにその場を離れ、部長たちと合流した。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
日の落ちる頃民宿へ着いた。棗がいるか確認する。
だが、いる気配はない。
部長たちは、女将に連続殺人鬼の話を聞いていた。
もちろん、女将がその話を知っているはずはない。俺の口から出まかせで作った話だ。
だが女将は、それとは別の行方不明者の話を持ち出してきた。
「観光客が突然消えるという噂なら、耳にしているのですけどね。例えば自殺とか……そういったものかもしれないですけど……私たちにとってはあまりいいものではありません。こんな自然豊かでいい場所を、自殺の名所にされたら、困りますしねぇ……」
「そうですか……それは災難です。やはり、原因がまだはっきりしていないのであれば、連続殺人鬼の可能性も否定できない……ということになりそうですね」
「まぁ……そういうことになりますけど……」
苦虫を噛み潰したような表情をチラっと見せながら女将は部長に話していた。
なぜ、ここで行方不明者の話が上がったのだろうか……まあ、大体想像はつく。
女将が旅行者を襲えば行方不明者が出る。もちろんそれは本土で調査すれば、この島に来た旅行者が行方不明になったことがわかってしまうだろう。わからないまでも、噂ぐらいにはなるはずだ。
ただし、死体が出ているわけでもない。であれば、連続殺人鬼とはいかないまでも、行方不明者が出ているという情報ぐらいは出ている……と、予測することはできる。
おそらく、本土からの捜査の手が回っているかどうかを調べるのに、女将は鎌をかけたのだろう。
どちらにしろ、少しだけ俺の話の信憑性が下がっただけで、部長たちの危険度の認識自体は変わっていないようなので、ひとまず安心だ。
それはそれとして、問題は棗だ。いったいどこへ行ってしまったのだろう。
もう、日が落ち始めた。一刻も早く探し出さなければならない。
一応日が落ちた時に備えて、副部長に懐中電灯を借りる。
「副部長、たしか、懐中電灯ありましたよね。貸してもらえませんか」
「ああ、わかった。気を付けて行けよ」
「はい」
副部長から懐中電灯を受け取り、民宿を出ると後ろから京谷がついてきた。
「俺も探しに行く」
「京谷……」
たしかに、京谷が一緒に来てくれれば心強い。だが、鮫人間と遭遇する率も高くなる。できれば、一人の方が気楽でいいのだが……京谷の気持ちも無視できない。
……と、どうすればいいか迷っていると、一台の白い軽トラックが民宿についた。車はゆっくりと民宿の入り口に近づく。車の座席をよく見ると、その助手席に棗の姿があった。
俺はとっさに足を速めた。
さっきはここで黒髪の少女と遭遇した。だが、今回もし遭遇したとしても、俺は廃工場を目指す。
髪飾りのある場所は大体覚えた。あとで回収しても大丈夫だろう。
「え……何? 速い……待ってってば……」
「悪い、急ぐ!」
ここからのスタートということになると、時間に余裕はない。
なので、今回は棗の足に合わせることはできない。一応廃工場までは一本道なので、棗が迷うことはないだろう。
もし、間に合わないのなら、おそらくもう、京谷を救うことはできないかもしれない。だが、もし鮫人間に食われる前に廃工場に着くことができたら……望みはある。
ただ、不思議なのは黒髪の少女との遭遇だ。それに関してはどうやらランダム要素が強いようだ。今回は会う気配はなさそうだ。
数分で廃工場に着いた。急いで裏手に回る。すると、京谷が一人、煙草をふかしているのが見えた。
まだ、食われていない。どうやら間に合ったようだ。
俺は颯爽と京谷に近づいた。
「京谷! 無事だったか!」
「お、お目覚めか、隆司。息切らして……どうしたんだ?」
「皆は?」
「奥で廃工場の下見してるぜ」
「そうか……よかった」
京谷は生きていた。ひとまず、第一目標はクリアした。あとは、鮫人間に遭遇する前にここを立ち去りたい。なので、適当に理由をつける。
「い……今この付近で連続殺人鬼が潜伏しているらしい……だから……すぐにここから避難しよう」
あまりいい理由が思いつかなかった。だが、今はこれで通すしかない。
「なんだって! それ……賞金出るのか?」
京谷は、目の色を変えてその話に飛びつく。どうやら捕まえる気満々だ。だが、今回は、そんな冗談めいたことをしている余裕はない。
「そうじゃない……やばいんだよ! 俺たちじゃ太刀打ちできない」
「まさか……銃でも持ってるのか?」
「あ……ああ。そんな感じだ」
この際、話をオーバーにしてでも、この場を切り抜けるしかない。俺は都合よく、京谷の話に合わせてしまった。
「面白い話ですね……この島は犯罪者の巣窟というわけですか」
副部長が出てきた。興味深そうに話を聞きに来る。
「最近、そんな事件あったかしら……」
部長がそれに突っ込みを入れる。疑いのまなざしでこちらを見る。だが、俺の日ごろの行いがよかったせいか、出まかせだとは思われていなそうだ。これを京谷が口にしたなら、軽く冗談だと思われ、一蹴されていただろう。
慌てて突拍子もない事を言ってしまったが、とにかく信じてもらうしかない。俺は腹を決め、これで押し通すことにした。
「それって、暗くなったらやばくないっすか」
「物騒になりましたわね……」
萌々香と雫は、どうやら話を真剣に聞いてくれたようだ。これに乗じてなんとか押し切る。
「そ……そうそう。暗くなったら、今の俺たちじゃ不利だ」
「そういうことなら仕方ないわね。じゃあ、今日はこの辺にして明日にしましょ」
「そうだな」
部長と副部長の説得に成功した。これで何とかなりそうだ。
副部長の仁人は、きょろきょろと辺りを見回してから、一言話す。
「そういえば、棗は一緒じゃないのか」
「棗?」
そういえば、棗は今、後を追ってきているはずだ。そろそろ来てもいいころだ。
だが、来る気配すら感じられない……嫌な予感がする……。
「俺の後ろをついてきているはずだったんだけど……ああ、すいません……部長。俺は棗見てきます。なので、部長たちは、急いで撤収してください」
「あ……うん……気をつけて……」
不安を感じた俺は部長に断りを入れ、もと来た道を全速力で走った。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
戻る途中、例の小道を見つけた。ここは前回、髪飾りを見つけた場所だ。その方向から、なにか生臭い臭いが漂ってくる。
嫌な予感が全身を駆け巡る。俺は一度進路を変え、小道をゆっくりと進んだ。
先へ進むにつれ、臭いが強烈さを増す。
「(この先に、奴がいるのか!?。遭遇すれば、死は確実だ。もし、棗がここで鮫人間に遭遇したのなら……廃工場にたどり着く前にこの付近のどこかで……いや、まだそうと決まったわけじゃない)」
しばらく先へ進むと大きな池へとたどり着いた。
臭いが薄くなっている。とても静かだ。
何の気配もない。ほんのりと涼しい風が体に触れる。
どうやら、ここには棗の姿はない。無事ならいいのだが……。
「そうだ、髪飾り……」
俺は少し戻って、髪飾りの落ちていた場所を探した。だが、それらしいものはない。
「たしか、この辺りだった気がしたんだが……」
ふと、服のポケットに違和感を感じた。俺はすぐに、そこを探ってみる。すると、なぜか今回拾っていないはずの髪飾りがポケットの中に入っていた。
この髪飾りは腕輪と同じような鱗が飾り付けてある。なぜだかわからないが、これも、璃星の腕輪のような特殊能力を秘めている可能性がある。だが、秘めているとすれば……いったいどんな能力なのだろうか……。
それに、貝殻の件もそうだ。この髪飾りについている貝殻は、棗が前回拾ったものと同じもののような……いや、同じはずだ。それが、いつの間にか他のパーツとくっついて、この形になったような気さえする。何にしても謎だらけだ。
やはり、あの黒髪の少女に直接聞くしかなさそうだ。といっても、これは彼女が探していたものだ。大人しく、彼女に渡したほうがいいのかもしれない。
それよりも、今は棗のほうが心配だ。無事、民宿へ戻っているといいのだが……。
俺は、すぐにその場を離れ、部長たちと合流した。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
日の落ちる頃民宿へ着いた。棗がいるか確認する。
だが、いる気配はない。
部長たちは、女将に連続殺人鬼の話を聞いていた。
もちろん、女将がその話を知っているはずはない。俺の口から出まかせで作った話だ。
だが女将は、それとは別の行方不明者の話を持ち出してきた。
「観光客が突然消えるという噂なら、耳にしているのですけどね。例えば自殺とか……そういったものかもしれないですけど……私たちにとってはあまりいいものではありません。こんな自然豊かでいい場所を、自殺の名所にされたら、困りますしねぇ……」
「そうですか……それは災難です。やはり、原因がまだはっきりしていないのであれば、連続殺人鬼の可能性も否定できない……ということになりそうですね」
「まぁ……そういうことになりますけど……」
苦虫を噛み潰したような表情をチラっと見せながら女将は部長に話していた。
なぜ、ここで行方不明者の話が上がったのだろうか……まあ、大体想像はつく。
女将が旅行者を襲えば行方不明者が出る。もちろんそれは本土で調査すれば、この島に来た旅行者が行方不明になったことがわかってしまうだろう。わからないまでも、噂ぐらいにはなるはずだ。
ただし、死体が出ているわけでもない。であれば、連続殺人鬼とはいかないまでも、行方不明者が出ているという情報ぐらいは出ている……と、予測することはできる。
おそらく、本土からの捜査の手が回っているかどうかを調べるのに、女将は鎌をかけたのだろう。
どちらにしろ、少しだけ俺の話の信憑性が下がっただけで、部長たちの危険度の認識自体は変わっていないようなので、ひとまず安心だ。
それはそれとして、問題は棗だ。いったいどこへ行ってしまったのだろう。
もう、日が落ち始めた。一刻も早く探し出さなければならない。
一応日が落ちた時に備えて、副部長に懐中電灯を借りる。
「副部長、たしか、懐中電灯ありましたよね。貸してもらえませんか」
「ああ、わかった。気を付けて行けよ」
「はい」
副部長から懐中電灯を受け取り、民宿を出ると後ろから京谷がついてきた。
「俺も探しに行く」
「京谷……」
たしかに、京谷が一緒に来てくれれば心強い。だが、鮫人間と遭遇する率も高くなる。できれば、一人の方が気楽でいいのだが……京谷の気持ちも無視できない。
……と、どうすればいいか迷っていると、一台の白い軽トラックが民宿についた。車はゆっくりと民宿の入り口に近づく。車の座席をよく見ると、その助手席に棗の姿があった。
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