6 / 24
はじめてのモフモフ
第6話 国王からの依頼
しおりを挟む
──モフテンブルク城 玉座の間──
僕は、兵士たちに玉座の間に案内され、国王の目の前に連れてこられた。国王は、からだに羊のような毛を纏い、なんともふくよかなお腹だった。国王は立ち上がると、ゆっくりと声を発した。
「モフテンブルク城へようこそ、冒険者。国王、アルパッカード・モフテンじゃ」
──冒険者!? やはり、僕のことなのだろうか……。
冒険者になった覚えはないが、ここではこの方が都合が良さそうだ。
「残念ながら、姫のアンナはケゾールソサエティーにさらわれてしまった。そなたには頑張ってもらったが、うちの黒騎士でもこのザマだ。ペス! 前に出よ」
「ハッ」
黒い鎧を装備した男が、返事と共に姿を現した。肌がピンク色になっている。まさか、転倒した馬車から出てきてケゾールソサエティーの黒装束たちにあっけなく毛を剃られた黒い犬っ子なのだろうか。彼は、僕の側で跪き、悔しそうに言葉を発した。
「わ、私は……なす術もなく、姫を拐われてしまいましたぁ! 鍛錬が足りませんでしたぁ! 醜態を晒しましたぁ! ご迷惑をおかけして、すみませんでしたぁ!」
ペスは、まるで、土下座のように頭を低くし、僕に誤り続けた。相当悔しかったのだろう、ペスの目に涙が滲んでいた。
「冒険者よ。たしかに、見てられない状況だったのはわかる。この騎士が不甲斐ないのもわかる。じゃがどうかこの騎士を許してやってくれないか。それに、アンナが拐われたのは、私の甘さゆえの出来事じゃ」
──いや、許すも何も……ただ、その場に偶然居合わせただけで、狐っ娘姫をモフモフしたいから助けようとしたなんて……言えない! そんなこと言えない! でも、国王の話だと、前提が狐っ娘姫を助けるために戦ったということになってるじゃないか。一体なぜだ?
「柔人様~。服をお持ちしましたニャン」
後ろから、どこかで聞いたことのある声がした。聞き覚えがありすぎるこの声は、フィオラだ。フィオラは、僕の学生服を大事そうに持っていた。やっぱり、彼女はあの場にずっといたのか。ことが終わった後、服を回収してくれたんだな。
「おお、お付の方、この度は大変無礼なことをした。彼を疑ったこと、心より詫びよう。これはほんの気持ちだ。受け取って欲しい」
すると、後ろの方で待機していた兵士が、重そうな袋をもってきた。その袋をフィオラに渡す。フィオラは嬉しそうに袋の中身を覗く。
「金貨がいっぱいニャ~100万モフカはあるニャ!」
──ああ、なるほど。フィオラが手を回してくれていたのか。彼女がいなければ、僕はそのまま黒装束の一味と間違われて……。これは、フィオラには感謝しなくてはならない。あとでとっておきのモフモフをしなければ……。
フィオラが僕の側にきて耳打ちする。
「いい稼ぎになったのニャ! そして、とてもいい仕事もらえるのニャ!」
「いい稼ぎって、僕を利用したのか!? それより、いい仕事って何のこと?」
「もう依頼金はもらったニャ! それと、この100万モフカは柔人のものニャ!」
100万モフカ? 依頼金!? なにか、嫌な予感がする。
「じゃあ、そなたたち、仕事を引き受けてもらっても良いのじゃな。そこの猫っ娘と毛無しの冒険者よ」
国王は、当然受けると言わんばかりに話を進めていた。
──ああっ! 冒険者って……僕のことだよね……勝手に話が進んでる……。
「もちろんですニャ! 彼ならきっとうまくやってくれるですニャ!」
──やっぱりこいつか、こいつの仕業なんだな! フィオラ! あとで、モフモフ地獄に落としてやるっ!
国王とフィオラの話に割り込むことが出来ず、僕は呆然と話の成り行きを眺めてしまった。
「お腹が空いていなければ、彼らごとき敵ではなかったということじゃな。じゃが、姫が囚われているのじゃ。うかつな動きはできんのじゃ。それも気をつけてほしいのじゃが」
「大丈夫ですニャ! お腹いっぱいお金もいっぱいになれば、ケゾールだかハゲールだかなんだかわからない組織なんて目じゃありませんニャ!」
「我々も、もう一度部隊を編成し、機会をうかがうつもりじゃ。アジトの発見と姫の救出、任せたぞ! 冒険者!」
「大船に乗ったつもりで待ってるのニャ!」
──マ・ジ・デ・ス・カ!
いや、これ普通に考えて無理だろ! アジトとか救出とか! どうして……こうなった!? 僕は怒りを抑えて小声でフィオラを問い詰めた。
「おい、フィオラ! お前、なに勝手なこと約束してるんだ!」
「あれれぇ。私のお陰で助かったじゃーニャいですかぁ。それニャーのにぃ、いいんですかニャ。そんなこと言って」
──く……こいつ、恩を着せるつもりか!
「わかった。それよりも、大丈夫なんだろうな。僕はまだハゲたくはないぞ」
「大丈夫ですニャ。ちゃんとわたしがバックアップするのニャ。シッシッシッ……」
──この先どうなってしまうんだ……(大きくため息をつく)異様な事態に巻き込まれているのは確かだ。それに、あの狐っ娘姫の安否も気になる。あんな娘の毛が刈られる姿なんて、見たくはない。やっぱり、モフモフは大事だ。これは受けるべき依頼だ。毛を賭けてでも、達成するべきだ。その先に、モフモフがある! きっとある! 絶体ある!
僕は、心にそう言い聞かせて、自分を奮い起こした。
学生服に着替えた僕は、国王の依頼書を持ちフィオラと2人でギルドへと向かった。一応手続き上の問題で、ギルドに登録しておかないとダメらしい。今回の場合は、国王の依頼なので、装備品などの準備はギルドがしてくれるようだ。
ギルドの受付に着いた。受付には、モッフモフなうさ耳のメイドが立っていた。すごく……耳のモフモフが気になるが、とりあえずそれを我慢して、登録申請をした。
「ギルドの登録したいんだけど……できますか?」
「初めての方ですね。大丈夫ですよ。では、この申請用紙に名前を書いて、手を添えてください」
メイドはペンと用紙を渡してくれた。用紙には魔法陣が書いてあり、その下に名前を書く欄があった。言われたとおりに名前を書く。
「手は、この魔法陣のところでいいんですか?」
「はい。すこしピリッときますが、我慢して下さいね」
「はあ……」
とりあえず、言われたとおりに手を添えてみた。すると、魔法陣が光り、数秒後に消えた。
「これでいいの?」
「はい。用紙の裏をご確認ください。今のあたなのステータスが確認できますよ」
「ステータス!?」
僕は用紙を捲った。すると、なにやらゲームのステータスのような数値が書き込まれていた。
[
Name Yawato Ikenami (名前)
LV 2 (レベル)
GRA NOVICE (ギルドランク ノービス)
HP 110 (体力)
MFP 1100 (?)
AP 6 (アタックポイント)
DP 6 (ディフェンスポイント)
SP 6 (スピードポイント)
SK もふもふ (?)
RA 人間 (?)
]
「人間……はて、耳慣れない種族ですね。それと、スキルのモフモフって……あとMPがMFPに……別の表記になってますね。異国の方……でしょうか……」
「そ……そうです……!」
「わかりました。それと、これからは【ステイト】というスキルを使うことにより、自分のステータスが確認できますので、そちらをご利用ください。じゃあ、これで登録はおしまいです。依頼受付所の方に相方さんがおられますので、依頼申請はそちらでお願いします」
「わかりました、ありがとうございます」
登録が済んだので、受付を出て依頼所に向かった。依頼所ではフィオラが首を長くして僕を待っていた。
「やっときたニャ! 柔人は潜入役が最適ニャ。それでもって、私はバックアップニャ!」
「勝手に決めるなよ……って、やっぱり僕が潜入になるのか?」
「その通りニャ。それに、この任務では都合がいいニャ」
突然、目の前に一人の男が立ちふさがった。赤くて硬そうな体に、腕がカニのようなハサミの男だった。その男は、お姉のような声を発した。
「あら、いい男じゃなーい。じゃあこの子、刈っていいのねぇ」
「もちろんですニャ!」
「刈るって……な、何を……」
──まさか……まさかまさかまさか……!
────シャキーン! シャキーン!
カニの男は、ハサミの音を奏でながら、僕に近づいた。
僕は、兵士たちに玉座の間に案内され、国王の目の前に連れてこられた。国王は、からだに羊のような毛を纏い、なんともふくよかなお腹だった。国王は立ち上がると、ゆっくりと声を発した。
「モフテンブルク城へようこそ、冒険者。国王、アルパッカード・モフテンじゃ」
──冒険者!? やはり、僕のことなのだろうか……。
冒険者になった覚えはないが、ここではこの方が都合が良さそうだ。
「残念ながら、姫のアンナはケゾールソサエティーにさらわれてしまった。そなたには頑張ってもらったが、うちの黒騎士でもこのザマだ。ペス! 前に出よ」
「ハッ」
黒い鎧を装備した男が、返事と共に姿を現した。肌がピンク色になっている。まさか、転倒した馬車から出てきてケゾールソサエティーの黒装束たちにあっけなく毛を剃られた黒い犬っ子なのだろうか。彼は、僕の側で跪き、悔しそうに言葉を発した。
「わ、私は……なす術もなく、姫を拐われてしまいましたぁ! 鍛錬が足りませんでしたぁ! 醜態を晒しましたぁ! ご迷惑をおかけして、すみませんでしたぁ!」
ペスは、まるで、土下座のように頭を低くし、僕に誤り続けた。相当悔しかったのだろう、ペスの目に涙が滲んでいた。
「冒険者よ。たしかに、見てられない状況だったのはわかる。この騎士が不甲斐ないのもわかる。じゃがどうかこの騎士を許してやってくれないか。それに、アンナが拐われたのは、私の甘さゆえの出来事じゃ」
──いや、許すも何も……ただ、その場に偶然居合わせただけで、狐っ娘姫をモフモフしたいから助けようとしたなんて……言えない! そんなこと言えない! でも、国王の話だと、前提が狐っ娘姫を助けるために戦ったということになってるじゃないか。一体なぜだ?
「柔人様~。服をお持ちしましたニャン」
後ろから、どこかで聞いたことのある声がした。聞き覚えがありすぎるこの声は、フィオラだ。フィオラは、僕の学生服を大事そうに持っていた。やっぱり、彼女はあの場にずっといたのか。ことが終わった後、服を回収してくれたんだな。
「おお、お付の方、この度は大変無礼なことをした。彼を疑ったこと、心より詫びよう。これはほんの気持ちだ。受け取って欲しい」
すると、後ろの方で待機していた兵士が、重そうな袋をもってきた。その袋をフィオラに渡す。フィオラは嬉しそうに袋の中身を覗く。
「金貨がいっぱいニャ~100万モフカはあるニャ!」
──ああ、なるほど。フィオラが手を回してくれていたのか。彼女がいなければ、僕はそのまま黒装束の一味と間違われて……。これは、フィオラには感謝しなくてはならない。あとでとっておきのモフモフをしなければ……。
フィオラが僕の側にきて耳打ちする。
「いい稼ぎになったのニャ! そして、とてもいい仕事もらえるのニャ!」
「いい稼ぎって、僕を利用したのか!? それより、いい仕事って何のこと?」
「もう依頼金はもらったニャ! それと、この100万モフカは柔人のものニャ!」
100万モフカ? 依頼金!? なにか、嫌な予感がする。
「じゃあ、そなたたち、仕事を引き受けてもらっても良いのじゃな。そこの猫っ娘と毛無しの冒険者よ」
国王は、当然受けると言わんばかりに話を進めていた。
──ああっ! 冒険者って……僕のことだよね……勝手に話が進んでる……。
「もちろんですニャ! 彼ならきっとうまくやってくれるですニャ!」
──やっぱりこいつか、こいつの仕業なんだな! フィオラ! あとで、モフモフ地獄に落としてやるっ!
国王とフィオラの話に割り込むことが出来ず、僕は呆然と話の成り行きを眺めてしまった。
「お腹が空いていなければ、彼らごとき敵ではなかったということじゃな。じゃが、姫が囚われているのじゃ。うかつな動きはできんのじゃ。それも気をつけてほしいのじゃが」
「大丈夫ですニャ! お腹いっぱいお金もいっぱいになれば、ケゾールだかハゲールだかなんだかわからない組織なんて目じゃありませんニャ!」
「我々も、もう一度部隊を編成し、機会をうかがうつもりじゃ。アジトの発見と姫の救出、任せたぞ! 冒険者!」
「大船に乗ったつもりで待ってるのニャ!」
──マ・ジ・デ・ス・カ!
いや、これ普通に考えて無理だろ! アジトとか救出とか! どうして……こうなった!? 僕は怒りを抑えて小声でフィオラを問い詰めた。
「おい、フィオラ! お前、なに勝手なこと約束してるんだ!」
「あれれぇ。私のお陰で助かったじゃーニャいですかぁ。それニャーのにぃ、いいんですかニャ。そんなこと言って」
──く……こいつ、恩を着せるつもりか!
「わかった。それよりも、大丈夫なんだろうな。僕はまだハゲたくはないぞ」
「大丈夫ですニャ。ちゃんとわたしがバックアップするのニャ。シッシッシッ……」
──この先どうなってしまうんだ……(大きくため息をつく)異様な事態に巻き込まれているのは確かだ。それに、あの狐っ娘姫の安否も気になる。あんな娘の毛が刈られる姿なんて、見たくはない。やっぱり、モフモフは大事だ。これは受けるべき依頼だ。毛を賭けてでも、達成するべきだ。その先に、モフモフがある! きっとある! 絶体ある!
僕は、心にそう言い聞かせて、自分を奮い起こした。
学生服に着替えた僕は、国王の依頼書を持ちフィオラと2人でギルドへと向かった。一応手続き上の問題で、ギルドに登録しておかないとダメらしい。今回の場合は、国王の依頼なので、装備品などの準備はギルドがしてくれるようだ。
ギルドの受付に着いた。受付には、モッフモフなうさ耳のメイドが立っていた。すごく……耳のモフモフが気になるが、とりあえずそれを我慢して、登録申請をした。
「ギルドの登録したいんだけど……できますか?」
「初めての方ですね。大丈夫ですよ。では、この申請用紙に名前を書いて、手を添えてください」
メイドはペンと用紙を渡してくれた。用紙には魔法陣が書いてあり、その下に名前を書く欄があった。言われたとおりに名前を書く。
「手は、この魔法陣のところでいいんですか?」
「はい。すこしピリッときますが、我慢して下さいね」
「はあ……」
とりあえず、言われたとおりに手を添えてみた。すると、魔法陣が光り、数秒後に消えた。
「これでいいの?」
「はい。用紙の裏をご確認ください。今のあたなのステータスが確認できますよ」
「ステータス!?」
僕は用紙を捲った。すると、なにやらゲームのステータスのような数値が書き込まれていた。
[
Name Yawato Ikenami (名前)
LV 2 (レベル)
GRA NOVICE (ギルドランク ノービス)
HP 110 (体力)
MFP 1100 (?)
AP 6 (アタックポイント)
DP 6 (ディフェンスポイント)
SP 6 (スピードポイント)
SK もふもふ (?)
RA 人間 (?)
]
「人間……はて、耳慣れない種族ですね。それと、スキルのモフモフって……あとMPがMFPに……別の表記になってますね。異国の方……でしょうか……」
「そ……そうです……!」
「わかりました。それと、これからは【ステイト】というスキルを使うことにより、自分のステータスが確認できますので、そちらをご利用ください。じゃあ、これで登録はおしまいです。依頼受付所の方に相方さんがおられますので、依頼申請はそちらでお願いします」
「わかりました、ありがとうございます」
登録が済んだので、受付を出て依頼所に向かった。依頼所ではフィオラが首を長くして僕を待っていた。
「やっときたニャ! 柔人は潜入役が最適ニャ。それでもって、私はバックアップニャ!」
「勝手に決めるなよ……って、やっぱり僕が潜入になるのか?」
「その通りニャ。それに、この任務では都合がいいニャ」
突然、目の前に一人の男が立ちふさがった。赤くて硬そうな体に、腕がカニのようなハサミの男だった。その男は、お姉のような声を発した。
「あら、いい男じゃなーい。じゃあこの子、刈っていいのねぇ」
「もちろんですニャ!」
「刈るって……な、何を……」
──まさか……まさかまさかまさか……!
────シャキーン! シャキーン!
カニの男は、ハサミの音を奏でながら、僕に近づいた。
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
異世界もふもふ食堂〜僕と爺ちゃんと魔法使い仔カピバラの味噌スローライフ〜
山いい奈
ファンタジー
味噌蔵の跡継ぎで修行中の相葉壱。
息抜きに動物園に行った時、仔カピバラに噛まれ、気付けば見知らぬ場所にいた。
壱を連れて来た仔カピバラに付いて行くと、着いた先は食堂で、そこには10年前に行方不明になった祖父、茂造がいた。
茂造は言う。「ここはいわゆる異世界なのじゃ」と。
そして、「この食堂を継いで欲しいんじゃ」と。
明かされる村の成り立ち。そして村人たちの公然の秘め事。
しかし壱は徐々にそれに慣れ親しんで行く。
仔カピバラのサユリのチート魔法に助けられながら、味噌などの和食などを作る壱。
そして一癖も二癖もある食堂の従業員やコンシャリド村の人たちが繰り広げる、騒がしくもスローな日々のお話です。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる