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家出:3
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ああ、茂姐さんの飯うまかったぁ。
そして、どうしよう。
セックスしようと思ったのに立ちませーん。
というか、セックスする元気もないということに今気づきました。
よく考えなくても、病人だったね、俺。女の子が『チカちゃんの家にお見舞い行ってあげるぅ♪』とか言うもんだから調子に乗りすぎました。
「どしたの」
セフレのりえちゃんが、不思議そうにせんべい布団から体を起こした。何で突っ込んでこないの? って顔してるけど、ウン、としか言いようがない。
「いや、なんか腹痛いなーって」
そして、股間が寒いなーって。
「大丈夫? チカちゃん、最近まで入院してたんだよね?」
顔もかわいい上に性格も優しいりえちゃんが、心配そうにおっぱいを揺らしてオレを覗きこんだ。
「うん、ごめん」
「寒いからかなぁ、脱いだら冷えたのかなぁ。別にしなくっていいから、もう寝ようよ」
「うん」
俺は頷いて、りえちゃんの桃色に輝く体にしがみついた。ああ、暖かい、20代のプリップリのお肌って最高。
「ねえ」
「ん?」
「チカちゃんさぁ、りえの事さぁ、ビッチだと思う?」
「んーん」
素っ裸で女の子と抱き合いながら言うセリフじゃない上に、俺は彼氏でもないけど、違うと思う。りえちゃんってちょっと天使すぎてやばくね? ってレベルの優しい美人ちゃんだと思う。
「だって今日、チカの心配してきてくれたんでしょ」
「うん」
「やったー、りえちゃん好き」
「りえも好き」
俺は、天使のような美人さんと、ひしと抱き合った。
本当、俺とりえちゃんって恋人がいる時は尽くしすぎて絶望的に磨り減るけど、セックスは必要な人種なんだなって思う。サイテー。
「りえさぁ、ビッチって言われるとマジ泣く」
「そっか」
「だって違うのに」
「だよねー、チカも『次から次に女の子食いやがってもげろクソオカマ野郎』とか言われると泣いちゃう……りえちゃん?」
りえちゃんは、俺にしがみついたままもう眠っていた。夜遊びで疲れてるんだろうか。荒れた生活してるんだろうな。
俺も一緒。
現役時代は、夜遊びのために生きてるようなもんだったからなぁ……。
おやじの後を継ぐなんて、そんなまともな生活なんかできるわけなかった。クズ野郎です。とほほ。
「ねえりえちゃん。起きたらメイクしてあげるね」
絹のような髪を梳きながら、俺はピンク色の耳にささやきかけた。
ああ、髪の色が淡くて、ちょっとルゥに似てる。そう思いながら、俺は目をつぶった。
********
「おはよ!」
りえちゃんにゆすり起こされて、俺は目を開けた。家の中には……ちょっと待ってよ、家の中めちゃくちゃ焦げ臭いんだけど。
「たまごやき失敗しちゃった、ごめーん」
「う、うん」
俺は、だるい体を引きずって、ボサボサの頭を撫で付けながら取り敢えずパンツを履いた。だって朝っぱらから素っ裸だと虚しくねぇ? チカだけ?
「フライパンは」
「死んだ」
「そっか……」
まあ、いっか。母さんが買ったやつだし。思えば愛人のためにあのフライパンで料理とかしていたかもしれないしな。
母さんの残していったものは一つ一つ丹念にダメにしていこう……。
いや。
待って。
俺の考えてることドス黒すぎじゃない? 大丈夫? 俺?
「ま、フライパンは捨てましょう」
「ごめんねー」
俺は焦げ滓を流しに突っ込んで、ガスを確認し、そのままその辺に投げ捨てた服を被った。
「カフェに行こう」
「はぁい」
「あ、その前に」
俺はりえちゃんを洗面所に連れ込み、鏡の前に立たせた。それから、引き出しに詰め込んだメイク道具を引っ張りだす。
「りえちゃん、シャドウ別の色つけてあげる。紫よりピンクがいいよ。絶対に可愛いから、そのほうが」
君は美人なのに化粧がケバすぎるのよ。そのままだとお水一直線だからさ……。
「わーい、ありがと!」
りえちゃんが、目を閉じたまま素直に微笑みを浮かべた。
うーん、可愛いなぁ。
りえちゃん、本当に可愛いからさ、クソ男とかに食い倒されないで普通のサラリーマンのお嫁さんとかになってほしい。心から俺はそう思った。
ほんとおまえが言うなってカンジだけど。
「やっぱりこっちのほうが可愛いって」
「チカちゃん、ホストやれば? 絶対ハマる子いるって! 稼げるよ?」
「あはは」
誰からも薦められる天職を、とうとうりえちゃんにまで薦められた……。
その沼にハマったら俺はやばいことになると思う。でも、俺の馴染める世界って、そういう世界なんだよね。
改めて、自分が息をしやすい場所のことを思う。
りえちゃんのすべすべの肌と、若干のタバコ臭さとだらしなさ。ハードに男をあさってる茂姐さんの膝枕。そういうものだけが、全部俺に馴染む。
ああ、俺は日の当たる世界の御曹司、っていう柄じゃないんだよな……。
*******
「寛親」
うぅ、いま胃がきゅぅぅぅって言った!
「今朝お前が食事をしていた女性は誰だ」
「友達」
「朝の7時から寝ぐせをつけたままの頭で、食事をする友達か」
そう。セックスフレンドというお友達です。
って親父にいいたいけど、その場で爆発されて俺が死にそうだからやめとこう。だって俺病人だもんね。病人という伝家の宝刀を振り回せばなんでもできる、そんな気がする。最悪の屑だ。我ながら。
「そう、寝ぐせつけたまま食事する友達」
俺はそういって、何故かおやじが作ってくれた味噌汁をすすった。この人、料理教室とか通ってるんだよな。聡子のために通って、『交友関係』の手前辞められないんだろうなー、と思うと生臭くて吐き気がしてきたけど、一応食おう……。
「ふしだらな真似をするなら結婚しなさい! せめて婚約! 未婚の女性を家に泊めたんじゃないだろうな!」
うわ、おまえが言うなよ!
親子揃って『おまえが言うなよ』キャラだなんて……遺伝なの?
はぁ……。
「寛親、体が回復したら新しい仕事を紹介する。今度はもう少し楽な仕事だからお前にも務まるだろう」
また、胃がキリキリと痛んだ。俺は味噌汁の椀を置き、箸を置いた。もう、食えない。
「親父」
「何だ」
「俺……、澤菱って苗字じゃなくなりたい。おふくろの姓なのっていい? そっちのほうがまし」
あれ?
俺、何言ってんだろう?
びっくりして口を抑えた俺の前で、親父が険しい表情で眉根を寄せた。
「寛親、何を」
「嫌なんだよ、俺、無理なんだよ、こんな家の人間やるの」
あれ? 口が勝手に、ちょっとまてよ、さすがにこの話はおやじの心の準備もできてないんじゃないの?
「親父のことがいやなんだよ、それにおふくろも嫌だ。家族を裏切って外でセックスしてるするクズ共なんか大嫌いなんだ。気持ち悪い。気持ち悪くて無理。だから、アンタたちと他人になりたい。だからもう解放して。俺、澤菱さんちの寛親君でいるより、野垂れ死にするほうがずっと幸せだ」
気づけば、俺はボロボロと涙を流して、机に突っ伏して泣きじゃくっていた。30近い野郎がなにしてんだろう。みっともない。親父は絶句してるみたいだった。見てないけど。
しばらくして、親父が立ち上がる気配がした。
「勝手にしろ」
俺は、顔を上げた。
もちろん、親父は泣いていなかった。乾いた、俺とは違う貴族的な、お高く止まった表情で、どうしようもないクズの俺を見下していた。
「そこまで言うなら、わかった。お前の言うとおり、別姓になれるように手続きしておく。今週中にはこの家も出て行け」
親父が立ち上がり、懐から銀行のカードを出して叩きつけた。そして、母さんの誕生日が暗証番号だ、と言って玄関に立つ。
「餞別だ。じゃあな、寛親」
俺は、『お父様の最後のお情け』をポケットにねじ込んだ。それから、ほとんど物のない部屋を見回す。
出ていこう。澤菱の家から。
家のこと、両親のこと、自分のダメさ加減、それらの全部がとてつもなく重い。全部、俺には背負えなかった。俺はだめなやつだけど、だめなやつだということを認めて、負けて、ここから旅立とう、って思った。俺が俺らしく生きられる、どうしようもなくて優しい世界に。
「白川寛親、かぁ」
ずいぶん軽い苗字になった、と思った。それから、親父が叩きつけていった銀行のカードを確かめる。
親父の金にこの期に及んで頼ってるダメっぷりが悲しいけど、何とか生きていかなければ。知り合い全員に土下座して、バイトでもなんでもさせてもらわなきゃ。
そう思って、俺は震える足に力を入れて立ち上がった。
泥沼のそこで生き直したい。この家で忌まわしい思い出に押しつぶされるよりも、世間に泳ぎだすほうが絶対にいい。自分の足で、この魔女の巣から旅立つんだ。
さよなら、澤菱君。
そして、どうしよう。
セックスしようと思ったのに立ちませーん。
というか、セックスする元気もないということに今気づきました。
よく考えなくても、病人だったね、俺。女の子が『チカちゃんの家にお見舞い行ってあげるぅ♪』とか言うもんだから調子に乗りすぎました。
「どしたの」
セフレのりえちゃんが、不思議そうにせんべい布団から体を起こした。何で突っ込んでこないの? って顔してるけど、ウン、としか言いようがない。
「いや、なんか腹痛いなーって」
そして、股間が寒いなーって。
「大丈夫? チカちゃん、最近まで入院してたんだよね?」
顔もかわいい上に性格も優しいりえちゃんが、心配そうにおっぱいを揺らしてオレを覗きこんだ。
「うん、ごめん」
「寒いからかなぁ、脱いだら冷えたのかなぁ。別にしなくっていいから、もう寝ようよ」
「うん」
俺は頷いて、りえちゃんの桃色に輝く体にしがみついた。ああ、暖かい、20代のプリップリのお肌って最高。
「ねえ」
「ん?」
「チカちゃんさぁ、りえの事さぁ、ビッチだと思う?」
「んーん」
素っ裸で女の子と抱き合いながら言うセリフじゃない上に、俺は彼氏でもないけど、違うと思う。りえちゃんってちょっと天使すぎてやばくね? ってレベルの優しい美人ちゃんだと思う。
「だって今日、チカの心配してきてくれたんでしょ」
「うん」
「やったー、りえちゃん好き」
「りえも好き」
俺は、天使のような美人さんと、ひしと抱き合った。
本当、俺とりえちゃんって恋人がいる時は尽くしすぎて絶望的に磨り減るけど、セックスは必要な人種なんだなって思う。サイテー。
「りえさぁ、ビッチって言われるとマジ泣く」
「そっか」
「だって違うのに」
「だよねー、チカも『次から次に女の子食いやがってもげろクソオカマ野郎』とか言われると泣いちゃう……りえちゃん?」
りえちゃんは、俺にしがみついたままもう眠っていた。夜遊びで疲れてるんだろうか。荒れた生活してるんだろうな。
俺も一緒。
現役時代は、夜遊びのために生きてるようなもんだったからなぁ……。
おやじの後を継ぐなんて、そんなまともな生活なんかできるわけなかった。クズ野郎です。とほほ。
「ねえりえちゃん。起きたらメイクしてあげるね」
絹のような髪を梳きながら、俺はピンク色の耳にささやきかけた。
ああ、髪の色が淡くて、ちょっとルゥに似てる。そう思いながら、俺は目をつぶった。
********
「おはよ!」
りえちゃんにゆすり起こされて、俺は目を開けた。家の中には……ちょっと待ってよ、家の中めちゃくちゃ焦げ臭いんだけど。
「たまごやき失敗しちゃった、ごめーん」
「う、うん」
俺は、だるい体を引きずって、ボサボサの頭を撫で付けながら取り敢えずパンツを履いた。だって朝っぱらから素っ裸だと虚しくねぇ? チカだけ?
「フライパンは」
「死んだ」
「そっか……」
まあ、いっか。母さんが買ったやつだし。思えば愛人のためにあのフライパンで料理とかしていたかもしれないしな。
母さんの残していったものは一つ一つ丹念にダメにしていこう……。
いや。
待って。
俺の考えてることドス黒すぎじゃない? 大丈夫? 俺?
「ま、フライパンは捨てましょう」
「ごめんねー」
俺は焦げ滓を流しに突っ込んで、ガスを確認し、そのままその辺に投げ捨てた服を被った。
「カフェに行こう」
「はぁい」
「あ、その前に」
俺はりえちゃんを洗面所に連れ込み、鏡の前に立たせた。それから、引き出しに詰め込んだメイク道具を引っ張りだす。
「りえちゃん、シャドウ別の色つけてあげる。紫よりピンクがいいよ。絶対に可愛いから、そのほうが」
君は美人なのに化粧がケバすぎるのよ。そのままだとお水一直線だからさ……。
「わーい、ありがと!」
りえちゃんが、目を閉じたまま素直に微笑みを浮かべた。
うーん、可愛いなぁ。
りえちゃん、本当に可愛いからさ、クソ男とかに食い倒されないで普通のサラリーマンのお嫁さんとかになってほしい。心から俺はそう思った。
ほんとおまえが言うなってカンジだけど。
「やっぱりこっちのほうが可愛いって」
「チカちゃん、ホストやれば? 絶対ハマる子いるって! 稼げるよ?」
「あはは」
誰からも薦められる天職を、とうとうりえちゃんにまで薦められた……。
その沼にハマったら俺はやばいことになると思う。でも、俺の馴染める世界って、そういう世界なんだよね。
改めて、自分が息をしやすい場所のことを思う。
りえちゃんのすべすべの肌と、若干のタバコ臭さとだらしなさ。ハードに男をあさってる茂姐さんの膝枕。そういうものだけが、全部俺に馴染む。
ああ、俺は日の当たる世界の御曹司、っていう柄じゃないんだよな……。
*******
「寛親」
うぅ、いま胃がきゅぅぅぅって言った!
「今朝お前が食事をしていた女性は誰だ」
「友達」
「朝の7時から寝ぐせをつけたままの頭で、食事をする友達か」
そう。セックスフレンドというお友達です。
って親父にいいたいけど、その場で爆発されて俺が死にそうだからやめとこう。だって俺病人だもんね。病人という伝家の宝刀を振り回せばなんでもできる、そんな気がする。最悪の屑だ。我ながら。
「そう、寝ぐせつけたまま食事する友達」
俺はそういって、何故かおやじが作ってくれた味噌汁をすすった。この人、料理教室とか通ってるんだよな。聡子のために通って、『交友関係』の手前辞められないんだろうなー、と思うと生臭くて吐き気がしてきたけど、一応食おう……。
「ふしだらな真似をするなら結婚しなさい! せめて婚約! 未婚の女性を家に泊めたんじゃないだろうな!」
うわ、おまえが言うなよ!
親子揃って『おまえが言うなよ』キャラだなんて……遺伝なの?
はぁ……。
「寛親、体が回復したら新しい仕事を紹介する。今度はもう少し楽な仕事だからお前にも務まるだろう」
また、胃がキリキリと痛んだ。俺は味噌汁の椀を置き、箸を置いた。もう、食えない。
「親父」
「何だ」
「俺……、澤菱って苗字じゃなくなりたい。おふくろの姓なのっていい? そっちのほうがまし」
あれ?
俺、何言ってんだろう?
びっくりして口を抑えた俺の前で、親父が険しい表情で眉根を寄せた。
「寛親、何を」
「嫌なんだよ、俺、無理なんだよ、こんな家の人間やるの」
あれ? 口が勝手に、ちょっとまてよ、さすがにこの話はおやじの心の準備もできてないんじゃないの?
「親父のことがいやなんだよ、それにおふくろも嫌だ。家族を裏切って外でセックスしてるするクズ共なんか大嫌いなんだ。気持ち悪い。気持ち悪くて無理。だから、アンタたちと他人になりたい。だからもう解放して。俺、澤菱さんちの寛親君でいるより、野垂れ死にするほうがずっと幸せだ」
気づけば、俺はボロボロと涙を流して、机に突っ伏して泣きじゃくっていた。30近い野郎がなにしてんだろう。みっともない。親父は絶句してるみたいだった。見てないけど。
しばらくして、親父が立ち上がる気配がした。
「勝手にしろ」
俺は、顔を上げた。
もちろん、親父は泣いていなかった。乾いた、俺とは違う貴族的な、お高く止まった表情で、どうしようもないクズの俺を見下していた。
「そこまで言うなら、わかった。お前の言うとおり、別姓になれるように手続きしておく。今週中にはこの家も出て行け」
親父が立ち上がり、懐から銀行のカードを出して叩きつけた。そして、母さんの誕生日が暗証番号だ、と言って玄関に立つ。
「餞別だ。じゃあな、寛親」
俺は、『お父様の最後のお情け』をポケットにねじ込んだ。それから、ほとんど物のない部屋を見回す。
出ていこう。澤菱の家から。
家のこと、両親のこと、自分のダメさ加減、それらの全部がとてつもなく重い。全部、俺には背負えなかった。俺はだめなやつだけど、だめなやつだということを認めて、負けて、ここから旅立とう、って思った。俺が俺らしく生きられる、どうしようもなくて優しい世界に。
「白川寛親、かぁ」
ずいぶん軽い苗字になった、と思った。それから、親父が叩きつけていった銀行のカードを確かめる。
親父の金にこの期に及んで頼ってるダメっぷりが悲しいけど、何とか生きていかなければ。知り合い全員に土下座して、バイトでもなんでもさせてもらわなきゃ。
そう思って、俺は震える足に力を入れて立ち上がった。
泥沼のそこで生き直したい。この家で忌まわしい思い出に押しつぶされるよりも、世間に泳ぎだすほうが絶対にいい。自分の足で、この魔女の巣から旅立つんだ。
さよなら、澤菱君。
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