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第7章
第9話 それはできません!
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新しく創り直した光の女神像を前にして、私は正座させられている。
ラナ「いくら何でも手を出すのが早すぎます!」
クレア「まさか初日で……」
レベッカ「まずはもう少し打ち解けてもらうと思ったけど、これは予想外ね……」
くっ、言い訳をしたいが、どう話しても嘘くさくなりそうだ!
それに、トラップだとしたら、言い訳など通用しないはずだ……。
「ち、違うんです! 私がついアタル様に抱き着いてしまったんです!」
叱られている私を見て、イーナさんは誤解を解こうとしている。
ええ娘《こ》やぁ~、でも……、火に油って言葉知ってる?
「あら、あなたから迫ったの? 妻のいるアタルをあなたが誘惑したというのね?」
レベッカ夫人が微笑みながらイーナさんに尋ねた。
「えっ、いえ、そうでなく……」
うん、役者が違う……。
イーナさんはレベッカ夫人の微笑みを見て、上手く状況を説明できなくて声が小さくなる。
「彼女を責めるのは止めてくれ。彼女は光の女神様の加護を授かったようなんだ。たぶん、彼女は何となくそれを感じて、つい……」
私の話を聞いて全員が振り返り、光の女神像を見つめる。
レベッカ「前と違うわ……」
クレア「神々しさが……」
ラナ「なんと慈悲深いお姿に……」
イーナ「そ、そんな、私のような獣人に、畏れ多いです……」
イーナさんはまた女神像の前で跪いて頭を下げている。
「それは違うよ。神に人族や獣人族といった違いなどないよ」
私は優しく彼女にそう話した。
イーナさんは戸惑いの表情を私に向けた。ラナやクレアは優しく微笑みながら彼女を見ている。
くっ、正座させられているから、良い事を言ったはずなのに恥ずかしい!
それでも、浮気の件はこれでうやむやに……。
な、なんで、レベッカ夫人が悪魔の微笑みを!?
「そうね、あなたは女神様に愛されるほど心優しいのよ」
レベッカ夫人はイーナさんに優しく微笑みながら話しかける。
「だから、アタルとの責任を取って、彼の妻になりなさい」
強引じゃね!?
イーナさんも困ったような表情をしている。レベッカ夫人は追い打ちをかけるように、さらに話した。
「妻2人を傷つけたのだから、心優しいあなたは責任を取ってくれるわよね?」
ひ、卑怯な言い方だぁ!
イーナさんは目に涙を浮かべ、何か言おうとしている。
「悪いのは私だ! 今回の事を持ち出して彼女に結婚を迫るのだけは絶対にダメだ!」
自分でも驚くほど強く言ってしまった。でも、これだけは絶対に受け入れられない。
「ラナ、クレア、私の間違いを簡単に許してはくれないだろう。でも、そんなことを盾に彼女を脅して妻にするようなことはできない。
私は2人を愛し、愛されたから結婚したんだ! こんな形で彼女と結婚するのはあり得ない!
頼む、どんな罰でも私は受ける。だから彼女にそんなことを強要しないでほしい!」
私は土下座して2人に頼み込む。
確かに私はイーナさんに心が揺れてしまった。だから責任は取ろうと思う。
だが、それは私の責任であり、罰は私が受けるべきことだ!
ラナ「もちろんです。強要して結婚させるような事はしません」
クレア「ああ、旦那様とはお互いに愛し合ったから結婚したのだ」
顔を上げて二人を見ると、優しく微笑んでいるのが分かる。それを見て思わず泣きそうになる。
「あらあら、これじゃあ私が悪者みたいじゃない。私も強要するつもりはないわよぉ」
レベッカ夫人は悪びれた感じもなくそう話した。
「なんとなく二人が引かれているような気がしたから、それなら、それが良いと思っただけよ。あなたはアタルのことどう思っているの?」
おいおい、この場でまだそんな話を?
イーナさんも困った顔で赤くしている。
「あ、あの、でも、それは……」
うん、完全に困っているね。
「レベッカ夫人、この状況でそんな話は……。彼女は本当に素敵な女性だけど、それとこれとは別の話だよ。私には大切な妻たちが居る。その事を無視してそんなことを聞くのは、彼女に失礼だよ」
レベッカ夫人は私の話を聞いて、仕方ないという表情を見せてくれた。
「う、羨ましいです……」
えっ、なんで泣くのぉーーー!
イーナさんはそう話すと目から大粒の涙が零れ落ちている。
「アタル様と話していると、どんどん好きになるのに、すでにこんな素敵な奥様が居る。私なんか入り込めるわけないよぉ!」
えっ、えっ、えっ、好き!
私は泣き叫ぶイーナさんを見て混乱する。
ラナとクレアがイーナさんに近づくと、優しく肩に手を置き話しかける。
ラナ「そんな風に思ってくれるあなたなら、私は受け入れるわ」
クレア「ああ、私も受け入れる」
優しく微笑みながら話す二人を交互に見たイーナさんだったが、さらに泣きながら話した。
「ダメなんでしゅ~、孤児院の子供達《みんな》と約束《やくしょく》したんでしゅ。この町でうまくいったら必じゅ迎えに行くと、約束《やくしょく》したんでしゅ~」
イーナさんは子供のように泣きながら、必死にラナとクレアに訴えている。
ほんまに、ええ娘《こ》やぁ~!
「あなた気に入ったわ。あなたならアタルに相応しいわ!」
レベッカ夫人も少し目を潤ませて、それでも決意を込めた目で言った。
「ダメなんでしゅ~、私だけ幸せにはなれないでしゅ~」
ほんまに、ほんっまに、ええ娘《こ》やぁ~!
「大丈夫よ! アタル!」
「は、はい!」
「すぐに客車型テク魔車を王都に送ってちょうだい!」
「えっ、は、はい……」
「あなた、孤児院の子供は何人?」
「えっ、23人でしゅ……」
「あら、たったそれだけ? それなら簡単ね。後で詳しく話を聞かせてちょうだい。アタルとエルマイスター家がその子達をこの町に連れてくるわ」
レベッカ夫人、男前です!
「えっ? えっ? えっ?」
イーナさんはついていけてないようだ……。
「子供たちがこの町に来れば、あなたも安心してアタルの嫁になれるのよね?」
レベッカ夫人がとんでもないことを言い出したぁーーー!
「それは絶対にダメだ! そ、そんなのは子供を理由に結婚を強制しているじゃないか!」
そんなことは絶対にダメだ!
「ひゃい、奥様達が受け入れてくれるなら、喜んで!」
えっ、あれ? 喜んで!?
ラナ「私もあなたなら喜んで受け入れるわ」
クレア「一緒に旦那様を支えていこう」
あれ? ラナとクレアが受け入れちゃったのぉ!
「アタル、あなたは彼女を嫌いなの?」
レベッカ夫人が私に尋ねてきた。妻たちとイーナさんが俺に注目している。
そ、そんな聞き方ずるくないかなぁ!?
「き、嫌いじゃ、ないよ……」
「男らしくない! ハッキリと言いなさい!」
いや、でもぉ、そんなこと言われても恥ずかしよぉ~。
「え~と、凄く彼女は優しくて……、魅力的な女性だと……」
「だから、はっきり言いなさい!」
こわいですぅ~!
「……好きです」
「もっと大きな声で!」
くっ、難易度が高過ぎるぅ~。
「大好きです!」
勢いで言ってしまった。顔から火が出るのではと思うくらい、顔が熱いよぉ。イーナさんもこれでもかと顔が真っ赤になっている、ウサ耳の内側が真っ赤になるんだと感心してしまうほどだ。
「あら、結果的にあっと言う間に話が進んでみたいね」
アンタが進めたんだろうがぁーーーーー!
ラナ「いくら何でも手を出すのが早すぎます!」
クレア「まさか初日で……」
レベッカ「まずはもう少し打ち解けてもらうと思ったけど、これは予想外ね……」
くっ、言い訳をしたいが、どう話しても嘘くさくなりそうだ!
それに、トラップだとしたら、言い訳など通用しないはずだ……。
「ち、違うんです! 私がついアタル様に抱き着いてしまったんです!」
叱られている私を見て、イーナさんは誤解を解こうとしている。
ええ娘《こ》やぁ~、でも……、火に油って言葉知ってる?
「あら、あなたから迫ったの? 妻のいるアタルをあなたが誘惑したというのね?」
レベッカ夫人が微笑みながらイーナさんに尋ねた。
「えっ、いえ、そうでなく……」
うん、役者が違う……。
イーナさんはレベッカ夫人の微笑みを見て、上手く状況を説明できなくて声が小さくなる。
「彼女を責めるのは止めてくれ。彼女は光の女神様の加護を授かったようなんだ。たぶん、彼女は何となくそれを感じて、つい……」
私の話を聞いて全員が振り返り、光の女神像を見つめる。
レベッカ「前と違うわ……」
クレア「神々しさが……」
ラナ「なんと慈悲深いお姿に……」
イーナ「そ、そんな、私のような獣人に、畏れ多いです……」
イーナさんはまた女神像の前で跪いて頭を下げている。
「それは違うよ。神に人族や獣人族といった違いなどないよ」
私は優しく彼女にそう話した。
イーナさんは戸惑いの表情を私に向けた。ラナやクレアは優しく微笑みながら彼女を見ている。
くっ、正座させられているから、良い事を言ったはずなのに恥ずかしい!
それでも、浮気の件はこれでうやむやに……。
な、なんで、レベッカ夫人が悪魔の微笑みを!?
「そうね、あなたは女神様に愛されるほど心優しいのよ」
レベッカ夫人はイーナさんに優しく微笑みながら話しかける。
「だから、アタルとの責任を取って、彼の妻になりなさい」
強引じゃね!?
イーナさんも困ったような表情をしている。レベッカ夫人は追い打ちをかけるように、さらに話した。
「妻2人を傷つけたのだから、心優しいあなたは責任を取ってくれるわよね?」
ひ、卑怯な言い方だぁ!
イーナさんは目に涙を浮かべ、何か言おうとしている。
「悪いのは私だ! 今回の事を持ち出して彼女に結婚を迫るのだけは絶対にダメだ!」
自分でも驚くほど強く言ってしまった。でも、これだけは絶対に受け入れられない。
「ラナ、クレア、私の間違いを簡単に許してはくれないだろう。でも、そんなことを盾に彼女を脅して妻にするようなことはできない。
私は2人を愛し、愛されたから結婚したんだ! こんな形で彼女と結婚するのはあり得ない!
頼む、どんな罰でも私は受ける。だから彼女にそんなことを強要しないでほしい!」
私は土下座して2人に頼み込む。
確かに私はイーナさんに心が揺れてしまった。だから責任は取ろうと思う。
だが、それは私の責任であり、罰は私が受けるべきことだ!
ラナ「もちろんです。強要して結婚させるような事はしません」
クレア「ああ、旦那様とはお互いに愛し合ったから結婚したのだ」
顔を上げて二人を見ると、優しく微笑んでいるのが分かる。それを見て思わず泣きそうになる。
「あらあら、これじゃあ私が悪者みたいじゃない。私も強要するつもりはないわよぉ」
レベッカ夫人は悪びれた感じもなくそう話した。
「なんとなく二人が引かれているような気がしたから、それなら、それが良いと思っただけよ。あなたはアタルのことどう思っているの?」
おいおい、この場でまだそんな話を?
イーナさんも困った顔で赤くしている。
「あ、あの、でも、それは……」
うん、完全に困っているね。
「レベッカ夫人、この状況でそんな話は……。彼女は本当に素敵な女性だけど、それとこれとは別の話だよ。私には大切な妻たちが居る。その事を無視してそんなことを聞くのは、彼女に失礼だよ」
レベッカ夫人は私の話を聞いて、仕方ないという表情を見せてくれた。
「う、羨ましいです……」
えっ、なんで泣くのぉーーー!
イーナさんはそう話すと目から大粒の涙が零れ落ちている。
「アタル様と話していると、どんどん好きになるのに、すでにこんな素敵な奥様が居る。私なんか入り込めるわけないよぉ!」
えっ、えっ、えっ、好き!
私は泣き叫ぶイーナさんを見て混乱する。
ラナとクレアがイーナさんに近づくと、優しく肩に手を置き話しかける。
ラナ「そんな風に思ってくれるあなたなら、私は受け入れるわ」
クレア「ああ、私も受け入れる」
優しく微笑みながら話す二人を交互に見たイーナさんだったが、さらに泣きながら話した。
「ダメなんでしゅ~、孤児院の子供達《みんな》と約束《やくしょく》したんでしゅ。この町でうまくいったら必じゅ迎えに行くと、約束《やくしょく》したんでしゅ~」
イーナさんは子供のように泣きながら、必死にラナとクレアに訴えている。
ほんまに、ええ娘《こ》やぁ~!
「あなた気に入ったわ。あなたならアタルに相応しいわ!」
レベッカ夫人も少し目を潤ませて、それでも決意を込めた目で言った。
「ダメなんでしゅ~、私だけ幸せにはなれないでしゅ~」
ほんまに、ほんっまに、ええ娘《こ》やぁ~!
「大丈夫よ! アタル!」
「は、はい!」
「すぐに客車型テク魔車を王都に送ってちょうだい!」
「えっ、は、はい……」
「あなた、孤児院の子供は何人?」
「えっ、23人でしゅ……」
「あら、たったそれだけ? それなら簡単ね。後で詳しく話を聞かせてちょうだい。アタルとエルマイスター家がその子達をこの町に連れてくるわ」
レベッカ夫人、男前です!
「えっ? えっ? えっ?」
イーナさんはついていけてないようだ……。
「子供たちがこの町に来れば、あなたも安心してアタルの嫁になれるのよね?」
レベッカ夫人がとんでもないことを言い出したぁーーー!
「それは絶対にダメだ! そ、そんなのは子供を理由に結婚を強制しているじゃないか!」
そんなことは絶対にダメだ!
「ひゃい、奥様達が受け入れてくれるなら、喜んで!」
えっ、あれ? 喜んで!?
ラナ「私もあなたなら喜んで受け入れるわ」
クレア「一緒に旦那様を支えていこう」
あれ? ラナとクレアが受け入れちゃったのぉ!
「アタル、あなたは彼女を嫌いなの?」
レベッカ夫人が私に尋ねてきた。妻たちとイーナさんが俺に注目している。
そ、そんな聞き方ずるくないかなぁ!?
「き、嫌いじゃ、ないよ……」
「男らしくない! ハッキリと言いなさい!」
いや、でもぉ、そんなこと言われても恥ずかしよぉ~。
「え~と、凄く彼女は優しくて……、魅力的な女性だと……」
「だから、はっきり言いなさい!」
こわいですぅ~!
「……好きです」
「もっと大きな声で!」
くっ、難易度が高過ぎるぅ~。
「大好きです!」
勢いで言ってしまった。顔から火が出るのではと思うくらい、顔が熱いよぉ。イーナさんもこれでもかと顔が真っ赤になっている、ウサ耳の内側が真っ赤になるんだと感心してしまうほどだ。
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これもご愛読くださっている皆様のお蔭です! ありがとうございます!
発売日に関しましては9月下旬頃になります。
題名も多少変わりましたのでここに旧題を書いておきます。
旧題:スキル『日常動作』は最強です~ゴミスキルだと思ったら、実は超万能スキルでした~
なお、書籍の方ではweb版の設定を変更したところもありますので詳しくは設定資料の章をご覧ください(※こちらについては、まだあげていませんので、のちほどあげます)。
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主人公レクスは、12歳の誕生日を迎えた。12歳の誕生日を迎えた子供は適正検査を受けることになっていた。ステータスとは、自分の一生を左右するほど大切であり、それによって将来がほとんど決められてしまうのだ。
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