149 / 224
第6章 塩会議
第10話 イザークの策略と絶望
しおりを挟む
ハロルド達が夕食を食べ終わりお茶を飲んでいると、冒険者ギルドのギルドマスターが到着したとの執事が伝えにきた。
グラスニカ侯爵のエドワルドは会議室に案内するように指示する。
「すまないが、今回の件は私が話すようにする。必要だと思ったら会話に入ってくれ」
エドワルドがハロルドに確認するように話す。自領で起こった事件である。捜査や処罰するのは領主のエドワルドに権利がある。それでも襲撃されたハロルドに気を遣ったのであろう。
「それで儂は構わんぞ」
「そう言いながら、いつものように突然殴ったりしないでくださいよ」
エイブル伯爵のカークが心配そうにハロルドに念を押す。
「最近の儂は自重するように説教するぐらいじゃぞ。安心しろ!」
((どんな馬鹿がハロルドに自重しろと説教されるのだ!?))
ハロルドの返事に2人は信じられないという顔をするのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
3人が部屋に入ると、老齢だが鋭い目つきをした男が座ることなく部屋で待っていた。
男は3人に気付くとすぐに挨拶を始める。
「お久しぶりです。この地の冒険者ギルドのギルドマスターをしています、イザークと申します。本日は急のお呼びに驚いています。エルマイスター辺境伯とエイブル伯爵もお揃いになっている。何か火急の用件でもございましたでしょうか?」
イザークと名乗ったギルドマスターは、このグラスニカの領都で20年以上も冒険者ギルドのギルドマスターを務める人物であった。ハロルドとカークも何度も会ったことがある。
それでもハロルドやカークとは頻繁に会うわけではないので、丁寧に立場から名乗ったのだ。
彼は冒険者ギルドのギルドマスターらしく太ってなかったが、老齢でどちらかと言うと文官や貴族という雰囲気であった。実際に彼の祖父は貴族の末席にいた。
「色々と聞きたいことがある。まずは座ってくれ」
エドワルドはイザークに座るように言い、自分達も対面に並んで座る。
イザークが座るのを確認するとエドワルドが話を始める。
「お前はキルティとその仲間たちを知っているか?」
イザークは質問されて様々のことが頭を駆け巡っていた。
イザークは数日前にタルボットとキルティ、そして何人かキルティの手下とも会っていた。タルボットから詳細説明がなかったが、もしかしたら大きな事件が起きる可能性があると話は聞いていた。
そこからエルマイスター領の冒険者ギルドの話や、それ以外の噂を知っていたイザークは、もしかしたらエルマイスター辺境伯の襲撃をするのではないかと推察していた。
エルマイスター領には犯罪者を鑑定で判別できるという話は、少し前から報告を受けていた。
そしてキルティの噂も知っていた。捕まっていないのが不思議なくらいの冒険者であり、そんな連中を集めていることは、冒険者ギルド内では有名であったのだ。
それらのことを考えるとエルマイスター領で何かするには不適格だと考えた。そうなるとタイミング的には塩会議に来る辺境伯を襲撃すると考えていたのである。
しかし、辺境伯一行が町に到着したことはすでに報告があり、自分の推察が外れたと思っていた。
そこに領主からの呼び出しである。短い時間で必死に情報を集めたが、辺境伯が襲撃されたとは考えられなかった。しかし、何もつかめず知らない振りをしようと考えていたのだ。
しかし、いきなりキルティの話になるということは、何かあったことは間違いないと考え始めたのである。
「キルティ? 聞いたことがある気がします。ですが、このグラスニカの領都では冒険者の出入りは多いので、正確に誰だったか記憶が不確かで申し訳ありません」
イザークは完全に惚けるのは、もう少し相手の情報が出てからにしようと考えた。
「では、王都のサブマスターであるタルボットとは最近会ったか?」
タルボットの名前が出ていよいよ状況は良くないとイザークは気付く。そして、何とか自分の保身だけでもと考え始める。しかし、状況は良くないと思うが判断するための情報が足りない。返事をする前に少しでも情報を引き出そうとする。
「なにか事件があったのですか?」
その質問にエドワルドが答えようとしたが、その前にハロルドが口を挟む。
「おかしいのぉ。領主からの質問に別の質問で返すのは変じゃのぉ」
ハロルドは少し笑顔を見せながら話した。それを聞いてエドワルドは答えるのを止める。
イザークは予想外にハロルドが油断できないと警戒して言い訳をする。
「申し訳ありません。王都のサブマスターの動向を理由もなく話せないのです」
「いつからそんな規則ができた? 会ったか会っていないか答えることもできないとは不思議じゃのぉ。そんな規則は聞いたこともない!」
「規則というよりは、勝手に話すと私の立場が悪くなるのです」
イザークは必死に言い訳をする。それも話す相手はエドワルドに向かってである。
エドワルドなら組織内の立場とか理解してもらえる。それも長年何度も顔を合わせてきた間柄である。そしてここはグラスニカ領で、いくらハロルドでも無茶はしないだろうと考えたのである。
「そうか、わかった!」
ハロルドの言葉にイザークはホッとする。ギリギリのやり取りだが、何とか乗り越えたと思った。しかし、次の言葉で顔色を変える。
「こいつは奴らの一味だと判断する。奴らと一緒に儂が尋問するぞ!」
イザークはその瞬間に、エルマイスター領の前のギルドマスターについての報告を思い出す。
(クレイジーオーガ復活!)
誰が言い出したか分からないが、エルマイスター領からくる冒険者が言い出していた。そしてこの支部にも報告書の一部は回ってきていた。
それを読んだ誰もが『クレイジーオーガ復活!』と呟いたのである。
縋るようにエドワルドに視線を向ける。
「確かに会った会わないも答えられんのはおかしいのぉ」
エドワルドはさすがにイザークが気の毒だと思ったが、ハロルドの話でその程度のことを隠すのは変だと考えた。それにこうなったらハロルドは止められないのも知っているのだ。
「よし、エドワルド! こいつの家族を攫ってこい」
「ハロルド殿、攫うというのはお止めください。どちらが悪人か分かりません!」
カークがハロルドに注意する。
「おう、お前もアランと同じことを言うのぉ。ガハハハッ! いやぁ、捕縛した奴らが簡単に口を割るから物足りないと兵士たちが言っていたが、ギルドマスターなら多少楽しめるじゃろ?」
「ハロルド、いい加減にしろ!」
ハロルドが危険な方向に進みだしたので、無駄な努力と知りながらエドワルドは注意する。
「なにがじゃ?」
「兵に命令して、すぐに家族は捕縛させる。頼むから尋問から始めてくれ!」
イザークは目の前のやり取りが信じられなかった。普段は温厚で暴力の嫌いな領主が、簡単に自分の家族を捕縛すると約束しているのだ。
(駆け引きとか、全部吹っ飛ばしてそっちなの!?)
目の前のハロルドが本当のオーガに見えてくる。そして捕縛した奴らと聞き、襲撃か何かをして捕縛されたのだろう。どこまで捕縛されたのか分からないし、簡単に口を割るということはタルボット以外だと思った。
「す、すみません! 保身のために話しませんでした! 実は、」
「黙れ!」
イザークは知っていることを話して、自分や家族の安全を考えた。しかし、それをハロルドに止められた。
そしてハロルドはオーガが微笑んだらこんな笑顔になるだろう悪人顔を見せ、イザークに話しかける。
「話すのは家族の目の前でしてくれ。兵士達《みんな》がお主を待っておる」
「どちらが犯罪者か分からんではないかぁ」
エドワルドが呟く。
「あぁ、戦争の時のハロルド殿が夢に出てきそうだぁ。暫く食欲がなくなりそうだぁ」
カークが辛そうな表情で言う。それを見てエドワルドは真剣な表情でハロルドに話す。
「なあハロルド、確か自重するように説教していると言っていたよな?」
「おお、移動中もずっと説教してやったぞ!」
「だったらお前も自重してくれ、この者も長いこと顔を合わせてきた。さすがに家族が目の前で目を抉られたり、指を切り落とされたりするのは可哀そうじゃ。それに家族には幼い孫も生まれたばかりだと聞いておる」
「そ、そうか、だが、説教で儂の不満がな……」
「ふぅ~、自分の不満をこいつに向けるでない! 取り敢えず自白させてから、少しでも不自然なことがあってからにしてくれ」
「しかし、……」
「自重は大切だよなぁ?」
「くっ、じゃが、少しでも嘘や隠し事が見つかったら、特別に念入りに尋問して良いのだな!」
「そうだな。だがその時は家族ごと自分の領地に連れ帰ってからにしてくれ……」
エドワルドは諦めた表情でハロルドに頼む。
「おい、この人に駆け引きとか、どこまで隠そうとか考えるのは止めとけよ。不思議とそう言うことには勘の働く人だ。それで何度もあんな状況を……」
カークが昔を思い出しながらイザークに助言をする。それを恐怖の表情で首を縦に振るってイザークは答える。
「なんでも聞いてください! 全てお答えします!」
イザークは必死な表情でハロルドに懇願する。
「そうか、……では、冒険者ギルドぐるみで不正をしているのは知っているが、この領でもやっているのか?」
ハロルドの予想外の質問にイザークは絶望的な表情を浮かべるのであった。
グラスニカ侯爵のエドワルドは会議室に案内するように指示する。
「すまないが、今回の件は私が話すようにする。必要だと思ったら会話に入ってくれ」
エドワルドがハロルドに確認するように話す。自領で起こった事件である。捜査や処罰するのは領主のエドワルドに権利がある。それでも襲撃されたハロルドに気を遣ったのであろう。
「それで儂は構わんぞ」
「そう言いながら、いつものように突然殴ったりしないでくださいよ」
エイブル伯爵のカークが心配そうにハロルドに念を押す。
「最近の儂は自重するように説教するぐらいじゃぞ。安心しろ!」
((どんな馬鹿がハロルドに自重しろと説教されるのだ!?))
ハロルドの返事に2人は信じられないという顔をするのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
3人が部屋に入ると、老齢だが鋭い目つきをした男が座ることなく部屋で待っていた。
男は3人に気付くとすぐに挨拶を始める。
「お久しぶりです。この地の冒険者ギルドのギルドマスターをしています、イザークと申します。本日は急のお呼びに驚いています。エルマイスター辺境伯とエイブル伯爵もお揃いになっている。何か火急の用件でもございましたでしょうか?」
イザークと名乗ったギルドマスターは、このグラスニカの領都で20年以上も冒険者ギルドのギルドマスターを務める人物であった。ハロルドとカークも何度も会ったことがある。
それでもハロルドやカークとは頻繁に会うわけではないので、丁寧に立場から名乗ったのだ。
彼は冒険者ギルドのギルドマスターらしく太ってなかったが、老齢でどちらかと言うと文官や貴族という雰囲気であった。実際に彼の祖父は貴族の末席にいた。
「色々と聞きたいことがある。まずは座ってくれ」
エドワルドはイザークに座るように言い、自分達も対面に並んで座る。
イザークが座るのを確認するとエドワルドが話を始める。
「お前はキルティとその仲間たちを知っているか?」
イザークは質問されて様々のことが頭を駆け巡っていた。
イザークは数日前にタルボットとキルティ、そして何人かキルティの手下とも会っていた。タルボットから詳細説明がなかったが、もしかしたら大きな事件が起きる可能性があると話は聞いていた。
そこからエルマイスター領の冒険者ギルドの話や、それ以外の噂を知っていたイザークは、もしかしたらエルマイスター辺境伯の襲撃をするのではないかと推察していた。
エルマイスター領には犯罪者を鑑定で判別できるという話は、少し前から報告を受けていた。
そしてキルティの噂も知っていた。捕まっていないのが不思議なくらいの冒険者であり、そんな連中を集めていることは、冒険者ギルド内では有名であったのだ。
それらのことを考えるとエルマイスター領で何かするには不適格だと考えた。そうなるとタイミング的には塩会議に来る辺境伯を襲撃すると考えていたのである。
しかし、辺境伯一行が町に到着したことはすでに報告があり、自分の推察が外れたと思っていた。
そこに領主からの呼び出しである。短い時間で必死に情報を集めたが、辺境伯が襲撃されたとは考えられなかった。しかし、何もつかめず知らない振りをしようと考えていたのだ。
しかし、いきなりキルティの話になるということは、何かあったことは間違いないと考え始めたのである。
「キルティ? 聞いたことがある気がします。ですが、このグラスニカの領都では冒険者の出入りは多いので、正確に誰だったか記憶が不確かで申し訳ありません」
イザークは完全に惚けるのは、もう少し相手の情報が出てからにしようと考えた。
「では、王都のサブマスターであるタルボットとは最近会ったか?」
タルボットの名前が出ていよいよ状況は良くないとイザークは気付く。そして、何とか自分の保身だけでもと考え始める。しかし、状況は良くないと思うが判断するための情報が足りない。返事をする前に少しでも情報を引き出そうとする。
「なにか事件があったのですか?」
その質問にエドワルドが答えようとしたが、その前にハロルドが口を挟む。
「おかしいのぉ。領主からの質問に別の質問で返すのは変じゃのぉ」
ハロルドは少し笑顔を見せながら話した。それを聞いてエドワルドは答えるのを止める。
イザークは予想外にハロルドが油断できないと警戒して言い訳をする。
「申し訳ありません。王都のサブマスターの動向を理由もなく話せないのです」
「いつからそんな規則ができた? 会ったか会っていないか答えることもできないとは不思議じゃのぉ。そんな規則は聞いたこともない!」
「規則というよりは、勝手に話すと私の立場が悪くなるのです」
イザークは必死に言い訳をする。それも話す相手はエドワルドに向かってである。
エドワルドなら組織内の立場とか理解してもらえる。それも長年何度も顔を合わせてきた間柄である。そしてここはグラスニカ領で、いくらハロルドでも無茶はしないだろうと考えたのである。
「そうか、わかった!」
ハロルドの言葉にイザークはホッとする。ギリギリのやり取りだが、何とか乗り越えたと思った。しかし、次の言葉で顔色を変える。
「こいつは奴らの一味だと判断する。奴らと一緒に儂が尋問するぞ!」
イザークはその瞬間に、エルマイスター領の前のギルドマスターについての報告を思い出す。
(クレイジーオーガ復活!)
誰が言い出したか分からないが、エルマイスター領からくる冒険者が言い出していた。そしてこの支部にも報告書の一部は回ってきていた。
それを読んだ誰もが『クレイジーオーガ復活!』と呟いたのである。
縋るようにエドワルドに視線を向ける。
「確かに会った会わないも答えられんのはおかしいのぉ」
エドワルドはさすがにイザークが気の毒だと思ったが、ハロルドの話でその程度のことを隠すのは変だと考えた。それにこうなったらハロルドは止められないのも知っているのだ。
「よし、エドワルド! こいつの家族を攫ってこい」
「ハロルド殿、攫うというのはお止めください。どちらが悪人か分かりません!」
カークがハロルドに注意する。
「おう、お前もアランと同じことを言うのぉ。ガハハハッ! いやぁ、捕縛した奴らが簡単に口を割るから物足りないと兵士たちが言っていたが、ギルドマスターなら多少楽しめるじゃろ?」
「ハロルド、いい加減にしろ!」
ハロルドが危険な方向に進みだしたので、無駄な努力と知りながらエドワルドは注意する。
「なにがじゃ?」
「兵に命令して、すぐに家族は捕縛させる。頼むから尋問から始めてくれ!」
イザークは目の前のやり取りが信じられなかった。普段は温厚で暴力の嫌いな領主が、簡単に自分の家族を捕縛すると約束しているのだ。
(駆け引きとか、全部吹っ飛ばしてそっちなの!?)
目の前のハロルドが本当のオーガに見えてくる。そして捕縛した奴らと聞き、襲撃か何かをして捕縛されたのだろう。どこまで捕縛されたのか分からないし、簡単に口を割るということはタルボット以外だと思った。
「す、すみません! 保身のために話しませんでした! 実は、」
「黙れ!」
イザークは知っていることを話して、自分や家族の安全を考えた。しかし、それをハロルドに止められた。
そしてハロルドはオーガが微笑んだらこんな笑顔になるだろう悪人顔を見せ、イザークに話しかける。
「話すのは家族の目の前でしてくれ。兵士達《みんな》がお主を待っておる」
「どちらが犯罪者か分からんではないかぁ」
エドワルドが呟く。
「あぁ、戦争の時のハロルド殿が夢に出てきそうだぁ。暫く食欲がなくなりそうだぁ」
カークが辛そうな表情で言う。それを見てエドワルドは真剣な表情でハロルドに話す。
「なあハロルド、確か自重するように説教していると言っていたよな?」
「おお、移動中もずっと説教してやったぞ!」
「だったらお前も自重してくれ、この者も長いこと顔を合わせてきた。さすがに家族が目の前で目を抉られたり、指を切り落とされたりするのは可哀そうじゃ。それに家族には幼い孫も生まれたばかりだと聞いておる」
「そ、そうか、だが、説教で儂の不満がな……」
「ふぅ~、自分の不満をこいつに向けるでない! 取り敢えず自白させてから、少しでも不自然なことがあってからにしてくれ」
「しかし、……」
「自重は大切だよなぁ?」
「くっ、じゃが、少しでも嘘や隠し事が見つかったら、特別に念入りに尋問して良いのだな!」
「そうだな。だがその時は家族ごと自分の領地に連れ帰ってからにしてくれ……」
エドワルドは諦めた表情でハロルドに頼む。
「おい、この人に駆け引きとか、どこまで隠そうとか考えるのは止めとけよ。不思議とそう言うことには勘の働く人だ。それで何度もあんな状況を……」
カークが昔を思い出しながらイザークに助言をする。それを恐怖の表情で首を縦に振るってイザークは答える。
「なんでも聞いてください! 全てお答えします!」
イザークは必死な表情でハロルドに懇願する。
「そうか、……では、冒険者ギルドぐるみで不正をしているのは知っているが、この領でもやっているのか?」
ハロルドの予想外の質問にイザークは絶望的な表情を浮かべるのであった。
60
お気に入りに追加
2,154
あなたにおすすめの小説
人類最強は農家だ。異世界へ行って嫁さんを見つけよう。
久遠 れんり
ファンタジー
気がつけば10万ポイント。ありがとうございます。
ゴブリン?そんなもの草と一緒に刈っちまえ。
世の中では、ダンジョンができたと騒いでいる。
見つけたら警察に通報?
やってもいいなら、草刈りついでだ。
狩っておくよ。
そして、ダンジョンの奥へと潜り異世界へ。
強力無比な力をもつ、俺たちを見て村人は望む。
魔王を倒してください? そんな事、知らん。
俺は、いや俺達は嫁さんを見つける。それが至上の目的だ。
そう。この物語は、何の因果か繋がった異世界で、嫁さんをゲットする物語。
異世界無宿
ゆきねる
ファンタジー
運転席から見た景色は、異世界だった。
アクション映画への憧れを捨て切れない男、和泉 俊介。
映画の影響で筋トレしてみたり、休日にエアガンを弄りつつ映画を観るのが楽しみな男。
訳あって車を購入する事になった時、偶然通りかかったお店にて運命の出会いをする。
一目惚れで購入した車の納車日。
エンジンをかけて前方に目をやった時、そこは知らない景色(異世界)が広がっていた…
神様の道楽で異世界転移をさせられた男は、愛車の持つ特別な能力を頼りに異世界を駆け抜ける。
アクション有り!
ロマンス控えめ!
ご都合主義展開あり!
ノリと勢いで物語を書いてますので、B級映画を観るような感覚で楽しんでいただければ幸いです。
不定期投稿になります。
投稿する際の時間は11:30(24h表記)となります。
【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
転生した社畜は異世界でも無休で最強へ至る(旧題|剣は光より速い-社畜異世界転生)
丁鹿イノ
ファンタジー
【ファンタジア文庫にて1巻発売中!】
深夜の職場で人生を終えた青桐 恒(25)は、気づいたらファンタジーな異世界に転生していた。
前世の社畜人生のお陰で圧倒的な精神力を持ち、生後から持ち前の社畜精神で頑張りすぎて魔力と気力を異常に成長させてしまう。
そのうち元Sクラス冒険者である両親も自重しなくなり、魔術と剣術もとんでもないことに……
異世界に転生しても働くのをやめられない!
剣と魔術が存在するファンタジーな異世界で持ち前の社畜精神で努力を積み重ね成り上がっていく、成長物語。
■カクヨムでも連載中です■
本作品をお読みいただき、また多く感想をいただき、誠にありがとうございます。
中々お返しできておりませんが、お寄せいただいたコメントは全て拝見し、執筆の糧にしています。
いつもありがとうございます。
◆
書籍化に伴いタイトルが変更となりました。
剣は光より速い - 社畜異世界転生 ~社畜は異世界でも無休で最強へ至る~
↓
転生した社畜は異世界でも無休で最強へ至る
転生魔竜~異世界ライフを謳歌してたら世界最強最悪の覇者となってた?~
アズドラ
ファンタジー
主人公タカトはテンプレ通り事故で死亡、運よく異世界転生できることになり神様にドラゴンになりたいとお願いした。 夢にまで見た異世界生活をドラゴンパワーと現代地球の知識で全力満喫! 仲間を増やして夢を叶える王道、テンプレ、モリモリファンタジー。
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる