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第5章 公的ギルド
第23話 レンドとハロルド②
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応接室には冒険者側にはレンドとアジスがいて、領主側にはハロルドとセバス、それに騎士団長のアランも控えていた。
部屋は沈黙が支配していたが、ハロルドが沈黙を破って話し始める。
「そうか、あとは王都のグランドマスターと話をするべきじゃのぉ。それに、この件は我が領だけの問題ではないから、それこそ国と冒険者ギルドのとの問題になるのかのぉ」
ハロルドは独り言のように呟いていた。
レンドはその件を追及されずにすんでホッとしていると同時に、それほどの情報がハロルドに握られたと思い、冷や汗を流すのであった。
「それなら儂からギルドマスターに話すことはないな。今日はこれで終わりにするかのぉ」
「お、お待ちください!」
レンドはこれで話が終わってしまったら、何のために前ギルドマスターの件を終わらせるために多額の賠償を払ったのか分からなくなる。何としても冒険者ギルドのお願いを聞いてもらわないと困るのだ。
「なんじゃ、他に話があるのか?」
ハロルドは面倒臭そうに答える。
「冒険者ギルドで請け負っていたダンジョンの管理を、また復活させて欲しいのです!」
「それは無理じゃな!」
ハロルドは即答する。
しかし、それではレンドも納得できなかった。
「なぜですか!? 前ギルドマスターの賠償も払うのだから、以前の状態に戻して頂きたいというのは、普通の要求ではないでしょうか?」
「確かに前ギルドマスターの件は賠償を払えばそれ以上の追及はしない。しかし、冒険者ギルドを信用できるかと聞かれれば、信用できないとしか答えられん。
過去のギルドマスターが誤魔化していたのを知っておるのじゃ、その件が片付かないと頼むことはできないのぉ」
レンドはまさかこんな形で過去のギルドマスターの件を持ち出されるとは思ってもいなかった。いや、自分でも持ち出しているだろうと、今さらながら気が付く。
「わ、私は絶対に誤魔化しません! 何とか戻して頂けないでしょうか!?」
レンドは自分を信頼して任せて欲しいと、懇願するしか方法はなかった。
「信頼はそんなに簡単に築けるものではない。まずは信頼を回復するように努めよ! それに冒険者ギルドに裏切られた我々は、すでに多額の費用をかけて、エルマイスター家で管理するようにしたのじゃ。その費用を全て冒険者ギルドが払うなら考えても良い。
しかし、その前にこの町に冒険者ギルドができてから誤魔化してきた賠償が先じゃ!」
レンドとしては不利な状況であるのは間違いないが、それでも何とかしないといけないとしか考えられなかった。
「しかし、前ギルドマスターがダンジョン周辺の開発をお願いした時には、断った筈ではありませんか!?」
レンドとしては冒険者ギルドの要求を断ったのに、エルマイスター家で管理するなら開発するというのは、冒険者ギルドを馬鹿にしているとしか思えなかった。そして、少しでも相手の弱点を探そうとして追及したのである。
「お願いじゃとぉ! 管理と徴税は自分達でするから、開発だけはエルマイスター家で全額負担しろと言ってきて、結果的に領の儲けが増えるからと口頭で言ってきた事か!
腹が立ったが、それなら納得できる計画書を出せと言ったのに、計画書は出さずに商売する者達に店を出させて、出店費用とか税金だと言って金を取っていた事かぁ!」
レンドは真っ青な顔になり、呟いてしまう。
「まさか、それほど愚かな事を……」
王都で読んだ報告書には細かい経緯などなく、ハロルドが頑なに断っていると書いてあっただけであった。そして先程の賠償金に出店費用などが盛り込まれたことを思い出す。
「そうじゃ! 店を出したものが魔物に襲われて、兵士が救出したこともある。金を取っておきながら、護衛の冒険者すら置いてなかったのだぞ!」
レンドは内心で泣きたくなった。
それほど愚かなギルドマスターの尻拭いなどできるはずなどない。
しかし、これでは冒険者ギルドの維持すら難しい。
「それは知りませんでした。しかし、せめて買取所を無くすか、冒険者ギルドに任せてもらえませんか?」
レンドとしてはこれだけは何とかしないと絶対にギルドは破綻すると思って懇願する。
「無理じゃな。すでに多額の費用を掛けて、1、4、7、10層に買取所を設置しておる。冒険者ギルドで費用を負担するのか? それも王都との話し合いが済んでからじゃぞ」
レンドはまた驚いた。報告は1層だけだったが、まさかそんなに多くの階層に買取所を設置したのが信じられなかった。
しかし、逆に希望が持てたのも事実であった。それほどの階層に買取所を設置できたなら、利益は莫大になる可能性が高い。それこそ、その技術があるなら冒険者ギルドは大躍進できると思ったのだ。
「な、何とかその施設を貸しては頂けませんか?」
「お主は信用できない相手に、莫大な費用を掛けて造った施設を貸せるのか?」
レンドは必死に考える。
その技術を手土産にすると言えば王都の冒険者ギルド、いや、冒険者ギルド本部が費用を出してくれる可能性があると思いつく。
「王都の冒険者ギルドに掛け合って全額負担することも提案してみます。王都の冒険者ギルドでダメなら冒険者ギルドの本部に掛け合います!」
レンドはこれで上手く技術を盗めれば、自分の冒険者ギルドでの立場は盤石となると野心をたぎらせてハロルドに提案した。
「お主は何を言っているのか分かっているのか? それをする前に我が領だけではなく、国全体から冒険者ギルドが誤魔化した費用を負担するのが先になるのじゃぞ。
それは国家予算どころの話ではないはずじゃ。その件が片付くころに人材まで揃えた我々が、冒険者ギルドに頼むと思うのか?」
ハロルドは気の毒そうにレンドを見ながら、諭すように話した。
レンドはそう言われて、再び冒険者ギルドの極秘事項を思い出して絶望する。
目の前に自分の輝ける未来(冒険者ギルド)がある。しかし、それは未来(冒険者ギルド)が汚濁にまみれているから、輝くことができないのである。
レンドは溢れる涙を堪えることはできなかった。
「ダンジョンがない町や村と同じように、冒険者ギルドを運営するしかあるまい」
ハロルドに言われるまでもなく、それしかできないことは自分でも分かっていた。
レンドはうな垂れてハロルドの面会を終えて冒険者ギルドに戻るのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
冒険者ギルドに戻ったレンドは、まずはカヌムと話をすることにした。
「領主様の面会はどうでしたか?」
カヌムは戻ってきたレンドの雰囲気で、良くない結果だとは気付いていた。しかし、聞かないわけにはいかなかった。
「どうにもならない……。前ギルドマスターは他にも色々とやってくれていたようだ。これではエルマイスター家との関係改善はすぐには無理だ!」
「そうですか……」
カヌムは予想通りの結果に失望する。
「お前には王都に戻ってもらう」
カヌムは予想外のレンドの提案に驚く。
「よろしいのですか?」
「まあ、よろしくはないが仕方ない。現状の報告と対策を王都でしてきてくれ。ギルドの秘密はすべてエルマイスター家に知られている可能性が高い。その件が片付かないと、この町でギルドの運営は商人の護衛だけと考えた方が良い!」
最悪の状況にカヌムも唾を飲み込んで呟いた。
「それほどの……」
「それほどだ。エルマイスター家は証拠を持って王家に訴えるはずだ。そうなれば冒険者ギルドはこの国で悲惨な状況になる。その対策をするためにもお前には王都に戻ってもらう。
それに護衛の依頼だけの処理では、今いるギルド職員は多すぎる。信頼回復の為にも使えないギルド職員はこの町から出て行ってもらう。
ふふふっ、本当ならすぐにでも辞めさせたいが、辞めさせてこの町で問題を起こされてはたまらんからなぁ」
カヌムはレンドが気の毒になった。
この状況で自分がギルドマスターならどうしただろうと考える。しかし、逃げるくらいしか思いつかなかった。
「それと嘘を見抜く魔道具もあった。確認していないが、エルマイスター家ならあり得るだろう?」
レンドは自虐的に微笑みながら話した。カヌムはそれを聞いて、この町での裏ギルド職員の活動の難しさを実感した。
レンドは、その日のうちに前から残っていたギルド職員と、独り身で王都から来たギルド職員に王都に戻るように指示をしたのである。
アジスにも王都に戻るように指示したが、依頼の件とこの町のダンジョン自体に興味が湧いたようで、残ることになった。
レンドはその日のうちに王都への報告書を作成するのであった。
部屋は沈黙が支配していたが、ハロルドが沈黙を破って話し始める。
「そうか、あとは王都のグランドマスターと話をするべきじゃのぉ。それに、この件は我が領だけの問題ではないから、それこそ国と冒険者ギルドのとの問題になるのかのぉ」
ハロルドは独り言のように呟いていた。
レンドはその件を追及されずにすんでホッとしていると同時に、それほどの情報がハロルドに握られたと思い、冷や汗を流すのであった。
「それなら儂からギルドマスターに話すことはないな。今日はこれで終わりにするかのぉ」
「お、お待ちください!」
レンドはこれで話が終わってしまったら、何のために前ギルドマスターの件を終わらせるために多額の賠償を払ったのか分からなくなる。何としても冒険者ギルドのお願いを聞いてもらわないと困るのだ。
「なんじゃ、他に話があるのか?」
ハロルドは面倒臭そうに答える。
「冒険者ギルドで請け負っていたダンジョンの管理を、また復活させて欲しいのです!」
「それは無理じゃな!」
ハロルドは即答する。
しかし、それではレンドも納得できなかった。
「なぜですか!? 前ギルドマスターの賠償も払うのだから、以前の状態に戻して頂きたいというのは、普通の要求ではないでしょうか?」
「確かに前ギルドマスターの件は賠償を払えばそれ以上の追及はしない。しかし、冒険者ギルドを信用できるかと聞かれれば、信用できないとしか答えられん。
過去のギルドマスターが誤魔化していたのを知っておるのじゃ、その件が片付かないと頼むことはできないのぉ」
レンドはまさかこんな形で過去のギルドマスターの件を持ち出されるとは思ってもいなかった。いや、自分でも持ち出しているだろうと、今さらながら気が付く。
「わ、私は絶対に誤魔化しません! 何とか戻して頂けないでしょうか!?」
レンドは自分を信頼して任せて欲しいと、懇願するしか方法はなかった。
「信頼はそんなに簡単に築けるものではない。まずは信頼を回復するように努めよ! それに冒険者ギルドに裏切られた我々は、すでに多額の費用をかけて、エルマイスター家で管理するようにしたのじゃ。その費用を全て冒険者ギルドが払うなら考えても良い。
しかし、その前にこの町に冒険者ギルドができてから誤魔化してきた賠償が先じゃ!」
レンドとしては不利な状況であるのは間違いないが、それでも何とかしないといけないとしか考えられなかった。
「しかし、前ギルドマスターがダンジョン周辺の開発をお願いした時には、断った筈ではありませんか!?」
レンドとしては冒険者ギルドの要求を断ったのに、エルマイスター家で管理するなら開発するというのは、冒険者ギルドを馬鹿にしているとしか思えなかった。そして、少しでも相手の弱点を探そうとして追及したのである。
「お願いじゃとぉ! 管理と徴税は自分達でするから、開発だけはエルマイスター家で全額負担しろと言ってきて、結果的に領の儲けが増えるからと口頭で言ってきた事か!
腹が立ったが、それなら納得できる計画書を出せと言ったのに、計画書は出さずに商売する者達に店を出させて、出店費用とか税金だと言って金を取っていた事かぁ!」
レンドは真っ青な顔になり、呟いてしまう。
「まさか、それほど愚かな事を……」
王都で読んだ報告書には細かい経緯などなく、ハロルドが頑なに断っていると書いてあっただけであった。そして先程の賠償金に出店費用などが盛り込まれたことを思い出す。
「そうじゃ! 店を出したものが魔物に襲われて、兵士が救出したこともある。金を取っておきながら、護衛の冒険者すら置いてなかったのだぞ!」
レンドは内心で泣きたくなった。
それほど愚かなギルドマスターの尻拭いなどできるはずなどない。
しかし、これでは冒険者ギルドの維持すら難しい。
「それは知りませんでした。しかし、せめて買取所を無くすか、冒険者ギルドに任せてもらえませんか?」
レンドとしてはこれだけは何とかしないと絶対にギルドは破綻すると思って懇願する。
「無理じゃな。すでに多額の費用を掛けて、1、4、7、10層に買取所を設置しておる。冒険者ギルドで費用を負担するのか? それも王都との話し合いが済んでからじゃぞ」
レンドはまた驚いた。報告は1層だけだったが、まさかそんなに多くの階層に買取所を設置したのが信じられなかった。
しかし、逆に希望が持てたのも事実であった。それほどの階層に買取所を設置できたなら、利益は莫大になる可能性が高い。それこそ、その技術があるなら冒険者ギルドは大躍進できると思ったのだ。
「な、何とかその施設を貸しては頂けませんか?」
「お主は信用できない相手に、莫大な費用を掛けて造った施設を貸せるのか?」
レンドは必死に考える。
その技術を手土産にすると言えば王都の冒険者ギルド、いや、冒険者ギルド本部が費用を出してくれる可能性があると思いつく。
「王都の冒険者ギルドに掛け合って全額負担することも提案してみます。王都の冒険者ギルドでダメなら冒険者ギルドの本部に掛け合います!」
レンドはこれで上手く技術を盗めれば、自分の冒険者ギルドでの立場は盤石となると野心をたぎらせてハロルドに提案した。
「お主は何を言っているのか分かっているのか? それをする前に我が領だけではなく、国全体から冒険者ギルドが誤魔化した費用を負担するのが先になるのじゃぞ。
それは国家予算どころの話ではないはずじゃ。その件が片付くころに人材まで揃えた我々が、冒険者ギルドに頼むと思うのか?」
ハロルドは気の毒そうにレンドを見ながら、諭すように話した。
レンドはそう言われて、再び冒険者ギルドの極秘事項を思い出して絶望する。
目の前に自分の輝ける未来(冒険者ギルド)がある。しかし、それは未来(冒険者ギルド)が汚濁にまみれているから、輝くことができないのである。
レンドは溢れる涙を堪えることはできなかった。
「ダンジョンがない町や村と同じように、冒険者ギルドを運営するしかあるまい」
ハロルドに言われるまでもなく、それしかできないことは自分でも分かっていた。
レンドはうな垂れてハロルドの面会を終えて冒険者ギルドに戻るのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
冒険者ギルドに戻ったレンドは、まずはカヌムと話をすることにした。
「領主様の面会はどうでしたか?」
カヌムは戻ってきたレンドの雰囲気で、良くない結果だとは気付いていた。しかし、聞かないわけにはいかなかった。
「どうにもならない……。前ギルドマスターは他にも色々とやってくれていたようだ。これではエルマイスター家との関係改善はすぐには無理だ!」
「そうですか……」
カヌムは予想通りの結果に失望する。
「お前には王都に戻ってもらう」
カヌムは予想外のレンドの提案に驚く。
「よろしいのですか?」
「まあ、よろしくはないが仕方ない。現状の報告と対策を王都でしてきてくれ。ギルドの秘密はすべてエルマイスター家に知られている可能性が高い。その件が片付かないと、この町でギルドの運営は商人の護衛だけと考えた方が良い!」
最悪の状況にカヌムも唾を飲み込んで呟いた。
「それほどの……」
「それほどだ。エルマイスター家は証拠を持って王家に訴えるはずだ。そうなれば冒険者ギルドはこの国で悲惨な状況になる。その対策をするためにもお前には王都に戻ってもらう。
それに護衛の依頼だけの処理では、今いるギルド職員は多すぎる。信頼回復の為にも使えないギルド職員はこの町から出て行ってもらう。
ふふふっ、本当ならすぐにでも辞めさせたいが、辞めさせてこの町で問題を起こされてはたまらんからなぁ」
カヌムはレンドが気の毒になった。
この状況で自分がギルドマスターならどうしただろうと考える。しかし、逃げるくらいしか思いつかなかった。
「それと嘘を見抜く魔道具もあった。確認していないが、エルマイスター家ならあり得るだろう?」
レンドは自虐的に微笑みながら話した。カヌムはそれを聞いて、この町での裏ギルド職員の活動の難しさを実感した。
レンドは、その日のうちに前から残っていたギルド職員と、独り身で王都から来たギルド職員に王都に戻るように指示をしたのである。
アジスにも王都に戻るように指示したが、依頼の件とこの町のダンジョン自体に興味が湧いたようで、残ることになった。
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