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第5章 公的ギルド
第11話 新ギルドマスター
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冒険者ギルドのレンドは出発する準備をしている様子を眺めていた。
31歳の時に冒険者としてC級までなったが、B級になるには年齢的にも厳しいと考えていた。そんな時に冒険者として活動していた町のギルドマスターから、私にギルド職員となり、将来はギルドマスターを目指さないかと薦められたのである。
レンドは男爵家の三男で、幼い時からきちんとした教育を受けていた。だからこそ、当時のギルドマスターはギルド職員になることを薦めたのである。
王都で冒険者ギルドのグランドマスターに呼ばれて、エルマイスター領の領都プレイルにある、冒険者ギルドの新しいギルドマスターに任命されたのは半月前のことだった。
すでに46歳になり、王都の冒険者ギルドで、ギルドマスター候補になってすでに8年がたっていた。
それなりに能力は評価されていたが、冒険者としてC級だったことがネックとなり、いつまでも候補でしかなかった。
自分でもギルドマスターになるのも諦めかけていたが、エルマイスター領のギルドマスターが不祥事を起こしたことで、交渉や調整能力の高い自分が急遽抜擢されたのである。
「レンド、出発の準備はできたか?」
声を掛けてきたのはサブマスターに任命されたゼヘトである。
「ゼヘト、何度も言っているが、私のことはギルドマスターと呼べ!」
王都のギルドでも、ゼヘトは10歳ぐらい年下なのに最初から私を呼び捨てにしてきた。
彼は冒険者ではA級までなったことで、私より早くギルドマスターになるだろうと言われていた。しかし、腕力しか取り柄のない彼にエルマイスター領のギルドマスターは無理だと判断され、腕力のない私の補佐として彼がサブマスターに任命されたのである。
「そう固い事を言うなよ。冒険者の手綱を握るのは俺がやるんだ。仲良くやってこうぜ!」
確かに冒険者の面倒見は良いが、それでは私がやり難い。すでに王都から一緒に連れてきた連中も、私のことを軽視し始めている。
「そうか、わかった!」
「へへへ、最初からそう言えよ、面倒な奴だな」
ゼヘトはへらへら笑いながら俺を見下すような目をする。
「指示に従えないなら、お前は解任する。王都に帰れ!」
「なっ、なんだとぉ!」
「黙れ! 上下の立場が分からない奴は必要ない。私はギルドマスターとして判断したんだ。このことは王都にもきちんと報告する!」
ゼヘトは顔を真っ赤にして怒っているが、これだけは引き下がるわけにはいかない。
「レンド、貴様、」
「おい、こいつの荷物は馬車から降ろせ!」
ゼヘトが文句を言おうとするが、無視して彼の荷物を下ろすように指示する。獣人の女が迷いながらも荷物を降ろそうとする。
「雌犬が俺の荷物を触るんじゃねぇ!」
ゼヘトは獣人の女に手を上げようとした。
「ゼヘト、いい加減にしろ! これ以上問題を起こすと冒険者ギルドを追放するぞ! アジス、ゼヘトを止めろ!」
アジスは現役のA級冒険者で、グランドマスターから3ヶ月は私の指示に従うことと、私の護衛も正式に依頼されている。
「お、おい、面倒を見てきた俺に武器を向けるのか!?」
ゼヘトはアジスに問いかける。
アジスは既に剣を抜いている。そして彼のパーティーメンバーも戦闘態勢をとっていた。
「ゼヘトさん、ギルドマスターの指示を無視すれば、俺達も冒険者ギルドを追放されちまうよ。それに俺達はグランドマスターから正式に依頼されているんだぜ」
アジスに言われて、ゼヘトは初めて自分の立場が非常に不味いことに気が付いた。
ギルドマスターとサブマスターでは根本的に権限が違う。ギルドマスターには職員の解任もできるし、冒険者を追放することもできる。それにギルドマスターしか知らない冒険者ギルドの秘密もある。
レンドも王都を出る前にグランドマスターから秘密の一部を聞いているし、秘密の任務も指示されているのだ。
「チッ、わかったよ、これからは指示に従う。それで良いんだろ!」
しかし、態度が分かっているとは思えない。
「ダメだ! 早く荷物を持って立ち去れ!」
ゼヘトは中途半端なプライドで強がっているが、ここで追い返されることはギルドでの立場が悪くなるだけでなく、追放される可能性が高い。
実はゼヘトもグランドマスターから、レンドの指示に絶対従うように何度も念を押されていた。グランドマスターの前では、レンドの指示に従うと言ったが、内心は納得できていなかった。
だからこそゼヘトはレンドに見下した態度をしていたのだ。
「ま、待ってくれ! 俺が、俺が悪かった!」
ゼヘトは焦った。予想以上にレンドが強気に出てきたことで、自分が突っ張れば、追い詰められるのは自分だと感じたのだ。
こんどは焦った表情で謝罪する。
しかし、レンドは発言を撤回する雰囲気は全くない。レンドが止めることがないので、アジスたちも引き下がる雰囲気がない。
「頼む! 許してくれ!」
追い詰められたゼヘトはプライドを捨て去り、土下座してレンドに謝罪する。
現場は静寂に包まれる。
ギルドマスターのレンドに、偉そうな態度で接していたサブマスターのゼヘトが、土下座までして謝罪していることに、ギルド職員も冒険者も驚いて動き出すことも忘れたように様子を見ていた。
ギルド職員はゼヘトの態度で、ギルドマスターのレンドを軽視し始めていた。
しかし、今回の事でギルドマスターはやはり別格だと感じて、危うく勘違いした態度を始めていたことに冷や汗をかく。
冒険者の一部は、元C級冒険者だとゼヘトから聞いてレンドを馬鹿にしていたが、相手がギルドマスターだと改めて思い出していた。
レンドはどう対応するか迷う。
ゼヘトが真剣に謝罪していることはわかったが、この場だけかもしれない。そして、彼の性格では絶対に問題を起こしそうだと思った。
「ゼヘト、まずはそこの獣人に謝りなさい!」
「なっ」
レンドから予想外の要求をされ、ゼヘトは驚いた。
王都では獣人差別などよく見かけることであり、貴族出身のレンドは自分より獣人を嫌っていることを知っていたからである。
「これから行くエルマイスター領は獣人が多い土地です。そのような態度では絶対に問題になります!」
ゼヘトは納得できないが、ここで逆らう選択などできる筈はなかった。
「す、すまない……」
ゼヘトは諦めてレンドの指示に従って獣人の女冒険者に謝罪する。
「良いでしょう、これが最後です。今後指示に逆らえば、その時点で冒険者ギルドから追放します!」
ゼヘトは拳を握りしめて今は我慢する。
そして、2人のやり取りを冷たい視線で見ていたのは、護衛として王都から付いて来た女性獣人の冒険者仲間達であった。
◇ ◇ ◇ ◇
冒険者ギルドの一行は問題なく休息所を出発した。
レンドはエルマイスター領の領都に入る前に、ゼヘトのことが片付いたことに安堵していた。
ゼヘトは思慮が足りないくせにプライドだけは高い冒険者にありがちな性格だが、冒険者からの人望もあり、現場での対応は頼りになる男だった。
(しかし、今回はその思慮の足りなさは危うい!)
不安を感じるが、今も護衛の冒険者に指示する姿は、普段の態度からは想像もできないほど頼もしい。
そしてA級冒険者のアジスが、しっかりと自分の指示に従ってくれたことにホッとする。
アジスたちのパーティーは、グランドマスターからの依頼とはいえ、本当に自分の指示に従うか不安に思っていた。私がギルドマスターとは言え、ゼヘトと親交のある彼らを信じることができなかったのである。
しかし、あの状況でギルドマスターである私に逆らい、ゼヘトと手を組んで私を殺したとしても、グランドマスターの依頼の失敗になる。
そして、これだけの証人がいれば、さすがに無謀な事はしないと考えた賭けでもあった。
一行の人数が多いこともあり、暗くなり始めた頃にエルマイスター領の領都プレイルに到着した。
無事に到着したことに安心して気を抜いていると、大きな声が聞こえてくる。
「ふざけるなぁ! そんな事が許されると思っているのか!」
町の門付近で、後方の自分まで聞こえる声でゼヘトが騒いでいた。
(町に入るだけで、なぜ問題を起こすんだ!)
レンドは、ゼヘトを追放したほうが良かったのではと、溜息を付きながら思ったのである。
31歳の時に冒険者としてC級までなったが、B級になるには年齢的にも厳しいと考えていた。そんな時に冒険者として活動していた町のギルドマスターから、私にギルド職員となり、将来はギルドマスターを目指さないかと薦められたのである。
レンドは男爵家の三男で、幼い時からきちんとした教育を受けていた。だからこそ、当時のギルドマスターはギルド職員になることを薦めたのである。
王都で冒険者ギルドのグランドマスターに呼ばれて、エルマイスター領の領都プレイルにある、冒険者ギルドの新しいギルドマスターに任命されたのは半月前のことだった。
すでに46歳になり、王都の冒険者ギルドで、ギルドマスター候補になってすでに8年がたっていた。
それなりに能力は評価されていたが、冒険者としてC級だったことがネックとなり、いつまでも候補でしかなかった。
自分でもギルドマスターになるのも諦めかけていたが、エルマイスター領のギルドマスターが不祥事を起こしたことで、交渉や調整能力の高い自分が急遽抜擢されたのである。
「レンド、出発の準備はできたか?」
声を掛けてきたのはサブマスターに任命されたゼヘトである。
「ゼヘト、何度も言っているが、私のことはギルドマスターと呼べ!」
王都のギルドでも、ゼヘトは10歳ぐらい年下なのに最初から私を呼び捨てにしてきた。
彼は冒険者ではA級までなったことで、私より早くギルドマスターになるだろうと言われていた。しかし、腕力しか取り柄のない彼にエルマイスター領のギルドマスターは無理だと判断され、腕力のない私の補佐として彼がサブマスターに任命されたのである。
「そう固い事を言うなよ。冒険者の手綱を握るのは俺がやるんだ。仲良くやってこうぜ!」
確かに冒険者の面倒見は良いが、それでは私がやり難い。すでに王都から一緒に連れてきた連中も、私のことを軽視し始めている。
「そうか、わかった!」
「へへへ、最初からそう言えよ、面倒な奴だな」
ゼヘトはへらへら笑いながら俺を見下すような目をする。
「指示に従えないなら、お前は解任する。王都に帰れ!」
「なっ、なんだとぉ!」
「黙れ! 上下の立場が分からない奴は必要ない。私はギルドマスターとして判断したんだ。このことは王都にもきちんと報告する!」
ゼヘトは顔を真っ赤にして怒っているが、これだけは引き下がるわけにはいかない。
「レンド、貴様、」
「おい、こいつの荷物は馬車から降ろせ!」
ゼヘトが文句を言おうとするが、無視して彼の荷物を下ろすように指示する。獣人の女が迷いながらも荷物を降ろそうとする。
「雌犬が俺の荷物を触るんじゃねぇ!」
ゼヘトは獣人の女に手を上げようとした。
「ゼヘト、いい加減にしろ! これ以上問題を起こすと冒険者ギルドを追放するぞ! アジス、ゼヘトを止めろ!」
アジスは現役のA級冒険者で、グランドマスターから3ヶ月は私の指示に従うことと、私の護衛も正式に依頼されている。
「お、おい、面倒を見てきた俺に武器を向けるのか!?」
ゼヘトはアジスに問いかける。
アジスは既に剣を抜いている。そして彼のパーティーメンバーも戦闘態勢をとっていた。
「ゼヘトさん、ギルドマスターの指示を無視すれば、俺達も冒険者ギルドを追放されちまうよ。それに俺達はグランドマスターから正式に依頼されているんだぜ」
アジスに言われて、ゼヘトは初めて自分の立場が非常に不味いことに気が付いた。
ギルドマスターとサブマスターでは根本的に権限が違う。ギルドマスターには職員の解任もできるし、冒険者を追放することもできる。それにギルドマスターしか知らない冒険者ギルドの秘密もある。
レンドも王都を出る前にグランドマスターから秘密の一部を聞いているし、秘密の任務も指示されているのだ。
「チッ、わかったよ、これからは指示に従う。それで良いんだろ!」
しかし、態度が分かっているとは思えない。
「ダメだ! 早く荷物を持って立ち去れ!」
ゼヘトは中途半端なプライドで強がっているが、ここで追い返されることはギルドでの立場が悪くなるだけでなく、追放される可能性が高い。
実はゼヘトもグランドマスターから、レンドの指示に絶対従うように何度も念を押されていた。グランドマスターの前では、レンドの指示に従うと言ったが、内心は納得できていなかった。
だからこそゼヘトはレンドに見下した態度をしていたのだ。
「ま、待ってくれ! 俺が、俺が悪かった!」
ゼヘトは焦った。予想以上にレンドが強気に出てきたことで、自分が突っ張れば、追い詰められるのは自分だと感じたのだ。
こんどは焦った表情で謝罪する。
しかし、レンドは発言を撤回する雰囲気は全くない。レンドが止めることがないので、アジスたちも引き下がる雰囲気がない。
「頼む! 許してくれ!」
追い詰められたゼヘトはプライドを捨て去り、土下座してレンドに謝罪する。
現場は静寂に包まれる。
ギルドマスターのレンドに、偉そうな態度で接していたサブマスターのゼヘトが、土下座までして謝罪していることに、ギルド職員も冒険者も驚いて動き出すことも忘れたように様子を見ていた。
ギルド職員はゼヘトの態度で、ギルドマスターのレンドを軽視し始めていた。
しかし、今回の事でギルドマスターはやはり別格だと感じて、危うく勘違いした態度を始めていたことに冷や汗をかく。
冒険者の一部は、元C級冒険者だとゼヘトから聞いてレンドを馬鹿にしていたが、相手がギルドマスターだと改めて思い出していた。
レンドはどう対応するか迷う。
ゼヘトが真剣に謝罪していることはわかったが、この場だけかもしれない。そして、彼の性格では絶対に問題を起こしそうだと思った。
「ゼヘト、まずはそこの獣人に謝りなさい!」
「なっ」
レンドから予想外の要求をされ、ゼヘトは驚いた。
王都では獣人差別などよく見かけることであり、貴族出身のレンドは自分より獣人を嫌っていることを知っていたからである。
「これから行くエルマイスター領は獣人が多い土地です。そのような態度では絶対に問題になります!」
ゼヘトは納得できないが、ここで逆らう選択などできる筈はなかった。
「す、すまない……」
ゼヘトは諦めてレンドの指示に従って獣人の女冒険者に謝罪する。
「良いでしょう、これが最後です。今後指示に逆らえば、その時点で冒険者ギルドから追放します!」
ゼヘトは拳を握りしめて今は我慢する。
そして、2人のやり取りを冷たい視線で見ていたのは、護衛として王都から付いて来た女性獣人の冒険者仲間達であった。
◇ ◇ ◇ ◇
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レンドはエルマイスター領の領都に入る前に、ゼヘトのことが片付いたことに安堵していた。
ゼヘトは思慮が足りないくせにプライドだけは高い冒険者にありがちな性格だが、冒険者からの人望もあり、現場での対応は頼りになる男だった。
(しかし、今回はその思慮の足りなさは危うい!)
不安を感じるが、今も護衛の冒険者に指示する姿は、普段の態度からは想像もできないほど頼もしい。
そしてA級冒険者のアジスが、しっかりと自分の指示に従ってくれたことにホッとする。
アジスたちのパーティーは、グランドマスターからの依頼とはいえ、本当に自分の指示に従うか不安に思っていた。私がギルドマスターとは言え、ゼヘトと親交のある彼らを信じることができなかったのである。
しかし、あの状況でギルドマスターである私に逆らい、ゼヘトと手を組んで私を殺したとしても、グランドマスターの依頼の失敗になる。
そして、これだけの証人がいれば、さすがに無謀な事はしないと考えた賭けでもあった。
一行の人数が多いこともあり、暗くなり始めた頃にエルマイスター領の領都プレイルに到着した。
無事に到着したことに安心して気を抜いていると、大きな声が聞こえてくる。
「ふざけるなぁ! そんな事が許されると思っているのか!」
町の門付近で、後方の自分まで聞こえる声でゼヘトが騒いでいた。
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