237 / 315
第13章 懐かしい旅路
第8話 ジジの休日③
しおりを挟む
ジジとピピは冒険者ギルドを出ると、今日泊まる猫の微睡亭へ向かって歩き出だした。
ジジはルカの質問攻めが始まりそうになったが、宿の確保があると逃げ出したのである。
ルカもギルマスとしての仕事もあるので、なんとか逃げ出すことはできた。しかし、夕食は猫の微睡亭に行くと言われたのである。
ジジはこの後のおばさん軍団、ゲフン……お姉さん軍団の追及を考えると気が重くなるのであった。
「お姉ちゃん、あそこだよ!」
冒険者ギルドから近い猫の微睡亭にすぐに到着した。ピピは久しぶりに見る猫の微睡亭の看板を指差して嬉しそうに声を上げた。
二人は猫の微睡亭の扉を開けて中に入る。
「い、いらっしゃいましぇ~。お泊りですか?」
猫の微睡亭の看板娘であるナミが、相変わらずの噛みまくりで二人に声をかけてきた。
「あっ、ピピちゃん!」
ナミはすぐにピピを見て気が付いたようだ。二人はそれほどこの宿に泊まったことはなかったが、泊まるたびにピピはナミとよく遊んでいたのだ。
「ナミちゃん、久しぶりぃ~」
ピピはナミに抱き着いて嬉しそうだ。
「二人はうちに泊まるの?」
ナミは噛むことなくジジ達に尋ねた。
「ええ、二人部屋をお願いします」
「それなら銀貨5枚よ。食事はどうする?」
ナミはまた噛むことなく普通に尋ねた。
「食事はマリッサさんに話があるの。マリッサさんいる?」
ジジはナミの話し方を気にすることなく会話を続ける。ナミは男の客の時だけ噛みまくるのをジジは知っていたのだ。
「おかあさ~ん!」
ナミが大きな声で母親を呼んだ。奥からマリッサさんが手を拭きながら出てくる。
「なんだい。まあっ、ジジちゃんとピピちゃんじゃないかい。元気にしていたかい?」
マリッサさんはジジ達に気付くと笑顔で声をかけてきた。
「はい、私もピピも病気も怪我もなく元気です!」
ジジはマリッサの温かい言葉に笑顔で答える。
「ジジちゃんは本当に綺麗になったわねぇ。ピピちゃんはあまり変わらいけど、相変わらず元気みたいねぇ~」
ピピとナミは手を繋いで、跳ね回るように再開を喜んでいた。それを見てマリッサさんは笑顔で話した。
「食事のことでお母さんに相談があるんだってぇ」
ナミは跳びはねながら話した。
「相談?」
「え~と、夕食はルカさん達と一緒に食べるつもりなんです。テーブルを二つほど予約させてください」
ジジはルカに頼まれていたことを伝える。マリッサは大きく溜息をついて呟いた。
「今晩は荒れそうだねぇ……。ジジちゃん悪いけど、そのことは他の客に知られないようにしておくれ」
ジジはマリッサの反応に戸惑った。客の予約なら喜んでくれると思っていたのだ。
戸惑った表情のジジを見て、マリッサは苦笑を浮かべて事情を話す。
「冒険者ギルドのギルマスがうちに来れば、冒険者達は気を遣うのもあるんだよ。それは、まあ別に問題無いんだけどね……。前回ギルマスが食事に来たときにねぇ、酔っぱらったギルマスに冒険者達が次々と捕まって、正座させられて説教を始めてねぇ……」
マリッサの話を聞いてジジはその光景が頭に浮かんだ。
「しばらくお客さんはギルマスが来ないかビクビクしてたよぉ」
ナミがそのことを思い出しながら声をかけてきた。
「そ、そうなんですね。でも今晩は大丈夫だと思います。旅の報告会のようなもので、他のお客さんには迷惑を掛けないと思います」
ジジは自信なく話した。
「そうかい。今晩はジジちゃんが生贄になるのねぇ……」
マリッサは気の毒そうにジジを見て呟いた。それを聞いたジジは背中に冷たいものが流れるような気がしていた。
(今晩は覚悟しないと……)
ジジは悪寒のようなものを感じながら、何とか頑張ろうと決意した。
「それから食事なんですが、旅先で覚えた料理を私が出そうと思っていて、それをお願いできないかと?」
「別に構わないよ。その代わり少し主人にも食べさせてくれると嬉しいねぇ」
「もちろんです。おかみさんやナミちゃんの分も用意します。それと旅先で見つけた調味料や食材をお土産で差し上げようと─」
「調味料に食材だと!」
突然奥から旦那さんが現れて声をかけてきた。
「あっ、はい、これが醤油という調味料で、これが味噌です。昆布は出汁をとると料理に味の深みも出ます。他にも色々とあります。それと近場で採れる食材や調味料で作れる私の考えたレシピも─」
「レシピだと!」
旦那さんはひったくるようにレシピを受け取ると、すぐに読み始める。
「こんな組み合わせを、あっ、こいつはうまそうだ。あぁ~、なんで俺はこれを思いつかなかったんだ!」
旦那さんは一人でブツブツと独り言を始めた。
「ジジちゃんゴメンねぇ。旦那は料理のことになるとこうなるんだよ」
「いえ、大丈夫です。それより料金は幾らぐらい払えばいいですか?」
「なに言ってるんだい。本当ならこのお土産だけでこっちがお金を払わないといけないくらいよ。何日泊っても金なんか必要ないからね!」
「で、でも、今晩は食堂をお借りするし、その分も払わないと!」
ジジとしては宿代だけでも申し訳ないと思っているのに、食堂を使うが料理は注文しない。だからお金を払うのは当然だと考えていた。
「このレシピを宿で使わせてもらっていいか! 幾らでも金は払うぞ!」
旦那さんがまるで怒っているような剣幕でジジに尋ねてきた。
「わ、私が考えたレシピですからお金はいりません。遠慮なく使って下さい」
「いいのか? もう後でダメだと言ってもダメだぞ!」
「あんた。ジジちゃんが恐がっているじゃないか!」
「えっ、あっ、すまん。あまりにも素晴らしいレシピだったから、ついな」
「ジジちゃんごめんね。旦那がこれだよ。ふぅ~、ジジちゃん達からお金など取れるはずはないよ」
ジジは少し迷ったが、マリッサに甘えることにした。
「では遠慮なく泊まらせてもらいます。かわりにテンマ様の作ったジャーキーもお土産として差し上げます!」
ジジはそう話すと大量のジャーキーを出した。マリッサさんは苦笑いして受け取るとジジに言う。
「遠慮なく受け取るよ。でもジャーキーを今晩は出さないよ。ギルマスが悪酔いして暴れたら大変だからね」
マリッサはそう話すとジジにウインクした。それを見たジジ達は一緒に笑うのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
ジジとピピはナミに宿泊する部屋に案内され、ジジは夕食まで部屋で待つことにした。ピピは部屋まで一緒に来たが、ナミとどこかへ行ってしまった。
ジジは部屋で一人になると、テンマがロンダに久しぶりに帰ろうと言い出したことに感謝していた。
ジジはそれほどロンダに帰りたいと思っていたわけではなかった。帰ってみると懐かしい人たちに会えて、これほど楽しくなるとは考えてもいなかった。
そして改めてロンダは自分の生まれ故郷だと、しみじみと感じていたのだった。
しばらくするとピピがみんな集まったと呼びにきた。
食堂に下りていくと、食堂はルカだけでなくドロテアも来ていた。
「ジジの手料理が食べられると聞いて、屋敷のみんなも連れてきたのじゃ!」
そこにはドロテアの屋敷でメイドをしている孤児院の先輩もいた。ジジは彼女にメイドとして色々なことを教えてもらったので会えて嬉しくなる。
「ジジちゃん、料理は足りるかねぇ。足りないなら旦那になんか作らせるよ」
マリッサは戸惑った様子でジジに尋ねてきた。予想以上に人数が増えたことにマリッサさんも驚いたみたいだ。
「料理は作り置きがたくさんありますから大丈夫です。でも宿の他のお客さんは大丈夫ですか?」
「はははは、他の客はみんなそとに食べに行ったよ。ここで食べる勇気のある客はいないさ!」
ジジは他の客に申し訳ないと思いながらも、料理を次々と収納から出していく。
「酒や飲み物は自分でやってくれ。今日は宿の奢りだ!」
旦那さんはテーブルに座って大きな声でみんなに話した。そこまで言うと料理を睨みつけて考え始めている。今日は料理をする気がないようだ。
何故か女性達に酒を頼まれて給仕しているのは、先ほどジジに絡んできた冒険者達だ。彼らは可愛らしいエプロンをつけて、慌ただしく動き回っていた。
その晩はジジの料理にみんな圧倒され、質問されたのは料理のことだけであった。
ジジはルカの質問攻めが始まりそうになったが、宿の確保があると逃げ出したのである。
ルカもギルマスとしての仕事もあるので、なんとか逃げ出すことはできた。しかし、夕食は猫の微睡亭に行くと言われたのである。
ジジはこの後のおばさん軍団、ゲフン……お姉さん軍団の追及を考えると気が重くなるのであった。
「お姉ちゃん、あそこだよ!」
冒険者ギルドから近い猫の微睡亭にすぐに到着した。ピピは久しぶりに見る猫の微睡亭の看板を指差して嬉しそうに声を上げた。
二人は猫の微睡亭の扉を開けて中に入る。
「い、いらっしゃいましぇ~。お泊りですか?」
猫の微睡亭の看板娘であるナミが、相変わらずの噛みまくりで二人に声をかけてきた。
「あっ、ピピちゃん!」
ナミはすぐにピピを見て気が付いたようだ。二人はそれほどこの宿に泊まったことはなかったが、泊まるたびにピピはナミとよく遊んでいたのだ。
「ナミちゃん、久しぶりぃ~」
ピピはナミに抱き着いて嬉しそうだ。
「二人はうちに泊まるの?」
ナミは噛むことなくジジ達に尋ねた。
「ええ、二人部屋をお願いします」
「それなら銀貨5枚よ。食事はどうする?」
ナミはまた噛むことなく普通に尋ねた。
「食事はマリッサさんに話があるの。マリッサさんいる?」
ジジはナミの話し方を気にすることなく会話を続ける。ナミは男の客の時だけ噛みまくるのをジジは知っていたのだ。
「おかあさ~ん!」
ナミが大きな声で母親を呼んだ。奥からマリッサさんが手を拭きながら出てくる。
「なんだい。まあっ、ジジちゃんとピピちゃんじゃないかい。元気にしていたかい?」
マリッサさんはジジ達に気付くと笑顔で声をかけてきた。
「はい、私もピピも病気も怪我もなく元気です!」
ジジはマリッサの温かい言葉に笑顔で答える。
「ジジちゃんは本当に綺麗になったわねぇ。ピピちゃんはあまり変わらいけど、相変わらず元気みたいねぇ~」
ピピとナミは手を繋いで、跳ね回るように再開を喜んでいた。それを見てマリッサさんは笑顔で話した。
「食事のことでお母さんに相談があるんだってぇ」
ナミは跳びはねながら話した。
「相談?」
「え~と、夕食はルカさん達と一緒に食べるつもりなんです。テーブルを二つほど予約させてください」
ジジはルカに頼まれていたことを伝える。マリッサは大きく溜息をついて呟いた。
「今晩は荒れそうだねぇ……。ジジちゃん悪いけど、そのことは他の客に知られないようにしておくれ」
ジジはマリッサの反応に戸惑った。客の予約なら喜んでくれると思っていたのだ。
戸惑った表情のジジを見て、マリッサは苦笑を浮かべて事情を話す。
「冒険者ギルドのギルマスがうちに来れば、冒険者達は気を遣うのもあるんだよ。それは、まあ別に問題無いんだけどね……。前回ギルマスが食事に来たときにねぇ、酔っぱらったギルマスに冒険者達が次々と捕まって、正座させられて説教を始めてねぇ……」
マリッサの話を聞いてジジはその光景が頭に浮かんだ。
「しばらくお客さんはギルマスが来ないかビクビクしてたよぉ」
ナミがそのことを思い出しながら声をかけてきた。
「そ、そうなんですね。でも今晩は大丈夫だと思います。旅の報告会のようなもので、他のお客さんには迷惑を掛けないと思います」
ジジは自信なく話した。
「そうかい。今晩はジジちゃんが生贄になるのねぇ……」
マリッサは気の毒そうにジジを見て呟いた。それを聞いたジジは背中に冷たいものが流れるような気がしていた。
(今晩は覚悟しないと……)
ジジは悪寒のようなものを感じながら、何とか頑張ろうと決意した。
「それから食事なんですが、旅先で覚えた料理を私が出そうと思っていて、それをお願いできないかと?」
「別に構わないよ。その代わり少し主人にも食べさせてくれると嬉しいねぇ」
「もちろんです。おかみさんやナミちゃんの分も用意します。それと旅先で見つけた調味料や食材をお土産で差し上げようと─」
「調味料に食材だと!」
突然奥から旦那さんが現れて声をかけてきた。
「あっ、はい、これが醤油という調味料で、これが味噌です。昆布は出汁をとると料理に味の深みも出ます。他にも色々とあります。それと近場で採れる食材や調味料で作れる私の考えたレシピも─」
「レシピだと!」
旦那さんはひったくるようにレシピを受け取ると、すぐに読み始める。
「こんな組み合わせを、あっ、こいつはうまそうだ。あぁ~、なんで俺はこれを思いつかなかったんだ!」
旦那さんは一人でブツブツと独り言を始めた。
「ジジちゃんゴメンねぇ。旦那は料理のことになるとこうなるんだよ」
「いえ、大丈夫です。それより料金は幾らぐらい払えばいいですか?」
「なに言ってるんだい。本当ならこのお土産だけでこっちがお金を払わないといけないくらいよ。何日泊っても金なんか必要ないからね!」
「で、でも、今晩は食堂をお借りするし、その分も払わないと!」
ジジとしては宿代だけでも申し訳ないと思っているのに、食堂を使うが料理は注文しない。だからお金を払うのは当然だと考えていた。
「このレシピを宿で使わせてもらっていいか! 幾らでも金は払うぞ!」
旦那さんがまるで怒っているような剣幕でジジに尋ねてきた。
「わ、私が考えたレシピですからお金はいりません。遠慮なく使って下さい」
「いいのか? もう後でダメだと言ってもダメだぞ!」
「あんた。ジジちゃんが恐がっているじゃないか!」
「えっ、あっ、すまん。あまりにも素晴らしいレシピだったから、ついな」
「ジジちゃんごめんね。旦那がこれだよ。ふぅ~、ジジちゃん達からお金など取れるはずはないよ」
ジジは少し迷ったが、マリッサに甘えることにした。
「では遠慮なく泊まらせてもらいます。かわりにテンマ様の作ったジャーキーもお土産として差し上げます!」
ジジはそう話すと大量のジャーキーを出した。マリッサさんは苦笑いして受け取るとジジに言う。
「遠慮なく受け取るよ。でもジャーキーを今晩は出さないよ。ギルマスが悪酔いして暴れたら大変だからね」
マリッサはそう話すとジジにウインクした。それを見たジジ達は一緒に笑うのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
ジジとピピはナミに宿泊する部屋に案内され、ジジは夕食まで部屋で待つことにした。ピピは部屋まで一緒に来たが、ナミとどこかへ行ってしまった。
ジジは部屋で一人になると、テンマがロンダに久しぶりに帰ろうと言い出したことに感謝していた。
ジジはそれほどロンダに帰りたいと思っていたわけではなかった。帰ってみると懐かしい人たちに会えて、これほど楽しくなるとは考えてもいなかった。
そして改めてロンダは自分の生まれ故郷だと、しみじみと感じていたのだった。
しばらくするとピピがみんな集まったと呼びにきた。
食堂に下りていくと、食堂はルカだけでなくドロテアも来ていた。
「ジジの手料理が食べられると聞いて、屋敷のみんなも連れてきたのじゃ!」
そこにはドロテアの屋敷でメイドをしている孤児院の先輩もいた。ジジは彼女にメイドとして色々なことを教えてもらったので会えて嬉しくなる。
「ジジちゃん、料理は足りるかねぇ。足りないなら旦那になんか作らせるよ」
マリッサは戸惑った様子でジジに尋ねてきた。予想以上に人数が増えたことにマリッサさんも驚いたみたいだ。
「料理は作り置きがたくさんありますから大丈夫です。でも宿の他のお客さんは大丈夫ですか?」
「はははは、他の客はみんなそとに食べに行ったよ。ここで食べる勇気のある客はいないさ!」
ジジは他の客に申し訳ないと思いながらも、料理を次々と収納から出していく。
「酒や飲み物は自分でやってくれ。今日は宿の奢りだ!」
旦那さんはテーブルに座って大きな声でみんなに話した。そこまで言うと料理を睨みつけて考え始めている。今日は料理をする気がないようだ。
何故か女性達に酒を頼まれて給仕しているのは、先ほどジジに絡んできた冒険者達だ。彼らは可愛らしいエプロンをつけて、慌ただしく動き回っていた。
その晩はジジの料理にみんな圧倒され、質問されたのは料理のことだけであった。
163
お気に入りに追加
8,359
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
加護を疑われ婚約破棄された後、帝国皇子の契約妃になって隣国を豊かに立て直しました
黎
ファンタジー
幼い頃、神獣ヴァレンの加護を期待され、ロザリアは王家に買い取られて王子の婚約者となった。しかし、侍女を取り上げられ、将来の王妃だからと都合よく仕事を押し付けられ、一方で、公爵令嬢があたかも王子の婚約者であるかのように振る舞う。そんな風に冷遇されながらも、ロザリアはヴァレンと共にたくましく生き続けてきた。
そんな中、王子がロザリアに「君との婚約では神獣の加護を感じたことがない。公爵令嬢が加護を持つと判明したし、彼女と結婚する」と婚約破棄をつきつける。
家も職も金も失ったロザリアは、偶然出会った帝国皇子ラウレンツに雇われることになる。元皇妃の暴政で荒廃した帝国を立て直そうとする彼の契約妃となったロザリアは、ヴァレンの力と自身の知恵と経験を駆使し、帝国を豊かに復興させていき、帝国とラウレンツの心に希望を灯す存在となっていく。
*短編に続きをとのお声をたくさんいただき、始めることになりました。引き続きよろしくお願いします。
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
やり直し令嬢の備忘録
西藤島 みや
ファンタジー
レイノルズの悪魔、アイリス・マリアンナ・レイノルズは、皇太子クロードの婚約者レミを拐かし、暴漢に襲わせた罪で塔に幽閉され、呪詛を吐いて死んだ……しかし、その呪詛が余りに強かったのか、10年前へと再び蘇ってしまう。
これを好機に、今度こそレミを追い落とそうと誓うアイリスだが、前とはずいぶん違ってしまい……
王道悪役令嬢もの、どこかで見たようなテンプレ展開です。ちょこちょこ過去アイリスの残酷描写があります。
また、外伝は、ざまあされたレミ嬢視点となりますので、お好みにならないかたは、ご注意のほど、お願いします。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。