223 / 320
第12章 マムーチョ辺境侯爵領
第14話 な、なんですとぉ
しおりを挟む
ピピが俺に抱き着いた状態で振り返ると、涙声でドロテアさん達に尋ねた。
「本当にもうしない?」
「「「しないのじゃ!」」」
ドロテアさん達は声を揃えて答えた。
「それなら、許してあげる!」
ピピは嬉しそうに答えた。ドロテアさん達はホッとした表情をしている。
なんだかなぁ~!
ピピの機嫌がなおったのは良いが、子供のピピに高年齢四姉妹が土下座して謝罪したことに呆れてしまう。
「あなた達は何歳だと思っているんですか?」
ドロテア「ろ、二歳じゃ!」
エアル「八歳!」
エリス「五歳……」
エリカ「九歳……、私が一番上なのね」
いやいや、なんで一桁目だけを堂々と言っているのぉ!
呆れてツッコむのが馬鹿らしいと思った。それほど騒動は起きていないので、これ以上の説教はやめよう。
「ピピが許したからもういいよ……」
折角のお祭りだからこれで終わりだ。
ドロテアさん達は俺の話を聞くと、すぐに土下座をやめて立ち上がり始めた。もう先程の謝罪を忘れたように笑顔で立ち上がるのを見て不安に感じる。
絶対に同じことを繰り返す気がするぅ~!
そんなことを感じていると老人が話しかけてきた。
「お主は黒耳長族の知り合いがおるのか?」
「見たとおりです」
詳しく説明する気も起きず、簡単に答えた。
「それならもっと大人の黒耳長族を紹介してくれ!」
え~と、これ以上の大人はいませんよぉ~。
老人は黒耳長族と話がしたいようだが、黒耳長族のことを分かっていないようだ。
「黒耳長族に何か用でもあるのか?」
俺は説明しようとしたが、先にエアルが老人に尋ねた。
「そうじゃ、だが子供では話にならん!」
「お爺様、お待ちください!」
おっ、こっちの男の人は気付いたようだ。
「なんでじゃ。折角の機会を生かさないでどうするのじゃ?」
男の人はまた疲れた顔をしながら説明を始めた。
「黒耳長族の女性は、大人になっても姿は人族の子供と変わりません。彼女達が成人していたら失礼になります!」
老人は驚いた表情を見せたが、すぐに何か思い出したような表情になった。それでも納得できないみたいで男の人に尋ねた。
「儂もそのような話は聞いたが、先ほど自分達の歳を言っていたではないか?」
「そちらの人族も二歳に見えますか? 女性が本当の年齢を隠すことは良くあることです!」
老人は男の人に言われて、改めてドロテアさんを見て混乱している。
「そっちの若造は何も分かっていないようじゃな。こっちの若者は乙女の気持ちを分かっておるのじゃ」
エアルがいつの間にか男の人の後ろに近づき、胸を張りながら男の人のお尻を叩きながら話した。
どこが乙女だぁ! セクハラするんじゃねぇーーー!
いつの間にかエリスとエリカも男の人の尻を叩いて……、撫でてるぅ~!?
男の人はエアル達の見た目が幼女なので、気にしていないのが救いだ。
「お爺様が失礼なことを言いまして失礼いたしました。我々は黒耳長族の人と話したいので、できれば黒耳長族の族長のエアル様か、それに近い人を紹介して頂けませんか?」
おおっ、老人はともかく男の人は切り替えも早い!
しかし、エアルはハッキリと言った。
「祭りの最中にそんな面倒なことは断るのじゃ! 今度偶然会うことがあれば、少しくらい時間を作ってやるのじゃ。ただしそこの若造が礼儀を覚えてからじゃ」
老人を若造と言っても変でもないのかぁ~。
エアルの年齢を考えれば、老人のことを若造と言っても変ではないが、やはり見た目幼女のエアルが言うと不自然に感じてしまう。
それでも若造と言われた老人は興奮したのか顔を真っ赤にしている。
「テンマ、たくさんゲットした!」
不意にミーシャがそばに現れ、景品だと思われるものを手に持って声をかけてきた。油断していた俺は驚いたが、ピピが嬉しそうに答える。
「ミーシャお姉ちゃんすご~い!」
おいおい、そんな雰囲気じゃないだろ?
ピピは気付いていたのか、突然ミーシャが現れたことは気にせずに喜んでいる。
油断していたとはいえ俺が驚いたくらいである。突然姿を見せたミーシャに老人も唖然としていた。
「これだけじゃない。全部出す?」
空気を読まないミーシャが手に入れた景品をこの場で全部見せようかと聞いてきた。止めようとしたが、その前にリリアとミイが合流してきて、ミーシャを咎める。
「こんな所に全部出したら大変だぞ! ミーシャのせいですでに噂が広まって景品をとる屋台は出入り禁止だ!」
リリアが話すとミイも詳しく説明してくれた。ミーシャは投擲と命中スキルで、的当て系の屋台では大量に景品を獲得したようだ。複数の屋台で同じことをしたら同業の屋台に噂が広まって、彼女達はお金を払っても遊ばせてくれなくなったようだ。
スキルのあるこの世界では危険な商売だよなぁ。
ミーシャはケモミミが垂れ、残念そうにしている。
そんなに景品を見せたかったの?
「まあ、戻ったら見せてくれよ」
それほど興味はないが、見るぐらいなら問題無いだろう。
しかし、今度は同じような屋台で魔法が使えずに惨敗したドロテア四姉妹はズルだと騒ぎ始め、何やら老人と男の人が何か揉めている。
これ以上は騒ぎが大きくなって目立ちそうだ!
「まあ、今日は前夜祭だし明日もあるから一度帰ろうか?」
明日に備えてみんなにやり過ぎないようにルール作りをしようと考えて、今日は帰ることを提案した。
「あら。もう帰るのかしら?」
おうふ、今度はドラゴン姉妹もやって来たぁ!
声をかけてきたマリアさんの後ろには、浴衣の前が閉じられないほど腹を膨らませたハル衛門がいた。リディアはいくら食べても腹は膨らまない。元のドラゴン姿の影響なのか、まるで亜空間に繋がっている感じだ。だがハル衛門はすぐにお腹が大きくなる。
「「ミニオーク?」」
アンタらもかい!
老人と男の人は揉めていたはずがハル衛門を見て、ミニオークと呟いた。
ミニオークはこの世界には存在しない魔物のはずなのに、なぜか俺と同じようにハル衛門をミニオーク扱いする人がたくさんいるのだ。
ハル衛門は満腹になり、満足しているのか、ぷかぷか浮きながらアンナに尻尾を掴まれ、引っ張られていた。
ミニオーク風船みたいだぁ!
それになぜかシルがマリアさん達と一緒にいた。シルはドロテア四姉妹と一緒では満足に食事をもらえないと判断して、マリアさん達に切り替えたのだろう。
さらに目立つと思い、俺はマリアさん達にも話した。
「今日はこれくらいで終わりにしましょう。お祭りは我々だけが楽しんでいるわけではありません。屋台に迷惑をかけているようなので、戻って反省会をします」
祭りを楽しむのは構わないが、できればお金を払って食べるぐらいにしてほしい。ドロテアさん達も問題だが、ミーシャやドラゴン姉妹の行動も危険だ。前夜祭で潰れる屋台が出ていないか心配だ。
「テンマ様、みんなが騒ぎを起こした店には、それなりの心づけを渡しておきましたのでご安心ください」
今度はバルドーさんが合流してきた。なんとバルドーさんがみんなの後始末をしてくれたらしい。
「ふぅ、それならそれほど迷惑をかけていないね。ありがとう!」
俺はホッとしてバルドーさんにお礼を言った。これで安心して帰れると思った。しかし、老人が割って入ってきた。
「いい加減にしろ! 儂はそこの黒耳長族に用事があるのじゃ!」
男の人は腰に抱き着いて止めようとしているが、全く効果はなさそうであった。よく見ると涙目になっていて可哀想だと思ってしまった。
しかし、バルドーさんが予想外のことを言った。
「ほほう、先ほど彼女たちに断れたはずですがねぇ。ローゼン帝国の皇帝陛下は他国で暴挙をするというのですか?」
な、なんですとぉ、他国の皇帝なんて聞いてないよぉーーー!
バルドーさんが老人の正体を話すと、我々のことを見ていた群衆の中から、五人ほどナイフのようなものを握って出てきたのだった。
「本当にもうしない?」
「「「しないのじゃ!」」」
ドロテアさん達は声を揃えて答えた。
「それなら、許してあげる!」
ピピは嬉しそうに答えた。ドロテアさん達はホッとした表情をしている。
なんだかなぁ~!
ピピの機嫌がなおったのは良いが、子供のピピに高年齢四姉妹が土下座して謝罪したことに呆れてしまう。
「あなた達は何歳だと思っているんですか?」
ドロテア「ろ、二歳じゃ!」
エアル「八歳!」
エリス「五歳……」
エリカ「九歳……、私が一番上なのね」
いやいや、なんで一桁目だけを堂々と言っているのぉ!
呆れてツッコむのが馬鹿らしいと思った。それほど騒動は起きていないので、これ以上の説教はやめよう。
「ピピが許したからもういいよ……」
折角のお祭りだからこれで終わりだ。
ドロテアさん達は俺の話を聞くと、すぐに土下座をやめて立ち上がり始めた。もう先程の謝罪を忘れたように笑顔で立ち上がるのを見て不安に感じる。
絶対に同じことを繰り返す気がするぅ~!
そんなことを感じていると老人が話しかけてきた。
「お主は黒耳長族の知り合いがおるのか?」
「見たとおりです」
詳しく説明する気も起きず、簡単に答えた。
「それならもっと大人の黒耳長族を紹介してくれ!」
え~と、これ以上の大人はいませんよぉ~。
老人は黒耳長族と話がしたいようだが、黒耳長族のことを分かっていないようだ。
「黒耳長族に何か用でもあるのか?」
俺は説明しようとしたが、先にエアルが老人に尋ねた。
「そうじゃ、だが子供では話にならん!」
「お爺様、お待ちください!」
おっ、こっちの男の人は気付いたようだ。
「なんでじゃ。折角の機会を生かさないでどうするのじゃ?」
男の人はまた疲れた顔をしながら説明を始めた。
「黒耳長族の女性は、大人になっても姿は人族の子供と変わりません。彼女達が成人していたら失礼になります!」
老人は驚いた表情を見せたが、すぐに何か思い出したような表情になった。それでも納得できないみたいで男の人に尋ねた。
「儂もそのような話は聞いたが、先ほど自分達の歳を言っていたではないか?」
「そちらの人族も二歳に見えますか? 女性が本当の年齢を隠すことは良くあることです!」
老人は男の人に言われて、改めてドロテアさんを見て混乱している。
「そっちの若造は何も分かっていないようじゃな。こっちの若者は乙女の気持ちを分かっておるのじゃ」
エアルがいつの間にか男の人の後ろに近づき、胸を張りながら男の人のお尻を叩きながら話した。
どこが乙女だぁ! セクハラするんじゃねぇーーー!
いつの間にかエリスとエリカも男の人の尻を叩いて……、撫でてるぅ~!?
男の人はエアル達の見た目が幼女なので、気にしていないのが救いだ。
「お爺様が失礼なことを言いまして失礼いたしました。我々は黒耳長族の人と話したいので、できれば黒耳長族の族長のエアル様か、それに近い人を紹介して頂けませんか?」
おおっ、老人はともかく男の人は切り替えも早い!
しかし、エアルはハッキリと言った。
「祭りの最中にそんな面倒なことは断るのじゃ! 今度偶然会うことがあれば、少しくらい時間を作ってやるのじゃ。ただしそこの若造が礼儀を覚えてからじゃ」
老人を若造と言っても変でもないのかぁ~。
エアルの年齢を考えれば、老人のことを若造と言っても変ではないが、やはり見た目幼女のエアルが言うと不自然に感じてしまう。
それでも若造と言われた老人は興奮したのか顔を真っ赤にしている。
「テンマ、たくさんゲットした!」
不意にミーシャがそばに現れ、景品だと思われるものを手に持って声をかけてきた。油断していた俺は驚いたが、ピピが嬉しそうに答える。
「ミーシャお姉ちゃんすご~い!」
おいおい、そんな雰囲気じゃないだろ?
ピピは気付いていたのか、突然ミーシャが現れたことは気にせずに喜んでいる。
油断していたとはいえ俺が驚いたくらいである。突然姿を見せたミーシャに老人も唖然としていた。
「これだけじゃない。全部出す?」
空気を読まないミーシャが手に入れた景品をこの場で全部見せようかと聞いてきた。止めようとしたが、その前にリリアとミイが合流してきて、ミーシャを咎める。
「こんな所に全部出したら大変だぞ! ミーシャのせいですでに噂が広まって景品をとる屋台は出入り禁止だ!」
リリアが話すとミイも詳しく説明してくれた。ミーシャは投擲と命中スキルで、的当て系の屋台では大量に景品を獲得したようだ。複数の屋台で同じことをしたら同業の屋台に噂が広まって、彼女達はお金を払っても遊ばせてくれなくなったようだ。
スキルのあるこの世界では危険な商売だよなぁ。
ミーシャはケモミミが垂れ、残念そうにしている。
そんなに景品を見せたかったの?
「まあ、戻ったら見せてくれよ」
それほど興味はないが、見るぐらいなら問題無いだろう。
しかし、今度は同じような屋台で魔法が使えずに惨敗したドロテア四姉妹はズルだと騒ぎ始め、何やら老人と男の人が何か揉めている。
これ以上は騒ぎが大きくなって目立ちそうだ!
「まあ、今日は前夜祭だし明日もあるから一度帰ろうか?」
明日に備えてみんなにやり過ぎないようにルール作りをしようと考えて、今日は帰ることを提案した。
「あら。もう帰るのかしら?」
おうふ、今度はドラゴン姉妹もやって来たぁ!
声をかけてきたマリアさんの後ろには、浴衣の前が閉じられないほど腹を膨らませたハル衛門がいた。リディアはいくら食べても腹は膨らまない。元のドラゴン姿の影響なのか、まるで亜空間に繋がっている感じだ。だがハル衛門はすぐにお腹が大きくなる。
「「ミニオーク?」」
アンタらもかい!
老人と男の人は揉めていたはずがハル衛門を見て、ミニオークと呟いた。
ミニオークはこの世界には存在しない魔物のはずなのに、なぜか俺と同じようにハル衛門をミニオーク扱いする人がたくさんいるのだ。
ハル衛門は満腹になり、満足しているのか、ぷかぷか浮きながらアンナに尻尾を掴まれ、引っ張られていた。
ミニオーク風船みたいだぁ!
それになぜかシルがマリアさん達と一緒にいた。シルはドロテア四姉妹と一緒では満足に食事をもらえないと判断して、マリアさん達に切り替えたのだろう。
さらに目立つと思い、俺はマリアさん達にも話した。
「今日はこれくらいで終わりにしましょう。お祭りは我々だけが楽しんでいるわけではありません。屋台に迷惑をかけているようなので、戻って反省会をします」
祭りを楽しむのは構わないが、できればお金を払って食べるぐらいにしてほしい。ドロテアさん達も問題だが、ミーシャやドラゴン姉妹の行動も危険だ。前夜祭で潰れる屋台が出ていないか心配だ。
「テンマ様、みんなが騒ぎを起こした店には、それなりの心づけを渡しておきましたのでご安心ください」
今度はバルドーさんが合流してきた。なんとバルドーさんがみんなの後始末をしてくれたらしい。
「ふぅ、それならそれほど迷惑をかけていないね。ありがとう!」
俺はホッとしてバルドーさんにお礼を言った。これで安心して帰れると思った。しかし、老人が割って入ってきた。
「いい加減にしろ! 儂はそこの黒耳長族に用事があるのじゃ!」
男の人は腰に抱き着いて止めようとしているが、全く効果はなさそうであった。よく見ると涙目になっていて可哀想だと思ってしまった。
しかし、バルドーさんが予想外のことを言った。
「ほほう、先ほど彼女たちに断れたはずですがねぇ。ローゼン帝国の皇帝陛下は他国で暴挙をするというのですか?」
な、なんですとぉ、他国の皇帝なんて聞いてないよぉーーー!
バルドーさんが老人の正体を話すと、我々のことを見ていた群衆の中から、五人ほどナイフのようなものを握って出てきたのだった。
164
お気に入りに追加
8,334
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
他国から来た王妃ですが、冷遇? 私にとっては厚遇すぎます!
七辻ゆゆ
ファンタジー
人質同然でやってきたというのに、出されるご飯は母国より美味しいし、嫌味な上司もいないから掃除洗濯毎日楽しいのですが!?
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。