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第8章 旅立ちへ
第8話 早く旅に出よう!
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バルドーさんが母親のフリージアさんに会いに行ったのを見送る。そしてアンナとジジに簡単な食事を用意してもらい、すぐに作業に取り掛かった。
研修区画の整備で石材などの素材を使いすぎ、隣の区画に住居など建てるのに足りなくなっていた。そこで今日は石材を確保して、その場で建物を造り、収納しておくことにしたのだ。今ある建物を撤去したら、素材として次に使えば問題ないはずだ。
それから朝まで社畜のように働くのであった。しかし、今度は間違いなく先の見えている仕事で、その後はのんびりと旅にでることができる。そう考えるだけで、作業はそれほど辛く感じなかった。
快い疲れを感じながら王都の拠点に戻ってくる。中に入るとジジとアンナが出迎えてくれる。
「テンマ様、お疲れ様です!」
同じような時間に戻ってくるので、2人はいつも持っていてくれる。すでにシルも起きて出迎えてくれた。ピピはまだ子供だから寝ているのだろう。それでも、みんなが出迎えてくれることが嬉しく思う。
「テンマ様、バルドーさんが昨晩からお待ちです!」
予想外のことをアンナから言われる。バルドーさんはいつも昼頃か夜に顔を出している。朝から来ているのは何か問題でもあったのだろうか?
心配になりながらもリビングに移動するのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
リビングに行くと、今まで見たこともないほど憔悴したバルドーさんが待っていた。俺に気が付くと驚く速さで近付いてきて、怒涛の質問攻めを始める。
「テンマ様、今日から新たな開発だったのに何も進んでいません! なにかあったのでしょうか!? それとも、やはり不満で作業をする気がないのですか!? それなら、今回の件は、やはりお断りしましょう! そうだ、今日中に断って、すぐに旅に出ましょう! いや、それがいいでしょう。すぐに旅の支度をします!」
「待って、待ってぇー! どうしたのバルドーさん!?」
バルドーさんは切迫した表情で詰め寄ってくる。そして言いたいことを話して、勝手に旅に出る決断をした。どう考えても何かあったとしか思えなかった。
「いえ、どうもしません! テンマ様にご迷惑をお掛けするより、旅に早く出た方がよろしいと思っただけです」
いやいや、どう考えても変だ!
普段のお落ち着いたバルドーさんの面影すらない。
「俺は予定通り作業を進めていますよ。多少やり方を変えたりしましたし、それほど急ぐ理由も無くなったので、余裕を持って進めていますよ」
諭すようにバルドーさんに説明する。しかし、バルドーさんの表情はすぐれない。それどころか何やら1人でブツブツと呟いている。聞き耳スキルで、バルドーさんの呟きを聞いてみる。
「余裕を持って? そんなのダメだ! 早く、早く王都から出ないと。やはり国王を脅しても仕事を取り下げさせるか? いや、バレたらまずい! 母上は土地神だ、王都のことは全て伝わると思わないと。ああ、どうすれば良いのだ!?」
うん、フリージアさんと何かあったな……。
バルドーさんの呟きを聞くかぎり、フリージアさんと何かあり、すぐにでも王都を出ていきたいのであろう。
「バルドーさん、フリージアさんと何があったのか話してください!」
俺がそう話すと、一瞬バルドーさんはビクッとしてから、諦めたように話してくれた。
「そうなんだぁ、フリージアさんは孫が見たいと……、グッ」
あ、危ない!
危うく大爆笑するところだった。
「でも、それなら年齢的に無理だと話せば?」
「話しました……。しかし、母上は土地神で王都の中のことはなんでも知っているのです!」
んっ? それが年齢と何の関係が、……あっ、バッチコーイ!
「も、もしかして、知られたの!?」
「……はい」
「プッ!」
ヤバい、ヤバい、噴き出してしまった!
だが、バルドーさんが顔を上げる前に真剣な表情に偽装できたよ……。
バルドーさんの目に殺気が宿った気がするが、誤魔化せたことにしよう。
「でも、それなら、今話していることも伝わっちゃうんじゃ……」
「いえ、母上の話ではテンマ様の近くはよく分からないそうです」
うん、それは良かった!
大して悪いことはしていないと思うが、見られているとなると恥ずかしいことも……。
「フリージアさんが嘘をついている可能性はないのですか?」
おっとぉ、アンナから鋭い指摘がきたぁーーー!
バルドーさんも少し驚いた表情をしたが、すぐに何か気付いたように話す。
「それはないと思います。母上はそんな策略を巡らす人ではありません。……たぶん」
「それならお孫さんを見せて上げれば良いんじゃありませんか?」
おっとぉ、そんなことよくわかりませんジジの参戦だぁ!
バルドーさんの趣味趣向を知らないジジだから言える意見である。
「フッ」
あ~とぉ、バルドーさんが鼻で笑ったぁ!
(まるで何も分かっていない小娘が!)
そうバルドーさんが言っているような表情だぁ!
「でも、バルドーさんのお母さん生きていたんですねぇ。そのとちかみ?というのは何の事ですか?」
うん、ジジには浄化の件は話していなかったなぁ。
バルドーさんが殺気を込めてジジを睨んでる?
これ以上ジジを参戦させるのは危険だ。
「バルドーさん。予定では3日ほどで作業は終わる予定です。旅の準備に1日必要としても、5日後には出発できます。それまでは諦めましょう!」
「ふぅ~、そうですね。5日後に出発できるのなら、それまでは仕事に専念しましょう。出発直前に顔を出して挨拶すれば問題ありませんね。それまでは忙しくて母上に会えないのも不自然ではないでしょう」
うん、俺もそうすれば生命力を貢がないだろう。
礼拝堂に近づかなければ大丈夫のはずだ。もし行くときはアンナも一緒に行けば問題無いだろう。
「バアァ!」
「キャア!」
なんですとぉ!
フリージアさんが急にジジの後ろに現れた。
礼拝堂から出られるのかぁ!
「母上!?」
バルドーさんはなんとか呟いたが固まっている。バルドーさんも礼拝堂から出られないと思って、油断していたようだ。
「えっ、母上? ……幽霊さん?」
ジジは完全に混乱しているようだ。
「あら。驚かしちゃったかしら。ふふふっ、そうです。私がバルドーのお母さんです。幽霊じゃなく土地神よ!」
フリージアさんが普通にジジに話しかけてる。
うん、トラブルの香りしかしない!
「とちかみ? バルドーさんのお母さん……? 幽霊じゃない……!?」
「あらあら、この子可愛らしいわぁ。ねぇ、バルディ、この子をお嫁さんにしたらどう?」
「ダメです! ジジはテンマ様の大切な存在です。そんなことはできません!」
「もぉ~、バルドーさんたら、そんな恥ずかしいことを言わないでくださいよぉ~!」
ジジちゃんや、満更でもない感じで答えないでぇ! ちょっと嬉しいけど……。
「まあ、テンマ君の好みはこんな感じなのね! 私ももう少し若い姿になろうかしら?」
え~と、簡単に姿を変えられるの?
「土地神がそんなに簡単に姿を見せるのではありません!」
アンナは偉そうに注意している。もしかしてアンナはそれなりの神格とかあるのかな?
「とちかみ、……土地神! えーーー!」
うん、ジジがようやく気付いたようねだぁ。
「母上! 礼拝堂から出られるのですか!?」
「えっ、もちろんよ。別にあそこの地縛霊じゃないわよ。礼拝堂は居心地が良いだけね。まだ、王都の中ぐらいしか動き回れないけどね」
バルドーさ~ん、縋るような目で俺を見ないでぇ!
「仕方ないわねぇ。王都中バルディにあう女《こ》を探してきましょう!」
うん、バルドーさんの気持ちが分かる気がする。早めに旅に出られるように努力しよう!
研修区画の整備で石材などの素材を使いすぎ、隣の区画に住居など建てるのに足りなくなっていた。そこで今日は石材を確保して、その場で建物を造り、収納しておくことにしたのだ。今ある建物を撤去したら、素材として次に使えば問題ないはずだ。
それから朝まで社畜のように働くのであった。しかし、今度は間違いなく先の見えている仕事で、その後はのんびりと旅にでることができる。そう考えるだけで、作業はそれほど辛く感じなかった。
快い疲れを感じながら王都の拠点に戻ってくる。中に入るとジジとアンナが出迎えてくれる。
「テンマ様、お疲れ様です!」
同じような時間に戻ってくるので、2人はいつも持っていてくれる。すでにシルも起きて出迎えてくれた。ピピはまだ子供だから寝ているのだろう。それでも、みんなが出迎えてくれることが嬉しく思う。
「テンマ様、バルドーさんが昨晩からお待ちです!」
予想外のことをアンナから言われる。バルドーさんはいつも昼頃か夜に顔を出している。朝から来ているのは何か問題でもあったのだろうか?
心配になりながらもリビングに移動するのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
リビングに行くと、今まで見たこともないほど憔悴したバルドーさんが待っていた。俺に気が付くと驚く速さで近付いてきて、怒涛の質問攻めを始める。
「テンマ様、今日から新たな開発だったのに何も進んでいません! なにかあったのでしょうか!? それとも、やはり不満で作業をする気がないのですか!? それなら、今回の件は、やはりお断りしましょう! そうだ、今日中に断って、すぐに旅に出ましょう! いや、それがいいでしょう。すぐに旅の支度をします!」
「待って、待ってぇー! どうしたのバルドーさん!?」
バルドーさんは切迫した表情で詰め寄ってくる。そして言いたいことを話して、勝手に旅に出る決断をした。どう考えても何かあったとしか思えなかった。
「いえ、どうもしません! テンマ様にご迷惑をお掛けするより、旅に早く出た方がよろしいと思っただけです」
いやいや、どう考えても変だ!
普段のお落ち着いたバルドーさんの面影すらない。
「俺は予定通り作業を進めていますよ。多少やり方を変えたりしましたし、それほど急ぐ理由も無くなったので、余裕を持って進めていますよ」
諭すようにバルドーさんに説明する。しかし、バルドーさんの表情はすぐれない。それどころか何やら1人でブツブツと呟いている。聞き耳スキルで、バルドーさんの呟きを聞いてみる。
「余裕を持って? そんなのダメだ! 早く、早く王都から出ないと。やはり国王を脅しても仕事を取り下げさせるか? いや、バレたらまずい! 母上は土地神だ、王都のことは全て伝わると思わないと。ああ、どうすれば良いのだ!?」
うん、フリージアさんと何かあったな……。
バルドーさんの呟きを聞くかぎり、フリージアさんと何かあり、すぐにでも王都を出ていきたいのであろう。
「バルドーさん、フリージアさんと何があったのか話してください!」
俺がそう話すと、一瞬バルドーさんはビクッとしてから、諦めたように話してくれた。
「そうなんだぁ、フリージアさんは孫が見たいと……、グッ」
あ、危ない!
危うく大爆笑するところだった。
「でも、それなら年齢的に無理だと話せば?」
「話しました……。しかし、母上は土地神で王都の中のことはなんでも知っているのです!」
んっ? それが年齢と何の関係が、……あっ、バッチコーイ!
「も、もしかして、知られたの!?」
「……はい」
「プッ!」
ヤバい、ヤバい、噴き出してしまった!
だが、バルドーさんが顔を上げる前に真剣な表情に偽装できたよ……。
バルドーさんの目に殺気が宿った気がするが、誤魔化せたことにしよう。
「でも、それなら、今話していることも伝わっちゃうんじゃ……」
「いえ、母上の話ではテンマ様の近くはよく分からないそうです」
うん、それは良かった!
大して悪いことはしていないと思うが、見られているとなると恥ずかしいことも……。
「フリージアさんが嘘をついている可能性はないのですか?」
おっとぉ、アンナから鋭い指摘がきたぁーーー!
バルドーさんも少し驚いた表情をしたが、すぐに何か気付いたように話す。
「それはないと思います。母上はそんな策略を巡らす人ではありません。……たぶん」
「それならお孫さんを見せて上げれば良いんじゃありませんか?」
おっとぉ、そんなことよくわかりませんジジの参戦だぁ!
バルドーさんの趣味趣向を知らないジジだから言える意見である。
「フッ」
あ~とぉ、バルドーさんが鼻で笑ったぁ!
(まるで何も分かっていない小娘が!)
そうバルドーさんが言っているような表情だぁ!
「でも、バルドーさんのお母さん生きていたんですねぇ。そのとちかみ?というのは何の事ですか?」
うん、ジジには浄化の件は話していなかったなぁ。
バルドーさんが殺気を込めてジジを睨んでる?
これ以上ジジを参戦させるのは危険だ。
「バルドーさん。予定では3日ほどで作業は終わる予定です。旅の準備に1日必要としても、5日後には出発できます。それまでは諦めましょう!」
「ふぅ~、そうですね。5日後に出発できるのなら、それまでは仕事に専念しましょう。出発直前に顔を出して挨拶すれば問題ありませんね。それまでは忙しくて母上に会えないのも不自然ではないでしょう」
うん、俺もそうすれば生命力を貢がないだろう。
礼拝堂に近づかなければ大丈夫のはずだ。もし行くときはアンナも一緒に行けば問題無いだろう。
「バアァ!」
「キャア!」
なんですとぉ!
フリージアさんが急にジジの後ろに現れた。
礼拝堂から出られるのかぁ!
「母上!?」
バルドーさんはなんとか呟いたが固まっている。バルドーさんも礼拝堂から出られないと思って、油断していたようだ。
「えっ、母上? ……幽霊さん?」
ジジは完全に混乱しているようだ。
「あら。驚かしちゃったかしら。ふふふっ、そうです。私がバルドーのお母さんです。幽霊じゃなく土地神よ!」
フリージアさんが普通にジジに話しかけてる。
うん、トラブルの香りしかしない!
「とちかみ? バルドーさんのお母さん……? 幽霊じゃない……!?」
「あらあら、この子可愛らしいわぁ。ねぇ、バルディ、この子をお嫁さんにしたらどう?」
「ダメです! ジジはテンマ様の大切な存在です。そんなことはできません!」
「もぉ~、バルドーさんたら、そんな恥ずかしいことを言わないでくださいよぉ~!」
ジジちゃんや、満更でもない感じで答えないでぇ! ちょっと嬉しいけど……。
「まあ、テンマ君の好みはこんな感じなのね! 私ももう少し若い姿になろうかしら?」
え~と、簡単に姿を変えられるの?
「土地神がそんなに簡単に姿を見せるのではありません!」
アンナは偉そうに注意している。もしかしてアンナはそれなりの神格とかあるのかな?
「とちかみ、……土地神! えーーー!」
うん、ジジがようやく気付いたようねだぁ。
「母上! 礼拝堂から出られるのですか!?」
「えっ、もちろんよ。別にあそこの地縛霊じゃないわよ。礼拝堂は居心地が良いだけね。まだ、王都の中ぐらいしか動き回れないけどね」
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